2006/03/25 - 2006/03/25
9029位(同エリア11700件中)
井上@打浦橋@上海さん
- 井上@打浦橋@上海さんTOP
- 旅行記362冊
- クチコミ19件
- Q&A回答292件
- 2,192,389アクセス
- フォロワー85人
上海近郊には水郷観光地がたくさんあります。
20年前だったら、誰も見向きもしなかったのかと思ってます。
水郷観光地として最初にどこが売り出したか分かりません・・・周庄なのか、あるいは同里か西塘か朱家角か?
それが10年ほど前なのかなと想像します。
こんな・・・上海の田舎だったら、どこにでもある風景が客を呼べるとは、知らんかっとってん!!じゃあ、オラとこの町でも同じことやって金儲けするっぺ・・・ということでゾクゾクと水郷観光地が現れ始めたのです。
先日訪れた泗は、その路線の観光地でして、七番煎じか八番煎じか分かりませんが、最近売り出し始めた観光地です。
一月ほど前にテレビのニュースで見まして、初めて知った地名です。仲間を誘って行ってきました。はたして、今後人を呼べる観光地になるのかどうか・・・・・
PR
-
泗まで行くにはイロイロ方法があるようですが、我々は上海体育館の観光バスターミナルから出ています旅游1A線を利用しました。13時50分発のバスに乗り込み出発しました。
旅游1A線は上海体育場を出発しますと、漕宝路→桂林公園→静安新城→七宝鎮→九亭→泗→磚橋→洞→松江招商の順で止まり、終点が松江の方塔北門(醉白池)となります。
その他、泗へ行く路線バスは滬松線や上余線や南余線などが上海中心部から出ています。 -
泗に着きました。14時44分です。出発が13時50分ですから1時間弱ですね。
途中、地下鉄9号線の工事の為、道路が混み渋滞してました。地下鉄が開通しますと、徐家匯から30分かからないのかと思います。
上海体育場から泗までは料金4元でした。チケットはバスの中で買います。 -
さあバスを降りて泗古鎮を目指します。
今日のメンバーは上海で日本語教師をされてるM女史とY女史と古代人さんです。
古代人さんは4・5年前上海師範大学で日本語教師をされ、その後厦門でも日本語教師をされてた方で、この度、また上海に復帰しました。
古代人さんのホームページは下記です。
http://www.kodaijin.sakura.ne.jp/ -
橋を渡りますとそれらしき物が見えてきました。
中華門と五重塔だか七重の塔が見えてきました。 -
中華門をくぐりました。
普通、水郷観光地は入場料を取られるんですが、ココはまだ、観光地としては新人なので入場料を取るなんておこがましいことは出来ない・・・・ということなんでしょう。
実際、道並みも普通の道でして、普通の商店が並びます。 -
ココにも進出してきていますね、土家焼餅。
さて、では後ろの塔に登ってみますか。
入場料は3元です。七重の塔でしたね。
係員に、この塔はいつ出来たんだ、と尋ねてみれば、6年前だと・・・フムフム・・なるへそ。
元からココには小さな塔が有ったらしいんですが、2000年に、今の塔に建て替えたとか・・・・元々の物のほうが価値があったかも知れませんね。
この塔は安方塔というらしいです。
高さは35.18m、直径12.45m、七層八角の楼閣式宝塔となっています。 -
塔の3階部分から今来た道を写しました。
黒い瓦の屋根の家並みがイイ味出しています。
上海の家の屋根に見られる老虎窗もありますね。
老虎窗(ラオフーチュアン)は英国の家にありますルーフ・ウィンドーのことらしいですね。老虎は「ルーフ」の音を当て嵌めた漢字らしいです。 -
4階か5階から撮った風景です。
バスを降りて渡ってきた橋が左に見えます。その橋の下の川といいますか水路が泗塘と言うのでしょう。
右には、くぐってきました中華門が見えます。
左手遠くにマンション群が見えますが、あのあたりにも地下鉄の駅が出来るのかもしれません。 -
6階だかに、こんなモノがありました。暗くてよく分からなかったんですが、中には観音さまだかの像がありました。その前にはお賽銭が散らばっていました。
右の柱は落書きだらけですね。 -
水路の向こうにはマンションが建ち並びます。
5階建てですからエレベーターはありませんね。
平米当りいくらくらいなのか・・・3000元か、4000元か・・??地下鉄(軌道9号線)の駅が近くに出来るはずですから、もっと高いのかも知れません。地下鉄(軌道9号線)が開通すれば、徐家匯まで30分、浦東まで1時間。完全に上海中心部への通勤圏になるでしょう。
昨日買いました上海の不動産情報新聞・上海楼市を見ますと、泗の新築物件の情報が載っていました。物件名:西南名苑二期、平均価格:5400元/?、二房(2LDK)84?、453,600元ですね。軌道9号線の泗站まで300mだそうです。9号線が開通すれば徐家匯まで20分だとか。
なお軌道9号線は・・・・
松江新城站(駅のこと)を西の終点としまして、主な站は・・・余山⇒泗⇒九亭⇒七宝⇒虹梅路⇒桂林路⇒宜山路⇒徐家匯⇒東安路・肇嘉浜路⇒我が打浦橋⇒中華路⇒浦東へ行き⇒八佰伴⇒東方路そして民生路が東の終点になる模様です。 -
泗の街並みです。向こうが東方向です。
右の水路が泗塘ですね。遠くに半円形の石の橋が見えます。
左の道が、これから私たちが散策する道です。
遠く向こうには高層マンション群が見えますが、9号線の九亭站があのあたりに出来るのでしょう。 -
七重の塔を降りて、その庭園から写しました。
-
さて、街を散策します。
この道の名をチェックし忘れました。
泗古鎮のメインストリートです。
街路樹は上海と同じでプラタナスのようです。
前を行く人が古代人さんです。
左の車はホンダのようです。 -
合鍵屋さんですね。
トヨタやホンダの車のキーもありました。 -
東にチョイ行きまして、振り返りました。
中華門と、左には七重の塔が見えます。 -
トイレに行くときに見た路地裏です。
-
トイレです。
結構綺麗でした。
無料です。 -
三輪車が多かったですね。
12号と番号が入ってますので許可制で、むやみやたらに、この商売は出来ないってことなんでしょう。 -
馬相伯故居とあります。
復旦大学の創立者らしいです。日本の神戸で領事もしていて、伊藤博文や大隈重信とも付合いがあったとか。 -
この奥にお寺があります。
そこまでの道の両脇にも商店が並びますが、みやげ物店と言った店はありません。観光地っぽい店としては、茶芸館くらいなものでしょうか。 -
お寺への入場門脇にあります名古屋旅館です。
「名古屋」というのは日本の名古屋のことでしょう。
経営者が名古屋に住んでいたことあるのかもしれません。
1泊30元です。 -
コレがそのお寺・福田浄寺です。
明代の建築で2000年に増築らしいです。
この日も、まだ工事中でしたので、中には入りませんでした。 -
このあたりで、水路側の路地に入ってみました。
水路に沿って並ぶ住居には、こういった屋根付きの外廊下があります。ここで洗濯したり、料理をしたりするんでしょう。そして、椅子に座って近所の人とおしゃべりしたり・・・と言った場所でもあるんでしょう。 -
コレは逆方向ですね。
水道が配備されてますので、洗濯や料理の下処理が出来るんでしょう。
ゴミなどは落ちてませんね。 -
またメインストリートに戻りました。
音響製品を扱う店などもあります。
こうやって、このメインストリートを見てきますと、上海の下町などに比べて、道路のゴミが少ないですね。 -
人民飯店とは・・・・
まあ、大躍進時代、人民公社時代の遺物という感じのレストランです。
上海にも5・6年前に人民飯店と言う店が南京西路にありましたが、今は消えてなくなりました。 -
コレが泗塘に架かる橋で一番大きい橋・福連橋です。
明代万暦年間(1573〜1620年)に造られたそうです。その後何度か修理はされたんですが、解放前に国民党が破壊してしまったそうです。そして、残った部分を利用して、再現されたのが1986年だそうです。
特徴的なことは円形の孔が3つあるということらしいです。
高さ6.9m、幅4m、全長35mです。
こちらは北面ですが、説明書には北面の石段は29段、南面の石段は31段となってますが、写真で確認しますと31段あります。 -
橋の中心部、一番高いところから、西側を見ました。
川沿いに並ぶ家々の向こうに七重の塔が見えます。 -
南側の石段では、野菜を売る人がたくさんいます。
石段を降り、向こうの路地を散策します。 -
狭い路地でも野菜を売っています。
-
酒屋ですね。
酒の量り売り屋です。甕から柄杓で酒を掬い上げ客の持ってきた容器に入れて売るんでしょう。
料金は1斤あたり、つまり500gあたり(大体500cc)の価格でしょう。
精加飯が1.8元、三年陳加飯が3元、花彫が2.5元、濃五加皮(薬草の入った濃い酒。30度くらい有るでしょう)が5元、高粱大曲45度が3元、小麦焼酒が2.5元と、白酒もあります。 -
道端で内職をやってました。
なんだコレはと聞きましたら、灯(ライト)の何かだ、なんて答えが返ってきました。
照明器具の部品なんでしょう。 -
ココでも内職をやっています。
左に1人、右に2人・・・・。
少女が手に持ってるのは、臭豆腐です。辣椒がかかっていまして、串がさしてあります。 -
ココでもやってます。
手前の頭だけ写ってます女性に、「100個作って、いくらだ?」と聞きました。「100個で300元」と答えてきたんですが、皆がチャウチャウと大騒ぎ、「あっ、間違った30元」と笑いながら訂正してきました。
100個30元だとしても、いい内職ですね。
1時間でいくつできるのか・・・50個くらいは出来そうな感じでしたから、時給15元です。我が家の鐘点工(つまり、時間雇いのお手伝いさん)の時給が6元ですから・・・。
もしかしますと、コレで完成でなく、あと一工程有るのかもしれません。
こちらに顔を向けてる親子は顔がそっくりです。 -
路地を逆戻りして、また橋に向かいます。
左には果物屋があります。 -
橋を側面から撮りました。
3つの半円形の孔が確認できます。 -
北面の石段を降り、またメインストリートに向かいます。
-
メインストリートに戻りました。
道端で大根のテンプラを揚げていました。
油燉子(字が少し違いますが)というもので、大根の糸切りを入れ込んだテンプラのようなものです。
カメラ向けてもニコニコしてくれます。 -
また水路側の路地に入り橋の方を見ましたら、船が橋の下を通り抜けるところでした。
-
こんな大きな船が通り抜けてきたんです。
-
路地裏をまた行きましたら、こんなところで麻雀をやっていました。
-
路地裏の便所です。
右のおばあさんは馬桶(おまる)の中身を捨てに来たんでしょう。 -
路地裏の壁に貼ってありました居民楼道公約です。
確認できるのだけ列記します。
家庭和睦・尊老愛幼・拉圾装袋・楼道整潔・防火防盗・○干晾衣・学習文化・衛生健康・構建和諾・○里団結・互帮互助・○進箱里・雑物清除・安全第一・高不拗物・破除迷信・人人愛護・時時注意・做到七不
なんとなく分かりますね。
「○干晾衣」と「高不拗物」が分かりませんでしたので、そばにいた住人に聞いてみました。
前者が、洗濯物を干すときはよく絞ってから、後者が高いところから物を放り投げるな・・・ということらしいです。
「○干晾衣」の意味を聞いたときには、大笑いしてしまいました。私も上海の道を歩いていまして雫を頭に受けたこと何度もありましたから・・・。 -
また川沿いの通路を行きます。
おばあさんと、おじさんがなにか話し込んでいます。
各家庭のエアコンは配備されてるのかもしれません。 -
またメインストリートに戻りましたら、こんな街並みが・・・・
観光目当てで新しく造ったんでしょう。
でも、なんだかヒッソリしています。 -
中に入り込んでみました。
やはりヒッソリしています。
どこの店も空っぽ。テナントが入ってるところは2つか3つ。 -
ココも全くテナントが入ってません。
1つだけ入ってるテナントは、全く場違いな成人保健の店だけです。
性病の医院なのかも知れません。
ということで、子供の遊び場になっていいます。 -
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
上海(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
48