2010/01 - 2010/01
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comevaさん
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例年寒さでなかなか外出しづらくなるこの時期、天候に恵まれていると言うのもあるんだろうと思いますが、新年になってほとんど毎週のように近所周りを続けています。
おかげで1月のネタがたまり込んで、いまだに作成出来ずにいる状態ですが、取りあえず閉展まで残り後1週間となりました小野竹喬展をご案内します。
今回、竹喬生誕120年にあたり初公開作を含む約120点の代表作品が展示されています。
1889年(明治22年)に竹喬は岡山県南西部の笠岡市(西隣は広島県福山市)で生まれました。
14歳には京都の竹内栖鳳に師事し後の作品の一部を年代順を追って紹介していきます。
尚、館内撮影禁止の為、パンフ&本よりの写真となります。
●笠岡市立竹喬美術館/小野竹喬展
○平成22年1月3日〜2月14日
開館時間 9:30〜17:00(入館は16時30まで)
休 館 日 月曜日
入 館 料 一般800円(650円)高校生500円(350円)市外小中学生300円(150円)
※( )は団体20名以上
前売りは一般個人のみ700円、市内小中学生及び65歳以上の方は入館無料。
◆晴れの国 岡山 『観光かわら版』◆
http://4travel.jp/traveler/comeva/album/10432651/
◆晴れの国 岡山map◆
http://waiwai.map.yahoo.co.jp/map?mid=KPuHK1HEmNHv1I_rG3Uk39lKoqiLoPVY7g--
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竹喬美術館 中庭
この中庭は瀬戸内の笠岡諸島を表現しています。 -
水琴窟(中庭)
竹喬は笠岡市の商家に生まれました。
祖父は浦上玉堂の息子、春琴に師事した南画家の白神澹庵で9歳年上の長兄は竹内栖鳳門下の小野竹桃。
生家の至る所に飾られた彼らの作品を見て育った竹喬の絵心は自然にはぐくまれたと言えます。 -
野之道(焦翁句意)
「馬ぼくぼく我を絵に見る夏野かな」松尾芭蕉の句意を描いたもの
竹喬17歳(明治39年)の作品で竹内栖鳳の門下生が集まる月例研究会に出品されたもの
※竹橋時代(たけ ちっきょう)
竹内栖鳳の師事後、「竹橋」の雅号を用いていた竹喬は1921年(大正10年10月〜11年5月)に渡欧。
この渡欧後の1923年(大正12年)に竹喬に改号し大きな転機を示しています。
渡欧までは西洋絵画の関心が強かった竹喬は「色を塗る」効果から東洋画の「線」による表現へと方向変換。この大きな変化は、戦後にいたる竹喬芸術を生み出す源泉となっています。 -
七類 1915(大正4)年(★初公開)
七類は三方を山で囲まれた島根県三保関の良港で、現在は隠岐航路の起点として知られています。 -
島二作(冬の丘) 1916(大正5)年
笠岡市の神島に人ひとりが通れる幅の遍路道を辿っていくとよく似た風景があります。 -
島二作(早春) 1916(大正5)年
笠岡市の神島(こうのしま)を題材にしたこの作品は、近代日本画家の中で最もセザンヌの影響を受けた彼の作品の中でも特にセザンヌ色の強い作品と言われ第10回文展で特選になっています。 -
波切村 1918(大正7)年
三重県志摩の波切村 -
春耕 1924(大正13)年
紀州湯崎(和歌山県白浜町)の風景。 -
秋陽(新冬) 1943(昭和18)年
10月下旬の中禅寺湖畔から徒歩で日光へ下る坂道からの眺望だと言われています。 -
仲秋の月 1947(昭和22)年
京都東山に昇りはじめた満月 -
奥入瀬の渓流 1951(昭和26)年
十和田湖から流れ出る奥入瀬の早瀬。
現地では美しい渓流はあるものの絵になる構図はなかなか見つからなかったと言われている。 -
宿雪 1966(昭和41)年
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池 1967(昭和42)年
京都洛西の広沢池 -
海 1971(昭和46)年
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散り敷く紅葉 1971(昭和46)年
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竹林 1973(昭和48)年(★初公開)
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樹間の茜 1974(昭和49)年
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奥の細道句抄絵 1976(昭和51)年
田一枚植えて立ち去る柳かな -
奥の細道句抄絵 1976(昭和51)年
五月雨をあつめて早し最上川 -
奥の細道句抄絵 1976(昭和51)年
荒海や佐渡に横たふ天の河 -
奥の細道句抄絵 1976(昭和51)年
暑き日を海にいれたり最上川 -
奥の細道句抄絵 1976(昭和51)年
あかあかと日は難面もあきの風 -
沖の灯 1977(昭和52)年
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樹雪 1978(昭和53)年
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この旅行記へのコメント (4)
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- ココアさん 2010/02/11 12:02:48
- ためになりました
- こんにちは。
どれもこれも、モチーフも素敵だし、やさしいタッチの画風なんですね。
欧州に紹介されているのでしょか?とても斬新な画風として、受けるでしょうね。
ココア
- comevaさん からの返信 2010/02/11 12:58:46
- RE: ためになりました
- > こんにちは。
> どれもこれも、モチーフも素敵だし、やさしいタッチの画風なんですね。
> 欧州に紹介されているのでしょか?とても斬新な画風として、受けるでしょうね。
>
> ココア
ココアさん
こんにちは。
渡欧して幾つかの絵を残すと言う経歴はあるようですが、欧州で竹喬自身の絵が紹介されているか否かは定かではありません。
欧州の人には竹喬の絵がどのように写るのでしょう?
感想を聞いてみたいものです。
C
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- スーポンドイツさん 2010/02/10 07:49:39
- 竹喬展
- ひきつづきこちらへ。
「野之道」17歳の作品ですか(☆。☆)すでに画才も俳句の素養もあったわけですね。
代表作「宿雪」はじめ、俳句の趣のある簡素化された作品=竹喬と思っていましたが、こうして年代順に並べて見ると面白いですね。
心にすーっと入ってくる竹喬の心象風景画は大好きです。
笠岡市の風景にも会いに行きたくなりました。
すーぽん
- comevaさん からの返信 2010/02/10 21:29:30
- RE: 竹喬展
- > ひきつづきこちらへ。
> 「野之道」17歳の作品ですか(☆。☆)すでに画才も俳句の素養もあったわけですね。
> 代表作「宿雪」はじめ、俳句の趣のある簡素化された作品=竹喬と思っていましたが、こうして年代順に並べて見ると面白いですね。
> 心にすーっと入ってくる竹喬の心象風景画は大好きです。
> 笠岡市の風景にも会いに行きたくなりました。
> すーぽん
こちらにも有難うございます。
今回のこの展覧会で竹喬について少しだけ勉強させてもらいました。
笠岡諸島の白石島に遠い親戚がいて子供の頃以来久々に訪れた昨夏、旅行記は作成しませんでしたが、カブトガニ博物館と干拓ですっかり変わった竹喬の島二作でお馴染みの神島へひまわり畑を、そしてこの竹喬美術館と3ヶ所巡ってきました。
どうせならひと目100万本とも言われているこのひまわりシーズンに行かれると良いかも知れません。
では・・
C
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