2025/12/25 - 2025/12/27
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norijiroさん
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ふと、香港に行きたくなった。
この「ふと」というのがいい。ヨーロッパ周遊8日間とか、アフリカ縦断10日間とかだとそうはいかない。気力、体力、資金力。もろもろのパワーが正面から問われることになる。ガイドブックもしっかりと読み込んで、プランづくりもきちんとしないといけない。
その点、香港は気軽だ。特に理由もなく思いつきでフラッと行って、フラッと帰る。そんな気まぐれも許される気がした。
というわけで、年末ノープラン香港の旅、はじまりである。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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香港に行くのは15年ぶり3回目。前回から結構間が空いたなあ。これまでの2回はいずれも3泊だけの小旅行だったが、今回は締めて6泊という堂々たる日程を確保している。これだけの時間があれば九龍半島側も香港島側も回れるはずだ。
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いつの間にか、成田空港での荷物の預け入れはセルフ方式になっていた。そういえば、羽田空港の国内線もかなり前からセルフだったか。自分のことは自分でやらねばならぬ厳しい時代だ。素人が取り付けたタグが途中で外れて荷物が迷子にならないか、かなり不安になる。
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はじめてのキャセイパシフィック。最近、渡航には海外の航空会社を利用することが多い。このほうが旅情が出るというものだ(本当はANAとJALが高すぎるだけ)。
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機内は新しく、シートモニターも最新式で、古式ゆかしい某人民のフラッグキャリアとは一線を画す。飛行機も一国二制度か。足下もそこそこ広い。
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約5時間半のフライトの後、香港へ到着。入国スタンプはいつの間にか廃止されていて、その代わりなのかスタンプの押されたペラッペラの紙が挟まれている。吹けば飛ぶようでいかにも頼りない。その後、出国時にも回収されることはなかった。なんだこれ。
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時刻はすでに日付が変わるころだが、この空港は24時間営業のため、なかなかの盛況っぷりである。初日はホテルで寝るだけなので、翌日に備えよう。
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前半のホテルとして選んだのは、九龍半島の九龍維景酒店である。平地が限られ地価の高い香港は当然ホテル代も高く、そして部屋もおしなべて狭い。なので、ほどほどの価格と広さを実現しようとすると割と苦労する。ここは地下鉄の油麻池駅から歩いて15分ほどかかり、また建物も少々(かなり?)年季が入っているため、広さの割に価格は控えめ。ただ、目の前のバス停から尖沙咀(半島の南端)まで直通で行けたので、利便性は意外と悪くない。
メトロパーク ホテル カオルーン ホテル
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ホテルの部屋の空調はデフォルトで20度設定、風量MAX。湿気対策で常に電源ONが推奨されているようだ。が、うかつに空調を入れると北極のように冷える。設定温度を上げようが風量を弱めようが、なぜか常に全身全霊の冷風がブルース・リーのように襲ってきた。
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いざ出発。工事現場に編まれた竹の足場はいまだ健在である。というより、竹以外の足場は見なかった。
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ブラブラと歩きながら九龍半島のメインストリート・彌敦道までやってくると、いかにも香港といった光景が広がっている。一方、以前のような道路上にせり出した巨大なネオン看板はすでにない。安全上の問題などから規制が厳しくなり、ほとんど姿を消してしまったらしい。香港らしさが失われるのは残念だなあ。
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まずは朝食を。ここはやはり香港名物の飲茶としゃれこみたい。ということで老舗の点心専門店「倫敦大酒楼」へとやってきた。広い。室内でありながら地平線を見渡すような壮大な気分になれる。熱海あたりにある巨大旅館の大ホールのような空間が数フロアにわたって展開されており(確認できただけで3フロア。もっとあるかもしれない)、朝から点心を楽しむ客ですでに埋め尽くされていた。
この店の特徴はなんといってもワゴン式飲茶である。「熱々の点心を乗せたワゴンが店内を行き交い、自分の目で見て好きなものを指差しで選ぶ香港発祥の伝統スタイル」(AIによるわかりやすい解説)なのだが、どうやら現在、このワゴン式飲茶はコストや衛生上の問題で取りやめる店が後を絶たず、絶滅危惧種的な状態らしい。ならば手厚く保護せねばなるまい。倫敦大酒樓 (ロンドンレストラン) 中華
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さっそくワゴンの保護活動を開始しよう。その辺を行くおばちゃんのワゴンから、小籠包、えびシュウマイ、春巻きなどを思い思いにチョイス。ホールの隅には固定式のワゴンもあり、こちらから出向いて仕入れてくることも可能だ。
どれを食べてもさすが本場の味といった感じで大満足であった。朝から満腹。ただ、周囲の地元の方は、どちらかというと会話メインのようで、一人で何皿も食べている人はあまりいなかったような気がする。新聞を持ち込んで熟読している人も多く、なんとなく朝のビジネス街の喫茶店といった感じ。もっとオーダーしないとワゴンが絶滅してしまうぞ。 -
食後はふたたび彌敦道をブラブラ。二階建てバスがイギリス時代を感じさせる。
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この近辺で最大のショッピングモール「ランガムプレイス」が近くにあるというので立ち寄ってみた。名物は巨大エスカレーター、その名も「通天電梯」である。4~8階、8~12階を直通で結ぶ2本のエスカレーターで、実際に乗るとかなり高さがあって結構おっかない。事故が起きたこともあるそうで、もはや絶叫アトラクションである。
ランガム プレイス (朗豪坊) ショッピングセンター
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このまま天に召されようか。
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エスカレーターはアトラクションとしては楽しいのだが、たとえば10階とかに用がある場合は、わざわざ12階まで上がって、そこから2階分降りる必要がある。実用的にはいかがなものか、というのは無粋なので言わないでおく。
で、エスカレーターに乗っている時に見つけたのが、この「80M巴士専門店」。80M巴士専門店 (ランガム プレイス店) 専門店
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店の壁にはリアルな路線バスの模型が飾られている。路線バス好きとして思わずひとつ所望。489香港ドル、つまり約1万円という価格には少々たじろいだが、覚悟を決めて大人買いだ。
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ふたたび町歩き。角地にあるビルは角が丸くなっており、なかなかかわいらしい。
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かの有名な重慶大厦。古き良き(悪しき?)雑多な香港の面影を残す建物として、数々の映像作品にも登場している。
チョンキン マンション (重慶大廈) 市場
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かつては魔窟と称されたビルも、現在では普通のエスニック色が強いビルといった感じ。最近はインド出身者が多く利用しているようで、それに合わせたのか1階にはインド料理店が目についた。カレーだけでなく、インド屋台料理みたいな一品も多数あって本格的である。今回は子連れだったので1階のフロアをグルッと回っただけだったが、ビルの奥や上層部にはいまだ独特の緊張感があるという評も。
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一方、重慶大厦の向かいには香港を代表する超高級ホテルのザ・ペニンシュラが建つ。通り一つ挟んでラグジュアリーの最高峰と元魔窟が対峙するというのも香港ならでは。ペニンシュラにも入ってロビーをウロウロしてみると、こちらはこちらでやはり独特の緊張感があった。
ザ ペニンシュラ 香港 ホテル
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昼食はワンタン麺の有名店「沾仔記」へ。
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ワンタンのほかに、牛肉、魚のすり身がたっぷりと盛られた「三拼」。スープはあっさり、麺は香港独特の細麺でコシが強い。というか、輪ゴムのごとくゴリゴリするくらい硬い。硬度、などという言葉が頭に浮かび、この細身のどこにそんな力が……と思う。細麺好きとしては悪くない。
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午後は問屋街や電気街が集まるという深水埗へ繰り出した。香港の歴史ある下町という位置づけらしい。
深水ポー駅 駅
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見る者をゲシュタルト崩壊へと誘う看板。4つもいりません。1つだけで伝わります。
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香港最古の公営住宅をリニューアルしたという美荷楼。現在は博物館とユースホステルとして活用されている。
美荷樓生活館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館コーナーで公営住宅時代(1950年代)の内装などを見学できた。時代が下るにつれて徐々に住環境はよくなっていったようではあるが、基本的には狭い。ただでさえ狭い部屋なので上下二段に区切って使ったりしている。カプセルホテルとあまり変わらない。平面はもちろん、立面もフル活用だ。
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世に名高いニーハオトイレの展示品。ご丁寧に「ニーハオ」の落書きまであるのはご愛嬌か。30年ほど前、私は上海でこのニーハオトイレを使わざるを得ない難局に見舞われていた。こんな気の利いた間仕切りすらなく、潔く1本の溝のみだった気がする。トイレの片隅で無人となるタイミングを見計らっていたが、そこは世界有数の人口大国。人がひっきりなしに入ってきて、単独使用できるチャンスなどおそらく一生待っても訪れない。仕方なく「周りの人民はこれが普通だから、私の用足し姿を目撃してもなんとも思わない」と深く深く自己暗示をかけて、一大決心で事に臨んだのはよき思い出である。
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前回来たときは妻が風邪気味だったこともあり、街角で売っていた「感冒茶」を購入した。効いたかどうかは覚えていないが、とにかくマズかったことだけは記憶にある。かつての青汁のCMのように「マズい、もう一杯!」ってことで、特に風邪気味ではなかったがふたたび購入。煮詰めた葛根湯のような相変わらずのマズさを再確認できた。当然一杯だけで十分なのに、500mLのペットボトル1本分がなみなみと手渡されたではないか。なんじを如何せん。
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商品が山と積まれ、天井から吊るされたたおもちゃ街。いかにたくさんの商品を陳列できるかを競っているかのよう。ドンキみたいだ。
福榮街 散歩・街歩き
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パソコンやスマホなどの電気製品を売る店が多数集まる「黄金電脳商場」。日本人旅行者の間では、香港の秋葉原ともいわれているとか。長男はさっそくゲーミングマウスを購入。日本で買うより安いようだが、万が一初期不良があった場合、交換は香港まで来ないといけないので、そのあたりは自己責任で。
黄金電脳商城 専門店
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出発前にプレイ中であったゲーム「オクトパストラベラー0」の広告が床に貼られていた。中国語(広東語?)だと岐路旅人なのか。このシリーズは毎回裏ボスが異常に強く、「どんな敵でもレベル上げて殴れば勝てる」というドラクエ世代の常識をよい意味で打ち壊してくれる。
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ショッピングセンターの西九龍中心。秋葉原あたりの趣味性の高い店ならこんな看板も珍しくないが、堅気の買い物客が利用するショッピングセンターで許容されるのだろうか。
ドラゴンセンター (西九龍中心) ショッピングセンター
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1925年に建てられたという深水埗警察署。パステルカラーの涼やかな感じのするたたずまいだ。周囲は、とにかく詰め込めるだけ詰め込みましたっ!という感じの無骨な団地ばかりなので、その優雅さがいっそう際立つ。
深水ポー警署 建造物
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道路の両脇に壁のようにそびえ立つ団地。モノクロームのなかにこの情報過多で生活感あふれる感じ、団地好きにはたまらない。
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下町散策を終え、ホテルのある油麻池周辺へと戻ってきた。裏通りにはまだ多少の頭上看板が残っている。
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夕食は女人街食飯公司へ。1970年代を意識したという内装が特徴的。われわれがイメージする香港映画の場面もこんな感じだ。こういうところでジャッキー・チェンが大立ち回りを演じたりする。
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香港ではメジャーなビールのブランド「ブルーガール」。19世紀初頭にドイツで誕生し、香港の会社が権利を持ち、韓国メーカーが製造しているというなんだかよくわからないブランドである。暑い国のビールらしく、味はさっぱり爽やか。
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私はこれさえあればなにもいらない魚香茄子。
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野菜と卵。ここで初めて気付いたが、香港のお店は一皿の量が非常に多い。かのカロリー大国・アメリカに匹敵するくらい多い。大人数でシェアすることを前提としているのだろうか。ボリューミーなのはこの店だけかと思ったが、その後、割とどこの店でも多かった。麺類など明らかに一人分のメニューでもかなりの大盛。頼みすぎると食べきれずに後悔する。
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店の前の女人街は女性向けの衣類やアクセサリーなどのファッションアイテムが多いナイトマーケット。約500メートルにわたって露店が連なっている。
女人街 (通菜街) 散歩・街歩き
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なにか香港らしいものはないか……と探していて見つけたのがこの中央のトートバッグ。こういうお土産って、普通は現地の風景をデザインするものなのではないだろうか。どこからどう見ても香港の風景ではないが、逆にこのインチキくささが香港らしい。
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ホテルへの帰路にあった日本風居酒屋で、高幡不動の「ほのほうちわ」を発見した。あまりにも懐かしくて思わず撮影。まったくの私事だが、かつて祖父母の家が東京都日野市にあり、高幡不動は徒歩圏内。このうちわは地元では超有名な厄除けグッズ(正月期間のみの限定販売だった気がする)で、玄関先に飾っている家が多かった。せっかくなのでこの旅の無事を祈願したい。
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翌日。竹の足場をくぐって出発する。
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2日目にして早くも半島を後にし、地下鉄に乗って香港島へ上陸した。香港のビジネスの中心地・中環駅を出ると、そこは深い深い谷底のようなビルの谷間。日も差さないような地の底にカネのにおいが立ちこめる高級ブランドの店舗や宝石店、大手銀行などが軒を連ねており、なかなか趣深い。
中環駅 駅
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そんな谷間の食堂「新源興焼臘茶餐廳」で早めの昼食。24時間営業だとか。
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チキンのせご飯。たまらない。
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炒飯もさすがに本格的だ。ローカル感あふれる食堂の狭いテーブルで他のお客さんと身を寄せあうように食べたが、それもまたよい。
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ビルの谷間を埋めるように置かれた屋台群。こういうのは許可を得ているのだろうか。
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香港名物のミッドレベルズ・エスカレーター。中環と山の中腹にある半山区という場所を結んでおり、中国語だと「中環至半山自動扶梯」という味も素っ気もない名前となっている。愛称でもつければいいのに。朝以外は登りの単線なので、帰りは自力で下山しないといけない。完成当時は半山区の住民くらいしか利用者がいなかったらしいが、いまでは観光名所として多くの観光客が利用している。複線化を強く望みたい。
ヒルサイド エスカレーター (中環至半山自動扶梯) 建造物
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全長は約800メートルで、ビルの間を抜けていく。山の中腹に立ち並んだマンションを見ていると、特に下層階はまわりの高層マンションに囲まれて、丸一日ほとんど日が当たらないようだ。もとより承知のうえで部屋を買ったならいいが、後から目の前に新しいビルが建ち、突然真っ暗になることもあろう。この国には日照権というものがあるのか(ないらしい)。
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典型的な香港島の風景。半島と違い坂道だらけである。奥のビル群が屏風のように立ち塞がり、ダイナミックな立体感が面白い。
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香港では古い建物のリノベーションがさかんなようで、あちこちにこれらを利用した商業施設が作られている。中環近くの元創方(PMQ)は、香港最古の西洋式教育機関「中央書院」の旧校舎と、旧既婚者警察官宿舎を改装してできた。
PMQ 元創方 ショッピングセンター
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教室の名残がほんのりと感じられる内部。デザイナー系のグッズショップが集まっており、市井の土産物屋、ましてや夜市のインチキ品とはひと味もふた味も違ったセンスある品々に出会える。
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思わず買ってしまった駱駝牌の魔法瓶。香港のレトロ風図柄がよい。保温力もかなり高く、一日中温かいお茶を飲むことができる。すばらしい。
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帰りはスターフェリーに乗って半島へ戻る。そりゃ、地下鉄のほうが早くて便利に決まっているが、やはりフェリーにはフェリーの良さがある。潮の香りを感じながら、風を切ってビクトリア湾を行く清々しさよ。
スターフェリー (天星小輪) 船系
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半島側のショッピングモール「ハーバーシティ」の屋上デッキから改めてビクトリア湾を展望する。空気がよろしくないのか、相変わらずもやっているなあ。あと、地形上、どうしてもビル群が逆光になる。なんとか北から太陽を照らすことはできないか。
オーシャン ターミナル デッキ 散歩・街歩き
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旧九広鉄路鐘楼。九広鉄道は香港の尖沙咀駅と中国の広東駅を結んでいたが、この鐘楼は現在に唯一残る尖沙咀駅の遺構だ。もはやどんな駅だったのか想像もつかないが、鐘楼はなかなかおしゃれである。
旧九龍駅時計台 (前九廣鐵路鐘楼、尖沙咀鐘楼) 建造物
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香港随一のレトロ喫茶店として知られる美都餐室。近年になって小ぎれいに再構築されたレトロではなく、1949年の開店以来、古いものが古いまま現存している。移り変わりの激しい香港ではきわめて貴重な存在だ。タイル張りの内装が昭和の銭湯のようで懐かしい(内装は撮影禁止とのこと)。
美都餐室 カフェ
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香港風のフレンチトーストは日本のものと違い、パンが揚げられている。そこにバターとシロップを惜しみなく浴びせかけ、カロリー満点の一品が堂々完成。揚げたホットケーキと思って差し支えない。世間体とか健康診断とかを気にしていては決して口にできない背徳の味だ。
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この特徴的なミルクティのカップは、あちこちの店で使用されていた(牛乳のブランド?)。縁に厚みがあり、口当たりにビン牛乳を飲んだときのような安心感がある。
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喫茶店で食べ過ぎたため、夕食は軽めにしないとお腹がはち切れる。下手にレストランに入ると大皿料理が待っているので、少しでも軽めにすまそうと、有名な焼き小籠包のテイクアウト専門店「祥興記上海生煎包」へ。店へ着くと、さすが有名店だけあって20メートルほどの行列ができていた。途端にくじけそうになったものの、よく観察していると意外と進みは早い。それほどお腹も空いていないし、腹ごなしもかねて待つか。
祥興記上海生煎包(ロック ロード店) 中華
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30分弱の待ち時間で焼き小籠包をゲット。どこかに持って行くあてもないので、店の前にあったカウンターで立ち食いとなった。味は一般的な小籠包と変わらないが、よく焼かれた厚めの皮が香ばしく、その分、食べ応えもある。もちろん、小籠包のウリである熱々の内蔵型スープも申し分ない。
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午後8時から始まるシンフォニーオブライツを見に、ふたたび海沿いへ。ものすごい人だ。演出は毎日同じなので、観光客が来るのは滞在中に1回のみのはず。にもかかわらず、連日連夜、公園を埋め尽くすほどの集客力がある。実際見てみると、特に音楽もなく、遠くのビルが光るだけ。これといった目新しさもない。なぜこんなに人が集まるのか(自分もその1人であることを忘れた発言)。
シンフォニー オブ ライツ 劇場・ホール・ショー
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15年前と変わらずファイティングポーズをとり続けるブルース・リー。同じポーズで写真を撮る人がたくさんいるが、やはりこの迫力はなかなか出せない。
ブルース・リー像 モニュメント・記念碑
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ホテルへ戻る途中、男人街(廟街)のナイトマーケットに立ち寄った。女人街よりもこぢんまりとしていて、落ち着いた雰囲気。
廟街のナイトマーケット (男人街) 市場
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占いのブースが立ち並ぶ一角もあった。この近くには野外カラオケがあり、常に爆音が響いている。上手ければまだ救いようがあるが、声を張り上げているおっさんのほぼ100%は歌唱力なし。酔客が音楽にあわせて演説しているのかと思った。この音源から至近距離の占い師たちは、エンドレスでこの美声を聴き続けないといけない。なかなか過酷な職場環境だ。占いの精度にも影響が出るのではなかろうか。
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