2023/03/06 - 2023/03/06
85位(同エリア596件中)
kiyoさん
湖水地方についてそれ程詳しくなかったのだが、ビアトリクス・ポターが生み出した作品「ピーターラビット」により、イギリスのナショナルトラスト運動を推進し、湖水地方の農村風景と自然を保護し守ったことで有名な地域らしい。ピーターラビットは、その物語について知らなかったが、銀行の通帳デザインで親しんでいた。
3月上旬の早春という季節のためか空はやや雲が広がり肌寒さを感じることもあったが、観光シーズンが始まる前のため人影はそれ程多くなく、落ち着いた雰囲気を味わえた。自然や景観が保護さによりれているエリアだけに大きな観光施設はないため、派手さは感じなかったが石垣で囲われた農家が広がる田園風景を深く味わう旅であった。
このロンドンからの日帰りツアーはベルトラで予約。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ロンドンの夜明け
これからユーストン駅へ向かう。
朝ディストリクト線に乗ろうと、ウエストブロンプトンへ行ってみるとビックリ、予定していたエドモントン行きの表示が無い。朝と日中では列車の運行が違っている。
それに気付くまでアールズコート行きで列車1本乗り過ごし、立ち尽くして考えた。その結果、昨日間違えて乗ったと思っていたヴィクトリア線でユーストン駅まで行くルートに気がついた。途中の乗り換えが長い区間歩くのが心配だったが、思っていたよりも早くユーストン駅に着いた。帰りはこの逆を辿れるか不安になる。 -
湖水地方へ向かう列車
ユーストン駅に着いてみると、一人の若者がベルトラのA4バウチャーを開けて持って構内を歩いていたので声を掛けた。一緒にツアーに参加する大学生のH君であった。ベルトラのガイドを探していたのだ。日本人と話をしたので少し気が楽になった。
しかし、ツアーのガイドの姿は出発直前になっても現れない。メールでe-チケットが届いていることがわかり、それで列車に乗車。E-tiketをメールしてガイドは駅の集合場所にはそもそも来ないのだ。それなら集合場所などと仰々しく案内しないでほしかった。誰かが来て説明をすると勘違いするでは無いか。集合はない、と書いて置いてくれた方がわかりやす。 -
ユーストン駅のホーム
ここが始発駅なので、バッファーストップとなっている -
湖水地方の入り口オクセンホルムまでは1等車で快適。しかし、駅の構内で知り合ったH君とK君の帰りの飛行機が、ストライキのためキャンセルになったという一報が入り、その対応でずっと列車に乗っている間、慌ただしかった。
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一等車の車内
大学の卒業旅行でやって来たというH君とK君の3人で旅を続けた。本当はノンビリ車窓の風景を楽しみたかったが、帰国して翌日が就職予定会社のリモート研修があるというK君はどうしても神戸の自宅に帰りたそう。
一方、H君は明日ハリーポッタ巡りをするので、エールフランスからKLMオランダ航空への振り替え便で帰るという。
二人の主目的が違うという混乱の中、結論がでないままオクセンホルムを目指した -
車窓には放牧された羊の風景などが過ぎ去っていく
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湖水地方の入り口、オクセンホルムに到着
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オクセンホルムの駅は、周辺にビルなどなく、自然の景色の中にホームがある感じ
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ホームでガイドと合流
オクセンホルムには少し遅れて到着し、数人の参加者列車を降りた。二人は集合できないらしく、途中から合流することになった。ホームからスロープを下り、待機していたミニバスに乗車した -
オクセンホルムを車窓から観光
オクセンホルムがどんな街なのか予想すらできていなかったが、丘陵の中の田舎町という雰囲気。土産物店などほとんどない -
オクセンホルムの町を案内してもらいながら、ピーターラビットのおはなしが生まれた村へと向かう。
作者のビアトリクス・ポターが暮らし、作品の創作をしていた場所がHill Topで、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっている -
オクセンホルムでは街の中を川が流れていて、のどかな雰囲気も伝わる。水は豊かそうだ
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街の中心部で残りの二人と合流して、いよいよヒルトップへ向かう
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少しだけハイウェイを走る
このような広い道はほんの僅かで、大抵の道のりが獣道のような、小型バスしか通れないくらいの道路だった -
農村風景が続く
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湖水地方は農村と池がシンボル
まだまだ湖水地方というイメージがわかないが、人工的な街は殆ど見られなくなっていく -
低い山々の間に湖が現れ始める
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湖の畔で休憩
地形が山岳風景でもなく、低地が広がるわけでもなく、アップダウンの丘陵に大きな池が現れ、また、丘を登る道を進むというドライブを繰り返した -
沢山の池を巡りだんだんとヒルトップが近づいてくる
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丘の間のとても狭い道を進む
対向車が来たら離合できるのだろうか、と思うような道が続いた。それが以外と車は来ないのが不思議。小さな農場か牧草地か、その境界は低い石垣で区切られていて、これものどかさを感じさせる -
牧場の景色が広がる
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レイ城
1840年に、リヴァプール在住の外科医によって建てられた -
ビアトリクス・ポターはレイ城に16歳の時に滞在し、湖水地方の美しさに魅せられるきっかけとなったそう
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レイ城の眼前に広がる農村の風景
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牧場があったり湖があったり
3月はまだ空がどんよりとしていたが、青空だったらどれ程美しいかと思ってしまう -
低い丘が広がり、石垣で囲われた農地が続くようになる
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ニア・ソーリー
ピーターラビットの絵本の舞台となった村
のんびりとした雰囲気の農家が集まっていた -
二ア・ソニー村の周辺はやや開けていて、牧場も広々としていた
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ヒルトップから見た牧場
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牧場から見た二ア・ソニー村の集落
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ヒルトップ入り口
少しだけ坂道を登った所にヒルトップがあり、さらにその回りが畑や牧場というのどかなロケーション。何と言っても、観光地なのだが売店があるわけでも無く、観光のための施設があるわけでもなく、農村と自然そのもののように感じた -
ヒルトップへと続く道
車を降りてから少しだけ牧場を歩くが、それ程の距離では無い。この景色がピーターラビットの世界そのものなのかもしれない -
ヒルトップ
ここでビアトリクス・ポターがピーターラビットという作品を産みだしたのだが、その作品のファンでなければ、あるいは、その時代背景などある程度知識が無ければ、それだけ感動が小さいだろう。湖水地方を訪れる旅人は、みんなピーターラビットの話を知っているのだろうかとも思った -
質素な外観のヒルトップ
ビアトリクス・ポターはここで普通の暮らしをしていたのが感じられる。豪華さなどはないが、建物の中へ入ってみるとこだわりのような、室の高い暮らしであったことも調度品や上品な食器から覗えた -
他の家と一見変わった感じはしないが、ここが世界のファンが憧れる、というヒルトップだった
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ヒルトップ正面入り口
本当は観光客がたむろしていてもいいくらいだが、この日は静かだ -
ヒルトップの中へ
ツアー事態は英語のガイドだったが、ヒルトップの1階には日本語のガイドの女性がいて、ビアトリクス・ポターのここでの暮らしについてや障害のことも説明してもらえた -
ヒルトップの書斎
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ここからの景色をみながらピーターラビットを書いたのかもしれない
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当時のままの調度品
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ヒルトップのリビング
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ピーターラビットに関する売店があった
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このバスでツアーをした
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ニア・ソーリーの街並み
村の内部。ホテルというか、宿泊もできるが、キャパはわずかの模様 -
村の建物は、あくまで質素
数十軒の2階建ての家があるくらい -
二ア・ソニー村から次の湖へ向かうあ
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作者のポッターはこの風景に憧れて、この地方に住み作品を世に送り出した。ピーターラビットもポッターも全く詳しくないのだったが、少しは聞いたことがある程度。ポッターの家や湖が点々と続く丘、それに石垣で区切られた農場などのどかな景色がラビットの作品を誕生させたのだ。作品の背景の村の景色や家の中の家具など、ファンにはたまらないものだろうが、私の場合残念ながら飛び跳ねるほど痺れるような感動は感じなかったのである。
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その後、ホークスヘッド村を訪問
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ホークスヘッド村の教会
At.Michael and All Angels Church -
教会は村の小高い丘の上にあり、よく目立っていて、村に来ればすぐに目に留まります
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教会内観
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成人が描かれた教会のステンドグラス
とても静かな教会で、観光客も自分たち以外のいなくて、実際この時はそれ程有名な教会とは思っていなかった -
その後もとても細い道を9人ほどの参加者を乗せた小型バスはウィンダミア湖を目指した。いくつもの丘を越え、その都度心安まるような景色が我々を迎えた。
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ターンハウズ
湖水地方らしい美しい風景として人気がある景勝地。湖面に周囲の丘や木々が映り込む美しい景観が有名 -
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旅は道連れ、唯一の三人での記念写真
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エストウェイト湖
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まだ、春の気配も感じられないほどの寒い季節なのに、湖で泳いでいるグルームもいた。ガイドは”クレージー”と叫んでいた。
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アンブルサイド
ウィンダミア湖北の街 -
アンブルサイドのクルーズ船乗り場
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アンブルサイドのウォーターヘッド・ピア
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ピアの前にある、フィッシュ&チップスのお店
エジンバラで食べたのが随分と量が多くて、ちょっと手を出す気になれなかった -
郵便ポストを発見
日本の昔のポストとそっくりで、懐かしさを感じてしまう -
ウィンダミアを巡るクルーズ船
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ボウネスへ向け出航
バスは先回りして、ボウネスで待つ -
ウィンダミア湖クルーズでは船の中に入りたかった私に、若いH君が屋上で観光しよう、というもんだから冷たい湖水地方の風を浴びながらしばらくウィンダミア湖遊覧を楽しんだ。
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空はどちらかというと曇っていて、まだ春になる前の空気を感じてしまった。結局、船内へは入らずH君とK君とおやべりをしていた。二人ともうちの息子よりもうんと若い。
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湖水地方らしいホテルが湖畔を飾る
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最後まで甲板からウィンダミア湖を楽しんだのは数名だけだった
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目的地のボウネス・ピアが近づくのが、名残惜しいやら、寒いので待ち遠しいやらという複雑な気分
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ボウネスに到着
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ビアトリクス・ポターが一時期所有したリンデス・ハウ・ホテルにてクリームティーをいただく予定だったが、行ってみるとお休みだったので、急遽場所を変更
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その後はクリームティーをいただいて、冷えていた体を温めた
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湖水地方に建つ、優雅な別荘かコテージの雰囲気を味わいながら、しばらくの間の休息だった
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オクセンホルム駅まで帰ってきました
帰りは、朝来た時と線路を挟んで反対側の、駅の東側広場に到着
効率的にロンドンから日帰りで湖水地方を楽しむことができるので、今回の日帰りツアーはとてもありがたい!! -
ちいさな売店がありました
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今回はオクセンホルムから入った湖水地方のイントロダクションのような印象で、また2,3泊くらいするつもりで再訪できたらいいな、と思いました
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こちらでジュースなど購入して、列車を待ちます
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オクセンホルム レイクディストリクト駅にロンドン行きの列車が入線
列車でロンドンのユーストンまで帰ってきたのは午後9時を回っていた。
湖水地方は以前からのどかで美しいというイメージは抱いていたが、あまり具体的な場所や歴史的なナショナルトラスト運動のことなどは詳しく知らなかったので、旅を終えてこの美しい景観が素晴らしい価値あるものだとわかった。もっとピーターラビットのこともしっかり予習しておけば、さらに意義深かったと思う。
帰りの機内でピーターラビットの映画があったので見たのだが、それも新鮮に思えて、湖水地方の世界が身近に感じられ理解が深まった。
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