2026/05/22 - 2026/05/24
1399位(同エリア1799件中)
なかじもさん
私が生まれたのとほぼ同じ時代に放送が始まった名作ドラマ「北の国から」。
いつかこの地を訪れてみたいという思いがようやく実現。
自分が大きくなって物心がつくにつれ、純と蛍も成長していき、それぞれ子供から大人になっていく過程がドラマ化され、個人的には非常に衝撃を受けたドラマやった。
今回、現地を訪れるに際しFODで全作品をおさらいし、改めてひととおり泣いた後で聖地巡礼するというミーハーな旅をしてきました。
とは言え、前半はいつもの山ネタが中心で、聖地巡礼は後半以降なので、前半は北海道の雄大な景色をお楽しみください。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー ジェットスター
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ジェットスターが定期的に実施しているセールで、成田~旭川便が3,000円台やったので、これはチャンスとチケットをポチる。
ジェットスター便は初めての搭乗。荷物加算、座席指定加算、挙句の果てにはクレカ決済加算と何かと値段が追加されていく。さすがLCC…何だかんだで往復12,000円くらいになってしまった。それでも超安いけど。
座席指定の追加料金を払ってA1座席(出入口に一番近い席)を取ったけど、あいにくの雨で、ドアを閉めた後に天井から雫がツツーッっと足元に流れ落ちてくる。
LCCは座席とドアが近いので、雨の日は気を付けないと危険だということを学びました。
乗務員さんが「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」と気遣ってくれるが、エアバスの機体設計に問題があるのか、ジェットスターの座席配置が詰めすぎなのか、それとも俺の顔が怖いのか…?と悩みながら機体は離陸する。 -
成田は大雨やったけど、旭川は晴れていい天気。
ここからはレンタカーで移動します。まずは今日の宿がある旭川へ。
空港から旭川へ向かう途中、旭山動物園に寄って「噂の焼却炉」を見物しようかと寄り道。衝撃的な事件のあった現場を外から見ようと思ったけど、柵にはブルーシートがかけられて外からは見えない状態に。
中年のオジさんが独りで動物園に入ってウロウロするのも逆に通報されるリスクがあるし(特に今の旭山動物園では)、断念して大人しく旭川市内に向かいます。 -
まず向かったのは…男山酒造。
北の国からのドラマでも、五郎が毎回この酒を飲んで酔っ払ってたな。
北海道を代表する酒蔵。元々は兵庫県の酒蔵やったけど、訳あって各地に分散し、その後北海道のこの蔵が男山を承継して今に至る。男山酒造り資料館 美術館・博物館
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ここは「OTOKOYAMA SAKE PARK」と銘打ってPR活動に励んでいる。
庭には大きな一升瓶の滑り台。
試飲コーナーや酒蔵限定の酒など、色々と工夫をこらして観光客集めに注力している。自分が訪問した時も観光バスが停まって中国人旅行者がわんさか買い物してました。
試飲コーナーもあるけど、自分は車で来ているので土産用の酒を買って我慢。 -
ここには酒造りの資料館も併設されていて、酒の歴史に関する展示がある。
これは「酩酊(ずぶろく)の七変人」という喜多川歌麿の絵。本物は東京の国立博物館に所蔵されている浮世絵。数えたら10人いるけど…?
いつの時代も酔っぱらいがやることは同じ。歌って踊って乱れて…なぜか一安心するワタクシ。 -
旭川の夕食は隠れた名物・塩ホルモン。
薄目の塩で味付けした豚ホルモンと玉ねぎをそのまま焼いて食べる。
この店のメニューはそれだけ。座ると飲み物の注文を聞かれ、その後自動的にホルモンと玉ねぎの乗った皿と七輪が置かれる。潔し!
ビールとホルモン一皿で1,220円やったかな?お安いのでホルモンは2皿目をお代わりする人も結構いるみたい。噛めば噛むほど旨味が溢れ出てくる。馬場ホルモン グルメ・レストラン
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旭川の信号機にはカバーがかかっている。
冬場の雪対策かな?信号機が縦になっているのは見たことあるけど、カバー付きは初めて見た。なんか立体的でカッコいい!
ナウシカの王蟲の眼を思い出したのは自分だけ?? -
翌日は早起きして、旭岳方面へ。
旭岳は大雪山系の最高峰で、北海道の最高峰でもある(2,291m)。
忠別湖畔から旭岳を。こないだ行った富士五湖もそうやけど、山と湖って映えるよね。
この時期も雪が残っていて、北の大地を感じる。
ここには忠別ダムというコンバインダムでは日本で2番目に大きいダムがあります。ダムカードマニアは是非。忠別ダム 自然・景勝地
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旭岳へは麓からロープウェイで登る。この日はロープウェイが冬営業後の整備を終え、ちょうど営業を再開する日やった。朝9時の始発に乗ります。
現地には旭岳登山するらしき装備の人達が大勢。乗り場のモニターには「現地の気温8度、積雪1メートル」という表示が。
自分みたいな普段着スニーカーの人間(軽装登山者)が向かって大丈夫なのか!? -
切符売り場の人に聞いてみたら「問題ない」と100%の笑顔で言うので乗ってみた。
姿見駅(頂上)では長靴を貸してくれるので、雪の上でも普通に歩けます。
確かに気温は8度やけど、日光がたっぷり&雪で反射するので、全然寒さを感じない。旭岳ロープウェイ 乗り物
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旭岳の中腹からはいくつもの噴気孔があり、蒸気が出ている。
いいなぁ・・・自分も登りたい。こんな晴れた日に登ったら気持ちよさそう。
とは言え、そんな時間の余裕もないので次の目的地へ。
いったん山を下り、美瑛町経由で十勝岳方面に向かう。 -
途中で昼食を。
自家製のハム・ソーセージ等を盛り合わせで食べさせてくれる店を発見。
焼いたナンと手作りヨーグルトもセットになって、大満足。美味しかったです。歩人 グルメ・レストラン
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次に向かったのはその名も「青い池」。
駐車場料金500円を取る観光地になってて、観光バスが何台も大挙して来てた。
外国人観光客が青いソフトクリームを食べながら喜んでました。
湖面は確かに青い。アルミニウムを含んでいるかららしく、裏摩周にある「神の子池」の方が青味と透明度は高いけど、こっちの方が大きくて存在感があるね。美瑛(白金) 青い池 自然・景勝地
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その近くにある白ひげの滝。20~30メートルくらいの落差があるかな。
タテ・ヨコともに結構な規模があり、迫力満点。
ちょうど雪解けの季節なので、水量も多めなのかな。白ひげの滝 自然・景勝地
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その先の十勝岳を眺める望岳台(ぼうがくだい)へ。
十勝山(中央噴煙の左奥)は大雪山系の南側にある十勝山系の最高峰(2,077m)。
頂上付近からは噴煙が今も出ていて、活発に活動している。
ここも夏には登山客が多いようで、いつか登りたい。。。なぜか最近火山に興味が出てきた。
バヌアツのヤスール火山とか行ってみたい。十勝岳望岳台 名所・史跡
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さて、望岳台の近くにある「吹上露天の湯」へ。
ここは大自然の中にあるかけ流し天然露天風呂、無料、しかも男女混浴という何とも味わいのある温泉。
北の国からでも五郎とシュウが一緒に入ってた、あの温泉。吹上温泉(露天の湯) 温泉
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何とか遠方から写真を撮ってみました。自分が行った時には水着の女性もいました。
とは言え、写真にも写ってるけど温泉なのでフツーに全裸のおじさんが中心。常連さんも多いみたいなので、耐えられるメンタルを持つ人だけ行くようにしましょう。
お湯は熱めで、温まる→岩場でほっこり日光浴→再度お湯で温まる…の無限リピート。
ドラマでは白く濁ってたけど、実際には透明。ただ、岩場の露天風呂なので、お湯には苔とか小さい虫とか浮かんでます。でもそれ以上の満足感が得られる場所。 -
さて、いよいよ富良野へ移動。
まずは富良野駅。何度もドラマの舞台になった場所。
五郎が蛍を迎えに来たり、ホームを走って列車を追いかけたり…
今更やけど、雪の季節に来た方が雰囲気あるね。富良野駅 駅
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富良野名物、へそ祭りの人形が。これもドラマに出てきたね。
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富良野小学校には「北海道中心標」なるものが。
ここが地理的には北海道の中心で、それゆえ「北海道のへそ」と呼ばれ、へそ祭りが行われる起源らしい。確かに地図で見ると北海道の中心部…なのか? -
隣にはへそ祭りのキャラ、へそ丸。
要するに腹に書いた顔です。目力があっていいね。
ここ、小学校の敷地の一部やけど、ここの小学生は毎年腹に顔を描かれるんやろうなぁ…。いい思い出になるといいね。 -
布部駅跡。根室本線の富良野の次の駅で、今は廃線されてしまった。とはいえ自分のような観光客が定期的に訪れるので、駅の跡地は保存されている。
ここはドラマ第一話で黒板一家が降り立った駅。
「北の国 此処に始る 倉本聰」という掲示が。JR布部駅 名所・史跡
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麓郷方面へ移動。ここは中の沢小学校分校。純と蛍が通った小学校。
実際にはすごく小さくて、教室一つと職員室一つ分くらいの大きさしかない。
涼子先生・・・いい先生やったね。正体は宇宙人なのか?? -
そろそろ日が暮れるので、宿に移動しようと思ったら・・・
キタキツネいたーっ!!
人に慣れているのか、車で近づいてもあまり逃げる素振りがない。
るーるるるるる………あ、逃げた。
まさか出会えるとは。いいもの見れた。 -
翌朝はいよいよ北の国からの舞台となった家々を回る。
麓郷にはドラマのロケに使われた(五郎が建てた)家が計7棟残されており、3か所に分散している。
いずれも9時半からオープンするけど、気が急いて早めに出発してしまったのでまずは麓郷展望台へ。ここから麓郷の雄大な光景が一望できる。 -
ようやく9時半になり、まず向かったのは五郎の石の家。
おぉ・・・ここが・・・あの光景が・・・感慨深い気持ちがこみ上げる。
ここからはしばらく、純になりきってお送りします。
・・・拝啓、読者の皆さん、
自分は今、はるばる富良野の麓郷まで来ており、
昔のドラマのロケ地を回る旅をしていると思われ、
父さんが建てた石の家を見学している訳で… -
建物の中には、
ドラマの時に使っていた家具や備品が保存されており…
当時の生活感が残っている訳で…
奥には五右衛門風呂があり、ここで父さんはシュウに風呂を焚いてもらっていたという…何とも許せない訳で… -
建物の横には風車もちゃんと残っており…
建物の横にはスピーカーが設置されていて、例のテーマソングが流れていて…
そんな事は全然知らなかった…
ここでわざわざ音楽を流さなくても、ここを訪れる人はずっとその曲が脳内でがエンドレスリピートしている訳で…
全く余計な趣向であり…
※そろそろ辛くなってきたので純モードは終了します -
建物の隣には五郎の墓が。
田中邦衛の一周忌に合わせて倉本聰を始めとした有志が手作りで作ったもの。
当然、「男山」が供えてある。 -
石の家の隣にあるのが最初の家。黒板家が一番最初に住んだ家。
純は毎回ボヤいてたけど、東京からここに引っ越して住むのはキツかったやろうなぁ…と思う。電気もガスも水道もない家。 -
次は麓郷の森と呼ばれるエリアへ。
激動する時代の中でひとつのポリシーを持って生きた親とそれに付き合わされた子。
今となっては毒親…とか言われるのかもしれないが、
その生き方は大きな反響を呼び、名作ドラマになった。
自分の父から聞いた話では、このドラマと同じような生活を父の世代は過ごしており、そういう人たちが今の日本の土台を作ってきた。
真似はできないが、リスペクトはする。 -
丸太小屋。連続ドラマでは純と正吉の火の不始末で燃えてしまった小屋。
実際には別のセットを燃やして、本物はこうやって残されている。
このシーンも思い出深いね・・・純は責任逃れをして正吉のせいにしてしまい・・・
このドラマでは正吉が本当にいい役を演じていて、個人的には一番泣ける。 -
その奥にある3番目の家。丸太小屋が焼けた後に一家が住んだ家。
中学生になった純が試行錯誤して作ったのが・・・ -
この風力発電。ちゃんと当時の姿のまま残っている。
純は五郎の誕生日プレゼントにこれを作ったのに、五郎は思春期の純との関係で素直に喜べず、酔って純に絡んでしまう・・・父と子の葛藤。
そして純はひとり東京に行くことに・・・ -
それぞれの小屋の中には当時のドラマの場面や説明があり、各シーンを思い出しながら見学することができる。
ここの入場口の建物でドラマのDVDが流れていて、ちょうどラーメン屋で五郎が店員にキレるシーン(「子供がまだ食っている途中でしょうが!」)を流していた。
あぁ~泣ける・・・ -
最後は麓郷中心部に近い場所にある、拾ってきた家。
最後のスペシャルドラマ「遺言」で五郎が雪子おばさんのために建てた家。
ここも中も当時のまま残されていて、見学が可能。 -
その隣にあるのが純と結の家。
表札にも二人の名前が記されている。
このドラマの後、役を演じた二人は本当に結婚して…
…その後の事は省略します。。。 -
四番目の家も。五郎が犬のアキナと住んでいた家。
石の家を建てる前に住んでいた家(のはず)。 -
3か所のエリアはまとめて1,200円の入場料を払って見学できます。
土産物屋も併設されており、そこにあったのが・・・
名前がそのままのラーメンも。思わず手に取りそうになったけど、いや、これ500円はちょっとボッタクリ過ぎでは。 -
麓郷中心部の交差点近くには中畑木材の建物も残っている。
中ちゃん・・・いい奴やったね。
・・・それがこの春の出来事だ。
(というセリフで毎回ドラマは終わる) -
いや~、後半は超個人的な聖地巡礼の旅になってしまったが、それくらい感動的なドラマなので、まだ観ていない方には強くお勧めします。
本当はラベンダーの時期(6~7月)に来るのがベストやろうね。とは言え今くらいの人が少ない時期の方がゆっくり見て回れるので好都合かも。
皆さんも北海道の大自然(と聖地の雰囲気)を感じまくってください!
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