2026/05/15 - 2026/05/18
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この旅行記のスケジュール
2026/05/16
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第146震洋隊基地跡
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潜ヶ浦聖観音堂
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嵯峨見台
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この旅行記スケジュールを元に
熊の心配なく日の出、日の入りを楽しめる山はないだろうかと探して見つけたのが宮城県宮戸島にある大高森展望台でした。本土とは一応道路で繋がってはいますが、大高森がある宮戸島では過去に熊の目撃情報がないようです。(あくまで私調べの見解です。熊が絶対にいないと発表されているわけではありません)
詳しく調べていくと、宮戸島には他にも魅力的な景勝地を結んだハイキングコースが整備されている様子。よ~し、宮戸島にハイキングに行こう! ついでに松島や仙台もプチ観光しました。日程は下記の通り。
5/15(金) 夜行バスで仙台に向かう
5/16(土) 午前、松島観光 午後、宮戸島ハイキング① 夕方、日の入り鑑賞
5/17(日) 早朝、日の出鑑賞→宮戸島ハイキング②→奥松島遊覧船→仙台観光 夜行バスで東京へ。
5/18(月) 東京着
旅行記は長くなったので4つに分けました。この旅行記②では、午前中に松島観光を終え(←旅行記①)、午後に宮戸島に移動し、ハイキングをして、日の入り鑑賞をした様子を紹介させていただきます。
1日目午後の歩行距離 12.8km、アップ 380m、ダウン 342m
1日目総歩行距離 23.4km、アップ 602m、ダウン 564m
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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午前中は松島を観光(旅行記①)して、JR仙石線で12:04に野蒜駅に到着しました。3.11で旧野蒜駅は津波被害に遭ったので、現在の野蒜駅は高台に作られています。ホームからは遠くに海が見えました。
実は昨夜、宮城周辺に大きな地震があったとの速報がありました。3.11の被害が大きかった場所に訪れる予定だったので少し心配でしたが、特に被害はなかったようで安心しました。心置きなく観光できます。野蒜駅 駅
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野蒜駅から目指す宮戸島までは公共交通機関は一切ありません。タクシーを呼ぶか、宿の送迎を利用するかです。私は宿泊先である大高森観光ホテルに15:30にお迎えをお願いしていたのですが、自己都合で大幅に時間を前倒したので、急に変更して迎えに来てもらうのも申し訳なく宿まで歩いて行くことにしました。距離にして5kmちょっと、時間にして1時間ちょっとなので、歩けないことはないよね…と判断したのですが、この判断をのちにふか~く悔やむことになります。
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駅前にはこのようなレンガ調の建造物があり、宮戸島に行くにはこの建物から地下に行って、線路の向こう側に出るみたいです。
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線路を渡った後に長い階段を下ると、東松島市震災復興祈念公園がありました。
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公園には一面に黄色い花が咲いていました。潮を被った土地も少しずつ復興しているのですね。
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公園内には旧野蒜駅のホームが保存されていました。
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真っ赤に錆びた線路。
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ホームの床はコンクリートがめくれ、土台が錆びかかっています。
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旧野蒜駅の駅舎は東松島市震災復興伝承館として再利用されていました。
東松島市震災復興伝承館 名所・史跡
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ぐちゃぐちゃになった販売機。
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10m以上の津波に襲われた前後を比較した写真。およそ人々が生活を営んでいたと思われるエリアがほぼ浸水しているのが分かります。
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復興を祈って贈られた鶴が大事に保管されていました。
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伝承館を正面から。
旧野蒜駅の2階のテラスに逃げ込んだ人々は更にその屋根上に登って難を逃れました。当時は上に登るためのハシゴ等がなかったので、机等を積み重ねて上に登ったそうです。 -
さて、ここから宮戸島までなが~いハイキングスタートです。歩いている人なんて一人もいません…。
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山の方を振り返ると、切り取ったような岩肌が見えました。この辺は「野蒜石」と言って、有名な大谷石と同じような石材が取れるそうなので、その石切り場跡なのかもしれませんね。
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野蒜海岸に出ました。
野蒜海岸 自然・景勝地
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左手には私好みの奇岩が見えますが、これからの長い道のりを思うと、寄り道する気にはなりません。
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右手の方角、あの遠くの稜線がおそらく宮戸島。気が遠くなりそうなほど果てしない…。(すでに午前中の松島で10km以上歩いています…)
海からの風があるので暑すぎるということはありませんが、日差しはキツイです。風もそこそこ強いので歩きづらい。そして、歩いても歩いても景色が変わりません。迎えをお願いすれば良かったと心底後悔しながら歩き続けました。 -
漸く宮戸島へ渡る橋のところまで来ました。
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松ヶ島漁港。宮戸島の深くえぐれたような入り江にあるので波は非常に穏やか。
宮戸島 自然・景勝地
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海のそばらしく、ハマエンドウの花が咲いていました。
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真っ直ぐ行けばもう少しで宿に着くのですが、まだチェックインには早い時間ですし、このまま左折してハイキングを続行することにしました。
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ほとんど車も通らない細い舗装路が続きます。
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葦が生えた低地があったり、
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藤の花に彩られた丘があったり。適度にアップダウンのある道が続きます。
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14:00、潜ヶ浦漁港が見えてきました。
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そして、この潜ヶ浦漁港の手前にある道を右折すると、漸く山道らしくなってきました。この道を真っ直ぐ進むと、第146震洋隊基地跡に出ます。
第146震洋隊基地跡は、太平洋戦争末期に「震洋」と呼ばれた水上特攻艇の146番目の基地になります。ベニヤ板で作られた1~2人乗りの小型ボートに車のモーターを載せた軽量・安価な船に炸薬を積んで、敵艦に体当たりするのだそうです。この基地では特攻の出番がなく終戦を迎えましたが、本当にひどい話ですね。 -
基地を作るために大急ぎで作られたという手掘りの隧道が見えてきました。
この隧道は、向こう側が見えてはいますが、中程まで進むと本当に真っ暗で、自分の足元さえ見えなくなるのでライト必須です。 -
隧道を出た辺りにはこのような洞窟が何箇所かあり、「震洋」を格納するために使われていたそうです。
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14:11、海に出ました。深く切り込んだ入り江の奥になるので、外洋に面しているわりには波が穏やかで、外洋からは見えにくい場所になるかと思います。まさしく「震洋」で急襲を仕掛けるのに適した地理条件だったのでしょう。
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戦後は一時漁港として使われていたので、船を海に引き込むためのレールが残っています。
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この海に向かうレールが「千と千尋の神隠し」に出てくる海の上の線路を想起させるとか、SNS映えするとかで、最近密かに人気のスポットとなっているようです。確かにあの隧道を通ってたどり着く誰もいない廃港は独特な雰囲気があります。
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入り江の先の奇観っぷりもすごいです。
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アップで。すごっ!
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ハマダイコンの花が咲いていました。
この静かな秘密基地跡でおやつタイムにしました。この世で私一人っきりになった気分になります。おやつを終えて立ち去る頃に他の人がやって来て危機一髪でした。ここは絶対に一人がいいですね。賑やかだとせっかくの寂れた雰囲気が興ざめです。 -
来た道を途中まで戻ります。隧道を抜けて少し行った先に、嵯峨見台方面に向かう登山口がありました。この鳥居のところです。
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あまりメジャーなハイキングコースではない認識でしたが、道はきちんと整備されていました。
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14:35、潜ヶ浦聖観音堂に到着。
写真を見て一目惚れしたお堂です。岩を掘った中にお堂を作るのはさほど珍しくありませんが、この上の奇岩ぶりがすごいですよね。 -
お堂の中には観音様が祀られていました。
この観音様には言い伝えがあるそうです。昔、この地で仏に仕えていた小夜子姫の元に故郷から家族がたずねて来ました。しかし、仏に仕える小夜子姫は家族に会うわけにはいかず、海に身を投げたそうです。その後、海に綺麗な観音様が流れ着き、小代子姫の魂が宿った観音様として大切に祀ることにしたとのことです。
…小夜子姫、遺された家族の気持ちも考えてあげて! と思わず突っ込みたくなる言い伝えでした。 -
潜ヶ浦聖観音堂から更に登って、14:42、嵯峨見台に到着。
日本三大渓の一つと言われる嵯峨渓の一部が見られる展望台です…が、 -
嵯峨渓のほんの一部しか見られないみたい。かなり遠いし…。
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左方向をアップで。
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右方向をアップで。
嵯峨渓はやはり遊覧船で見るのが一番のようです。明日、遊覧船に乗る予定です。 -
途中まで来た道を戻って、次は本命の大高森展望台に向かいます。
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青竹の道、素敵だな。
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途中で見かけた花々。
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15:26、大高森展望台に到着。さすが松島四大観の一つ。素晴らしい眺望です!
眺め1 松島湾方面大高森(里浜地区) 自然・景勝地
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イチオシ
アップで。海がキラキラして綺麗。
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眺め2 松島湾と外洋を仕切っている島々が連なっている方角。島々の右が松島湾、左が外洋。
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眺め3 先ほどまで苦労して歩いていた野蒜海岸。
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眺め4 おそらく嵯峨渓方面なのかな?
若干視界を遮るものがありますが、ほぼ360度に近い眺めです。本当に素晴らしい。ここで日の出、日の入りを見るのが楽しみです。 -
とは言え、日の入りまでまだまだ時間があるので、いったん下山して宿に入ることにしました。
本日、宿泊する大高森観光ホテルです。大高森展望台への登山口が道路を挟んだ向かいにあって、目の前が奥松島遊覧船乗り場になっているので、観光にはとっても便利な立地になります。駅からは遠くて、公共交通機関もありませんが、一人客でも野蒜駅まで送迎してもらえるというありがたい宿です。(送迎できない時間帯とかあるので、事前に相談することをお勧めします) 宿泊料金はお料理の品数によって変わります。私は「るるぶトラベル」経由で安い方のコースで申し込んで、一泊二食付きで税込み11000円のところ、るるぶの割引が入って10692円になりました。GW明けのせいか、週末だというのにこの日の宿泊客は私だけでした。奥松島のかくれ宿 大高森観光ホテル 宿・ホテル
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建物は古いけど、不自由なところはなく、私的には十分満足のいく宿でした。
お部屋も広いし、小さいけど室内に洗面スペースもありました。トイレは室外になりますが、後付けウォシュレットもついています。 -
部屋の窓からは大高森の展望台が見えました。あの山のてっぺんにあります。
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お風呂は温泉ではありませんが、海が見えました。写真は着いてすぐに撮影したものですが、私が実際に入ったのは陽が沈んだすぐ後だったので、オレンジ色に輝く海を眺めながら入ることができました。
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夕食は 17:30 か 18:00 と言われました。夕食後、大高森展望台に夕陽を見に行くつもりなので、17:30でお願いしました。この日の日の入り予定時刻は18:40頃。ここから展望台まで20分として、山や雲に隠れたら日の入りが早くなるから18:00にここを出た方がいいよな~…と思っていたら、30分で食事を終えるのがもったいないほどのご馳走でした。
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これでもか~とお料理が出てきます。これで安い方のコース? すごすぎでしょ。
頑張ってもりもり食べたけど、全部は食べられませんでした。あと2品くらい少なくてもいいです~。残しちゃってごめんなさい。 -
17:55、おなかいっぱいで苦しいながらも、一生懸命に山に登ります! 急げ~!!
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18:06、展望台に到着。間に合った~!
大高森(里浜地区) 自然・景勝地
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イチオシ
素晴らしい眺めです! 来て良かった~。
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真下に宿が見えます。宿の前の道路を少し進むと、下からも夕陽が見えるかも?
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今日は雲一つない日の入りが見られそうです。
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まんまるお日様が…
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そのまま沈んでいきます。
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18:36、完全に沈みました。山がある分、5分ほど早く沈みましたね。
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別角度の眺め1
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眺め2
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眺め3
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下山して、宿の前の道路を少し歩いたところから。
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海がベタ凪ですごく綺麗!
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イチオシ
マジックアワーまでゆっくりと景色を眺めていました。
この後、宿でお風呂に入ったら、オレンジ色に輝く海が見えたのでした。幸せ~。
明日も美しい日の出が見られるといいな。
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奥松島のかくれ宿 大高森観光ホテル
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