2026/04/11 - 2026/04/11
29位(同エリア182件中)
かっちんさん
城端(じょうはな)を流れる山田川沿いに自生するエドヒガンザクラの大木は「向野の桜」と呼ばれています。
残雪の袴腰山を背景に、美しい花を咲かせる姿は春の訪れを感じさせます。
今年は開花が少し早く、訪れた4月上旬は満開を過ぎた頃でした。
「越中の小京都」と呼ばれる「城端」は、古い蔵や石畳、路地が残り、情緒あふれる町並みが広がります。
加賀藩の庇護のもと江戸時代から絹織物の産地として栄えた町には昔ながらの歴史と文化が息づいています。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・南砺市の観光情報サイト「向野の桜」「城端エリア」「SHAREじょうはな織館」「坡場の坂」
・南砺市観光協会「城端の散策MAP」
・富山県「マンホールのフタの話」
・富山新聞「新嘗祭へ児童手植え 南砺で御田植祭 城端で44年ぶり」:野口稲荷社
・山元醸造「梅鉢とパッレ」
・富山県「向野の桜」
・4トラベル旅行記「北陸新幹線の山岳車窓と向野の江戸彼岸桜2022~砺波平野の散居村と一本桜を訪ねて~(長野新潟富山)」
・文化遺産オンライン「荒町庵」「旧野村家住宅雑蔵(城端蔵回廊)」「旧野村家住宅一番蔵(城端蔵回廊)」
・とやまの文化遺産「荒町庵」
・ユネスコ飛越能「城端曳山祭」
・まっさの日々旅人な暮らし「越中の小京都「城端」を歩く(後編)/絹織物産業で栄えた面影が残る古い町並み散策」
・南砺市文化芸術アーカイブズ「桂湯」
・とやまの文化遺産「旧野村家住宅一番蔵(城端蔵回廊)」
・sino.a Bagel TOYAMAのHP
・とやま観光ナビ「城端別院善徳寺」
・ウィキペディア「鏝絵」「大黒天」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
「城端の案内図」(観光案内パンフレット)
JR城端駅前から南に伸びる駅前通りを2.6km歩き「向野の桜」を訪れます。
帰りはローソンの所を東に曲がり、山田川に架かる御坊下橋を渡り、小京都「城端」の町を歩きます。
城端駅に併設されている観光案内所にて「観光案内パンフレット」をもらうと便利です。 -
「デザインマンホール」(駅前通り)
旧城端町のマンホール蓋のデザインは、中央に町の花「ミズバショウ」、その周りに町の木「越の彼岸桜」を配しています。
外周りは、300年の歴史を誇る県指定の重要無形文化財「城端曳山祭り」で有名な曳山の車輪の模様をイメージしています。 -
「里山の風景」(駅前通り)
壁の蔵飾りは「寿」。
家の繁栄、長寿を願っているのですね。 -
「蔵飾り 梅紋」(駅前通り)
加賀藩前田家の家紋「梅の花」剣梅鉢紋と関係あります。 -
春の野花「タンポポ」(駅前通り)
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美しい彩り「チューリップとムスカリ」(駅前通り)
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「山田川の谷沿いに咲き誇る桜」(駅前通り)
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「T字路」(駅前通り)
駅前通りが県道291号とぶつかるT字路を右に曲がります。
五箇山へは291号から国道304号に入ります。 -
見頃になった「野口の桜並木」(291号沿い)
ここは南砺市 野口地区。 -
ポツンと佇む「向野の桜」(野口の桜並木から)
「向野橋(青い橋)」の隣に佇む大きな桜が「向野の桜」。
後ろの山は、台形の形をした「袴腰山(はかまごしやま)」1163m、真ん中に送電線、右が「三方山(さんぽうやま)」1142mです。
「袴腰山」を越えると「五箇山の集落」です。 -
イチオシ
「春爛漫の砺波平野」(野口交差点付近)
赤い花桃とピンクの枝垂桜でしょうか。 -
「鏝絵装飾の蔵」(野口地区)
鏝絵(こてえ)は漆喰を用いた壁面装飾レリーフです。 -
「大黒天の鏝絵」(野口地区)
蔵窓は蓮の花でしょうか。 -
早春の「コブシの花」(野口地区)
-
「野口稲荷社」(野口地区)
富山新聞によれば
「宮中行事の新嘗祭(にいなめさい)に献上する米を栽培する「御田植祭」が、2025年5月31日に野口稲荷社横の献穀圃場(けんこくほじょう)で44年ぶりに営まれた」記事がありました。
重要な神事を行う地元の神社です。 -
「蔵飾り 龍」(野口地区)
龍は水の神様なので、蔵を火災から守るのですね。 -
イチオシ
山田川の対岸に佇む「向野の桜」
城端駅からのんびり歩いて40分かかりました。
手前にいる見学者と桜の大きさと比べてみると「見事な桜の大木」です。 -
「山から顔を出す袴腰山」(向野の桜)
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「向野の桜と袴腰山」
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「渓流沿いに咲く 向野の桜」
渓流の手前は南砺市野口。
対岸の「向野の桜」は、南砺市中尾です。 -
イチオシ
里山風景の「向野の桜」(対岸の中尾にて)
見る場所により桜の雰囲気が変わります。 -
「元気に咲く花びら」(向野の桜)
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「向野のエドヒガン」(向野の桜)
樹齢は100年を超えると推定されています。
かつて、このほかに2~3本のエドヒガンが自生していましたが、戦後、薪用に伐採され、現存するエドヒガンはこの1本となってしまいました。 -
すくすく伸びる「ツクシ」(向野の桜付近)
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「五箇山の山々」(向野の桜からの眺め)
袴腰山の左にある道は峰越林道です。 -
「城端の町歩き地図」
ここから「小京都の城端」を紹介します。
「向野の桜」からの帰りにローソンで曲がり、山田川を渡り町並みに入ります。
赤枠は立ち寄ったところで、最初に「荒町庵」へ。 -
「荒町庵(あらまちいおり)」(町歩き)
城端中心地に建ち、当初は米田楼と称する料理屋でした。
明治中期の建物で、国の登録有形文化財です。
ここは南砺市城端西下。 -
「木造2階建ての町屋建築」(荒町庵)
東面街路側を正面としています。
庵歌(いおりうた)を望む空間を一階に、曳山を眺めるための縁を2階に設け、料理屋の接客空間と曳山祭の庵歌の望むための空間の両立という、この地域の特殊性をもつ建物です。
庵歌とは曳山祭の庵屋台から流れる篠笛・三味線・太鼓による情緒ある歌です。 -
「珍しいステンドガラス」(荒町庵)
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「奥行きのある建物」(荒町庵)
外壁は下見板張です。 -
イチオシ
「情緒ある土蔵」(荒町通り)
荒町庵のある通りで、土蔵に外囲いがあります。
大きな蔵窓に木戸の入口。 -
「板張りの蔵木戸」(荒町通り)
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「蔵窓が見える外囲い」(荒町通り)
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「石畳の道」(荒町通り)
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「表通りに抜ける蔵の路地」(荒町通り)
形の異なる石を積み上げた石垣の上に蔵が建っています。 -
「曳山祭竹田山の蔵」(荒町通り)
西上町の竹田山という曳山が保管されている蔵。 -
食事処「松屋」(国道304号沿い)
うどん、そば、各種定食、なんでもあります。 -
昼食は「えびカレー」(松屋)
名物ではありませが、大きな海老フライとカレーを味わいました。 -
「桂湯」
昭和5年(1930)頃建築木造二階建ての元銭湯。
明治20年から平成16年(1887-2004)まで約120年間も続いた銭湯です。 -
「浴場棟」(桂湯)
正面の外壁は銅板張りで、階境(かいざかい)の蛇腹や軒の切妻破風などが洋風意匠。
国の登録有形文化財です。 -
「手作り雑貨の店」(桂湯)
現在は脱衣所・浴場だった室内を手作り雑貨や小物を販売する店として活用されています。 -
イチオシ
「旧野村家の土蔵群」(蔵回廊)
城端で呉服織物商を営み財を成した豪商野村家が明治後期に建設した邸宅と土蔵群のうちの土蔵3棟が現在まで残っています。
五色の石垣を基礎に軒近くまで下見板張とし、屋根裏を漆喰で塗り固めた火事に強い造り。
手前の雑蔵は、腰を煉瓦張、軒脇の窓は漆喰塗の箱枠に鉄格子をはめています。
通りに面した石造欠円アーチの門が独特、石段を上がると木戸の入口があります。
国の登録有形文化財になっています。 -
「旧野村家の二番蔵」(蔵回廊)
五色の石垣上に建つ土蔵造二階建て。
外壁は下見板張、軒は漆喰塗込、「掛子塗戸(かけごぬりと)」の窓は霧除庇で覆います。
「掛子塗戸」とは窓と壁の境目が、凹凸状(段々)に漆喰を塗り込める技術「掛子塗り」で作られています。 -
「旧野村家の土蔵群」(蔵回廊)
手前から二番蔵、一番蔵、雑蔵です。 -
「煉瓦塀」(善徳寺前交差点付近)
塀の中に不思議なデザインがあります。 -
「じょうはな織館(おりやかた)」(国道304号沿い)
伝統産業である絹織物産業の発展から、昭和3年(1928)に城端織物組合が迎賓館的な役割も兼ねた事務棟を建築。
その煉瓦造りの洋館をリユースした織物体験施設です。
国の登録有形文化財です。 -
「朝日のデザイン」(じょうはな織館の玄関)
「sino.a Bagel TOYAMA」看板は、館内にあるカフェです。 -
玄関に入ると「長い廊下」(じょうはな織館)
右側にカフェ「sino.a Bagel dining」があります。 -
「出来立てのベーグル」(カフェ)
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「落ち着いた雰囲気の店内」(カフェ)
ここでランチとスイーツ、ソフトドリンクがいただけます。 -
注文は「和紅茶といちごパンナコッタ」(カフェ)
南砺市産のいちごです。 -
「波打つような昭和の窓ガラス」(カフェ)
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「素敵な雑貨・布小物」(カフェ)
城端織り生地を使った作品です。 -
「おり図書」(カフェの奥)
本棚オーナーになれば、「おり図書」内に自分の書店を開けます。 -
「格子とうだつ(袖壁)のある建物」(国道304号沿い)
-
イチオシ
「黒瓦が美しい建物」(坡場の通りから)
国道304号から「坡場(はば)の坂」へ向かう「坡場の通り」から眺める低地に並ぶ建物。
左側の建物は、はた織り業「木村機業場」。 -
広い二階窓の「木村機業場」(坡場の坂から)
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「明り取り窓が目立つ はた織り工場」(木村機業場)
現在、はた織りは操業していないと思います。 -
「坡場の坂」
「はばのさか」坡場とは「端どりのある」が転じたと言われています。
旧五箇山街道の本通りで明治時代には五箇山の生糸、紙など諸産物を扱う「判方(はんがた)」の約半数がこの通りに店を構えていました。
石垣、瓦屋根、細い縦格子を基調とした町屋が両側に立ち並ぶ通りです。 -
イチオシ
木の看板「醤油」(坡場の坂)
造り醤油屋だったところです。 -
「造り醤油屋」だった町家(坡場の坂)
石垣と階段の上に建つ格子窓の町屋です。 -
造り醤油屋の「赤レンガ倉庫」(坡場の坂)
-
「善徳寺山門」
善徳寺は、今から約530年前に本願寺第8代 蓮如上人によって開基。
現在は東本願寺の城端別院となっています。
ここは南砺市城端西上。 -
「樹齢370年の 糸ざくら」(善徳寺)
花が終わり葉桜でした。 -
「しだれ桜」は見頃(善徳寺)
「越中の小京都」城端を歩き、情緒あふれる町並みを楽しみました。
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