2026/02/14 - 2026/02/14
215位(同エリア225件中)
おやじさん
前回の風之宮社から日光川堤を上流の観音寺橋を渡り、対岸の大野神社に向かいます。
今回は日光川左岸を境にしていましたが、移動時間は徒歩15分、距離にして約1.0kmほどと近いので足を伸ばして見ました。
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 2.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
前回の風之宮社から日光川堤を上流の?観音寺橋を渡り、対岸の大野神社に向かいます。
今回は日光川左岸を境にしていましたが、移動時間は徒歩15分、距離にして約1.0kmほどと近いので足を伸ばして見ました。
日光川に架かる観音寺橋からJR関西本線の眺め。
水と空の色は随分春めいてきた。 -
日光川を越え、県道29号線を300m程西に向かい、そこで左に進むと大野神社に辿り着きます。
社地には目標となる大きな樹々はありませんが、周辺は見通しが効くので神社の存在はすぐに分かる。
写真は常夜灯から境内全景の眺め、ここから100mほど南に鳥居を構えている。 -
南北に長い社地の右側に写真の手水舎がある。
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水は張られていなかったが、大きな龍がいる。
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碑文
『大野神社は、鎮守の神・五穀豊穣の神として古くから崇められ、親しまれてきたが、度重なる大地震や伊勢湾台風等、未曾有の大災害に加え、長年の風雪により腐食・老朽化から放置できぬ状態になったため、平成十六年に修復委員会を設置し本殿、祭文殿、拝殿、神楽堂等を新築・造営した。』
碑文には、大野神社への深い感謝と、大野町の発展、氏子の繁栄を願う気持ちが刻まれ、地域の人々の思いが形になった一枚の石碑です。 -
境内由緒。
『十三等級社 大野神社 由緒
鎮座地 海部郡佐屋町大字大野字郷裏四五二番地
御祭神
神明社 天照皇大神
八幡社 誉田別命(応神天皇)
秋葉社 迦具土神
由緒
創建はあきらかではないが、神明社棟札に、「明和六年(1769)」とある。
八幡社棟札に、「元禄七年(1694)」とある。
府志に「八幡祠 神明祠 倶在 大野新田村」の記載がある。
明治五年村社に列せられる。
大正三年、八幡社 神明社、秋葉社の三社を合祀、神明社から大野神社に改称。
天照皇大神は皇室の祖神、国民の総祖神として崇め祀られる。
誉田別命は護国の神として伊勢神宮と並び二所宗廟と称され、母子神として海人の住むこの地の守護神として祀られた。
迦具土神は火の神、火は水と共に万物生成の霊力を持ち、農耕守護として虫送り等の田の神と火の守護神として祀られた。
社殿
本殿・神明造、拝殿、幣殿、神庫。
祭礼
元旦祭 一月三日
春祭 二月第一日曜日
湯立祭 五月十日
例大祭 十月第二月曜日
月並祭 毎月十日』
愛知県神社名鑑(1992)は由緒同様の記述でした、由緒の記述が充実しており割愛します。 -
社殿の全景。
手前の拝殿と幣殿、神明造の本殿が主な建物で、本殿左に神庫がある。
平成に入り社殿が刷新されたことから、外観は至って綺麗で、整備された境内と相まってすっきりした印象を受けます。 -
拝殿正面全景。
拝殿前には一対の狛犬が守護しています。
鎮座地を明治の地図でみると、当時は南側の大野集落の北外れに位置し、ここから北は関西線を越えて水田が広がる眺望が広がっていた。 -
垂れた大きな耳と、鼻に特徴がある狛犬。
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妻壁を見上げる。
木造瓦葺の切妻造で妻壁の拝殿額は「大野神社」。
妻壁には鳳凰や波などの装飾が見られ、破風を飾る懸魚の鰭も波の意匠が彫られています。 -
懸魚は外観のデザインポイントでもあり、多様な種類がありますが、大きな目的のひとつは破風板同様躯体の保護の目的で付けられます。
もうひとつの目的は建物の火除けとしてのまじないの意味もあります。
岐阜の神社には、この部分に魚の装飾を施し、文字通りの魚を懸けた懸魚もあります。
中心の六葉から突き出た棒(樽の口)にも火伏せの意味があり、樽酒の栓のように水を注ぎだすの意味があり、大棟の鯱や鬼瓦、水と書いた板が載せられるのも同じ思いが込められています。 -
本殿後方から社殿の眺め。
神明造の本殿には天照皇大神、誉田別命、迦具土神の三柱が祀られています。 -
境内から鳥居が立つ参道の眺め、向かってみるか。
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社頭から社殿に続く参道の眺め。
右に見える寄棟の建物は、真宗大谷派の寺院 海東山 広覚寺になります。
大野にはかつて蟹江合戦(1584)の舞台となった大野城があり、ここから南東1kmほどの日光川右岸に城址碑が立てられていますが遺構などは残っていません。
今回は日光川左岸の風之宮社を境としていただけに、これ以上西に進むのは別の機会にします。
来た道を戻り、尾張温泉で湯に浸かることにします。
愛西市大野町郷裏 『大野神社』
祭神 / 天照皇大神、誉田別命、迦具土神
創建 / 不詳(旧社名の神明社棟札に1769年と記される)
境内社 / ・・・
例祭 / 10月第2日曜日
氏子域 / 大野町
所在地 / 愛西市大野町郷裏452番地
参拝日 / 2026/02/14
風之宮社から徒歩アクセス / 西に向かい、観音寺橋で日光川を渡り、大野神社まで約1.0km、徒歩15分 -
参道右側に見えている寄棟造の建物が今回取り上げる廣覚寺の本堂になります。
蟹江に戻る道すがら立ち寄ってみた。 -
社頭から本堂方向に向かうと、そのまま境内に入れ、優美な屋根の勾配を魅せる本堂が現れる。
-
境内右側に手水舎と鐘楼があり、その背後に山門を構えます。
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手水鉢の側面には「寛政七年(1795)」と刻まれていました。
境内に由緒の掲示はなく、『佐屋町史』や『尾張志』などを調べたところ、かなり古くから続く寺院であることが分かりました。
『佐屋町史 史料編』(1989)には、廣覚寺(大野字郷裏四三)について次のようにまとめられています。
■『尾張志』は広覚寺について「大野村にありて海東山といふ。
参州野寺 本証寺の末寺なり。
文禄年中 (1592~1596) 僧 定善中興す。
もとは古瀬村(現佐織町古瀬)にありしを明暦年中 (1655~1658) ここに移す。
本尊は阿弥陀如来の木佛像なり」としています。
また、廣覚寺縁起も記載されており、要約すると以下のようになります。
■『尾張国海東郡富吉庄大野村にある海東山広覚教寺は、もとは同郡古瀬村にあったが、後に現在の地へ移された寺である。
以来、住職は代々受け継がれ、法灯は絶えることなく、浄土真宗東派の寺院として発展してきた。
七世善龍師は延宝年間(1673~1681)に本堂を建立したが、時を経て建物は老朽化し、屋根は雨漏りし、堂内も荒廃していた。
これを憂えた当時の住職・香厳権律師は再建を志し、門徒に呼びかけたところ、多くの賛同を得た。
嘉永二年(1849)、再建事業が始まり、斧入れの儀を経て工事が進められた。
旧堂で報恩の法会を営んだのち取り壊し、新たに基礎を築き、名工の手によって堂宇は完成した。
同年十一月には新堂において供養と報恩講が盛大に営まれ、寺は再びその威容を整えた。
この再建は、仏祖の加護と住職・門徒の尽力によるものであり、
今後ますます寺運は栄え、教えも広まっていくであろう。
本記録は、その由来を後世に伝えるために記されたものである。』
■廣覚寺のあゆみ(略年表)
・文禄年間(1592~1596)僧・定善により中興
・明暦年間(1655~1658)古瀬村より現在地へ移転
・延宝3年(1675)頃 七世・善龍師により本堂建立
・天保9年(1838)香厳権律師、本堂再建を発願
・嘉永2年(1849)本堂再建(9月完成)・11月供養および報恩講
写真の手水鉢は延宝3年本堂再建後に建立されたもの。
■文中の本寺「三州野寺 本証寺」とは、現在の愛知県安城市野寺町にある、建永元年(1206)創建の古刹である。
当初は天台宗の寺院であったが、後に浄土真宗へ改宗し、真宗本願寺派の有力寺院として隆盛した。
上宮寺・勝鬘寺とともに三河三ヶ寺に数えられ、三河真宗の中心的存在であった。
境内は二重の堀と土塁に囲まれた城郭伽藍として整備され、永禄六年(1563)の三河一向一揆では本願寺方の拠点となるなど、戦国期の地域史にも深く関わった寺院である。 -
上は佐屋町史 史料編に添えられていた弘化4年 (1848) 当時の村絵図(右)と町史編纂時の鎮座地の比較。
絵図からは大野神社、廣覚寺は読み取れなかった。
■現在では島の印象は薄い土地柄ですが、このあたり一帯は、戦国時代に織田信長と一向一揆が争った長島一向一揆(1570~1574)の舞台にも近く、当時の緊張した歴史の空気を今に伝えている。
廣覚寺もまた、そうした歴史の中で地域とともに歩んできた寺院である。 -
本堂正面全景。
軒先に向け伸び伸びと下る勾配は寄棟造の醍醐味かもしれない。 -
山門側から眺める入母屋造の鐘楼と本堂。
梵鐘は見ていないが、年代物かもしれない。
現在の伽藍がいつ整備されたのか定かではないが、氏子や檀家の減少が進む今どきの社寺事情からみると絆は強そうだ。 -
山門は切妻瓦葺きの薬医門、右手に「海東山 廣覚寺」の寺標が立つ。
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愛西市大野町郷西 『海東山 廣覚寺』
宗派 / 真宗大谷派
本尊 / 阿弥陀如来
創建 / 不詳
中興 / 文禄年中、明暦年中現在地へ
所在地 / 愛西市大野町郷西256
参拝日 / 2026/02/14
大野神社から徒歩アクセス / 大野神社社頭東隣
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