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カウナスからヴィリニュスに戻り、市を散策した後、ホテルがある大通りGediminoを西に散歩した。すると、Lukiskes広場という大きな広場に出た。その広場に向かって、何やら祭典をしているのに出くわした。ここはKGB博物館にも近い。<br /><br />KGB博物館(The Museum of Occupations and Freedom Fights in Vilnius)は、旅行の最終日午前中に訪れる予定にしていた。なぜかというと、その日は記念日で入場料が無料だと知ったからである。<br />しかし、なぜ記念日なのかは、不勉強にして知らなかった。さっそくネットで調べてみてわかったのは、6月15日は、ソ連が不可侵条約を破棄しリトアニアを占領した日。2025年はそれから84年目に当たる。<br />この占領によって、その後11年間に渡り、約13万人のリトアニア人がソ連各地に強制移住させられた。<br /><br />広場の式典では、それら強制移住させられた人々の名前を、一人一人読み上げている。これは毎年行われる行事らしい。<br />読み上げている人の前には椅子が並べられ、街行く人々が自由に座り、その式典を眺めることができる。<br /><br />ただし、これは前日14日の午後から当日15日の午前まで、ずっと続けられるので、観客も全てを見ていられるわけではなく、入れ替わり立ち替わりだ。名前を読み上げる人、後方で旗を持つ人も、全員が交代でやっている。旗を持つ若者はスカウトのメンバーのようで、この日は公園にテントを張って休憩していた。<br /><br />翌日KGB博物館を訪れた。<br />この建物は、元々KGBの事務所だったそうで、地下には当時使われた牢獄、拷問室や処刑室が保存されており、そこも見学できる。<br />私も見学したが、あまりにも恐ろしくてあまり写真は撮れなかった。<br />上の階には、ソ連占領後のリトアニア人抵抗運動や、ソ連各地の強制収容所に送られたリトアニア人の手紙や手芸、そしてソ連がスパイ活動をするために使った道具や報告書などが展示されていた。<br /><br />入館の時、職員の女性に、録音ガイドがいるか、と聞かれたので、欲しいと答えた。「リトアニア語、ロシア語、ポーランド語はあるけど、英語はあったけな・・・」と探してくれた。どうやら日本語のみならず、ここでは英語も需要がないようだ。結局英語のガイドは見つかり、それを聞きながら見学することができた。<br /><br />昼頃、KGB博物館を出ると、外ではやっとあの式典が終わって片付けをしているところだった。<br />リトアニアの人々は、ロシアの脅威をひしひしと感じながら生きているのだと感じた。<br /><br />

恐怖のKGB博物館

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2025/06/14 - 2025/06/15

-位(同エリア731件中)

旅行記グループ Lithuania 旅行

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obachamaさん

カウナスからヴィリニュスに戻り、市を散策した後、ホテルがある大通りGediminoを西に散歩した。すると、Lukiskes広場という大きな広場に出た。その広場に向かって、何やら祭典をしているのに出くわした。ここはKGB博物館にも近い。

KGB博物館(The Museum of Occupations and Freedom Fights in Vilnius)は、旅行の最終日午前中に訪れる予定にしていた。なぜかというと、その日は記念日で入場料が無料だと知ったからである。
しかし、なぜ記念日なのかは、不勉強にして知らなかった。さっそくネットで調べてみてわかったのは、6月15日は、ソ連が不可侵条約を破棄しリトアニアを占領した日。2025年はそれから84年目に当たる。
この占領によって、その後11年間に渡り、約13万人のリトアニア人がソ連各地に強制移住させられた。

広場の式典では、それら強制移住させられた人々の名前を、一人一人読み上げている。これは毎年行われる行事らしい。
読み上げている人の前には椅子が並べられ、街行く人々が自由に座り、その式典を眺めることができる。

ただし、これは前日14日の午後から当日15日の午前まで、ずっと続けられるので、観客も全てを見ていられるわけではなく、入れ替わり立ち替わりだ。名前を読み上げる人、後方で旗を持つ人も、全員が交代でやっている。旗を持つ若者はスカウトのメンバーのようで、この日は公園にテントを張って休憩していた。

翌日KGB博物館を訪れた。
この建物は、元々KGBの事務所だったそうで、地下には当時使われた牢獄、拷問室や処刑室が保存されており、そこも見学できる。
私も見学したが、あまりにも恐ろしくてあまり写真は撮れなかった。
上の階には、ソ連占領後のリトアニア人抵抗運動や、ソ連各地の強制収容所に送られたリトアニア人の手紙や手芸、そしてソ連がスパイ活動をするために使った道具や報告書などが展示されていた。

入館の時、職員の女性に、録音ガイドがいるか、と聞かれたので、欲しいと答えた。「リトアニア語、ロシア語、ポーランド語はあるけど、英語はあったけな・・・」と探してくれた。どうやら日本語のみならず、ここでは英語も需要がないようだ。結局英語のガイドは見つかり、それを聞きながら見学することができた。

昼頃、KGB博物館を出ると、外ではやっとあの式典が終わって片付けをしているところだった。
リトアニアの人々は、ロシアの脅威をひしひしと感じながら生きているのだと感じた。

旅行の満足度
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