2025/03/13 - 2025/03/14
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morisukeさん
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オッサンネコです。
チェンライと言えば、タイ北部にラーンナー文化が色濃く残る古都。
山々に囲まれた静かな地方都市でありながら、
近年は“現代宗教アートの街”としても異彩を放っています。
在タイ時代、かの有名な白い寺院「ワット・ロンクン」や、
狂気すら漂う黒のアート空間「バーン・ダム」を訪れた事があるのですが、
その後誕生した「青い寺院」は見る事なく、タイを離れてしまいました。
その青い寺院「ワット・ロンスアテン」と云ふ。
なんでもその寺院は、視界の奥まで沈み込む様な青色が空間を支配し、
幻想的な蒼光が堂内を包み込む異世界寺院なのだそうな。
今回、偶然にも仕事でチェンライを訪れる機会がありまして、
例えお仕事中であろうとも、
今後の人生を左右するような心残りがある以上は…
行かねばならぬでしょう。
果たして最北の街を席巻する、青より青い寺院とは如何なるものなのか。
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
どうもどうも、オッサンネコことモリネコです。
チェンライでの仕事をささっと切り上げた夕方からのお話。
今回の目的地である「ワット・ロンスアテン」。
チェンライの中心からは1km程度離れた場所にあるのですが、
まぁ歩けん距離ではない。
場内は青色の仏教アートで溢れてるぢゃありませぬか。
もうね、敷地内に入った途端、期待値爆上がりですぅ (*`∀´)ウヒョー! -
さて、ワット・ロンスアテン、
かつて同じ場所にはレンガ造りの遺構を残す廃寺があったそうです。
アユタヤ遺跡とかを見たことがある方は何となくわかるかと。
格式の高かった古刹がこの状態では忍びないと、
地元の方が再建を目指して立ち上がったのですが、
ここで象徴的存在になるのがアーティストのプッタ・カブケーオ氏。
彼は「白い寺院」を手がけたチャルームチャイ氏の弟子筋に当たり、
師匠と同じく、新伝統タイ芸術様式の体現者でもあるのです。
ちなみに、ロンスアテンとは「虎が跳ねる場所」という意味。
なので、装飾にもおトラさんがしっかり施されてます ( ゚∀゚)ノ -
プッタ・カブケーオ氏が踏襲した新伝統タイ芸術様式。
その特徴は主に3つ。
一。過剰なまでの装飾(でも嫌いぢゃない (*`∀´)シシシ )
二。サイケデリックで陶酔的なまでの視覚表現
三。結局わけ分からん
例えばこのカメ? キミはカメなのか… ( ゚Д゚)
ワット・ロンスアテンは理屈より先に視覚でぶん殴ってくる寺なので、
なんかすごいぞ…( ゚Д゚)… くらいの感覚で楽しむのがよろし。 -
今回の本命である本堂(ヴィハーン)。
建立は2016年、完成までには凡そ11年の歳月を要したようで。
鮮烈なブルーを基調に、金色の装飾が施されているのが素晴らしい。
正面に2体のナーガを配置するのは典型的なラーンナー様式の特徴で、
仏法世界へ入る境界を守る存在として崇められてます ( ゚∀゚)ノ
それでは、マックスハイテンションで中に入ってみませう。 -
これがワット・ロンスアテンの青を極めた世界観。
やば━━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━━ぃ!!
青い。
ひたすらに青い。
これほど美しい青に巡り合うのは、人生で何度あるのかな。
ただただ、その青さにボーッと見惚れてしまうのです… (´~`* ) -
イチオシ
天井も柱も青みがすごい。
その青は南国の空を切り取ったような爽やかさではなく、
もっと重たく、もっと深い。
まるで「心の底」に沈んでいくようなインディゴ。
これは日本では絶対味わえない世界観だよなぁ… (*´д`) -
入り口側の仏教壁画もこれまた見事。
ブッダの下にいる怪物は… よーく見ると鱗があるのが分かるので、
インド起源の水獣マカラである可能性が高いですな。
混沌世界(怪物)の上に、悟りの存在(仏)が現れている─
仏教における宇宙観を表しているような感じです ( ゚∀゚)ノ -
本堂でボーッとするのがモリネコ流。
いいお時間になってきたのでそろそろ退散します。
それにしても、この寺院の見学が無料ってすごすぎる。
日本だったら800円くらい取られそう… (ノ∀`)ブハッ
流石に申し訳ないので、タイ流に従いお布施をしておきました。 -
ナーガを横から見ちゃうぞ。
よーく見ると、別のナニカからナーガが出ているのわかりますかね?
これ以前はナーガの転生(脱皮)を表していると思ってたのですが、
チェンライ出身のJちゃん曰わく、これも”マカラ”だそうです。
原初の混沌たるマカラの口から、聖なるナーガが現れる─
これもラーンナー様式に見られる典型的な意匠だそうです ( ゚Д゚) -
お次は「赤」の寺院。
巷で噂になっている赤い寺院とは何ぞや?と思ってたら、
チェンライでは有名な寺院「ワット・プラシン」でした…。
お隣のチェンマイにあるワット・プラシンが本家の超重要寺院で、
チェンライのこの寺院は“分祀”された寺院という感じです。 -
ワット・プラシンの本尊を参拝。
そろそろ宝くじ当たってもいいんじゃないかなぁ~となむなむ。
確かに赤いですね。
ただこちらは観光寺院ではなく、ガチ信仰の厳かな雰囲気。
それでも気軽に中に入れちゃうのがタイのスンバラしさである (*´∀`) -
せっかくなので、もう一つの赤い寺院を参拝。
「ワット・クランウィアン」という寺院。
日本語に当てはめると、”旧市街にある中心的な寺院”という意味。
その昔、敷地内にラクムアン(市の柱)が置かれていたが名前の由来。
創設は1432年、日本で言うと応仁の乱が起こる前の時代ですね。 -
こちらはタイのヤック(鬼)系の意匠。
ただ、日本で言うところの「鬼」とは少し存在感が違っており、
タイ寺院では怪物ではなく、仏法を守る怖い門番として表現されます。
ただ… コイツ門番の割にはゆるい気がしますが… ( ゚Д゚) -
イチオシ
こちらも観光寺院ではなく、地元に根付いた仏教寺院となります。
入り口から見える祈りの空間。
あゝふつくしい… ( ゚Д゚)
ワット・ロンスアテンの様なぶっ飛んだ寺院も楽しいのですが、
本当に美しいのは、この静かな”祈り”の風景のような気がします。 -
時刻はまさに夕餉の時間帯。
それでも人は寺にやってくる。
家族で床に座り、静かに手を合わせる姿はあまりにも自然で、
彼らにとってはこれが当たり前の日常なのだろうと。
その姿を見ていると、タイに仏教が根付いているというより、
生活そのものになっている事を強く感じてしまうのです (*´∀`) -
夜になりやした。
やはりチェンライと言えば、街のシンボルである時計塔を見なきゃね。
時計塔を設計したのは、あの白い寺院の人、
チャルームチャイ・コーシットピパット氏(噛みそう…)。
街の中心にありながら、異世界感が半端ないぞ ( ゚Д゚) -
イチオシ
この時間を知らせる気なんて全く無さそうなデザイン…
タイ伝統様式のラーンナー様式がベースになってるらしいが…
( ゚Д゚)…。
圧倒的やりすぎ感。
でも、嫌いじゃないっす。 -
さて、チェンライの魅力とは?
蓋し、国境付近の地方都市がゆえの自由度の高さではなかろうと。
例えばチェンマイとの対比。
タイの古都として確立された文化と様式を内包している一方、
チェンライは国境文化や近年のアートが混在し、
統一された様式を持たないまま拡張してきた町という印象 (・ω・。)
その輪郭は、あたかもフラクタル次元のように、
捉えようとするほどに拡散していく不思議さを持ってる気がします。 -
こちらは土曜市の近くにある旧時計台。
今の時計塔と比べると、驚くほどの地味なのですが、
夜のライトアップ時は何とも艶かしい姿を醸し出してます。
チェンライ美人もびっくらぽんの美白ちゃんです (*´艸`)ウヒヒ -
夜市をふらふらり。
出店ではアカ族っぽい民族衣装とかが並んでます。
チェンライは山岳地帯の入口に位置する盆地の町なので、
ヒルトライブと平地の民が交差する結節点でもあるのです。
これもチェンライという街の面白いところ (σ゚∀゚)σ -
タイの屋台では定番化している揚げ物屋さん。
バーツ高とは言え、やはり屋台の食べ物は安いのである (*ノ∀`)ノ
日本のお祭り屋台も見習ってほしいのである。
ちなみにおすすめは… 真ん中にあるピーナッツです(笑) -
ステージでは煌びやかなお姉さんたちの舞踊ショーが行われてました。
ピーナッツをポリポリしながら、ボーッと眺めるのもオツなもの。
こういうのを見ると、異国に来た実感がじわりと胸に染みてくる (*´д`) -
時計塔と交差する Jetyod通りまで戻ってきました。
ここはバーやレストランが並ぶ、チェンライのナイトエリアですね。
なぜか日本の赤提灯が人気のようで、
日本文化恐るべし… ( ゚Д゚) -
トゥクトゥクが並ぶ風景。
これもタイの地方都市を象徴するような風景でとても良い `∀´)ウシシ
ただ、10年前に訪れたときはあまり見かけなかったので、
やはり観光地化が進んでいるのだと思います。 -
さて、ここからはチェンライのダークサイドを少しご紹介。
チェンライの…と言うよりは、タイが生み出した闇の部分なのですが。
遠くに見えるのが町の象徴である先ほどの時計塔。
その間に緑色に光ったネオンがあるのがわかるでしょうか。
アレが何かと言いますと… -
葉っぱちゃん、大麻ですね。
建前と現実がズレたタイ政策の典型的な例がコレなのです。
元々タイ政府は医療用大麻を合法化する流れがあり、
2022年6月に大麻を麻薬リストから外す施策を運用するのです。
公式上は「医療・健康・農業のための大麻」だったのですが、
まぁ、事実上の大麻解禁ですな。
解禁の刹那、観光地には葉っぱマークの大麻ショップが乱立し、
緑のゴールドラッシュ到来とまで揶揄されるシマツ。
そもそも、解禁日に店頭に葉っぱが並ぶっておかしいだろと、
でもこの国でそういう所は突っ込まないのがお約束 ( ゚д゚)ハッ!
迂闊に手を出すと、日本に帰った時に捕まる恐れがあるので、
良い子の皆様はくれぐれも手を出さないようにしましょう。 -
少し脱線する話になるのですが、
タイ北部にはかつて麻薬が蔓延していた時期があります。
それはヤーバーと呼ばれる覚醒剤的なドラッグだったのですが、
当時は眠気覚まし(勉強薬)として安く手にいれる事ができたそうです。
まぁ戦時中のの日本でも、同じようなヒロポンがあったしね。
頑張るための薬として、トラック運転手や学生に瞬く間に浸透。
結果として90年代後半には、犯罪や家庭崩壊が爆増し、
タイ社会全体がパニックに近い状態になった背景があるのです。
その後、強権者タクシンが麻薬供給源のブッタ切り政策を敢行し、
麻薬問題は落ち着いた様に見えたのですが、ここに来て大麻の再燃。
そりゃ同じ歴史を繰り返そうとしているようにも見えるので、
当時の規制緩和には反対派も多くいたそうです。
ちなみに…
ヤーバーは元々、ヤーモー(馬薬)=長く働ける薬と言う名前でした。
でも、その危険性が社会問題化されてからは、
政府が敢えてヤーバー(狂気の薬)と名前を変えた経緯があるのです。 -
と言うわけで、2025年6月
タイ保健省は正式に「処方箋なし販売禁止」の命令を出し、
娯楽販売への規制を強化しようとしているのですが、
実際の取り締まり運用はまだまだ地域差が大きいのが現状になります。
まぁ昔から地方の警察と有権者はズブズブの関係デスから…
果たしてここまで膨れ上がった市場をリセットできるのか?
今後、タイの出す結論に注目が集まっている所以になりまっす (´~`* ) -
大麻エキス入りのドリンクは普通にコンビニに売られています。
これ飲むとどうなるのか…
ざっくり整理すると、大麻の成分は主にふたつ。
THC(テトラヒドロカンナビノール)
CBD(カンナビジオール)
THCは、いわゆるハイになる成分。
幻覚症状、酩酊感、判断力低下を引き起こすものになります。
一方でCBDは、鎮静的な成分であり、
リラックスしたい時やや睡眠導入に効果があると言われています。
当然、THCが多く含まれると規制対象になってしまうので、
コンビニに売られている大麻飲料はTHCを限りなくゼロにして、
CBDを微量含ませてのリラックス系栄養剤になります。
飲んだらラリるわけではなく、多分何も起こらない。
単なる大麻ブランド化商品でしかないのですが、
”君子危うきに近寄らず”が最適解である事は間違いないでしょう。
ちなみに商品名は「大麻エキス入りフルーツジュース」
赤色はミックスベリー味で、黄色はパイナップル味。
なぜこのフレーバーをチョイスしたのかは全くの謎である ( ゚Д゚) -
こちらにもありました。
オレンジジュースの隣にポンと置いてあるのがコワい… ( ゚Д゚)
こちらも黄色はハニーレモン味、青はブルーハワイ味…
白はオリジナル味…
せめて青はラムネ味だろとツッコミを入れたくなったのでしたが、
青=ラムネ(サイダー)は日本人だけの感覚のようです。
やっぱりタイはアメージングだなぁとしみじみ思ったのでした。
今回の”旅”はここまで。
それではまた~。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ゆきまるさん 2026/05/27 18:48:21
- はじめまして
- はじめまして
いつとmorisukeさんの旅行記を拝見しており、素敵だなと思いフォローをさせていただきました。
フォローしてくださり、ありがとうございます。
素敵なお写真ばかりで、私も旅をしているような気分で見入ってしまいます。
わくわくしながら旅行記を拝見しております(^^)♪
美しい景色を届けていただき、ありがとうございます。
私は旅を始めたばかりですが、どうぞよろしくお願い致します。
- morisukeさん からの返信 2026/05/31 00:40:36
- RE: はじめまして
- ゆきまるさん、
はじめまして。
こちらこそフォローありがとうございます♪
いつも雑記を読んでいただいていたとのこと、
とても嬉しい限りです(´∀`о)。
ちょっと私の旅先は、有名な観光地よりもあまり知られていない街角や、
忘れられたような場所を歩くのが好きなんです(笑)
なかなか、満額で共感は得られない気がしますが、
こんな場所もあるんだ~みたいな感覚で楽しんで頂ければ幸いです♪
旅って同じ景色でも、人によって切り取り方が全然違うのが面白いですよね。
ゆきまるさんのお写真もいつも素敵で、編集のセンスに感心しております。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします(^^)
Mori Neko
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