2026/02/14 - 2026/02/15
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Nandybearさん
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この旅行記のスケジュール
2026/02/14
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電車での移動
すすきの駅→真駒内駅(9:30着)
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バスでの移動
真駒内駅→滝野峠(9:51着)
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頭大仏殿
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この旅行記スケジュールを元に
札幌で迎えた3日目。
この日は、市内から少し足を伸ばすところから始まります。
雪に包まれた景色の中、建築とランドスケープを軸に巡る一日。
歴史ある教会建築や大学構内の建物、
そしてアートと一体化した公園空間まで、
都市の中に点在する多様なスケールの建築を体感しました。
途中、味噌ラーメンや回転寿司といった北海道らしいグルメも挟みつつ、
待ち時間さえも街歩きに組み込みながら、効率よく動きます。
観光地だけでなく、地下鉄移動や大学構内の静けさなど、
日常の延長にある風景にも目を向けました。
夕方以降は、雪原の上で見るやわらかな夕焼け、
そして夜の札幌で味わう海の幸。
昼とはまた違う、冬ならではの表情が広がっていました。
“見る”ことを軸に、
歩き、登り、味わい、出会い、街を感じる一日。
・建築(教会・大学・ランドスケープ)
・雪に包まれたモエレ沼公園
・味噌ラーメンと回転寿司
・夕焼けから夜へ移ろう札幌の表情
トマムがリゾート体験なら、
3日目は都市と自然を横断する時間。
建築と風景、そして食を通して、
冬の札幌を立体的に味わった一日でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- ジャルパック
-
札幌で迎えた3日目。
ホテルからすすきの駅まで歩き、土日限定の地下鉄1日乗車券「ドニチカきっぷ」を購入。
地下鉄に乗り、終点の 真駒内駅 へ向かいました。
中心部から徐々に郊外へと景色が変わっていくのを感じながらの移動。
駅到着後はバスに乗り換え、目的地へ。
驚いたのは、そのバスの乗客構成。
体感では8割が外国人、1.5割ほどが地元の方。
日本人観光客はおそらく自分だけ、という雰囲気でした。 -
バスを降り、滝野峠のバス停に到着。
まず目に入るのは、ずらりと並ぶモアイ像。
雪をかぶりながら静かに立つその姿はどこか愛らしく、南国のイメージとはまったく異なる、北海道ならではの光景でした。
白い雪原の中にたたずむモアイ。
そのギャップが、この場所の第一印象を強く残してくれました。 -
モアイ像の並ぶエリアから少し歩くと、
雪景色の中にコンクリートの建築が現れます。
今回の旅、2箇所目の安藤建築。
白い雪と打ち放しコンクリートの対比が印象的で、遠目からでもその存在感が際立っていました。
写真にはなるべく人が写らないようにしていますが、実際にはアジア系を中心とした外国人観光客の姿がとても多く見られました。
朝一番の時間帯にもかかわらずこの人数には正直驚きます。
思わず券売機の係の方に「ここを訪れる人は8割くらい外国の方ですか?」と尋ねてみると、
「いえいえ、そんなものではないですよ。1日に訪れる純日本人の方はおそらく一桁人数だと思います」とのこと。
さらに「昨日なんて日本人は2人だけでしたよ」と教えてくださいました。 -
暗く長く続く空間をまっすぐ進んでいくと、
ふっと視界が開け、その先に現れるのが 大仏 です。
座像としては国内で2番目の大きさを誇る大仏。
静かな空間の先に突然姿を現す構成は、強い印象を残します。
もともとは広い草原の中に大仏が立っているだけだったそうですが、参拝者がなかなか増えなかったことから、寺院側が 安藤忠雄 に相談。
その結果生まれたのが、大仏の周囲をラベンダー畑で覆い、頭部だけを地上に見せるという大胆なアイデアでした。
大地の中に包まれるように佇む大仏。
建築によって風景そのものを再構成した、象徴的なプロジェクトです。 -
大仏の周囲には、ギザギザとした形状のコンクリート壁が立ち上がり、大仏の外周を歩けるようになっています。
壁面のコンクリートは非常になめらかに仕上げられており、冬の柔らかな光を受けて静かに表情を変えていきます。
その精度の高い質感に目を奪われながら、中心に据えられた 大仏 をゆっくりと鑑賞しました。
量塊としての大仏と、それを取り囲む幾何学的な壁。
歩きながら体感することで、この空間の意図がより鮮明に伝わってきます。 -
大仏とモアイ像のあいだには、いかにも安藤建築を思わせるコンクリート打ち放しのカフェがあります。
直線的な構成と無機質な質感はどこか安藤作品を連想させますが、こちらはあくまで“安藤風”。
設計者が 安藤忠雄 本人というわけではないので、その点はご承知を。 -
安藤建築を40分ほどじっくり鑑賞し、再びバスで 真駒内駅 へ戻ります。
車窓から見えたのは、道路脇に連なる雪の壁。
写真はバスの高い位置から撮っているため低く見えますが、実際には平均でも約2メートル、高いところでは3メートル近い高さがありました。
都市部の雪景色とはまた違う、圧倒的な積雪量。
北海道の冬のスケールを、移動の途中であらためて実感しました。 -
真駒内駅 から地下鉄に乗り、澄川駅で下車。
そこから本日のお昼ご飯を目指して徒歩で移動しました。
写真はその道中の様子。
歩道の両側には、ここでも約2メートルほどの雪の壁が連なっています。
生活道路でこの積雪量。
札幌の冬の本気を、足元から実感しながらの移動でした。 -
この日のお昼ご飯は、カップラーメンにもなっている札幌味噌ラーメンの名店、
純連 本店 へ。
11時半に到着すると、すでに店内には14人ほどの待ち客。
少し早めに来たつもりでしたが、想像以上の行列に少し身構えます。
ただ、こちらのお店は並んでいる間に注文を済ませるスタイル。
席に案内されると、ほとんど待つことなくラーメンが提供されました。
到着から着丼まではおよそ20分。
運ばれてきたラーメンは、しっかりと濃い味噌味。
コクが強く、冷えた身体にじんわりと染み渡る、まさに冬向きの一杯でした。
今回はチャーシュー麺を選んだため、大ぶりのチャーシューがたっぷり。
価格はやや高めですが、その分ボリュームも満足感も十分。
並んだ時間も含めて、納得の一杯でした。
みそチャーシュー:1750円 -
次の目的地へ向かうため、澄川駅から地下鉄に乗り、北18条駅で下車。
駅近くのタイムズカーシェアで車を借りました。
この日選んだのは日産ノート。
ただ、駐車場内にも雪が多く積もっており、まずは車の周りの雪をよけるところからスタート。
発進するまでにもひと苦労で、北海道の冬の運転環境をあらためて実感しました。 -
次に訪れたのは、車で10分ほどの場所にある 聖ミカエル教会 。
建築家 アントニン・レーモンド が設計した教会です。
到着してまず目に入るのは、特徴的な屋根のフォルム。
周囲の住宅街の中にありながら、その造形はひときわ印象的で、思わず足を止めて見上げてしまいました。 -
日曜日以外は基本的に自由見学が可能で、特別な受付などはありません。
入口で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えてそのまま教会内へ入ることができます。
扉を開けると、静まり返った空間。
正面の十字架の上部に設けられた大きな窓から、やわらかな光が差し込みます。 -
その光は、窓に設けられた特徴的な模様 ― 切り絵のような意匠 ― を通して拡散され、レンガ造りの壁面に映り込みます。
時間とともに揺らぐ光が、空間に静かな表情を与えていました。
構造も印象的で、下部はレンガ造り、そこにコンクリートの梁を挟み、上部は木造という構成。
異なる素材が積み重なることで、外観とはまた違う奥行きを内部に生み出しています。 -
ただ、その梁の下にあるレンガ壁は、まっすぐではなく折り重なるような形状になっています。
なぜこの形なのだろうと覗き込んでみると、その奥には縦のスリット窓が設けられていました。
訪れたのは冬だったため雪に覆われていましたが、雪のない季節にはそこからも柔らかな光が差し込み、より明るい空間になるのだろうと想像が膨らみます。
装飾に頼らず、光と素材で構成された空間。
静かに佇みながら、細部まで見入ってしまう教会でした。 -
教会を後にし、車で約30分。
次に向かったのは モエレ沼公園 。
言わずと知れた彫刻家 イサム・ノグチ が基本設計を手がけた公園です。
「公園全体をひとつの彫刻とする」というコンセプトのもと、
地球そのものを彫刻に見立てて構成された場所。
単なる緑地ではなく、
ランドスケープそのものが作品となっている空間です。 -
訪れた日は、ちょうどガラスのピラミッド内で イサム・ノグチ がデザインした《AKARI》の展覧会が開催されていました。
-
和紙と光で構成された彫刻《AKARI》。
会場には、古いオリジナル作品が数多く展示されており、その繊細な佇まいを間近で見ることができました。
昨年、現行品のAKARIを購入していたこともあり、
オリジナル作品を実際に鑑賞できたのは嬉しい体験でした。 -
ガラスのピラミッドを後にし、公園内を散策することに。
モエレ沼公園 には秋に一度訪れたことがありましたが、雪に覆われた景色はまったくの別世界。
同じ場所とは思えないほど印象が変わります。
せっかくなので、公園内の「プレイマウンテン」に登ることにしました。
積雪はあるものの、スノーシューなしでもぎりぎり歩ける程度。
一歩ずつ雪を踏みしめながら、
眼下に広がる イサム・ノグチ 設計の彫刻群を見下ろします。 -
登り切ると、山頂には自分と同じように歩いてきた人が数名。
柴犬と一緒に登ってきたご夫婦。
雪の上にちょこんと立つ柴犬が印象的でした。
ほかにも、北海道中を巡って写真を撮っているという70代の男性や、日本を旅行中だというアメリカ人の留学生の姿も。
それぞれ目的は違っても、同じ雪山の上で同じ景色を眺めている。
短い会話でしたが、この場所が持つ引力のようなものを感じる時間でした。 -
下山する前に撮った一枚です。
まだ16時前でしたが、雲ひとつない空がゆっくりと傾き、
次第に淡いピンク色へと変わっていく時間でした。 -
ガラスのピラミッドまで戻ってきました。
-
お土産はかなり悩みましたが、最終的に《AKARI》のスタンドライトをひとつ購入することに。
色付きのタイプも魅力的でしたが、雪に包まれた北海道の記憶を持ち帰りたいと思い、白くシンプルな「1A」を選びました。
真っ白な景色の中で見た光。
その余韻を、自宅でも感じられたらと思います。 -
カーシェアを返却した後、駐車場近くにあった 北海道大学 構内へ。
目的は、札幌農学校時代の建物を見ることでした。
雪に包まれたキャンパスを歩き、建物の前まで到着。
ところが、入口には網が張られていて中に入れません。
看板をよく見ると、公開時間は17時までとの表示。ほんの少し間に合いませんでした。
大学構内の建物ということで、公開時間が設定されているとは思わず、事前に確認していなかったのが反省点。 -
それでも、まったく見ずに帰るのはもったいない。
柵の外からではありますが、雪景色の中に佇む建物の姿を少しだけ眺めてから、その場を後にしました。 -
その後、地下鉄で夕食へ。向かったのは回転寿司店の なごやか亭 発寒店 です。
18時に到着すると、すでに14組待ち。
発券機で番号を取り、店外で待てる仕組みだったため、待ち時間を有効活用することにしました。
地下鉄で隣駅の琴似駅へ移動し、駅直結のイオンへ。
目当ては、札幌で“チェーン店ながら美味しい”と評判のパン屋 どんぐり で、翌朝の朝食を調達することに。 -
閉店30分前にもかかわらず、店内では次々と新しいパンが焼き上がっていました。
地元に根付いた店の活気を感じながら、焼きたてのパンをいくつか選びました。 -
パンを選び終え、会計の列に並んでいたときのこと。
ふと目に入った張り紙に、思わず足が止まりました。
そこには「閉店のお知らせ」の文字。
掲示によると、1か月半後の3月末で閉店してしまうとのことでした。
次に訪れたときも、回転寿司を待つ間にパンを買う――そんな効率の良い動きができると思っていただけに、少し残念な気持ちに。 -
翌朝のパンを調達し終え、再び地下鉄で なごやか亭 発寒店 へ戻りました。
発券から約1時間が経過。
店内の椅子に座って待っていると、5分ほどで番号が呼ばれ、無事に席へ案内されました。
通されたのはカウンター席。
目の前には、その日のおすすめメニューがずらりと並び、自然と期待が高まります。 -
せっかくなので、この日はおすすめを中心に、そこへ自分の食べたいものを追加する形で注文しました。
どれも本当に美味しかったのですが、
中でも最初に頼んだ一皿――写真左手前のニシンが、ひときわ印象に残りました。
口に入れた瞬間のとろけるような食感と、ほどよい脂の甘み。
北海道で食べるからこその鮮度と旨みなのだろうと、思わず感動してしまう一貫でした。
旅の締めくくりにふさわしい、満足度の高い夕食となりました。
お会計:5148円 -
建築とアート、雪景色、そして北海道の味覚。
朝から夜まで、移動しながら濃密に巡った一日でした。
白銀の中で体感した空間のスケール感と、そこで出会った人たちとの何気ない会話。
そして最後に味わった寿司の余韻まで含めて、北海道の冬を全身で感じることができた一日だったと思います。
予定通りにいかなかった場面もありましたが、それもまた旅の一部。
振り返れば、その一つひとつがこの日の記憶をより鮮明にしてくれました。
そして、明日はいよいよ最終日。
名残惜しさを感じながらも、最後までこの旅を味わい尽くしたいと思います。
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