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《2026.January》冬の風物詩イルミネーションを訪ねる旅三重そのⅦ~皇大神宮初詣と鈴鹿イルミネーション二日目前編~<br /><br />目覚ましの音で目を覚ます。7:30の起床は少しキツイが窓の外は良い天気。良いように考えることにしよう。8時前に1階のレストラン漣へと向かう。伊勢という土地柄もあるのか、伊勢神宮参拝客が早朝からの行動に合わせて食事提供がなされているようだ。私は昨晩8:00に朝食時間をリクエストした。基本早くても8:30にしか朝食時間をしない私としては早いのだが、最終時刻が8:00となっているために仕方がない。和定食のセットメニューは品の良い食材で作られている。ひとつ言うならば少し量が少ないように感じる。基本ご飯や味噌汁のおかわりは自由なようなのでそうすれば良いことだが、おかずの量を考えるとそのままが丁度良いように思えた。<br /><br />という感じで朝食を食べ終え、部屋へと戻る。一泊旅行なので荷物も少なくスマホの充電コードを纏めてカバンに突っ込んで荷物を作る。その後チェックアウトをした後にmoveクンを暖気運転する。その間にホテル外観をカメラに収める。無料駐車場完備の当ホテルは、年数こそ経過してはいるが、部屋の清掃・設備等は問題なく〝寝るだけ〟であればコスパの良い宿だと感じた。伊勢エリアのイルミネーションは期間終了で見られなかったこともあり再訪を考えてはいるのだが、その際はぜひとも利用したいホテルであった。<br /><br />9:35にホテル駐車場を後にする。向かう先は皇大神宮、つまり伊勢神宮内宮である。私の世代は小学校の修学旅行は伊勢であった。その際にも訪れてはいるとは思うが思い出せない。その様な理由から〝初詣先〟として内宮参拝を考えた訳である。正月を終えて〝普通の生活〟が始まってはいた1月17日ではあるが、生憎今日は土曜日である。そのため混雑することはある程度覚悟はしていた。伊勢神宮の駐車場は、伊勢市や民間のもの等かなり沢山ある。決め手は距離と値段だと思うが、混雑状況はリアルタイムで変わるためになかなか〝ここ〟という場所が決められない。またガードマンもそこまでリアルタイムの情報を知っている訳ではないためにどこのパーキングに停めるかはドライバー判断となる。その結果前の車が入った駐車場に釣られて入庫し、伊勢市営内宮B4駐車場奥のB5駐車場に駐車することとなる。結構内宮迄距離はあるが仕方がないと割り切ってクルマを停めて歩き始める。<br /><br />内宮迄の道程は五十鈴川沿いに歩けと記されている。つまり舗装路まで上がってしまうと〝おはらい町〟を通らねばならないために混雑回避という意味合いであろう。スマホのウォークナビも同様の案内故にそれに従い、20分程歩いて宇治橋へと辿り着いた。<br /><br />宇治橋手前の駐車場も空いている様子だが、これだけは運次第。空いていなければ戻るしかない。先ずは宇治橋を渡り神苑へと向かう。そして手水舎・御手洗場の五十鈴川河岸に降りる。雪は関係ないがやはり水は冷たかった。手を清めて正宮〝皇大神宮〟に参る。本殿前は撮影禁止とあるが厳か感に加えて正宮前広場の広さ含め理に適っている。ただ不届き者はどこでもいるようで、正宮前でカメラを構えて注意を受ける者も少なくなかった。しかしゆっくりと参拝出来る余裕はなく、流れ作業の如く参拝を済ませなければならなかったのは少し残念であった。<br /><br />御廐で神馬とご対面の後、参集殿へと向かう。ここでは湯茶のサービスが参拝客に振る舞われていた。その隣にはお守り等の授与所がある。手持ちの現金がなかったように思っていたためにスルーするしかないと思ってはいたが、どうやら勘違いだったようで家族分の御守りを頂くことにする。若い巫女さんは手際が良いのかも知れないが、御守りを紙袋に入れているというより放り込んでいるように見える。まぁ御利益は変わらないだろうから苦笑して終わらせた私であった。<br /><br />新年に奉納されただろう酒樽を眺めながら歩いて行くと、宇治橋を渡って鳥居を潜ると参拝終了。著名な神宮では自分の意思で参拝するというよりも〝人の流れ〟に任せて参拝することになる。これもある意味新鮮な体験であった。<br /><br />車へと戻るルートは行きとは違いおはらい町・おかげ横丁を進んで行く。いかにも最近になってオープンしただろう店舗が並ぶ。人気店と言うものもあるようで、人だかりがしているお店も結構あった。中には昔ながらの店舗が改装して現在に至っているようなところもある。海産物3つ1,000円等はばら撒き用のお土産でもあり、遠足等の小中学生向けでもある懐かしいものである。しかしこう言った商品を扱う店舗は大概〝現金決済のみ〟となっているために今は出が出せない。店舗の運営側も不要な出費を控えたいのは分からなくはないが、いかんせん今はキャッシュレスの時代。やはりその手段を蔑ろにすると、売り上げに微妙に影響することは否めないと感じてしまう。私の場合はおはらい町では〝赤福〟しか買う予定はしていなかった。しかし赤福店舗にも分かりやすい場所にはキャッシュレス決済の表記が見られず、内宮寄りにある本店等はスルーした。そして五十鈴川店の店頭でやっと〝ICOCA〟決済可能の表記を確認して購入。取り敢えず〝伊勢名物〟は確保できた。<br /><br />その後〝内宮おかげ参道地下道〟を潜り、五十鈴川沿いを歩いて行く。1時間半ぶりにmoveクンと再会するが、ゆっくりすることもなく乗り込むと同時にエンジンをかけ、駐車場ゲートへと向かう。入庫時刻は9:59なので11:59に出ないと追加料金がかかってしまう。しかし現金のみの決済ゆえに思うようには進まず、ゲートに辿り着いたのは2時間5分後の12:04であった。しかしこの様なことはどうやら日常茶飯事のことのようで、許容範囲と判断されたのか5分の超過はカウントされなかった。<br /><br />という訳で初詣を済ませ、本日の目的〝イルミネーション〟会場に向かって車を走らせる。ちなみに内宮界隈は喫煙所が少なく数時間我慢していたこともあり、ひと息入れるために道中にあった土産物屋〝伊勢志摩みやげセンター王将伊勢店〟に立ち寄ることにする。先ずは一服してから土産物を眺めることにした。まーさんからは〝あおさ〟を買って来いとのLINEがあった。海産物の知識は皆無ないので、こういう具体的な指示は本当にありがたい。その他飲み物や職場用のお菓子等を買い揃え、一旦車に戻る。その内に〝バスツアー〟が入ってきたので暫く退散し、時間の余裕もあったので車内で一休みすることにした。昨今寒い日が続いていたので車中で休むにも暖房をかけていたが、今日に限っては窓を閉めていると暑いくらいなので、少し窓を開けて換気しながら一眠りする。敷地内にあるパワースポットにも立ち寄って、伊勢を後にして一路松阪へと向かうことにする。<br /><br />今回は内宮参拝だけを考えていたのだが、土曜日ということもあり伊勢の市街地が結構混雑していた。そんな中でふと〝外宮はこちら〟の看板を見つけ、せっかくなので参拝して行くことにした。<br /><br />外宮〝豊受大神宮〟は内宮とは違い伊勢市の中心部に位置しながら、境内は平清盛が勅使として参内した際に冠が触れたと伝わる〝清盛楠〟や三重県花のハナショウブが咲く〝勾玉池〟等の自然が豊富に残されており、非日常空間を形成している場所として知られている。伊勢神宮のふたつの正宮のひとつであり、社地面積こそ皇大神宮の1/10程ではあるが、建物自体は皇大神宮と同様に外側から板垣・外玉垣・内玉垣・瑞垣の四重垣に囲まれ南北の門に宿衛屋が置かれている。<br /><br />諸説ある豊受大神宮だが、神社本庁の見解として〝豊受大御神はお米をはじめ衣食住の恵みをお与えくださる産業の守護神〟としている。まぁ色々と考えても埒が明かないので参拝を始めることにする。参拝客向けの駐車場も完備しており、皇大神宮との違いは随所に見ることが出来る。北御門から入り御厩で神馬と対面する。その後は脇目もふらず正宮を目指し参拝をする。こちらでもやはり皇大神宮と同様正宮前での写真撮影は禁止されていたが、やはりカメラを構えて注意される者はいることに変わりはなかった。正宮の隣には正宮と同じ広さの〝御敷地(みしちき)〟が広がっている。20年に一度行われている〝式年遷宮〟を待つこの場所は、前回の遷宮迄御殿が建っていた場所でもある。次回第63回となる式年遷宮は令和15(2033)年に行われる。気の長い話だが飛鳥時代から続いている神事を見ることが出来るかどうかは正しく〝神〟のみぞ知ることであろう。<br /><br />そんな〝夢見心地〟に浸りながら社地内の摂社参りを続けて行く。皇大神宮では広過ぎる社地故に断念したが、豊受大神宮では何とかなったようだ。それでも駐車場迄の歩く距離も短かったため1時間かからずして参拝を終えて車へと戻って来た。そしてナビにセットしたままの松阪を目指して出発する。<br /><br />この辺りの道路はバイパス化されており、スムーズに走ることができれば快適である。国道23号線南勢・中勢バイパスを経由して、紀勢本線六軒駅南側にある津屋城踏切を通過したところで停車する。線路西側に慰霊碑が建立されているこの場所が目的地であった。参宮線列車事故遭難者慰霊碑、戦後が色濃く残っていた昭和31(1956)年10月15日に当時参宮線に所属していた六軒駅構内で上下線の列車衝突事故が発生。C51蒸気機関車重連で牽引する下り第243快速列車が六軒駅の停車信号を見落とし、タブレットがないことに気付き非常制動を掛けるも安全側線に突っ込んで脱線。補機と本務機は線路から外れて畑に転落したが、後続の客車が本線上にはみ出るかたちで停止した。その20秒後にほぼ定刻通り運転していた対向の鳥羽発名古屋行き第246快速列車(C57+C51蒸気機関車の重連牽引)が現場に進入し、本線上にはみ出ていた下り列車の客車に衝突。これを破壊しながら機関車と客車が脱線転覆した結果42名の死者と94名の重軽傷者を出す惨事となった。<br /><br />10月15日は伊勢神宮で最も重要とされている神嘗祭の初日にあたり、大勢の参拝客輸送のために列車運行が遅れがちになっていた。そのため両列車の交換を通常の松阪駅ではなく六軒駅に変更したことが下り列車の機関士に伝わっていなかったことが原因とされている。下り列車には修学旅行で伊勢に向かう途中の東京教育大学付属坂戸高等学校生徒が乗車しており、同校生徒24名と引率教員3名の27名が犠牲となっている。六軒事故と呼ばれるこの事故が後に自動列車停止装置(ATS)の前身となる〝車内警報装置〟を全国の主要幹線に設置する方針を国鉄が定めることとなる。実際この事故は〝責任の所在〟を巡って長期に渡る裁判が続くことになったのだが、原因が解ったとしても犠牲者が生き返ることはない。よって事故後の経過についてはここでは省くが、70年の時を超えて慰霊碑脇の線路をキハ75系快速みえが何事も無かったかのように通過して行く姿を眺めていると、やはり六軒事故が現在の〝安全な鉄道運行〟の〝元〟となっていることにふと気が付く。そんな〝現在〟を眺めながら存在し続ける慰霊碑に手を合わせ、犠牲者の冥福を祈りつつその場を後にした私であった。<br /><br />松阪を出て北東に進む。ここはナビの指示だが何故かバイパスを通らずに国道23号線を走って行った。途中道の駅かわげに立ち寄ってひと息入れた後、中勢バイパスを走り鈴鹿市に入る。サーキットを左手に見てから右折し、目的地を求めて暫しウロウロ。そして到着したのは鈴鹿医療科学大学附属桜の森病院であった。平成3(1991)年開学の鈴鹿医療科学大学。医療系大学ではあるが医学部はない。薬学・看護・リハビリといったコメディカルスタッフの養成校と紹介されている。薬科学科という4年制課程が新設されるとあるが、こちらでは薬剤師国家試験の受験資格は得られない。でも附属病院はある。イマイチ建学意図がわからない。別に学校のことを論じるつもりはないのでこれ以上は言わないが、まぁ私にとっては〝イルミネーションイベント〟が楽しめるだけで良いこととすぐ頭を切替えた。<br /><br />附属病院敷地内のイルミネーションは、患者の目を楽しませる様なこじんまりとしたものの様に見えた。こちら桜の森病院は緩和ケアを行なっている病院であることから、ターミナルケアを行なう過程で患者個人の〝生きる価値〟に花を添えているようにも思える。そういった見方をすると、小さくても価値あるイベントだろうと私には思えたのであった。<br /><br />鈴鹿医療科学大学のイルミネーションとして紹介されているものは、近くの白子キャンパスにて行われていると記されていたので、車に戻り移動する。キャンパスと同一場所に病院があると書かれているので分かりそうなものなのだが、何故か行き当たらず暫く徘徊した後何とか到着出来た。<br /><br />学校入口に守衛室があったので、イルミネーションを見に来た旨を伝えて駐車場の場所を聞く。職員用の駐車場が一般開放されているのが有り難い。学校のイルミネーション故に作成も生徒である。学校の玄関及び建物の壁に這わせるものと、玄関前広場のツリーに掛けたLEDによってそれぞれの作品が作り上げられている。天使の羽と光るブランコは大学イルミネーションの定番ではあるが、やはり若者が楽しめる作品としても完成度は高いと思う。それに加えて〝校章(ロゴ)〟のプロジェクションマッピングがアクセントとなり、すべて合わせて鈴鹿医療科学大学イルミネーションとなっているようだ。芸術関係の専門ではないために〝魅せる〟要素は少し欠けるものの、トータルでは全国区に紹介しても恥じないものに仕上がっていると私には見えた。ただ地元志向が高いためか、見物客の中には一部心ない者がいたのは残念である。個々の作品の集合体がイルミネーション作品となっているが故に意味を成す。そのためにそれぞれの作品を写真に撮り、それを組み合わせるのだが、まさかその前にクルマを停める。地元のようだがならば駐車場があることは知っているだろう。にも関わらず面倒なのか?わざわざ作品の前に駐車するとは…。昨今一部の心ない輩のおかげで十把一絡げに悪者扱いされることが増えた。タバコも喫煙所でしか吸わなくても、くわえタバコのジジィ一人がいるだけであたかも喫煙者全員が悪者扱いにされる。人に指図する権限はないが、マナー違反には敏感になっている。何気ないことだったのかも知れないが、私的には嫌悪感Maxだったことに違いはない。まあ長時間に渡った訳ではないので、目的は達成できたが、ひと言言いたくてここに記す。そんなこんなで小一時間滞在して鈴鹿医療科学大学のイルミネーションを満喫し、次の目的地を目指すことにした。<br /><br />出発前に近くの格安ガソリンスタンドを検索しておく。近場でヒットした〝ENEOS EneJetセルフ鈴鹿岸岡SS〟は、値引きクーポンも発券できたことから迷わずに向かった。先ずは洗車をする。足回り洗車をトッピングした水洗いだったが、900円と知りびっくりした。ガソリン価格が安いスタンドあるあるなので仕方なしに料金を投入し、moveクンのお風呂タイムを済ませて給油へと移るが、今度は割引のQRコードが読み込まない。さすがにイラッときて給油せずに退出し新たな〝格安ガソリンスタンド〟を探すことにする。とはいえそのまま出ることも気が引けたので、隣接のセブンイレブン鈴鹿岸岡店に立ち寄り、タバコと飲み物を買って行った。ちなみに後日談ではあるが、行こうと考えていたガソリンスタンドではなかったことが判明する。そら~他店の割引コードは使えないわな~(汗)。<br /><br />そんなことはいざ知らず目的地である四日市を目指して走って行く。道中格安ガソリンスタンドリストに挙げていた〝OKAKINセルフ四日市河原田SS〟に立ち寄ってmoveクンのご飯タイム。133円/Lは安かった。<br /><br />お腹いっぱいになったmoveクンを操り、国道23号線を走って行く。途中ドラッグコスモス新正店に立ち寄ってひと息入れる。久しぶりに訪れたドラッグコスモスだったが意外に安いことに気付き常備薬を購入しておく。再び走り出し近鉄四日市駅前に辿り着く。目的としては諏訪公園や近鉄四日市駅前商店街のイルミネーションだが、土曜日の夜だということだろうか?値段の安さでピックアップした駐車場が全て満車であった。ナビの表示する駐車場を探しながら走って行くが、値段の安い駐車場はやはり空いてはおらず時間ばかりが過ぎて行く。偶々空車となっていた〝名鉄協商パーキング四日市第1〟にクルマを停め、カメラ機材等を持って車を降りて歩いて行くことにする。<br /><br />  《続く》

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《2026.January》冬の風物詩イルミネーションを訪ねる旅三重そのⅦ~皇大神宮初詣と鈴鹿イルミネーション二日目前編~

目覚ましの音で目を覚ます。7:30の起床は少しキツイが窓の外は良い天気。良いように考えることにしよう。8時前に1階のレストラン漣へと向かう。伊勢という土地柄もあるのか、伊勢神宮参拝客が早朝からの行動に合わせて食事提供がなされているようだ。私は昨晩8:00に朝食時間をリクエストした。基本早くても8:30にしか朝食時間をしない私としては早いのだが、最終時刻が8:00となっているために仕方がない。和定食のセットメニューは品の良い食材で作られている。ひとつ言うならば少し量が少ないように感じる。基本ご飯や味噌汁のおかわりは自由なようなのでそうすれば良いことだが、おかずの量を考えるとそのままが丁度良いように思えた。

という感じで朝食を食べ終え、部屋へと戻る。一泊旅行なので荷物も少なくスマホの充電コードを纏めてカバンに突っ込んで荷物を作る。その後チェックアウトをした後にmoveクンを暖気運転する。その間にホテル外観をカメラに収める。無料駐車場完備の当ホテルは、年数こそ経過してはいるが、部屋の清掃・設備等は問題なく〝寝るだけ〟であればコスパの良い宿だと感じた。伊勢エリアのイルミネーションは期間終了で見られなかったこともあり再訪を考えてはいるのだが、その際はぜひとも利用したいホテルであった。

9:35にホテル駐車場を後にする。向かう先は皇大神宮、つまり伊勢神宮内宮である。私の世代は小学校の修学旅行は伊勢であった。その際にも訪れてはいるとは思うが思い出せない。その様な理由から〝初詣先〟として内宮参拝を考えた訳である。正月を終えて〝普通の生活〟が始まってはいた1月17日ではあるが、生憎今日は土曜日である。そのため混雑することはある程度覚悟はしていた。伊勢神宮の駐車場は、伊勢市や民間のもの等かなり沢山ある。決め手は距離と値段だと思うが、混雑状況はリアルタイムで変わるためになかなか〝ここ〟という場所が決められない。またガードマンもそこまでリアルタイムの情報を知っている訳ではないためにどこのパーキングに停めるかはドライバー判断となる。その結果前の車が入った駐車場に釣られて入庫し、伊勢市営内宮B4駐車場奥のB5駐車場に駐車することとなる。結構内宮迄距離はあるが仕方がないと割り切ってクルマを停めて歩き始める。

内宮迄の道程は五十鈴川沿いに歩けと記されている。つまり舗装路まで上がってしまうと〝おはらい町〟を通らねばならないために混雑回避という意味合いであろう。スマホのウォークナビも同様の案内故にそれに従い、20分程歩いて宇治橋へと辿り着いた。

宇治橋手前の駐車場も空いている様子だが、これだけは運次第。空いていなければ戻るしかない。先ずは宇治橋を渡り神苑へと向かう。そして手水舎・御手洗場の五十鈴川河岸に降りる。雪は関係ないがやはり水は冷たかった。手を清めて正宮〝皇大神宮〟に参る。本殿前は撮影禁止とあるが厳か感に加えて正宮前広場の広さ含め理に適っている。ただ不届き者はどこでもいるようで、正宮前でカメラを構えて注意を受ける者も少なくなかった。しかしゆっくりと参拝出来る余裕はなく、流れ作業の如く参拝を済ませなければならなかったのは少し残念であった。

御廐で神馬とご対面の後、参集殿へと向かう。ここでは湯茶のサービスが参拝客に振る舞われていた。その隣にはお守り等の授与所がある。手持ちの現金がなかったように思っていたためにスルーするしかないと思ってはいたが、どうやら勘違いだったようで家族分の御守りを頂くことにする。若い巫女さんは手際が良いのかも知れないが、御守りを紙袋に入れているというより放り込んでいるように見える。まぁ御利益は変わらないだろうから苦笑して終わらせた私であった。

新年に奉納されただろう酒樽を眺めながら歩いて行くと、宇治橋を渡って鳥居を潜ると参拝終了。著名な神宮では自分の意思で参拝するというよりも〝人の流れ〟に任せて参拝することになる。これもある意味新鮮な体験であった。

車へと戻るルートは行きとは違いおはらい町・おかげ横丁を進んで行く。いかにも最近になってオープンしただろう店舗が並ぶ。人気店と言うものもあるようで、人だかりがしているお店も結構あった。中には昔ながらの店舗が改装して現在に至っているようなところもある。海産物3つ1,000円等はばら撒き用のお土産でもあり、遠足等の小中学生向けでもある懐かしいものである。しかしこう言った商品を扱う店舗は大概〝現金決済のみ〟となっているために今は出が出せない。店舗の運営側も不要な出費を控えたいのは分からなくはないが、いかんせん今はキャッシュレスの時代。やはりその手段を蔑ろにすると、売り上げに微妙に影響することは否めないと感じてしまう。私の場合はおはらい町では〝赤福〟しか買う予定はしていなかった。しかし赤福店舗にも分かりやすい場所にはキャッシュレス決済の表記が見られず、内宮寄りにある本店等はスルーした。そして五十鈴川店の店頭でやっと〝ICOCA〟決済可能の表記を確認して購入。取り敢えず〝伊勢名物〟は確保できた。

その後〝内宮おかげ参道地下道〟を潜り、五十鈴川沿いを歩いて行く。1時間半ぶりにmoveクンと再会するが、ゆっくりすることもなく乗り込むと同時にエンジンをかけ、駐車場ゲートへと向かう。入庫時刻は9:59なので11:59に出ないと追加料金がかかってしまう。しかし現金のみの決済ゆえに思うようには進まず、ゲートに辿り着いたのは2時間5分後の12:04であった。しかしこの様なことはどうやら日常茶飯事のことのようで、許容範囲と判断されたのか5分の超過はカウントされなかった。

という訳で初詣を済ませ、本日の目的〝イルミネーション〟会場に向かって車を走らせる。ちなみに内宮界隈は喫煙所が少なく数時間我慢していたこともあり、ひと息入れるために道中にあった土産物屋〝伊勢志摩みやげセンター王将伊勢店〟に立ち寄ることにする。先ずは一服してから土産物を眺めることにした。まーさんからは〝あおさ〟を買って来いとのLINEがあった。海産物の知識は皆無ないので、こういう具体的な指示は本当にありがたい。その他飲み物や職場用のお菓子等を買い揃え、一旦車に戻る。その内に〝バスツアー〟が入ってきたので暫く退散し、時間の余裕もあったので車内で一休みすることにした。昨今寒い日が続いていたので車中で休むにも暖房をかけていたが、今日に限っては窓を閉めていると暑いくらいなので、少し窓を開けて換気しながら一眠りする。敷地内にあるパワースポットにも立ち寄って、伊勢を後にして一路松阪へと向かうことにする。

今回は内宮参拝だけを考えていたのだが、土曜日ということもあり伊勢の市街地が結構混雑していた。そんな中でふと〝外宮はこちら〟の看板を見つけ、せっかくなので参拝して行くことにした。

外宮〝豊受大神宮〟は内宮とは違い伊勢市の中心部に位置しながら、境内は平清盛が勅使として参内した際に冠が触れたと伝わる〝清盛楠〟や三重県花のハナショウブが咲く〝勾玉池〟等の自然が豊富に残されており、非日常空間を形成している場所として知られている。伊勢神宮のふたつの正宮のひとつであり、社地面積こそ皇大神宮の1/10程ではあるが、建物自体は皇大神宮と同様に外側から板垣・外玉垣・内玉垣・瑞垣の四重垣に囲まれ南北の門に宿衛屋が置かれている。

諸説ある豊受大神宮だが、神社本庁の見解として〝豊受大御神はお米をはじめ衣食住の恵みをお与えくださる産業の守護神〟としている。まぁ色々と考えても埒が明かないので参拝を始めることにする。参拝客向けの駐車場も完備しており、皇大神宮との違いは随所に見ることが出来る。北御門から入り御厩で神馬と対面する。その後は脇目もふらず正宮を目指し参拝をする。こちらでもやはり皇大神宮と同様正宮前での写真撮影は禁止されていたが、やはりカメラを構えて注意される者はいることに変わりはなかった。正宮の隣には正宮と同じ広さの〝御敷地(みしちき)〟が広がっている。20年に一度行われている〝式年遷宮〟を待つこの場所は、前回の遷宮迄御殿が建っていた場所でもある。次回第63回となる式年遷宮は令和15(2033)年に行われる。気の長い話だが飛鳥時代から続いている神事を見ることが出来るかどうかは正しく〝神〟のみぞ知ることであろう。

そんな〝夢見心地〟に浸りながら社地内の摂社参りを続けて行く。皇大神宮では広過ぎる社地故に断念したが、豊受大神宮では何とかなったようだ。それでも駐車場迄の歩く距離も短かったため1時間かからずして参拝を終えて車へと戻って来た。そしてナビにセットしたままの松阪を目指して出発する。

この辺りの道路はバイパス化されており、スムーズに走ることができれば快適である。国道23号線南勢・中勢バイパスを経由して、紀勢本線六軒駅南側にある津屋城踏切を通過したところで停車する。線路西側に慰霊碑が建立されているこの場所が目的地であった。参宮線列車事故遭難者慰霊碑、戦後が色濃く残っていた昭和31(1956)年10月15日に当時参宮線に所属していた六軒駅構内で上下線の列車衝突事故が発生。C51蒸気機関車重連で牽引する下り第243快速列車が六軒駅の停車信号を見落とし、タブレットがないことに気付き非常制動を掛けるも安全側線に突っ込んで脱線。補機と本務機は線路から外れて畑に転落したが、後続の客車が本線上にはみ出るかたちで停止した。その20秒後にほぼ定刻通り運転していた対向の鳥羽発名古屋行き第246快速列車(C57+C51蒸気機関車の重連牽引)が現場に進入し、本線上にはみ出ていた下り列車の客車に衝突。これを破壊しながら機関車と客車が脱線転覆した結果42名の死者と94名の重軽傷者を出す惨事となった。

10月15日は伊勢神宮で最も重要とされている神嘗祭の初日にあたり、大勢の参拝客輸送のために列車運行が遅れがちになっていた。そのため両列車の交換を通常の松阪駅ではなく六軒駅に変更したことが下り列車の機関士に伝わっていなかったことが原因とされている。下り列車には修学旅行で伊勢に向かう途中の東京教育大学付属坂戸高等学校生徒が乗車しており、同校生徒24名と引率教員3名の27名が犠牲となっている。六軒事故と呼ばれるこの事故が後に自動列車停止装置(ATS)の前身となる〝車内警報装置〟を全国の主要幹線に設置する方針を国鉄が定めることとなる。実際この事故は〝責任の所在〟を巡って長期に渡る裁判が続くことになったのだが、原因が解ったとしても犠牲者が生き返ることはない。よって事故後の経過についてはここでは省くが、70年の時を超えて慰霊碑脇の線路をキハ75系快速みえが何事も無かったかのように通過して行く姿を眺めていると、やはり六軒事故が現在の〝安全な鉄道運行〟の〝元〟となっていることにふと気が付く。そんな〝現在〟を眺めながら存在し続ける慰霊碑に手を合わせ、犠牲者の冥福を祈りつつその場を後にした私であった。

松阪を出て北東に進む。ここはナビの指示だが何故かバイパスを通らずに国道23号線を走って行った。途中道の駅かわげに立ち寄ってひと息入れた後、中勢バイパスを走り鈴鹿市に入る。サーキットを左手に見てから右折し、目的地を求めて暫しウロウロ。そして到着したのは鈴鹿医療科学大学附属桜の森病院であった。平成3(1991)年開学の鈴鹿医療科学大学。医療系大学ではあるが医学部はない。薬学・看護・リハビリといったコメディカルスタッフの養成校と紹介されている。薬科学科という4年制課程が新設されるとあるが、こちらでは薬剤師国家試験の受験資格は得られない。でも附属病院はある。イマイチ建学意図がわからない。別に学校のことを論じるつもりはないのでこれ以上は言わないが、まぁ私にとっては〝イルミネーションイベント〟が楽しめるだけで良いこととすぐ頭を切替えた。

附属病院敷地内のイルミネーションは、患者の目を楽しませる様なこじんまりとしたものの様に見えた。こちら桜の森病院は緩和ケアを行なっている病院であることから、ターミナルケアを行なう過程で患者個人の〝生きる価値〟に花を添えているようにも思える。そういった見方をすると、小さくても価値あるイベントだろうと私には思えたのであった。

鈴鹿医療科学大学のイルミネーションとして紹介されているものは、近くの白子キャンパスにて行われていると記されていたので、車に戻り移動する。キャンパスと同一場所に病院があると書かれているので分かりそうなものなのだが、何故か行き当たらず暫く徘徊した後何とか到着出来た。

学校入口に守衛室があったので、イルミネーションを見に来た旨を伝えて駐車場の場所を聞く。職員用の駐車場が一般開放されているのが有り難い。学校のイルミネーション故に作成も生徒である。学校の玄関及び建物の壁に這わせるものと、玄関前広場のツリーに掛けたLEDによってそれぞれの作品が作り上げられている。天使の羽と光るブランコは大学イルミネーションの定番ではあるが、やはり若者が楽しめる作品としても完成度は高いと思う。それに加えて〝校章(ロゴ)〟のプロジェクションマッピングがアクセントとなり、すべて合わせて鈴鹿医療科学大学イルミネーションとなっているようだ。芸術関係の専門ではないために〝魅せる〟要素は少し欠けるものの、トータルでは全国区に紹介しても恥じないものに仕上がっていると私には見えた。ただ地元志向が高いためか、見物客の中には一部心ない者がいたのは残念である。個々の作品の集合体がイルミネーション作品となっているが故に意味を成す。そのためにそれぞれの作品を写真に撮り、それを組み合わせるのだが、まさかその前にクルマを停める。地元のようだがならば駐車場があることは知っているだろう。にも関わらず面倒なのか?わざわざ作品の前に駐車するとは…。昨今一部の心ない輩のおかげで十把一絡げに悪者扱いされることが増えた。タバコも喫煙所でしか吸わなくても、くわえタバコのジジィ一人がいるだけであたかも喫煙者全員が悪者扱いにされる。人に指図する権限はないが、マナー違反には敏感になっている。何気ないことだったのかも知れないが、私的には嫌悪感Maxだったことに違いはない。まあ長時間に渡った訳ではないので、目的は達成できたが、ひと言言いたくてここに記す。そんなこんなで小一時間滞在して鈴鹿医療科学大学のイルミネーションを満喫し、次の目的地を目指すことにした。

出発前に近くの格安ガソリンスタンドを検索しておく。近場でヒットした〝ENEOS EneJetセルフ鈴鹿岸岡SS〟は、値引きクーポンも発券できたことから迷わずに向かった。先ずは洗車をする。足回り洗車をトッピングした水洗いだったが、900円と知りびっくりした。ガソリン価格が安いスタンドあるあるなので仕方なしに料金を投入し、moveクンのお風呂タイムを済ませて給油へと移るが、今度は割引のQRコードが読み込まない。さすがにイラッときて給油せずに退出し新たな〝格安ガソリンスタンド〟を探すことにする。とはいえそのまま出ることも気が引けたので、隣接のセブンイレブン鈴鹿岸岡店に立ち寄り、タバコと飲み物を買って行った。ちなみに後日談ではあるが、行こうと考えていたガソリンスタンドではなかったことが判明する。そら~他店の割引コードは使えないわな~(汗)。

そんなことはいざ知らず目的地である四日市を目指して走って行く。道中格安ガソリンスタンドリストに挙げていた〝OKAKINセルフ四日市河原田SS〟に立ち寄ってmoveクンのご飯タイム。133円/Lは安かった。

お腹いっぱいになったmoveクンを操り、国道23号線を走って行く。途中ドラッグコスモス新正店に立ち寄ってひと息入れる。久しぶりに訪れたドラッグコスモスだったが意外に安いことに気付き常備薬を購入しておく。再び走り出し近鉄四日市駅前に辿り着く。目的としては諏訪公園や近鉄四日市駅前商店街のイルミネーションだが、土曜日の夜だということだろうか?値段の安さでピックアップした駐車場が全て満車であった。ナビの表示する駐車場を探しながら走って行くが、値段の安い駐車場はやはり空いてはおらず時間ばかりが過ぎて行く。偶々空車となっていた〝名鉄協商パーキング四日市第1〟にクルマを停め、カメラ機材等を持って車を降りて歩いて行くことにする。

  《続く》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配
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