2025/12/18 - 2025/12/20
362位(同エリア634件中)
you1さん
3度目となる沖縄上陸。
今回も「社員旅行」という名の任務ですが、今回旅先に選んだのは辺戸岬を目指す南北360km本島縦断ドライブでした。
ホテルのある南部・糸満を出発して、まずはニライカナイ展望台を通ってから北上。
道の駅許田に天ぷらを食べて、東海岸を北上し、マングローブやヤンバルクイナの気配を感じながら、ついに本島最北端・辺戸岬へ到達!
その景色は、どこか北の大地の果てを彷彿とさせるものでした。
後半は古宇利島を経由し、チャーリー多幸寿で食べたタコスの美味しさに感動。
瀬長島での温泉癒やしタイムから、最終日の胃袋限界突破の鉄板焼きランチまで。
雨にも負けず、満腹感にも負けず、波乱万丈の3日間をお送りします。
<過去履歴>
1回目
・首里城(06/12/3) https://4travel.jp/travelogue/10112968
・古宇利大橋・美ら海水族館(06/12/4) https://4travel.jp/travelogue/10122593
・国際通り(06/12/5) https://4travel.jp/travelogue/10124469
2回目
・沖縄@2020 (ドラゴンズキャンプ・勝連城跡・首里城) https://4travel.jp/travelogue/11613656
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- ANAグループ ソラシド エア
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
突然ですが、私にとって沖縄は「リゾート」ではありません。
「出勤先」です。 -
今回で3回目の沖縄上陸になりますが、全て社員旅行です。
振り返れば2006年の初回は万座毛→美ら海水族館という王道。
2回目は2020年、海中道路から勝連城跡を攻めつつ中日対阪神のオープン戦を観る。 -
フライトはANA467便
羽田空港8:25発→那覇空港11:25着 -
そして今回。
「次はどこ行く?」という問いに、上司は静かに答えました。
「北だ。一番、北へ行くんだ!」 -
そう、沖縄本島最北端、「辺戸岬(へどみさき)」へのドライブが幕を開けました。
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今日は晴れているから、富士山もバッチリ拝めました。
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羽田空港を飛び立ち約3時間。
那覇空港へ到着。 -
降り立った瞬間のあの湿り気を帯びた風。
冬なのにやはり沖縄は暖かい。 -
空港についたらまず国際通りへ移動。
まずは腹ごしらえです。 -
とぅばらーま国際通り店で、「タコライス」と「沖縄そば(小)」のダブル炭水化物ランチ。
タコライスのご飯はなかなかのボリュームでした。 -
久しぶりの国際通り。
前回のコロナ禍直前の静まり返った光景が嘘のように、修学旅行生や観光客で賑わっていました。
やっぱりこの活気があってこそ、沖縄のメインストリートですね。 -
次に向かったのは首里城公園。
2019年の火災から、着実に復興への歩みを進めている場所です。
まず迎えてくれたのは、沖縄のシンボルとも言える「守礼門」。
二千円札の図柄としても有名ですが、実際にその前に立つと、華やかさの中にも凛とした威厳を感じます。 -
城郭へと続く石畳を歩き、瑞泉門や漏刻門を通過。
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歴史の重みに触れ、琉球の風を感じながらウォーキング。
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現在、正殿があった場所では復元作業が公開されています。
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以前訪れた時の鮮やかな朱色の姿がないのは寂しいですが、今の時期にしか見られない貴重な風景。
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今しか見られない首里城を目に焼き付けることができ、3度目の訪問にしてまた新しい思い出が刻まれました。
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振り返ると、那覇の街並みが一望でき、「ああ、本当に沖縄に来たんだな」という実感が、心地よい風と共に込み上げてきます。
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広大な敷地内をアップダウンしながら歩き回りました。
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首里城観光のあとは、宿泊するホテルのある糸満市へ移動してチェックイン。
ここからウェアに着替えて、糸満の街へランニングに繰り出す自分。 -
夕暮れの糸満を、潮風に吹かれて約7km40分のラン。
知らない街を走るのは、景色も空気も新鮮で本当に気持ちが良いものです。 -
宴会のあとは、美々ビーチの夜景を眺めてリラックス。
明日に備えて今夜はゆっくり眠りにつきます。 -
翌朝。ホテルを朝8時に出発。
まずは東へ移動しニライカナイ展望台を目指したものの、駐車場が分からずまさかのスルー。
そのまま沖縄自動車道を北上し、気づけばもう道の駅許田は目と鼻の先! -
やってきました、道の駅許田!沖縄ドライブの聖地ですね。
北部に来たなら絶対に外せないスポット。 -
お目当てはやっぱり天ぷら。
前回食べたときの美味しかった記憶が忘れられなくてね。 -
どれも美味しそうで迷いますが、まず選んだのは定番の「もずくの天ぷら」
沖縄らしい厚めの衣と、もずくのモチモチ感がたまりません!
昨夜ホテルで食べた「もずくのみ」の天ぷらとは違い、具材が絶妙にミックスされていて食べ応え抜群。 -
あともう1つ食べたのが「アーサ(あおさ)の天ぷら」
正直に言うと定番のもずくを超えて、こっちの方が美味しかった!
お腹に余裕があれば、ジャンボとり天を食べたかったなぁ~ -
手軽に食べられるサイズ感が、ドライブのお供に最高。
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実はタコスやステーキも絶品な道の駅許田。
揚げたてのサーターアンダギーを頬張りながら、次は何を食べようか迷うのも楽しみの一つ。
良心的な価格設定で、心もお腹も満たされます。
このあとの東海岸ルートに向けて、良いパワーチャージができました。 -
そこからは前回宿泊した懐かしのカヌチャベイを通って、東海岸へ。
何か立ち寄りスポットは無いかなと思って、辿り着いたのが東村の慶佐次湾にあるヒルギ公園。 -
カヤックやカヌーのツアーがありますが、入園は無料です。
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カヌーに乗らなくても、遊歩道からかなり間近にマングローブが観察できます。
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実際に初めてマングローブを見ることが出来て感動!
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どことなく、ドラゴンクエストの人面樹を思い出してしまう。笑
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次に向かったのは、やんばるパイナップルの丘 安波(あは)
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2022年にオープンしたばかりの比較的新しい道の駅だそうで、建物もとても綺麗。
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ここで「パイナップルスムージー」を注文してみた。お値段650円。
地元産の安波産パイナップルを贅沢に使っているので期待して一口。
「うん、ごく普通に美味しい」
正直なところ、お値段と釣り合っていないような。
日本で唯一の「飛べない鳥」。
この山原(やんばる)一帯でしか生息していないヤンバルクイナの観察カメラの映像も見ることも出来ます。
遊歩道も完備され、運が良ければ生で見られることが出来るそうです。
有料だけどね。 -
先ほどの道の駅から約50分。
「クイナ注意」の看板にビビりながらハンドルを握り、ついに沖縄本島の最北端、辺戸岬に到着。 -
「祖国復帰闘争碑」
かつて沖縄がアメリカの統治下にあった頃、本土に近いこの場所で「復帰」を願ってのろしを上げたと言われる。
すなわち、ここは日本との「境界線」に最も近い場所。
歴史の深みを感じますね。 -
荒々しい岩肌、吹き付ける風。
デジャブかと思いましたが、分かりました。
何となく、北海道の「納沙布岬」に似ているような。 -
太平洋と東シナ海がぶつかり合う場所なので、火曜サスペンス劇場ばりの荒々しい波が岩に打ち付けます。
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白い鳥の像は、鹿児島県与論島(よろんじま)との友好を記念した、かりゆしの像。
あいにくの曇り空でしたが、海の向こうには与論島が見えました。 -
遠くに見える、ごつごつした岩山は「大石林山」
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遠くにそびえる大石林山と、足元に打ち寄せる荒波。
沖縄本島最北端ならではの、圧倒的な迫力! -
辺戸岬から車で5分のところにある、茅打バンタから景色。
あいにくの雨で期待していた海の青さはお預けだったけど、80mの断崖から見下ろす景色は足がすくむほどの迫力。
眼下に見える漁港は宜名真漁港です。 -
辺戸岬を後にし、帰路は古宇利大橋へ。
フロントガラス越しに飛び込んでくる、海の上を真っ直ぐ突き抜けるような疾走感! -
橋を渡りきり、今度は下からその姿を仰ぎます。
青い海に橋のコントラストが本当に美しい。 -
南下の途中に立ち寄ったワルミ大橋。
ここから見下ろす『ワルミ海峡』の深いエメラルドグリーンはまさに絶景のはずなんですが、あいにくの雨により絶景は拝めず… -
空腹が限界に達した頃、辿り着いたのが沖縄市にあるチャーリー多幸寿。
そういや許田で天ぷらを食べて以来、何も食べていない。 -
タコスはビーフ、チキン、ツナの3種類。
とりあえず3つ全てをオーダー。 -
どこか懐かしい、落ち着いた雰囲気のテーブル席。
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店内に入ると、壁一面を埋め尽くすサインの数々に圧倒されます。
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画像向かって左側が、注文カウンター。
向かって右側が、注文品を受け取るカウンターになります。 -
ふと見上げると、天井まで歴史を感じさせる趣が。
昭和の空気感の中で食べるからこそ、より一層美味しく感じるのかもしれません。 -
先を急ぐので、今回はテイクアウトで。
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これが、今回の旅のMVPでした。
タコスの皮って、パリパリすぎるとボロボロこぼれるし、柔らかすぎると物足りない。
でも、ここの皮は違う。「硬くもなく、柔らかくもない」絶妙な塩梅で超美味しかった! -
チャーリー多幸寿で胃袋を満たした後は、本日の第二の目的地、瀬長島ウミカジテラスへ。
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頭上をかすめるように離着陸する飛行機の轟音を聴きながら、龍神の湯で温泉タイム。
疲れた身体が、じわぁ~っと溶けていく。。。 -
この写真は、瀬長島ホテルのバス停から撮影したものですが、 露天風呂からも海と飛行機を眺めることが出来ました。
このあとスーパーで夜食と酒を買い込んでから、ホテルへ。
今日のドライブを振り返りながら、沖縄最後の夜は更けていきました。 -
翌朝。カーテンを開けると大雨でした。
雨降ってなければ、ランニング出来たのにね。
この雨なら仕方ない。10時ホテル出発まで部屋でまったり。 -
朝食バイキングでお腹いっぱいなのに、11時、ランチタイム。
メニューは鉄板焼き。 目の前で焼かれるお肉、立ち込める香ばしい香り。
でも、胃袋が『もう満席です』と叫んでいます。 -
美味しさと満腹感の狭間で格闘しながら、なんとか完食。
もはやこれは食事ではなく、自分との戦いでした。。。 -
ランチの後は、国際通りへ。
お腹は文字通り破裂寸前でしたが、そんな重い身体を引きずりながら、家族へのお土産を物色。
結局、いろいろ迷っても最後はド定番の「御菓子御殿の元祖 紅いもタルト」を買ったけどね。笑 -
那覇空港に到着すると、あいにくの天候不良で出発は30分遅れ。
-
フライトはSNA024便
那覇空港15:20発→羽田空港17:40着
ようやく離陸した機内も、雲を抜けるまではなかなかの揺れでしたが、なんとか無事に帰路につきました。 -
当初は予定になかった辺戸岬への北上。
どうせならと東海岸から回ってみたことで、想像もしなかった景色に出会うことができました。
マングローブが群生するヒルギ林や、やんばるの森に息づくヤンバルクイナ。
もし最短ルートを選んでいたら、こうした沖縄の深い自然に興味を持つこともなかったかもしれません。
予定通りに進まないもどかしさも、予期せぬ出会いも、すべてが旅の醍醐味。
これだから旅はやめられません!
終わり
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