2025.8月　中国【西安】４日間 ～その４～（３日目AM）

2025/08/15 - 2025/08/18

旅行の３日目の午前中は【青龍寺】と【大雁塔】
出発前に調べていて、青龍寺が【四国八十八カ所霊場】の「０番札所」だと知った！
「四国」のお遍路の零番が中国・西安にあったなんて(゜゜)！！
よもや中国に御朱印帳を持っていくことになるとは思わなかったゎ(^^)

エリア 西安(中国)

朝食はスナック程度で良かんべぇ…ということで【星巴克（STARBUCKS）】へ

「抹茶ラテ」…アレ？甘くない→てか、ちょうどいい♪♪
「チョコチャンク」ウマ～(^^)→ま、スタバのスコーンでハズレはないゎな

地下鉄3号線【青龍寺駅】

駅から5分ホド歩いて【青龍寺】に到着

青龍寺は弘法大師空海が中国に渡って修行した寺院

青龍寺 寺院・教会

【社会主義核心価値観】がこんなトコロにも…センス無(>_<)

社会主義核心価値観…富強・民主・文明・和諧・自由・平等・公正・法治・愛国・敬業・誠信・友善
胡錦濤時代に開催された「中国共産党第十八次全国代表大会」（十八大、2012年11月8日～14日）以降、打ち出されたスローガン
2014年に習近平が中国共産党総書記に就任してからは繰り返し言及、また広く宣伝されるようになり、現在は中国国内のいたるところで宣揚されている

青龍寺 寺院・教会

1982年に日本の四国から寄贈された【空海記念碑】
写真を整理していて気づいたんだけど、ただの記念碑じゃなくて「五輪塔」になってる！
先端部分がちゃんと下から方形（地輪）、円形（水輪）、三角（火輪）、半月（風輪）、宝珠（空輪）で「五大」を表している(^^)

青龍寺 寺院・教会

【楼門】…モチロン空海の時代のものではない(^^;;

もともとこの地には、隋代（582年）に「霊感寺」が建てられたが、初唐（高祖、621年）に一度廃寺となり、それが「観音寺」と改められて再建された（睿宗、662年）
玄宗が即位する前年（711年）に「青龍寺」と改称された
武宗皇帝の「会昌の廃仏」（845年）によって再び廃毀されたが、晩唐（文宗、852年）に「護国寺」として復興
その後、唐末五代の動乱で都の長安が急速に寂びれたため、また姿を消すこととなった

1982年以来、西安人民政府が「青龍寺遺址」と伝承されてきた石仏寺周辺の発掘調査を行い、多数の唐代の遺物を発掘し、この地がかつての【青龍寺】であったことを確かめた

青龍寺 寺院・教会

日本ではあまり見ないサイズの常香炉
デカっ！(゜゜)

青龍寺 寺院・教会

恵果阿闍梨から伝法の印信を授かる【空海】

恵果…密教僧で空海の師、真言八祖の第七祖
真言八祖…インドでおこった密教が中国を経て空海に伝えられ、空海が日本で真言宗を開くまでの伝承（継承）の譜
付法の八祖…大日如来、金剛薩埵、龍猛菩薩、龍智菩薩、金剛智三蔵、不空三蔵、恵果阿闍梨、弘法大師
伝持の八祖…龍猛菩薩、龍智菩薩、金剛智三蔵、不空三蔵、善無畏三蔵、一行禅師、恵果阿闍梨、弘法大師

青龍寺 寺院・教会

【恵果空海紀念堂】

復興された青龍寺に日本からの寄贈された

青龍寺 寺院・教会

堂内も自由に見ることができた
「妙相庄厳」の扁額
庄厳⇒荘厳かな？

青龍寺 寺院・教会

【青龍寺遺址博物館】

青龍寺 寺院・教会

コスプレイヤーさん？

唐密東漸 梵音不絶

仏教に限らず日中間の文化交流は古代から長く続いてきた
昨今、安全保障・歴史認識のすれ違いから政治的経済的な緊張が高まっているが、なんとか良き隣人として付き合っていきたいものだ(-_-)

青龍寺 寺院・教会

御朱印をいただきたくて敷地内をウロウロ…
警備員さんに尋ねたところ、指差されたのがこの扉(゜゜)
案内・表示の類は一切ナシ？？
てか、ドアノブもないぞ！？

青龍寺 寺院・教会

扉をノックすると中から開けられて室内に案内された(^^)

青龍寺 寺院・教会

御朱印をGet～♪♪

蓮生善隆（善通寺元法主）により「四国八十八箇所」の零番札所と名付けられた
屏風浦五岳山善通寺…弘法大師空海御誕生所、四国霊場第七十五番

続いて【三蔵法師】ゆかりの【大雁塔】（大慈恩寺）へ

地下鉄3号線「大雁塔駅」から歩いて行て【白居易】サンに遭遇(^^)

碑文は「慈恩塔下題名処　十七人中最年少」
白居易が科挙に合格した際に詠んだ詩の一節
27歳で進士に合格した際、同年の合格者17人の中で最年少であった喜びと自信、「春風得意」な心境を表している

春風得意…春風のように気分良く、物事が順調に進むこと、特に科挙（中国の官吏登用試験）に合格して嬉しい気持ちを表す四字熟語

白居易サンの次に出会ったの姉妹チャン(^^)

あんまり可愛かったので（本人たちとお母さんに）お願いして写真を撮らせてもらった

【大慈恩寺】に到着～

大雁塔 建造物

常香炉のような灯篭

大慈恩寺 寺院・教会

【大雄寶殿】
線香の煙がモウモウ(+_+)

大慈恩寺 寺院・教会

「大雄」はお釈迦様の尊称なので、「大雄寶殿」には釈迦牟尼仏がお祀りされている

この手印（ムドラー）は何なんだろう？？…見たことない(゜゜)
不動印（不動根本印、眼印）っぽいけど、指を組んでないんだよなぁ…（釈迦如来が不動印を結ぶワケないか）
拱手っぽくも見えるけど人差し指を立てたりしないし…？？？

大慈恩寺 寺院・教会

観音サマかな…と思ったら螺髪！？
ってコトは未敷蓮華を持った釈迦如来か？？
中国の仏像のルールはよく分からない(-_-)

大慈恩寺 寺院・教会

誕生仏

・・・これは見ていく順番を間違えたのか(^^;;

大慈恩寺 寺院・教会

【大雁塔】
玄奘三蔵がインド・西域から持ち帰った仏像や経典を収蔵するために、高宗皇帝に申し出て建立された（652年）

大雁塔 建造物

【大慈恩寺】
唐の3代皇帝高宗となる皇太子の李治が亡母（文徳皇后）追善のために隋の大興城にあった「無漏寺（一説に浄覚寺）」の故地に建立した（648年）
寺名は「慈母の恩」に由来する

大慈恩寺 寺院・教会

【玄奘三蔵】と【大雁塔】

【老米家泡モー】「小籠包」と「餛飩（雲呑）」…ウマ～(^皿^)
点心が２品になっちゃったけど、ボリュームたっぷりで満腹満足のランチになった♪♪
（「モー」：食＋莫）

さて、ホテルで少し休んで【碑林博物館】と【西安城壁】へGo～～～！
→ https://4travel.jp/travelogue/12022412