福岡・熊本へ ～ 遠征ライブ＆街歩きの３日間（後編）～山鹿温泉

2025/12/01 - 2025/12/02

ライブ＠みずほPayPayドームの翌日は、熊本県の山鹿（やまが）温泉に泊ります。

山鹿温泉は、熊本県の中でも最も歴史のある温泉の一つといわれ、平安時代の文献「和名抄」にも温泉郷として登場しているそうです。

名前は聞いたことがあったものの、JRの路線から外れていることもあって、これまで訪れたことはなく、今回が初めての温泉となります。

エリア 山鹿(熊本)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

西鉄柳川から、特急に乗車し15分弱で、終点の大牟田に到着。

大牟田駅 駅

跨線橋を渡って、東側のJR大牟田駅へ。

大牟田から20分で玉名駅に到着。

玉名駅 駅

駅前で営業中だった「味噌の恵み」で、「こく味噌ラーメン」

14時に山鹿温泉行きのバスに乗車。
交通系ICカードの利用が廃止され、代わりに、クレジットカードのタッチ決済が可能になっている。

居眠りをしていたが、気が付くと乗っていた人はいつしか全て降りてしまい、最後は唯一のバスの乗客になる。

1時間弱で、山鹿温泉に到着し、山鹿下町バス停で下車。

バス停を降りると、地元の酒蔵「千代の園酒造」の建物。

まるで映画のセットのような、レトロな建物が目を引く。

山鹿温泉 温泉

ほどなく、予約していた「山鹿温泉　清流荘」へ。

創業が明治41年という老舗旅館である。

山鹿温泉　清流荘 宿・ホテル

ラウンジで、ウェルカムドリンクを飲みながら、宿泊手続き。

部屋は、12.5畳の和室がメイン。

ソファのエリアもあり。

窓の外から、菊池川の流れが見える。

まだ時間が早いので、外へ出て、温泉街を散策。

山鹿温泉の共同浴場である「さくら湯」。
今から380年前に、初代細川藩主の細川忠利公が、藩の御茶屋を新設したのが始まりだといわれる。
現在の建物は平成24年に完成したもので、外観は昭和48年の解体前、内観は昭和33年改修前の姿に再生された。

山鹿温泉元湯 さくら湯 温泉

現在の熊本市から北九州市小倉まで続く「豊前街道」を進む。

かつて参勤交代の道であり、古くからの温泉地だった山鹿は大名行列の宿場町としても栄えたという。

国指定の登録有形文化財である「山鹿灯籠民芸館」

いまからちょうど100年前の1925年に、「旧安田銀行山鹿支店」として建設されたものである。その後、1932年から「肥後銀行山鹿支店」として使用され、1987年からは、現在の山鹿灯籠民芸館となった。

山鹿では初めての鉄筋コンクリートの建造物だったそうだ。

山鹿灯籠民芸館 美術館・博物館

金剛乗寺は、弘法大師が825年に開いたもので、「西の高野山」といわれるほどの大規模な伽藍を持つ寺院だった。

この石門は、1804年に作られたもの。

国の重要文化財に指定されている、「八千代座」

明治44年にこけら落としが行われた芝居小屋である。
昭和期に入って映画館となったが、娯楽の多様化とともに客足が減り、閉館となったが、市民の復興活動によって、平成13年に2度目のこけら落とし公演が行われた。

八千代座 名所・史跡

公演がない時は、館内見学が可能となっている。

１階の中央は、区切りのある升席となっており、舞台から後部にかけて勾配が付けられている。

舞台へと続く「花道」

途中に、「スッポン」と呼ばれる、奈落から役者が登場する仕組みがある。

１階下手の桟敷席。

カタカナの「ヨ」の字を、八つの「チ」の字で、「八千代」をあらわしている。

天井の広告画とシャンデリア。

平成の大修理で、建設当初の広告画を復元したという。
シャンデリアは真鍮製で、太平洋戦争期には金属拠出で取り外されたが、平成の大修理で復活した。

廻り舞台と、その中には「迫（せり）」がある。

舞台や花道の床下にある「奈落」も見学できる。

2階にあがって、舞台や客席を一望。

2階の桟敷席の様子。

宿に戻って、大浴場へ。時間帯で、男女入れ替わりとなっている。

誰もいなかったので、撮影。
こちらは、内湯。

露天風呂はこんな感じ。

19時半より、大広間の奥にある個室の食事処「清流」へ。

前菜は、
・紅景鯛小袖寿司
・紅景雲丹寄せ
・牡蠣コンフィ
など

スポークリング日本酒を注文

平目・本鮪・車海老のお造り。

松茸の土瓶蒸し。

白菜ふぐ白子蒸し

千代の園酒造の「泰斗」を追加で注文。

虹鱒のポワレ。

レモンソースとハーブがかかっている。

メインの黒毛和牛陶板焼き

最後に、「お食事」

山鹿産の白米ご飯、赤出汁、香の物

デザートは、チーズプリンと山鹿羊羹

さすがに、その品々も絶品である。

【第３日】
６時から朝風呂へ向かう。外はまだ暗い。

山鹿温泉　清流荘 宿・ホテル

７時半より、昨日と同じ個室の食事処で、朝食。

8:40発の玉名行きのバスに乗車。

玉名から秋月まで乗り継ぐ予定だったが、途中で気が変わり、菊水ICから高速バスでの乗り継ぎに変更。

高速バスのバス停が見つからずあせるが、バスも１０分ほどの遅れとなり、バス乗り継ぎプランも難しくなり、結局博多バスターミナルまで行くことにした。

時間潰しに、ららぽーと福岡で、映画「爆弾」を鑑賞することに。

ららぽーと福岡 ショッピングモール

16時から予約していた、もつ鍋の「やま中」へ。

もつ鍋屋とは思えない、おしゃれな内装で、コンセプトは「ヨーロッパとアジアの融合」だという。

博多もつ鍋 やま中 博多店 グルメ・レストラン

やま中コース（4980円）を注文。

牛の酢もつと、せんまい

せんまいは牛の第3胃で、「黒センマイ（皮付き）」や「白センマイ（皮なし）」をブレンドしている。

「やま中」オリジナルのからしめんたい。

追い野菜と追いもつがあらかじめ入った状態で、「もつ鍋」が提供される、

40分足らずで鍋を平らげてしまうが、野菜盛り（580円）を追加注文。

〆は、ちゃんぽんで。
（この他、うどんや雑炊が選択できた）

デザートの杏仁豆腐。

18時までお店に滞在し、福岡空港へ向かう。

福岡空港で、お土産を物色し、ANAラウンジで2時間近く過ごす。

20時半過ぎに、機内へ。
機材は、B787-9で、普通席のシートは、3-3-3の並びとなっていた。
後部座席には、ほとんど乗客がいない。

福岡空港 ANA LOUNGE 空港ラウンジ