2019/08/09 - 2019/08/12
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無人(muto)さん
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9月、ある食事会の際、「来年の夏旅行、ご一緒に」という話が出た。それならと、アイデアを出し合い、計画を練り、予約情報を交換し...翌年の夏、二組の夫婦でアルプスを巡る旅にでることにした。
本編は前半で、第4日のベルリナ・エクスプレス降車まで「ブレゲンツ湖上祭~ベルニナ特急 アルプスを巡る旅 2019 その①」とし、後半は「マッターホルンとモンブラン アルプスを巡る旅 2019 その②」として別掲する。
旅程の概要は以下の通り。
第1日 成田発 → チューリッヒ空港 ー(普通列車)→ チューリヒ中央駅 泊
第2日 チューリッヒ ー (普通列車)→ ブレゲンツ ブレゲンツ湖祭 泊
第3日 ブレゲンツ ー(普通列車/インターレギオ)→ サンモリッツ 泊
第4日 サンモリッツ ー(ベルリナ・エクスプレス)→ ティラーノ
ーーーーーここまでが本編、以下別掲後編「その②」ーーーーー
第4日 ティラーノ ー(普通列車)→ ミラノ ー(レンタカー)→ ブレイル=チェルヴィニア 泊
第5日 マッターホルン山麓観光 ブレイル=チェルヴィニア泊
第6日 ブレイル=チェルヴィニア ー(レンタカー)→ シャモニー 泊
第7日 シャモニー観光 シャモニー泊
第8日 シャモニー ー(レンタカー)→モントルー ー(レンタカー)→ ジュネーヴ 泊
第9日 ジュネーヴ空港 →
第10日 成田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
一口にアルプスに行くと言っても広いし楽しみ方もいろいろある。ブレストで浮かび上がったのは、①マッターホルンを観たい。②音楽祭などのイベントを観られないだろうか。③スイスの赤い観光列車に乗ってみたい。④できれば既に行ったことがある経路は避ける...などだった。
①「マッターホルン」は、旅程を考慮したこともあり一般的なスイスのツェルマット(Zermatt)側からではなく、日本ではあまり紹介されていない南壁をイタリアから観ることにしたが、逆に希少価値だと思う。
②イベントは、ボーデン湖(Bodensee)の湖上に設置された舞台でオペラが演じられるというブレゲンツ音楽祭(Bregenzer Festspiele)を観ることにした。
③「赤い列車」は、サンモリッツ(St. Moritz)からベルニナ特急(Bernina Express)に乗ることにした。
また、金曜日の午後出発で、翌週の日曜日に帰宅するという、働いている者にとっての王道的な日程にすることも必要だった。
これらの実現を軸に立案したのが標記の旅程だったのだ。
航空便は、何度かの計画練り直しの末、フィンエアー(Finair)を選んだ。成田から出発、ヘルシンキ経由でチューリヒ・クローテン国際空港(Flughafen Zürich ZRH)に入り、帰路はジュネーヴ・コアントラン国際空港(Aéroport International de Genève GVA)から同じようにヘルシンキ経由でという経路だった。選択理由は、料金、利便性、JALのパートナーなどだった。予約を確定させるときはフィンエアーのネット予約サイトからだったが、両家族で電話で通話しながらで残席を確認しながらすすめたことは思い出深い。
いつもはひとり旅か夫婦旅なので、今回の他の人と話し合いながら計画を進めてくいうプロセスは、新鮮な感じがして楽しむことができた。また、旅には、「計画」、「現地」、帰ってからの「写真整理」と三つの楽しみがあるが、この時の「計画」は約1年続き、楽しめた期間が長かった。
チューリッヒ空港に到着し、連絡列車(SBB Swiss Federal Railways)で中央駅へ。宿は駅からほど近いリマト川(Limmat River)の橋を渡ってすぐのホテルにした。駅に近そうだという理由。スーツケース引いて長い距離は歩きたくない。ホテル リマートホフ ホテル
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既に午後7時を回って、小雨も降っていたが、まだ明るかったので夕食レストラン探しながら近くを散策した。日没は午後8時48分とかなり遅い季節だったのだ。
まず、中央駅の方へ行き、駅前で左折、バーンホフ通り(Bahnhofstrasse)を南下した。真ん中に路面電車が通り、有名店などがあり、並木がきれいな目抜き通りである。ずっと以前来たときにも歩いた記憶がある。 -
華やかな通りから狭い路地に入ると、なかなかいい雰囲気だった。どちらかというと散歩するにはこちらの方が好きである。
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目指していたのは、「リンデンホフの丘(The Lindenhof)」だった。旧市街とリマト川を見渡せる展望台がある公園になっていて、眺望がよいときいていたからである。雨の中ではあったが眺めのいい小径を散策できた。
このリンデンホフの丘は、ローマ時代の石碑が発見されたところで、その石碑に書かれた古代ラテン語「Turīcum(トゥーリクム)」という地名が、現在のチューリッヒとなったそうだ。リンデンホフの丘 散歩・街歩き
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さらに南下し、ミュンスター橋(Münsterbrücke)を渡ってホテルの方へ戻った。この写真は橋の近くの遊歩道から、対岸(ホテルと同じ側)のグロスミュンスター教会(Grossmünster)の方を撮ったもの。この絵柄だと青空が欲しいところだがいたしかたなし。
その後、ホテルの近くまで戻り最寄りのレストランで夕食を済ませ、第1日目が終わった。 -
この日は、最初の目的であるブレゲンツ湖上祭を鑑賞する日だった。
まずは、午前10時過ぎの列車でチューリッヒから ザンクト・マルグレーテン(St. Margrethen)まで行き、乗り換えてブレゲンツ(Bregenzer)までという約2時間の普通列車の旅を楽しんだ。 -
チューリッヒの駅は構内が広い。欧米のターミナル駅はどこもこんな感じではあるが。
チューリッヒ駅 駅
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そして賑わっていた。カーニバルへでも行くんだろうかと思われるようなまるでコスプレのような服装の一団、スポーツウェアで何かのスポーツの試合にでも向かっていそうな一団、観光客たち...カラフルで華やかだった。
ブレゲンツ駅に着くとまずは一旦宿へ。近くのイビス・ブレゲンツ(ibis Bregenz)というホテル。湖上祭の会場にもっと近い高級なホテルもあるが、モダンでシンプルな典型的なイビスブランドのホテルにした。イビス ブレゲンツ ホテル
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昼食をとって湖上祭会場に行ってみると大道芸が披露されるなどお祭り気分が盛り上がっていた。
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さて、この日の演目はヴェルディ(Rigoletto)の「リゴレット(Rigoletto)」。オペラなのである。
ヴィクトル・ユーゴー(Victor Hugo)作 「王は愉しむ」(Le Roi s'amuse)という戯曲が原作である。某公爵に仕える道化師リゴレットが、愛娘ジルダ(Gilda.)を公爵に陵辱されたことに怒り讐する。しかし、リゴレットが雇った殺し屋の身代わりとなってジルダが殺されてしまう悲劇的な結末を迎えるという本来のあらすじだが、今回はサーカスを舞台としてアレンジされてた。
写真はパンフレットの表紙とスケジュールのページ。日によって演目が違っていたが、この日はこの年のメインの演目を観ることができたということになる。 -
その湖上ステージがこれ。湖の上に巨大で異様な雰囲気のピエロの人形がしつらえられている。どんな舞台になるか楽しみだった。
この舞台を近くから見たり、付近を見て回ったりしていたが、午後8時頃には近くのレストランで夕食をとり、開演をまった。湖上オペラ会場 劇場・ホール・ショー
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開演が午後9時。日没が午後8時40分なのでマジックアワー中に劇が始まった。なんとも粋な演出だ。
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動く右手の上にもステージがある。
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ピエロの頭の上にも。
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真夜中を回ったフィナーレ。
このあと記念撮影なんかして、余韻の中ホテルに戻りぐっすりと眠った。
NHKBSPプレミアムシアターで放送されたとのことだが、録画でもしたかったものだ。DVDにもなっているそうだ。調べて見たら、トレイラー、ハイライト、舞台裏などの映像がYouTubeにあげられていた。懐かしい!
Trailer https://www.youtube.com/watch?v=qBL2XQ0tLnE
Highlights https://www.youtube.com/watch?v=gutz42b3oBg
Behind the Stege https://www.youtube.com/watch?v=Y2zdoc18C7o -
この日は、サンモリッツに向かうのだが、 ザンクト・マルグレーテンまで戻って、南下する列車に乗り換え、ライン川を眺めたりしながらクール(Chur)まで行く。ここまでは普通列車だった。
クールからは、レーティッシュ鉄道(RhB: Rhätische Bahn)に乗り換える。氷河特急(Glacier Express)が走るアルブラ線(Albulalinie、Albula Line)を通る。我々はクールからIR(インターレギオ)#1137という便に一般のe-切符で乗車した。氷河特急に乗りたくはあったのだが、時間の関係からこの便にしたのだ。しかし、席の移動が自由だったことも幸いしかえって楽しめたかもしれない。
トゥージス(Thusis)という駅からは世界遺産に登録されているアルブラ線(Albulalinie)に入る。1898年着工1904年開通の古い路線で、数々の石橋やループ、トンネル、カーブによって難所を克服、自然の景観が残されたことが世界遺産として評価されたそうだ。距離は89.0km。 -
車窓からのドムレシュグ谷(Domleschg)あたりの光景。村落、牧草地、遠くの山が絵になる。見えている教会は聖カシアン教会(Kirche St. Cassian)という中世に起源を持つ歴史的な建造物だそうだ。この辺りには教会以外にも砦などもちらっと見えたりした。昔からアルプス越えのルートに近いため戦略的に重要な地域だったたので今も残るような建物などが建造されたらしい。
なお、車窓からの風景はほとんどがガラス越しに撮ったのでガラスの色に影響され、反射の映り込みもある。しかし、そこは車窓の雰囲気ということでかえって想い出に残っている。 -
架けられた橋の一つ。定かではないけれど、カーブになっていることと上部に自動車道が見えることからソリス橋(Soliser Viadukt)だと思われる。
小さな橋はたくさん渡ったが、カーブになっているところでないと写真に撮れない。 -
アルプスの高原を走っている!という車窓風景
カーブが多いのでこんなアングルで撮れるのが楽しい。そういえば、この日乗ったクール、サンモリッツ間は右側に座っていた時間が圧倒的に長かった。もし自由席で移動ができないなら右側に席を確保した方がいいかもしれない。 -
超有名なランドヴァッサー橋(Landwasserviadukt)
高さ65m、長さ136mで、半径100mのカーブを描いている。ということで車窓から列車の先頭部分と橋が見える。ランドヴァッサー橋 建造物
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橋の向こうはすぐにトンネルになっていて、岩壁に吸い込まれていくような面白い光景が見られる。
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この辺りもきれいな光景が広がっていた。
ベルギュン(Bergün)という村あたりだろうと思う。 -
ペルギュンを過ぎた頃からトンネル、ループ、アルブラ、橋の連続で、この写真は何枚も何枚も撮っていたなかの一枚で、どの橋だったか定かではないがアルブラ高架橋群(Albulaviadukt)の一つだと思う。
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Google Mapsでベルギュンとプレダという駅の間の線形を表してみた。面白い!
「アルブラ鉄道の驚異(Albula Railway Wonder)」と評されている絶景区間である。
このあとは5,865mもあるアルブラ・トンネル(Albulatunnel)を通るので次の写真はもうサンモリッツに着いてからのものになる。
因みにアルブラ・トンネルも1903年開通と非常に古く老朽化しているため、現在代替として第二トンネルが掘られているそうだ。 -
ということで、サンモリッツに到着。
この日の宿はホテル・ランガード(Hotel Languard)というホテル。駅近と思って取っていたのだが、見るからに坂の上!何と標高差が70mほどもある。しかしながら、途中の駐車場のエスカレーターを使って割と近くまで登ることができた。ホテルに電話して教えてもらっていなければ、大変な思いをしていたことだろう。
ホテルは木を使った落ち着いた内装であの「サンモリッツ」に来ているんだと実感した。一旦チェックインして4人で散歩に出たが急に体調不良の兆しがあり自分だけ部屋に戻って休憩した。こんなことも「あるある」の出来事。
夕食時には体調も戻ったので、同行の夫婦が事前に調べておいてくれたレストランに行き、実際に店を見て良さそうだったのでそのまま入店し、アルプスの料理を堪能した。Hotel Languard ホテル
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第4日目は、第二の目標、ベルリナ・エクスプレスに乗る日だった。
ベルニナ・エクスプレスは、スイスのクールからサンモリッツまでアムブラ線、サンモリッツからイタリアのティラーノまでをベルニナ線という世界遺産に登録されている二路線を通して走る。パノラマ展望車両を組みこんだ編成の観光列車としても有名だ。この日は、ベルニナ線のアルプスを越えの絶景ルートを楽しんだのである。 -
朝起きると窓の外は幻想的な感じ。緑の木々の間に霧が流れ、遠くの山には雲がかかっている。
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部屋を出て見晴らしの良い窓をみると、雲海が広がっているのが見えた。凄くいい感じの朝だった。
チェックアウトしたら駅へ -
駅に着くと、目の前のザンクト・モリッツアー湖(St. Moritzersee)が鏡面のようになり、対岸の森を映し、上部はうっすらと雲が覆っている。そんな幻想的な光景だった。
サン モリッツ駅 駅
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通ったところをわかりやすいようにGoogle Mapsをベースに図示してみた。図の左が全線で、真ん中が特に景色が良い山岳エリア、そして右が有名なブルージオの360度ループ橋(Kreisviadukt von Brusio)辺りの線形である。このようにグニャグニャ曲がっているのは高度差1824mを最急勾配70パーミル、最急曲線半径45mのカーブといった技術で克服したからであろう。トンネル11ヶ所、橋も11使われている。
余談だが箱根登山鉄道はここの技術を参考にしていて現在も交流があるようだ。 -
さて、出発すると昨日と同じような光景・・・それはそうだ、サンモリッツはターミナル駅で一方向からの出入りなので戻っているのだから。とはいえすぐに右にカーブしていく。
しばらくは道路が見るなど山村的な風景の中を走るが、すぐにカーブの多い線形になって自然だけしか見えなくなってくる。 -
モルテラッチ駅(Morteratsch)を過ぎて川を渡りしばらく行くと左曲がりのヘアピンカーブがあり、その辺りからはモルテラッチ・グレッツショルツンゲ(Morteratsch Gletscherzunge モルテラッチ氷河の下部)が望めた。モルテラッチ氷河は全長7kmほどの結構大きな氷河で氷上トレッキングもできるようだ。残念ながらべルニナ山(Piz Bernina)方向は雲がかかっていた。
旅行記を書いているときにわかったのだが、このカーブはモンテベッロカーブ (Montebello Kurve)というらしく、駐車場も設置しているくらい撮影の好スポットらしい。モルテラッチ氷河をバックにカーブを曲がるベルニナ・エクスプレスの写真を見つけたが、非常に印象的だった。因みに、2025年、このカーブに立ち寄った鉄道写真家の中井精也さんは違うアングルで撮られたらしい。どんなアングルかなとか思う。 -
モルテラッチ駅から15分も走るとモルテラッチまで左側を流れていたベルニナ川は上流で細くなっていてこの小さな橋はその川を渡っている。なお、これまで走っていたベルニナ川沿いの渓谷はオヴァ・ダ・ベルニナ(Ova da Bernina)といい自然と吊り橋などが観光スポットになっているそうだ。
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橋をわたると29号線の道路と並行している。すぐに見えてくるはずの湖を撮りたい心がはやって少し前からシャッターを切っていた。
この旅行記を書いているときに発見したのだが、この少し先に黒い湖レイ・ナイール(Lej Nair)という湖があり、ラーゴ・ビアンコとの間が分水嶺(Wasserscheide ヴァッサーシャイデ)になっている。標識があったようだが通り過ぎて気付かなかった。レイ・ナイールの水はドナウ川を経由して黒海へ、ラーゴ・ビアンコの水はポー川を経て地中海へと注ぐ。そう知ると凄い場所だとなんか感動する。
そして、右側に白い湖ラーゴ・ビアンコ(Lago Bianco)が見えてくる。 -
ラーゴ・ビアンコ越しに見えるカンブレナ氷河氷河(Cambrenagletscher/Vadret dal Gambrena)はラーゴ・ビアンコにさしかかったあたりが正面という感じで見えていた。
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ラーゴ・ビアンコ沿いを走り初めてすぐに大きく右カーブする。この構図はネット上でよく見るベルニナ・エクスプレスの代表的なポイントと言ってもいいかもしれない。
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オスピツィオ・ベルリナ(Ospizio Bernina)駅辺りでの光景。ラーゴ・ビアンコ湖畔のこの駅で停車してくれるかと思ったがなし。この駅は湖畔の景色がよいこととともに、ベルニナ線上、最も標高の高い、2,253m地点にあることで有名。
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車内の様子だが、ティラーノに向かって右側に対面2人掛け、左側に対面4人掛けの席の配置だ。右側が景色が良いところが多かったような気もするがあまり気にしなくて良かった。立てばどちら側も撮せるし、ドア部分にも歩いて行ける。乗客はほとんど全員が観光客で、近くの客とはすぐに仲良くなり、譲り合いながら写真を撮っていた。
オスピツィオ・ベルリナでは停車しなかったが、次のアルプ・グリューム駅(Alp Grüm)で少しの間停車し、短時間だったが車外に出ることができた。 -
駅のホームから西の方を撮った一枚。
真ん中にかろうじて見える白いところがパリュグレッツシャ(PalüGletscher パリュ氷河)で上部はもうイタリアになる。以前は下の方まで氷河舌部が降りて来ていたらしいが今はもうほとんどない。
車窓からとはちょっと違って落ち着いて撮れた。アルプ グリュム駅 駅
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振り返ると、一緒に旅している二人が同じ格好で手を振っていた。思わず顔がほころんでシャッターを押した。
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再び走り出して車窓から撮ったパリュ氷河方向の一枚。やはり鮮明さが違うw
手前に見える水辺はパリュ湖(Lagh da Palü ラグ・ダ・パリュ)というダム湖とのこと。
アルプ・グリュームを過ぎると、次の停車駅ポスキアーヴォ(Poschiavo)までの40分ほどの区間は右に左にカーブし、橋もたくさんあった。前掲のルート図の中央。 -
右に左にカーブしているのがわかる一枚。
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右側にいたので右カーブでの撮影が多い。橋を渡っているとすぐ撮りたくなってくる。
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さしかかったブルージオの360度ループ橋(Kreisviadukt von Brusio)。前掲のルート図の右側の部分だ。
右の窓から見てもレールが丸くなっているのがわかる。先頭車両の位置も普通では見えないアングルだと思う。ブルージオループ橋 建造物
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架橋部にさしかかる。
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架橋部から盛り土部分へ。
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最後尾が架橋部を抜けたところが見える。この頃、先頭部は既に架橋部にさしかかっている。
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見上げる架橋部
乗客はみんな見上げて撮影にいそしんでいる。 -
そして架橋部をくぐる。
車窓からの写真だとわかりづらいが、見事にぐるりと一周回るものだ。この一周で約20mの標高差を稼いでいるらしい。
このブルージオのループ橋を過ぎ10分もすると国境を越えイタリアに入る。それから5分もすると終着駅のティラーノに着く。この駅はベルニナ線で唯一のイタリア国内の駅である。 -
こうしてベルリナ・エクスプレスの距離60.7km、約2時間の旅はあっという間に終了した。
色々調べた結果、王道のレーリッシュ鉄道のサイトから予約することができたことも想い出になっている。
さて、クールからティラーノまでの鉄道の旅でのメモは以下の通り。来られるかどうかわからないが、ともかく次回のために記録しておく。
・景色や鉄道を撮りたいのならば、普通車の方がかえっていい
(クール~サンモリッツ間は普通車両だったが問題なかった)
(ベルリナ・エクスプレスでは、展望車だったが自由度が限られていた)
・モルテラッチ駅、アルプ・グリューム駅では途中下車してみたい。
・サンモリッツ~ティラーノはレンタカーで移動し、列車も撮影したい。
・ループ橋やカーブを俯瞰できる場所を見つけておきたい。
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この旅行で行ったホテル
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ホテル リマートホフ
3.53 -
イビス ブレゲンツ
3.3 -
Hotel Languard
3.4
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