玉造温泉と松江さんぽ

2025/01/26 - 2025/01/26

宿でゆっり朝ごはん、朝風呂を堪能したあと、雨上がりの玉造温泉をゆっくり散策。玉作湯神社、清巌寺を見てから、小雨のなか足湯に浸かってみたり、ショップを覗いてみたり。雨も上がったところで駅へ。電車の前に民藝といえばの湯町窯でお気に入りをゲット。

正午頃の電車で松江に移動し、ランチのあと松江城と堀川遊覧船へ。堀川遊覧船は、前日こてつのご主人におすすめされて、全く予定してなかったけど行ってみることに。これがとてもよかった！船頭さんの松江解説、武家屋敷などを堀から眺め、低い橋では全力でかがむのがアトラクション感満載。さらに冬は船内にこたつが設置され、電源無しで暖をとれる昔ながらのやつ（？）らしい。珍しいレトロ体験で、温かいし癒される。
今回の出雲松江旅行、玉造温泉のお湯と堀川遊覧船が優勝です。また行きたい。

エリア 松江・松江しんじ湖温泉(島根)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝ごはん食べる場所は温泉街にはなさそうだったので、つけておきました。
冷えてたのは残念だけど、しじみの味噌汁は美味しかった。

なおこの宿はご飯無しにしてる人もちらほらいて、普通にカップ麺とか持ち込んで食べてたから、そのあたりはゲストハウスぽい（実際、宿の名称はゲストハウス）。

翠鳩の巣 宿・ホテル

ヴィンテージ風、っていうのかな。

天井のへこみとか、良い部分は使いつつ現代的にリニューアルされてて、居心地良きでした。

玄関撮れてないけど玄関は昔の旅館風で、良い感じなのです。
お世話になりました

太平洋側に住んでると「南下するために斜面を登る」がどうしても違和感。若干の上り道を北上するように南下する（ややこしいな）
・・さて、温泉街の街歩きスタート

玉造温泉 温泉

こういう、ちょっとキャラクター的なのとか、アートぽいのがあったり。以前は随分寂れてしまったようだけど、若者にも最近は人気復活の模様。
日帰り客用の駐車場が少し離れたところにあって、確か無料だった気が。

勾玉が随所に

温泉が湧いてて、化粧水用として持ち帰れるスポットが。
ほしい・・！と思ったのだけど容器が無いから諦め。しかしどうやら右の神棚みたいなところにボトルが入ってて２００円で購入するスタイルらしい。気づかなかった・・

湯薬師広場 たらい湯 温泉

玉作湯神社直前で面白い看板

玉作湯神社。たまつくりゆじんじゃ。

玉作湯神社 寺・神社・教会

かなり歴史がある雰囲気‥と思ったら奈良時代からあるらしい。古いなぁ。このあたりは昔から勾玉等の玉に使う石がよく取れるから製作が盛んだったそう。

渋くて威厳あり。

敷地内には稲荷神社ぽいのもあったり、土俵もあったり

願い石。パワースポットらしい。

ほとんどのお客さんが叶い石を購入してご祈祷してた模様。
願い事があるって、いいなぁ・・

温泉街からは１０分くらい歩くけど、ここはぜひ訪れたい場所。
雨上がりのしっとりした感じが似合う神社でした

続いて清巌寺へ。玉作湯神社と比べるとずいぶん地元の寺ぽい。法要か何かやってた。

清巌寺 寺・神社・教会

建物入れる雰囲気はなかったから、

おしろい地蔵さんだけ見学。祈祷の仕方の解説に従ってセルフで色々やるスタイルぽい。

記憶が曖昧だけど・・明治時代くらいまでは玉造温泉の中心はこの神社とお寺付近だったらしい。今は少し北に移動したということみたい。

足湯入りまーす
小雨、傘さしながら。
ぬるいけど温まりました！

勾玉をかたどった石。こういうところでも楽しませてくれる、玉造温泉

足湯は数か所あって、川じゃないところも。私が入った川のところは、タオルがこちらの勾玉屋さんで販売されてた。２軒ほど勾玉屋さんがあって、こちらの写真のお店は古事記に乗るんですかみたいな勾玉だらけの（誰が買うんだろ）ネックレスもあったりして、見てて面白い。
卸す前なのかな、全体的にやや安い印象。確か、隣にもうちょっと洗練したお店があった。

特に興味なかったんだけどやってるお店が少なくて入ってみた姫ラボという石鹸や化粧水のお店。石鹸はお試しサイズがあったので買ってみることに。これが個人的にヒット。さらに玉造温泉信者に(笑)
姫っていう響きとはギャップあり、案外あっさりしたお店で冷やかすだけでも大丈夫そうでした。

玉造温泉美肌研究所 姫ラボ 専門店

おそらく温泉街唯一のケーキ屋さん、アガートへ。アガート＝めのう石なんですね。。レトロな街のケーキ屋さんって感じ。

アガート グルメ・レストラン

しじみマドレーヌが気になったので購入。しじみエキスが入ってるそう・・！しじみ味はしなかったけど、きめ細かくてしっとり。あまり食べたことがない食感で気に入りました。ノーマルのもあるけど、見た目的にチョコ（しじみエキス多めって書いてあった気が）がネタ的にもいいし、なんせ普通に美味しいので行ったらまた買うでしょう。

１０時以降になるとぼちぼちお店が開くよう。
玉造アートボックスという複合施設にお土産が一通りあっていい感じだった。

その前にある橋のイラストがかわいい

行き同様玉造温泉駅まで徒歩。前日は暗すぎてわからなかったけどこんないい雰囲気だったとは…
温泉街から続いてる玉湯川。ここのあたりの景色は何百年もあまり変わってないんだろうなぁ…と思いに耽る

行きは暗すぎて気づかなかった壁画、かわいい

民藝の代表格(と思ってる)湯町窯でお買い物。

エッグベーカーをゲット。使いこなせてないけど憧れの食器はやはり所有感が大きい。全体的にお高めだけど、素敵な食器ばかりでした。棚いっぱいに食器が並んでるから大荷物や子どもは要注意。

湯町窯 名所・史跡

満足満足。松江にJRで向かいます。

松江駅へは１０分ほど。駅前は・・特に何もない感じ

松江駅 駅

観光スポットは歩いて２０分ほどのエリアに集まってるようなので歩く。
途中の橋にて、水の迫力がすごい。流れてるというより膨張してるような不思議な圧を感じた

後ほど堀川遊覧船で通るところ。正面の建物も改装されてて複合施設になってるみたい。

珈琲館でランチ。
本当は西洋軒に行きたかったけど定休日でした。。

珈琲館 京店店 グルメ・レストラン

ボリューム満点のサンドイッチ。ちょっと塩辛かったけど雰囲気込みで満足。

窓からお堀が見える席で。ヨーロピアンな内装で雰囲気よき。

古い街並みのそぞろ歩きも楽しそうだけど時間がない…

珈琲館から松江城までは歩いて10分くらい。

遊覧船の券を買いに行き、会計のタイミングで乗れる時間が４０分後？とかで、案外ブランクがあることが発覚。予定では遊覧船→お城周辺の全部見学、だったのだけど、遊覧船終わってからの時間が無い！ということでお城周辺見学を先に済ませることに。

まず興雲閣を見学。元・松江市工芸品陳列所。入場無料。

興雲閣 美術館・博物館

立派なエントランス

和洋折衷、状態も綺麗だった

明治のレトロ感

天井は和風、空間自体は洋風な感じ

ここが一番面白い。和室に洋風カーテン！

ミントグリーンがかわいい

フォントも素敵。

亀田山喫茶室という喫茶店が１階にあり。時間があれば行きたかった・・

続いて松江神社に参拝

松江神社 寺・神社・教会

松江の礎を作った武士を祀ってるそう

急いで戻り、堀川めぐりスタート！

ぐるっと松江堀川めぐり 乗り物

１２人くらい乗れる船。冬はこたつが設置されるので、靴を脱いでこたつにイン。じんわり暖かくてとてもよかった

船頭さんは女性で、松江愛が伝わる解説をしてくれました

タイムスリップ気分・・！

うろ覚えだけど・・漕ぎだして暫くしたあたりで小泉八雲が滞在したお屋敷エリアを通過。朝ドラ「ばけばけ」ファンの方にはヒットするエリアなのかもしれない・・！こういう歴史も多少勉強しとくと楽しいんだろうな、、

絵になる。。松江城のエリアだけかわからないけど、全体的に高層ビルもないし現代的なガヤガヤした建物が無いから、昔のままっていう印象が強い松江。
日本人の心のふるさと・・か。

鳥がギャーギャー言ってると思ったら、陸地から猫が「君ら、来れないんでしょｗ」と喧嘩売ってる光景を発見。

堂々たるカワウ

橋の下を潜るとこんな感じで暗い。けどこれは序の口

ランチの珈琲館のところ。このあたりだったかな、船頭さんが昔の船頭の唄を歌ってくれて、自分の知らない懐かしい日本に触れた気がしてちょっと感動・・

屋根を最も下げるときは首曲げて全力でうずくまる。
ちなみにスタート時点で練習会があります(笑)

民家エリアも通るので、船頭さんの指示に従い静かに。マイクもオフ。
ゆったり景色を見てたらヌートリアがご登場。鳥を筆頭に動物が多いな。
なお民家が近く水路に階段が降りてるのは昭和中期までは生活用水として使ってたからだそう。

ぐるっと約１時間。終わってほしくないくらい楽しかった。

途中で降りることも可能だが乗る順に影響あるから乗るときに確認されました。

最後に武家屋敷、でかすぎ！

お堀巡り、大満足。
ラスト、松江城をダッシュで観光。この場所スタートして２０分以内に出ないといけない。

松江城 名所・史跡

行くぞ！城だから仕方ないけど外も中も階段だらけ、気合！

部屋の見学はさらっとすませ、天守閣へ

中国地方の山って独特の形だよな・・

宍道湖方面は高い建物もちらほら。
でも一番高いのはこの松江城なのかな。。
そろそろ降りねば！

出雲空港行きのバスが出るのが、松江しんじ湖温泉駅から。小走りで最短ルートで行くために、観光客誰も出入りしてない裏口から出ます。間違えたらアウト

昔の船着門跡が。風情ある。
裏口ルート、案外良いぞ？

早歩きで10分弱かな、やっと敷地から出れる、、

ここからの景色もなかなかいいじゃないか？
想定外のいい景色に満足。やっぱ裏口から出るのもアリだな

小走りで15分ほどだったかな。迷うところもなく、少し余裕もって駅到着。中で券を購入。小さいコンビニもあり

松江しんじ湖温泉駅 駅

お客さんはほとんどいない。。

バスは飛行機に合わせてダイヤ設定されてるみたいだから、逃すと危ない。

バスから見える宍道湖の景色が迫力あっていい感じ。日本海側は雲が多いのかな、どこ行っても空が重いというか、迫力がある。

出雲大社さえ行ければあとは適当でいいや～のノリで行ったけど、玉造温泉のお湯と堀川遊覧船がとても良くて、気楽な行き当たりばったり旅行って楽しいなーと思ったのでした。
帰り飛行機はほぼ雲が無く、暗闇ながらも中国山地越しの神戸、大阪の光の波（機長アナウンス入るほど(笑)）、碁盤の目の京都、全部しっかり見えて遊覧飛行気分。冬だからかな。
実際の飛行時間は４０分ほどで名古屋空港到着。往復で空港違うの何でかしら？FDAさん。

空港でどじょう掬い饅頭を大人買い。シンプルながら受ける＆かわいい＆おもしろいを兼ね備えたよくできたお土産。王道の白あんが一番おいしかった。