まめなかの（元気にしていますか）島根の旅　２０２５秋

2025/11/02 - 2025/11/04

１１月初旬の三連休に島根を旅してきました。

エリア 出雲市(島根)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝１番のＡＮＡ便に乗って、米子鬼太郎空港に向かいます。

３連休、侮っていました。米子空港到着後すぐレンタカーを借りて出雲大社へ。しかし、大社周辺は大渋滞で、予定を変更して、午後から行くはずだった島根県立美術館に向かいます。お参りの人がこんなに多いとは。

日本の観光地はどこもインバウンドの外国人観光客でいっぱいです。先日、横須賀線に乗った時のことですが、鎌倉からの帰りでしょうか、車両の半分以上が外国人でした。しかし、出雲大社は、断然日本人観光客が多かったです。

北斎展もさることながら、島根県立美術館、とても気に入りました。お勧めです。広々とした館内、ゆったりした座席、外の風景。時間を忘れるとは、このことです。思いのほかのんびりしましたが、ふたたび出雲大社に向かいます。しかし、午後の遅い時間でもまだ駐車場へは大渋滞。大社さんに歓迎されていないのでしょうか。今日はあきらめ、明日早朝に参拝することにしました。

なぜ島根県立美術館を見学しようと思ったかというと、葛飾北斎の特別展をやっていたからです。
葛飾北斎、今更ですが、天才です。

2日目の朝８時、出雲大社に到着。ようやくお参りできました。

神社の参道で下り坂は見たことがありません。出雲大社の不思議の１つです。

ご神殿にお参りする前に、祓社で身を清めます。そのあと、手水舎で手と口を清めます。

二礼四拍手一礼。これも不思議の１つです。

御本殿に参拝。御神体は正面ではなく西を向いています。これまた不思議ですね。

本殿をお参りした後、反時計回りで本殿を一周します。
１０月は神無月ですが、出雲では神在月です。日本全国の神様がここに宿泊します。日本屈指の５星ホテルです。一度は泊まってみたい。

素鵞社です。稲佐の浜で採取した砂をお供えします。もとからある砂を持ち帰り、自宅の敷地の四隅に埋めて、土地の守護をお祈りします。

素鵞社の裏の岩は、唯一聖山に触れることができます。

西十九社です。大国主命を正面に向かってお参りします。

旅行中は、雲が多かったものの、寒くもなく、快適でした。

お参りした後、突然の雷雨。大歓迎されているようで、うれしかったです。

命主社、正式名は神魂伊能知奴志神社（かみむすびいのちのかみやしろ）だそうです。大国主命が蘇生した場所です。元旦の朝、大社の宮司さん以下全員で祭典の執りが行われるそうです。クスノキは樹齢１０００年。出雲歴史博物館の駐車場に車を止めていきましたが、出雲大社から徒歩１５分ほどです。ぜひお参りください。

命主社からすぐのところにある真名井の清水。出雲大社で行われる古伝新嘗祭の歯固めの儀の際、ここの小石を持っていき使うそうです。お勧めです。

出雲から車で１時間半の石見銀山です。大森代官所前駐車場は止められる台数も少なく、石見銀山公園駐車場へ。ここでもだめなら、石見銀山世界遺産センター駐車場へどうぞ。

大森小学校。木造とは羨ましい。途中２人の地元少年に会いましたが、あいさつしてくれて、良い土地柄だとわかります。２人ともボールの壁当てをしていました。将来の大谷翔平、ドジャースタジアムで待ってるよ。

豊栄神社。毛利家ゆかりの寺でしたが、明治の廃仏毀釈で廃寺なるところを毛利元就を祭る豊栄神社になりました。

龍源寺間歩。大森地区から貸し電動自転車か電動カーで向かう人がほとんどですが、ここは徒歩で。町並み、景色を堪能できました。

最盛期は世界の３分の１を産出した日本の銀。ほとんどが石見銀山産だったそうです。ヨーロッパの古世界地図には、「IWAMI」の文字が。ゴールドもシルバーもこのところ値が上がっています。

ところ変わって、黄泉比良坂です。あの世とこの世の境目で、神秘的な場所でした。

最終日は足立美術館を見学してから帰ります。自然と一体、庭師の素晴らしい仕事に感激しますが、私としては島根県立美術館がお気に入りです。

今回の旅のお供です。たどり着かない出雲大社。新たなお気に入り島根県立美術館。世界遺産の石見銀山。日本も奥が深いと改めて感じました。
大逆事件、これ冤罪ですよね。「失敗の本質」は、ここにも。