還暦祝い旅行は長崎へ　4

2025/09/19 - 2025/09/21

今年の誕生日は土曜日、節目の年でもあるので夫との２人旅。
国内で行きたいところを検討。新しいスタジアムもみたいし、軍艦島にも行ってみたい！ということで長崎に行ってみることにしました。
長崎へは2009年の福山雅治さんの稲佐山LIVE以来16年ぶり、そのときはLIVEメインでほぼ観光はしていないので観光は高校の修学旅行ぶりです。
今回エアはJALのマイルで手配。
ホテルはスタジアムシティホテルに連泊したかったのですが試合開催日の予約が取れず、2日目はカンデオホテルズに宿泊しました。
JALマイル 19000マイル×2
スタジアムシティホテル長崎 スタンダードスタジアムビューエキサイティングツインルーム 14460円（Yahooトラベル）
カンデオホテルズ長崎新地中華街 ツインルーム 20728円（ホテル公式）

エリア 長崎

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー JALグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

３日目の朝です。
雲ひとつない青空が広がっています。

カンデオホテルズ 長崎新地中華街 宿・ホテル

朝食はホテルでいただきます。
ビュッフェスタイルの朝食ですが、セルフでトルコライスが作れるような食材が並べられ、見本も用意されていました。

見本の通りに盛り付けてみようと思いましたが、朝から食べるにはちょっと重いかな＆パンも食べたいのでミニサイズで盛ってみました。

長崎らしくカステラも。

最終日は原爆投下の悲惨な現実を知り、平和の尊さを感じるためにも、最後の被爆地である長崎を訪れたら必ず訪れたい場所を巡ります。
最初に訪れたのは山王神社。
階段を登った先にあるのは原爆により右側だけが残った鳥居。

山王神社二の鳥居(一本柱鳥居) 名所・史跡

そして近くに横たわっているのが吹き飛ばされた左側。

4つあった鳥居のうち２つは倒壊、残された二の鳥居は爆心側の左側が吹き飛ばされたそうです。
原爆の凄まじさを感じます。

そして被爆クスノキ
福山雅治さんの楽曲でその存在を知ったクスノキ。
一時落葉し枯れ木同然になったにもかかわらず、その後奇跡的に新芽を芽吹いたと言われるクスノキ。いまでは青々とした葉が茂っています。

爆風により多数の石が舞い上がり木の中から発見されたそうです。

のぞき窓が木の中に入り混んだ石をみることができます。
常識では考えられない力が加わった原爆の恐ろしさを感じることができます。

社殿も原爆で倒壊しているため戦後に再建されたようです。

青々と茂る葉と力強く伸びる幹。
自然のもつ生命力の強さを感じます。
平和や再生の象徴として地元の方々を勇気づけてきたと言われるのも納得できます。

山王神社の大クス 名所・史跡

木にはたくさんの治療痕も残されています。
悲惨な戦争を繰り返すことがないよう、クスノキを後世に残すための役に立てれば…と手ぬぐいを購入しました。

可愛らしい狸が描かれた手ぬぐいです。

続いて平和公園へ

平和公園 公園・植物園

エスカレーターを上がると最初に見えるのが「平和の泉」　
原爆で焼けただれた被爆者たちの痛ましい霊に水を捧げて冥福を祈り、世界恒久平和と核兵器廃絶の願いを込めて浄財を募り建設された泉だそうです。
石碑には被爆して水を求めてさまよった少女の手記が刻まれていて胸が痛みます。

「長崎の鐘」の周りにはたくさんの外国人観光客が並んでいます。
この日は「国際平和デー」平和を願って正午に鐘を鳴らすようです。

「長崎の鐘」は、戦争で犠牲になった人々の冥福を祈り、平和を願うモニュメント。
毎月9日原爆投下時間の午前11時02分と8月6日～8日3日に鐘を鳴らします。

「平和祈念像」
天を指した右手は“原爆の脅威”を、水平に伸ばした左手は“平和”を、軽く閉じた瞼は“原爆犠牲者の冥福を祈る”という想いが込められているそうです。

背中側には作者の言葉が刻まれています。

長崎出身の彫刻家、北村西望氏によって制作されたものです。

続いて爆心地にも行ってみます。
原子爆弾が投下された中心には黒御影石の碑が建てられています。

原子爆弾落下中心地碑 名所・史跡

原爆によって破壊された浦上天主堂の側壁が移設され残されています。熱線や爆風による傷痕が生々しく残っています。
園内には被爆当時の地層も残されていて、原爆によって壊された家の瓦や家庭で使われていただろう物が大量に埋没している様子をみることができました。

爆心地公園 公園・植物園

続いて原爆資料館へ

長崎原爆資料館 美術館・博物館

被爆の惨状を示す資料や遺品の展示だけでなく、原爆が投下されるに至った経過や核兵器開発の歴史などがわかりやすく展示されています。

全国から寄せられた千羽鶴、平和への祈りや想いを感じます。

平和を学び、祈るスポットを巡ったあとはお昼ご飯。
中華街の江山楼に行ってみましたが昼の受付を終了していました(;'∀')

中国菜館 江山楼 中華街新館 グルメ・レストラン

朝ごはんをいっぱい食べてそんなにお腹も空いていないこともあり、気を取り直して眼鏡橋に行ってみます。
現存する日本最古のアーチ型石橋、橋と川面に映る姿を合わせると眼鏡に見えることから「眼鏡橋」と名付けられています。

眼鏡橋 名所・史跡

眼鏡橋がかかる中島川にはほかにもたくさんの石橋が架けられています。

中島川公園 公園・植物園

次の目的地に向かって歩いていると長崎大神宮という神社があったので、お参りして御朱印をいただきました。

長崎大神宮 寺・神社・教会

長崎の街にはしっぽが曲がった「尾曲がりねこ」たくさんいるそう。
そんな「尾曲がりねこ」をモチーフにした可愛い雑貨が売られている「長崎の猫雑貨」さんへ。
スタジアムシティ内にあったお店は閉店してしまったようなのでこちらのお店にきてみました(=^・^=)

カステラの松翁軒本店に併設されている喫茶店でカステラを食べたかったのですが、満席。かなり待たないと入れないようなので諦めます。

松翁軒 本店 専門店

眼鏡橋の近くで見かけたこちらのお店でカステラをいただきます。

匠寛堂茶房 玉響 グルメ・レストラン

美味しいお茶とカステラをセットでいただけます。

冷たい抹茶と煌カステラのセット。
煌カステラは、その日にお店で焼き上げた特別なカステラです。
ほんのり温かく優しい甘さでとろけるような食感でした。

空港に向かうまで、まだ少し時間があるので出島にも寄ってみます。
寛永13年(1636)に築造された出島は、安政6年(1859)、オランダ商館が閉鎖される218年間に渡り、唯一西欧に開かれた窓として日本の近代化に大きな役割を果たしてきた場所です。

出島橋 名所・史跡

出島の中の出島。
1/15のミニチュア出島で出島の全体像をみることができます。

出島 名所・史跡

長崎名物のチリンチリンアイス。
これも食べてみたいもののひとつだったので最後に食べてみます。
販売員が鐘を鳴らして売っていたことから「チリンチリンアイス」名付けられたようです。

出島表門橋公園 公園・植物園

注文すると、独特のヘラを使いバラの花のようにきれいに盛り付けられます。
ソフトクリームとアイスクリームの中間のようでシャリシャリとした食感でさっぱりとした甘さ、暑い日にぴったりの食べ物ですが、溶けるのも早いので急いで食べる必要があります( ;∀;)

ホテルにもどり荷物をピックアップしたら、長崎駅へ向かいます。
駅で長崎での最後の食事。
友人が長崎出身の知人から美味しいと勧めらたというお寿司屋さんへ。

地元の人が勧めるだけに夕飯にはまだ早い時間なのに満席。
でも回転は早そうだったので待って入店します。
噂通り、リーズナブルながらとっても美味しいお寿司でした！！

バスターミナルから空港行のリムジンバスに乗車します。

県営バス長崎ターミナル 乗り物

車中から綺麗な夕陽を見ることができました。

空港バス (長崎空港) 乗り物

空港について展望デッキに上がってみます。
綺麗な夕焼けです。

展望デッキには「幸せの鐘」
鐘を鳴らす方に幸せが来ますように、鐘を鳴らす方が思う大切な人に幸せが来ますように、鐘の音を聞いた方に幸せがきますようにという願いを込めて鳴らしてみてくださいというメッセージが添えられています。

長崎空港 3F展望デッキ 名所・史跡

空港で最後にお土産を買い足したら、搭乗の時間までラウンジでひと休みします。

長崎空港ビジネスラウンジ アザレア 空港ラウンジ

20:25 発のJL616 便で帰路につきますが、少しだけ遅延しているようです。
途中雨が降ることはあっても傘をさすことなく過ごせ、概ね天気に恵まれ、とても充実した旅でした。
来年Ｊリーグ観戦でまた訪れたいな～

長崎空港 空港