2025小雨降る古都の時代祭（京都御所）

2025/10/22 - 2025/10/22

時代祭は明治28年（1895）、
平安遷都1100年を記念して平安神宮が創建から
祇園祭、葵祭とともに京都三大祭のフィナーレを飾る
古都の秋・京都を彩る「時代祭」。

行列コース
京都御所建礼門前出発 (12:00) ⇒ 堺町御門 ⇒ 烏丸丸太町 ⇒
烏丸御池 ⇒河原町御池 ⇒ 河原町三条 ⇒ 三条大橋 ⇒
三条神宮道 ⇒ 平安神宮 (14:30頃)
時代祭行列は、明治維新時代から平安時代、
8つの時代（明治維新、江戸時代、安土・桃山時代、
室町時代、吉野時代、鎌倉時代、藤原時代、延暦時代）
20の行列で構成され・・・。

京都御所から平安神宮に至る約4.5kmの道のりを、
明治維新から平安京が造営された延暦時代までの
各時代の装束に身を包んだ行列が続きます。
参加人数は約2000人、全長約２キロの祭列、
行列の先頭から最後まで見学すると、約2時間！
交通機関の都合か.行進進行の状況が大変遅くななったが
京都の一画では、華麗な歴史絵巻を繰り広げた。
今年は小雨の中４万人を超えるお客さんだったようです。
今回は、小雨で時代祭がスタートしましたが、
雨に濡れて、体が冷えた様で寒くなったので、
急遽、平安神宮へ行かず、
ここ京都御所のスタートのみ、撮ることになりました。

様子は、
これから華麗な歴史絵巻の祭列
明治から平安時代にさかのぼる順番で「時代行列」が出発

維新勤王隊列：丹波の郷士からなる官軍派の山国隊。
維新志士列：桂小五郎・坂本龍馬・中岡慎太郎など。
徳川城使上洛列：近世武家風俗を代表する城使の列。
江戸時代婦人列：皇女和宮・蓮月尼・吉野太夫など。
豊公参朝列：牛車など参内する豊臣秀吉の行装。
織田公上洛列：織田信長・羽柴秀吉・柴田勝家など。
室町時代列（幕府執政列・洛中風俗列）：
足利将軍を中心とした幕府執政列、
風流踊りを再現した洛中風俗列。
楠公上洛列：楠木正成・正季などの甲冑姿。

中世婦人列：大原女・桂女・阿仏尼・静御前など。
城南流鏑馬列：城南離宮で行われた流鏑馬の装束。
藤原公喞参朝列：平安時代の文官・武官の夏装束。
平安時代婦人列：巴御前・清少納言・紫式部・小野小町など。

今回は、見どころとなる行列のスタート。

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JR特急 自家用車 徒歩

今まで雨が降ってないのに、地下鉄から出ると、小雨で吃驚。
薄暗く、重い雲が、これから時代祭撮るのに暗雲。
5年ぶりですが、大体10時半ごろ着き、
撮影ポイント決めていたが、
今回は、トラブルがあり、
スタート10分前、ギリギリ着いたが、
人と傘で、いつもの場所で撮るの困難。
いろいろ歩き回り・・・。

京都府警の平安騎馬隊

明治維新から平安時代へ
華やかに都を歩く時代絵巻の始まりです。

時代祭　百三十年
正午、これからは明治から平安時代にさかのぼる順番で
「時代行列」が出発。
笛や太鼓の音とともに平安神宮までをゆっくりと進み、
各時代の衣装を着た市民ら約２千人が秋の都大路を練り歩き
沿道に集まった多くの観光客らの歓声と拍手を浴びる。

時代行列は、幕末の「維新勤王隊列」を先頭に、
幕末→江戸→安土・桃山→室町→吉野（南北朝）
→鎌倉→藤原（平安中期）→平安初期→延暦、
と歴史をさかのぼりながら、
各時代の主要人物や庶民に扮したひとびとが、
約2時間かけて京の町を歩きます。

市長と知事のご両人

馬車には名誉奉行として京都府知事、
京都市長らが乗っています。

現在の時代祭は、
京都全市域からなる市民組織「平安講社」全11社
によって運営されています。
この列は平安講社第八社（中京区・朱雀学区）の皆さんです。

鼓笛隊を先頭に「維新勤王隊」の行装を模した行列や、
明治維新の立役者たちが登場します。

維新勤王隊列（明治維新時代）　
明治維新に際して、幕臣が東北地方で反乱したとき、
丹波北桑田郡山国村（現在・右京区京北）の有志が
山国隊を組織して官軍に加勢しました。
行列は山国隊の鼓笛隊を表。

維新志士列（明治維新時代）　
明治維新の基礎を築き、
変革に大きな貢献をした知識階級の武士の列です。桂小五郎

この列は孝明天皇百年祭を記念して1966年より参加して、
京都青年会議所の皆さんです。西郷吉之助（隆盛）
薩摩藩士、幕末には長州藩と幕府の間で活躍、
江戸城の無血開城も果たした。
後に西南戦争で敗れ自決した。

並び、その後ろ坂本龍馬
佐藩士、勝海舟の門弟として海兵の術をおさめ、
薩長を結びつけ明治維新の礎を築いたが、
慶応3年京都で暗殺された　。享年33歳。

中岡慎太郎
高杉晋作

「七卿落」

「七卿落」

近衛忠凞

狭箱持と槍持、掛声を出し、
舞うような仕草をしならが歩きます。

和　　宮（かずのみや）

孝明天皇の妹君です。
有栖川宮との結婚をあきらめて
「惜しまじな　国と民のためならば　
身は武蔵野の　露と消ゆくも」

という歌を残されています

江戸時代婦人列（江戸時代）　
京都の著名な女性の列です。
最初に和宮の御輿が先導します。
和宮は孝明天皇の皇妹で、
江戸幕府第14代将軍・徳川家茂の正室として嫁ぎました。
京都地域女性連合会のみなさんです。

蓮月　江戸時代の女流歌人で、
後年尼となり蓮月と称しました。

中村内蔵助妻　
京都銀座に巨万の富を有した内蔵助の妻で、
当時妻女の衣裳比べの会で抜群の誉を得ました。

中村内蔵助妻　

お梶　祇園に茶店を営んでいた女流歌人です。

吉野太夫　　　寛永三名妓の一人です
江戸時代の島原（六条三筋町）の太夫で、
書画や和歌などに優れていた。
常照寺ゆかりの名妓。

出雲阿国　出雲大杜の巫女を名乗って京都で
「やや子踊」や「かぶき踊」を演じ、
歌舞伎の創始者とされます。

豊公参朝列（安土・桃山時代）　
秀吉が参朝したうち、
慶長元年5月の秀頼を初めて連れていった時と、
同２年9月元服の報告に行った時を再現しています。
当時の最高級の牛車
「「檳榔毛唐庇車（びんろうげからびさしくるま）」。

安土桃山時代　　豊公参朝列
時代は安土桃山へ馬車ではなく牛車

葵祭のような牛車も登場。
2013 葵祭 （上）御所を出て～
http://4travel.jp/traveler/isazi/album/10777049/
2013 葵祭 （下）上賀茂神社へ
http://4travel.jp/traveler/isazi/album/10777667/

織田公上洛列（安土・桃山時代）　
応仁の乱後、京都は衰退していました。
1568年織田信長は天皇のお召しに応じて足利義昭を奉じて
上洛して、京都の復興につくしました。
その時の上洛を表しています。秀吉が先導しています。

平安講社第五社
（東山区・山科区、中京・下京区の一部）の皆さんです。

信長の後に、
武勇の誉れ高い「滝川一益」、織田家筆頭家老「柴田勝家」、
温厚実篤で忠実な家臣「丹羽長秀」などが続きます。

桓武天皇1200年記念大祭を機に2007年から
室町時代列が行列に幕府の執政にあたる
三管領・四職に任ぜられる主要氏族が従い、
公家・法中・御博士・医師などの特色ある
風俗が表現されています。
平安講社第九社（右京区・西京区）
の中から学区が輪番で奉仕します。

室町洛中風俗列（室町時代）　
16世紀の室町時代後半に経済力を蓄積した
京の町衆によって盛んに催された
風流踊りを再現したものです。
風流傘を中心に、囃子方、踊り手で構成されます。
鞨鼓童（かっこうちわらべ）

室町時代　室町洛中風俗列

室町時代　室町洛中風俗列

室町時代　室町洛中風俗列

室町時代　室町洛中風俗列

室町時代　室町洛中風俗列
室町時代
「室町洛中風俗列」では、
京の町衆に広まった「風流踊り」を再現しており、
頭に赤熊をかぶったり、
奇抜な格好で太鼓や鉦に合わせて踊って参加しています。

吉野時代
美しく歴史を彩った女性たちが登場する
「中世婦人列」の中には、
職業集団ともいえる大原女や、桂女の女性風俗も加わって、
当時の女性の様々な姿が見られます。

鎌倉時代　中世婦人列　大原女

鎌倉時代　中世婦人列　大原女

鎌倉時代　中世婦人列　大原女

鎌倉時代　中世婦人列　大原女

　新緑の大原で、大原女時代行列 大原女姿で里を巡行する
　　https://4travel.jp/travelogue/11976263

鎌倉時代　中世婦人列　大原女

鎌倉時代　中世婦人列　大原女

鎌倉時代　中世婦人列　大原女

鎌倉時代　中世婦人列　大原女

鎌倉時代　中世婦人列　桂女

鎌倉時代　中世婦人列　桂女

中世婦人列 淀君

城南やぶさめ列
鎌倉時代
平安時代から武者の嗜みとして盛んに行われた流鏑馬を、
後鳥羽上皇は朝廷の権威回復のため、
城南離宮で近畿十余国の武士を召集して行いました。
「城南流鏑馬列」は、その一場面です。

城南やぶさめ列

城南やぶさめ列

城南やぶさめ列

城南やぶさめ列
京都御所の建礼門へ

平安時代婦人列　巴御前

平安時代婦人列　巴御前

清少納言と紫式部

みなさんのお目当て..
今回は花街キレイ処の舞妓芸妓さんも参加しているのですが
平安時代婦人列通り過ぎると、
傘の流れは京都御所の建礼門へ京都市内へ
徐々に見物客は次の場所へ消えていきます・・・。
先程まで、人だかりで通り過ぎるの大変でしたが、
ほとんどが次の場所へ。

都の町を、平安時代から幕末まで、
各時代の衣装や小道具をまとった行列が練り歩く「時代祭」。
京都が日本の都であった1000年余りを振り返り、
古都・京都の再確認できるような、そんな祭りです。

　綿密な時代考証によって再現された各時代の装束は、
仮装行列の域を超えて、「動く博物館」と。

カメラも濡れて、私も濡れたので、
ここら辺で退散。

この旅行記へのコメント （1）

• YOSHITOさん 2025/10/31 14:10:01

  　多謝、メルシー、ダンケ・・・

  "風に吹かれて旅人さん”
  小雨の時代祭のレポートも素敵ですね！
  いつも素敵な写真とレポートに感心しています。
  小生も若き日の５年ほど京都で暮らしましたが最近ではもう１０年以上ご無沙汰しています。
  　一方私的なドキュメントの牧義人のブログいつもお訪ね頂き感謝しています。
  今年は私的DVDの制作にエネルギーをとられブログのほうはすっかりご無沙汰です。
  尤も歳を重ねて心身共に衰えを禁じ得ません。
  　　　　　どうかいつまでもご活躍を念じています・・・・Yoshito Maki
  　　　　　　　　　　２０２５年１０月３１日