2025/10/07 - 2025/10/10
288位(同エリア521件中)
ソネッチさん
今回の旅の目的地は「尾道」
私は「時をかける少女」を映画もドラマもリアルで視聴した世代。その舞台になった尾道を一度は訪れてみたいとずっと思っていたのです。
自宅から広島県の尾道に行くのは、そんなに頑張らなくても行ける距離だけど、気軽に行くにはちと遠い。なかなか行く機会がありませんでした。このままずるずると未訪問の場所になりそうで、思い切って主人の車で広島まで足を伸ばすことにしました。
厳しい残暑を経て、ようやくやってきた旅行シーズン。主人も私も仕事から足を洗って時間はあります。せっかく広島まで行くので3泊して尾道の周りを観光することにしました。定番の広島市内や宮島は過去に何度か行ったことがあるのでスルー。尾道近辺にしぼりました。
初日は「安芸の小京都 竹原」の散策。古い街並みが大好きなので、「竹原」は以前から気になっていました。朝ドラ「マッサン」のモデル竹鶴政孝(ニッカウヰスキーの創業者)の故郷として10年ほど前に脚光を浴びましたね。
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今日はちょっと遠出するので、7時に北九州市の自宅を出発。すぐに高速にのります。
写真は関門橋。久しぶりの広島遠征になります。山口県はちょくちょく遊びに行きますが、広島県まで足を伸ばすのはかなり久しぶり。10年は行ってないよねと主人と話しました。 -
佐波川と宮島の2カ所のSAでたっぷり休憩して、11時すぎ「道の駅 たけはら」に到着。
ここが竹原の町歩きの起点になります。 -
道の駅でいただいたマップ。
道の駅を出て、まず笠井邸を目指します。笠井邸からまっすぐに伸びる道がメインストリート「本町通り」です。本町通りを胡堂まで歩いて、帰りは、裏道を通って道の駅まで戻ってきます。 -
観光のスタートは「旧笠井邸」 竹原町並み保存地区の入口にあります。無料で内部公開しています。
竹原は、江戸後期から「製塩業」で栄えました。旧笠井邸は、浜旦那(塩田経営者)の家として明治5年に建てられました。 -
古民家を見る視点は人それぞれだと思いますが、私の興味はもっぱら「意匠」
「客間」は意匠にも気合が入っていることが多いので見るのが楽しみ。 -
書院欄間と書院障子は細かい細工が施されていました。
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明り取り窓も、凝っていました。
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この袖壁と明り取り窓も良いわ。
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2階の梁がとってもりっぱでした。
笠井邸は空き家の時期があってかなり傷んでいる印象でしたが、豪邸であったことを偲ばせる建物でした。 -
次いで、旧笠井邸の奥にあった「地蔵堂」を訪問。
江戸時代、集落の境界の守りとして設けられた小堂です。大火のために焼失後、昭和2年に再建されたものです。 -
本町通りを散策します。
竹原の町家の特徴は、工夫が凝らされた様々な格子が見られること。竹原格子と呼ばれ、格子の美しい町並みです。 -
竹原は全盛期の大正時代は26軒の造り酒屋が存在していました。今でも3蔵でお酒を造っています。
そのうちの一つがマッサンのモデルで「日本のウイスキーの父」とも呼ばれる竹鶴政孝の生家「竹鶴酒造」です。
売店に行く予定でしたが、12時~13時の昼休み中でした。残念! -
竹鶴酒造のほぼ正面にある「旧松坂家住宅」入館料300円を払って内部見学します。
松坂家は、塩田の釜屋の燃料となる薪・石炭問屋を営んだ商家の邸宅です。江戸時代に建てられ、明治時代に現在の姿に改築されました。
唐破風のように波打った屋根が見所。珍しいですね。 -
格子欄間。
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猪目の出格子
ハート形の透かしは、猪目紋様と呼ばれる日本古来の文様で、火伏の魔除けともいわれているそうです。 -
本町通りから伸びる「板屋小路」
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美しい格子の古民家が並んでました。製塩業が盛んな時は盛り場の雰囲気のある通りだったそう。
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軒先に風車が吊るされていたので思わずパチリ。
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こちらの家は竹筒の飾り。
「旅人をもてなす」という住んでいる方の思いが伝わり、風情があります。 -
本町通りのほぼ中央に郵便局跡と西方寺に続く階段がありました。
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初代郵便局跡。
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これがすごかった。「書状集箱」と呼ばれたポスト。
今でも現役!使用可。 -
西方寺に向かいます。
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階段の上から竹原の町並みをパチリ。
竹原の本瓦葺きの屋根が見えます。 -
西方寺は浄土宗のお寺です。本堂。
ここで、この旅一番のやらかしをしました。本堂横の高台に観音堂「普明閣」があったのですが、「普明閣」には行かず、何と!ここで引き返してしまいました。
「普明閣」は清水寺を模した舞台造の建物で、市のHPには「町のどこからでも望むことができ、竹原市の景観の中心となる重要な建築です。(中略) 竹原に来た人は、必ずここにのぼると言う重要な場所でもあります。」とあります。
やらかしました~。 -
本通に戻ると、あら、洋風の建物が見えてきました。
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洋館に到着。歴史民俗資料館でした。竹原の製塩業の歴史や資料などが展示されていますが、私たちはスルー。
昭和初期、図書館として建てられたレトロモダンな洋館です。 -
洋館奥の「憧憬の広場」に竹鶴政孝・リタ夫妻の銅像がありました。
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竹工芸振興協会が設置したフォトスポットも。
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ハートの風車
竹原は竹細工がさかんで、竹細工体験もできます。 -
その後、山手の坂道を上って「お抱え地蔵」に会いに行きます!
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「静かに持ち上げてお願い事をしてください」とあったので、チャレンジしましたが、持ち上げられず・・・。(汗)
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本町通の最後にあるのが、頼山陽の祖父、頼惟清が紺屋(染物屋)を営んだ頼惟清旧宅です。
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無料で内部公開されています。
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広い通りの土間をもち、1列に部屋が並んでいます。道路側8畳の間が紺屋の店舗であったと言われています。
テープを流して頼山陽の家族や住居の説明が聞けました。 -
本町通の突き当りにあるのが、胡堂。道の中央にあります。
竹原の小祠の中では最古・最大の規模を誇り、江戸中期のものです。塩田業が盛んだった頃、胡堂は商業の守り神として祭られていました。
大林宣彦監督の映画 『時をかける少女』(1983年)のロケ地としても有名だそうです。
竹原が「時をかける少女」のロケ地とは知らなかった。3日目に尾道に行くから「時をかける少女」のロケ地めぐりの旅になりました。 -
帰りは、本町通を通らずに中ノ小路、阿波屋小路を通ります。現在も住人がいる古民家が並びます。
竹原格子の家を見ながらぶらぶら帰ります。
この古民家の -
出格子中段の透かし模様が美しかったです。
この模様もハート模様。 -
水路を竹籠のようなもので覆っているのを何カ所か見ました。
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転落防止の柵でしょうか?
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旧光本家住宅。今井正之陶芸の館として公開されています。
竹原は灰色漆喰の町家が多いので、白い漆喰の家は目を惹きました。 -
散策を続けます。
意匠に富んだ格子は -
見ていて飽きません。
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この家は犬矢来を備えた風格のある邸宅。思わずパチリしてしまいました。
後で調べると、亀田邸。現在も住人が生活されているので観光案内板などはありません。りっぱな町家ですね。 -
竹原散策の最後は、旧森川家住宅。入館料400円を払って見学します。
旧竹原町長を務めた森川八郎の邸宅です。森川家は浜旦那の一人。
この住宅は大正期の姿をよく保っているそうです。 -
離れ座敷から庭園を一望できる造りになっていて、どの部屋から見ても必ず灯篭が中心に来るように設計されています。
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この古民家はイベントやカフェとしても利用されているようです。
先に見学した「旧松坂家」は町家の趣でしたが、森川家は豪邸でしたね。森川家は浜旦那の中でも特に豪商だったようです。 -
建具の意匠も素晴らしい。職人さんの技が冴えています。
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これにて竹原散策終了。休憩なしで、2時間ほど散策してました。
旅行記を書くにあたってパンフレットを読み返すと、いろいろ見残したところがありちょっと心残り。竹原は、保存状態が素晴らしくて散策するのが楽しい町でした。 -
「道の駅たけはら」に戻る途中、北前船入港の目印になった「常夜灯」を発見!
竹原は北前船の商人による塩の買い付けで賑わいました。 -
観光後「道の駅たけはら」で小休止。この日は快晴で10月なのに最高気温が30℃近い暑い日でした。日本の夏は10月まで続くのか?
喉がカラカラで、蜂蜜檸檬スカッシュを飲んで水分補給。瀬戸内はレモンの産地で道の駅にも檸檬のお菓子がたくさん並んでいました。それで、ついついこれを頼んでしまった。 -
道の駅では檸檬のお菓子は買わず、ローゼルを購入。珍しかったので。
2時ごろ、「道の駅竹原」を出発して本日のお宿がある三原市の白竜湖に向かいました。 -
3時にホテル着。今夜のお宿は「白竜湖リゾート」途中、道の駅に寄って時間調整しました。
広島のホテルはまったく知りません。尾道と竹原を観光するので、中間にある三原市のホテルを探しました。22年リニューアルしたばかりなのと、部屋の風呂が広そうだったのが決め手でこのホテルを予約しました。 -
全8室。洋室が主力ですが、数少ない和室の「松竹の間」を予約しました。
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すでにお布団が敷かれてました。
18畳の古民家風の和室。ちょっと、広すぎだろう!思わず笑ってしまった。 -
洗面場も2ボールで広々。
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お目当ての内風呂も、湖が見えて広々でした。
最近、主人は部屋付きの風呂を利用するのを好みます。一人でのんびりお湯につかりたいそうです。 -
私は、大浴場が好み。
大浴場も湖が見える岩風呂でした。使用している人が誰もいなかったのでパチパチ。 -
ホテルは白竜湖という人造湖のほとりに立つホテルで、すべての部屋から湖が見えるように設計されています。
周りには何もありません。一軒家のホテルです。 -
天体望遠鏡で天体観測できる「天文台」とプラネタリウムが見れる「星のゆりかご」という別棟を備えています。
写真は「星のゆりかご」
チェックインのとき、天体観測とプラネタリウム鑑賞を予約しました。無料です。 -
夕食は館内のレストラン「うみかぜ」で
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6時30分からの時間を希望しました。
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霧島旅行はホテルの夕食が多すぎで食べ疲れしたので、今回は一番少ないメニューを頼みました。
前菜。品数豊富で美味しかったです。 -
尾道港で水揚げされたデベラ(出平鰈)の一夜干しを網で焼く料理が出ましたが、写真撮り忘れ。
一夜干しを焼く間に、焼き茄子、茄子の天ぷら、ピーマンのソテーがバイキングで出たので、とってきました。 -
メインは牛肉の朴葉焼き
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最後にご飯と味噌汁。
ご飯は少量にしてもらいました。 -
ミニケーキとりんごのデザート。お腹いっぱいになりました。
今後は一番少ない食事メニューにしようと主人と話しました。 -
8時からプラネタリム視聴。
椅子が座り心地が良すぎて、眠ってしまいそうでした。(笑) -
秋の星座というプログラムを視聴しました。
プラネタリムは私の他に3組の方が参加。主人は参加拒否で、部屋でまったり運転の疲れをとってました。
この後、天文台で天体観測の予定でしたが、残念ながら雲が出てきたので中止になりました。(涙)
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この旅行記へのコメント (2)
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- Decoさん 2025/10/26 20:21:38
- 時をかける少女
- ソネッチさん、こんばんは。
竹原、というと私もマッサンを思い出しますが、街自体も大変魅力がありますね。
江戸時代の街並みが残り、邸宅に寺社仏閣…。春秋の夕暮れ時にのんびり歩いてみたい町ですね。
私も大林映画が好きで、尾道も何度か訪れましたが、残念ながら竹原は行ったことがないのです。「時をかける少女」のロケ地なのに。
西方寺も映画に出てきていますね。手元に「大林信彦の a movie book 尾道」という本があってそこにもロケの様子が載っていました。階段の上から見た竹原の街並みは映画でもあったような…気がします。
胡堂も映画に出てきたし、お葬式のシーンも竹原だったとか。また、ゴロちゃん(尾身としのり)の家(醤油の醸造所)も竹原だったみたいです。
映画のロケ地としては、かなり比重が大きかったのようなので、やっぱり一度行っておきたかったな~ (^^ゞ
「時をかける少女」は何度かドラマ化されていますが、ソネッチさんが御覧になったのはどのドラマだったのでしょうか。NHK少年ドラマシリーズの「タイムトラベラー」はとても人気があったそうですが…
竹原は製塩業で栄えて「浜旦那」と呼ばれる富豪もいたということですが、かつて江戸時代、三池炭鉱の石炭の主な取引先は瀬戸内の製塩関係だったそうです。石炭の火力で煮詰めて製塩していたのでしょうか。笠井家や森川家も、三池の藤本傳吾家や柳河藩家老の小野家とも関わりがあったのかも知れませんね。
お宿も広くて(!)、温泉もあって眺めも良く、食事も美味しそうで、くつろげそうな雰囲気で、なかなかに良かったのではないでしょうか。
次回は尾道でしょうか。楽しみにしています。
Deco
- ソネッチさん からの返信 2025/10/26 22:08:36
- Re: 時をかける少女
- Decoさん こんばんは。
ドラマは、NHK少年ドラマシリーズの「タイムトラベラー」を見ました。少年向けのドラマなので、今考えると低予算ドラマだと思うのですが、不思議な魅力のあるドラマでした。SF的なドラマって当時は珍しくて、少年ドラマシリーズは、SF的なドラマが多かったんですよね。ファンでした。
でも、「時をかける少女」の決定打はやっぱり原田知世ちゃんの映画ですね。大林監督の尾道三部作の一つなので、尾道が舞台という印象が強くて、Decoさんに教えていただくまで竹原がそんなに映画に登場していたとは知りませんでした。尾道や竹原の記憶が鮮明なうちに「時をかける少女」の映画をまた見ようかなあ。
竹原も尾道もJRの駅から歩いて観光できる街なので、以前から、三原に宿泊してJRで観光する計画をたてていたのですが、「どうせなら桜の綺麗な季節に尾道に行きたい」とかいろいろ考えて、時期を逸してしまい、今回になってしまいました。(笑)
尾道はどこか懐かしさを感じる街でしたが、竹原はタイムスリップしたような街でした。倉敷のように観光化が進むと、飲食店や土産店が集まり古い街並みが増殖してテーマパークのようになってしまいます。その点、竹原は観光化が進んでなくて、住人の生活の場なのが良かったです。
ソネッチ
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竹原(広島) の旅行記
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