2025/08/23 - 2025/08/23
20位(同エリア81件中)
Kana さん
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2025年8月。
夏の欧州、イタリア(北部・湖水地方)と、憧れの音楽の都・ウィーンを加え、北欧3国をめぐる一筆書き。
第5弾(現在、3~4は写真の確認中)となる本編は、イタリア・ガルダ湖畔、半島の城塞都市、シルミオーネ。
絵と写真が大好きな末っ子が、とあるアニメ映画に魅せられ、作中や制作資料では「ヨーロッパ南部の中世都市がモデル」とだけ書かれていた湖の畔にあるお城について知りたい...と呟いていたことを契機に、時代考証・湖と周りの風景に基づき、家族みんなで作品の舞台となった街を探しました。そこで浮上したのが、北イタリア・シルミオーネ。
... 結局、アニメに登場するのは「架空の都市」かつ「具体的なモデルは(1つの街だけでは)ない」ということが後日明らかになるのですが...
しかし"13世紀のお城が残る湖畔の街"という共通点から、シルミオーネには俄然興味が湧いてきていました。
地図で調べ、現地の観光地情報を検索し... そして4travelから先輩方の旅行記を拝見して美しい湖を背景にした城塞の写真を目の当たりにすると、「これは行かなければ。この目で見なければ...」と、もはや憧れは止められないレベルに。
実は、今回の旅程は当初、フィンランドとスウェーデンの滞在日数をもう少し長く取り、北欧で完結する予定でした。
でも調べると、ヘルシンキ→ヴェローナのフィンエアが飛んでいる、日本への帰国はストックホルムに戻るのではなくウィーンからにして周遊で取ることも可能(運賃はほとんど変わらず... 日程の関係で復路ウィーンが少しだけ安価)であることが判明。
これは、今年行くしかない!
ということで、訪れてきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ヴェローナから鉄道でディゼンツァーノに移動し、駅からは徒歩で港まで来ました。
ディゼンツァーノの街並みも可愛らしくデコレーションされ、あちらこちらにジェラートのお店があります。
シルミオーネへは、船とバスの2つのルートがありますが、今日はお天気がいいので迷わず船で! -
港は広く、個人のヨットが停泊していたりいくつかのエリアに分かれていますが、シルミオーネへの定期便は一番右の桟橋から出ます。
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ディゼンツァーノ→シルミオーネの船室内(この写真はシルミオーネ到着後、他のお客さんが下船してから撮りました。)
定期船は、時間帯によって客船が来たりフェリーが来たりします。(復路は大型のフェリーでした。) -
ガルダ湖クルーズ。
2階のデッキに出ると、風が心地よいです。
この日は雲がやや多いけれど、もっと晴れていればこの向こうにアルプスの山々が望めるはず。 -
イタリア最大の湖、透明度も高いです。
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末っ子は、お船から見える湖と山々の写真を一生懸命撮影していました。
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シルミオーネの港に到着します。
桟橋には、帰りの船を待つ人々の列が...。 -
シルミオーネ桟橋。
カモなどの鳥がたくさんいます。 -
港の近くでも透明度が高く、湖の生き物や湖底が観察できて、子どもたちはずっと見入っていました。
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Rocca Scaligera.
通称「シルミオーネ城」とも呼ばれる、スカラ家の城塞。
13世紀の建築ですが、綺麗に保管されており今でも砦に登ることができます。 -
立派な湖城で、中世当時に造られたドックが現役で(小型の)船が湖から城壁の内側に直接接岸できます。この奥に跳ね橋もあり、下をボートが通っていました。
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Rocca Scaligeraに入ってみましょう...
砦に登るにはチケットの購入が必要ですが、子ども・学生さんは無料です。 -
EUの旗が掲げられています。
良い陽気になりました。 -
高い城壁の内側。四方、見上げるような石造りの建築です。
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砦に登ってみます...
幾層にもなっていて、まずは広い踊り場の窓からお城の北側(半島の先の方・ローマ遺跡のある側)を撮影。 -
続いて、お城の東側。
湖が城壁で切り取られていて、絵画のような風景です。 -
ぐるりと回廊を回って、こちらは南側。砦の上方階から。
湖の色も、城壁や建物の屋根とのコントラストも、とても綺麗。
タケ○プター... またはドローンに乗って上空まで上って見たような景色です。 -
階段も途中までは石段で、砦の窓からこんな形で外が見えます。
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特徴的な瓦の屋根の街並み。
(ヴェローナでも感じたことですが、)イタリアに来たんだなぁ... -
さらに上段まで登ってきました。
南側、半島の付け根の方角です。 -
イチオシ
砦から出て、城壁沿いに歩きます。
どこを撮っても、画になります。 -
お城の入り口の手前(街の側)で、レモネードの屋台がありました。
一切の迷いなく購入。
搾りたてで容赦なく酸っぱいレモネードは、砦の階段を昇り降りした運動後に沁み渡ります。美味しい! -
ディゼンツァーノ・デル・ガルダまでの戻り方について、陸路(バス)か水上(船)か決めずに来ていましたが、桟橋の混雑が解消されていたこととバスが大幅に遅れていたため、帰りもお船にしました。
この時間帯に来たのは、車も積めるフェリータイプの大きな船。 -
こんな感じで、後方のランプウェイ?を下ろしたまま、ロープ一本張っただけで出港します。眺めはいいのですが、万一転がったら大変...
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次第に遠ざかっていくシルミオーネの街影...。
甲板を心地よい風が吹き抜けます。
(車を積む部分の前後が開け放されているので、物理的な意味でも、船の中を風がビュンビュン通り抜けていました) -
夢のような滞在でした。
-
名残惜しくて、シルミオーネの方をずっと見つめる末っ子の背中。
君が映画について教えてくれたから、今回の旅程に南欧の太陽いっぱいの湖城を加えることができたよ、ありがとう。
大きくなったら、いつかまた訪れようね。 -
ディゼンツァーノの港に戻ってきました。
少しだけ夕暮れの色に染まった港も、趣があって素敵です。
港からの帰り道にジェラート屋さんに寄って、子どもたち揃ってジェラートを食べて駅に移動しました。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- jijidarumaさん 2025/10/04 00:14:13
- 古い古いセピア色の旅行記に”いいね”頂き深謝!
- Kanaさん、
今晩は。お立ち寄り頂き有り難うございました。
さすがに2025年夏の旅は新鮮な写真ばかりで、当方も楽しませて頂きました。
船を利用された様子、これもまた楽しい絵柄です。当時は車ばかりで走ったので、船を利用する発想はなかったですね。車を船に乗せる事はドーバー海峡をイギリスにとか、ライン川の向こう岸に渡河する際に何度か利用したものでしたが・・・。
当時の私達の旅はデジカメの無い時代でしたから、一枚一枚大事に撮った写真、もうセピア色に変わってしまって可哀そうです。
イタリア北部の湖水地方は、イギリスの湖水地方とは景色が違って、一段と美しいガルダ湖やコモ湖は魅力的でした。
絵と写真が大好きなお嬢さんの”つぶやき”から旅の目的地が決まった由、素敵な話ですね。私共の娘達が、新婚旅行などでドイツを再訪したように、お嬢さんも大きくなったら当地をきっと再訪されることでしょう。
それではまた。
jijidaruma
- Kana さん からの返信 2025/10/04 20:23:31
- Re: 古い古いセピア色の旅行記に”いいね”頂き深謝!
- jijidaruma様、
旅行記へのコメントを頂き、誠にありがとうございます。
さらに、シルミオーネの夏の旅の記録をご高覧くださり、投票まで頂き、とても光栄です!
jijidaruma様の1983年のご旅行記を拝読し、大切なお写真と補足の詳細な情報から、同じ場所で時を経ても変わらぬもの、少しずつ変わっているところ等を感じ、改めて旅の記憶を振り返っておりました。
欧州を旅するにつけ、車で旅ができたなら、目的地も旅程もずっと自由に、旅できるのに...と考えていました。いつか、自分でハンドルを握り、欧州を旅してみたいというのが次なる夢です。(車があれば、ドーバー海峡、ライン川... あるいは北欧のフィヨルドを渡るフェリーなど、もっと行きたいところにまで行けるように思えます。)
まずは(英国を除いて)右側通行の運転に慣れるための修行を積まなければなりませんが...。
娘の"つぶやき"からの旅先探しのエピソードまでお褒めいただけて、感謝申し上げます。
実は、一枚の風景写真や実在の場所を描いた絵画から旅の目的地を定め、その地に関する手がかり・交通手段を探して旅程を作るのは、我が父が若い頃から実践してきた方法でした。私も学生時代に父に連れられ、夏の欧州をバックパックを背負って旅した思い出から、今年、自分の家族を連れて無謀とも言える旅に出てみました。
求めてた風景を目指して旅する姿勢は、できることなら娘たちまで... 3代に渡り引き継いでほしいと思っていたところ、
jijidaruma様のお嬢様のドイツ再訪の(新婚旅行という大切な旅の目的地に選ばれた)お話を伺い、とても心強く、嬉しくなりました。
もしご迷惑でなければ、これからもjijidaruma様のご旅行記をゆっくり拝読し、未来の旅の参考とさせていただけましたら幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
kana
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