晴れおじさん「初秋のときわ路」をめぐる (後編)

2025/09/25 - 2025/09/26

秋分の日を過ぎて、ようやく朝晩過ごしやすくなりました。今回、晴れおじさんが選んだ初秋の旅行先は、「ときわ路」。
「ときわ」は漢字で書くと「常磐」で、常陸の国(茨城県)と磐城の国(福島県)を指すとのことです。
前編と後編に分けて投稿させていただきます。

エリア 茨城

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

いわき駅8時18分発の「ひたち6号」で日立駅 (茨城県日立市) に移動。
日立駅は、2011年にガラス張りの橋上駅舎に生まれ変わって、グッドデザイン賞など数々の賞に輝いています。
なるほど、洒落たデザインですね。

展望ロビー

南側眺望

北側眺望

昨日の五浦海岸といい、この海岸といい、茨城県の太平洋は波が荒くて迫力があります。

また上り普通電車に乗って、10時10分、水戸駅に到着。

水戸といえば、水戸納豆と水戸黄門。

令和3年に復元工事が完了した水戸城二の丸隅櫓が見えます。

８分ほど歩いて、水戸藩校「弘道館」へ。

徳川１５代将軍徳川慶喜公もここで学んだとのこと。

校舎外観

玄関

正庁「諸役会所」(来館者の控えの間)
尊王攘夷を意味する「尊攘」の書が床の間に掛けられています。

正庁「正席の間」
藩主が臨席して文武の試験が行われた場所だとのこと。

この梅の木は、水戸の六銘木のひとつ「江南所無」(こうなんしょむ)で、大輪の八重紅色の花を咲かせるとのこと。

十間畳廊下を通って「至善堂」(しぜんどう)へ。

「御座の間」(ござのま)
藩主の休憩所で、明治維新で将軍職を辞した徳川慶喜公が静かに朝廷の命を待った部屋だとのこと。

徳川慶喜公が使用した長持。
なるほど、三つ葉葵の紋が付いていますね。

２代藩主水戸光圀公(水戸黄門)の命により、1657年に編纂が始まり1906年に完成した「大日本史」

徳川慶喜公が明治２２年に弟昭武の私邸を訪れた時の記念写真。

慶喜公のアップ。
当時は、５１～５２歳くらいだったのかな？

徳川慶喜公の書

水戸城三の丸にある弘道館から、大手橋を渡り大手門 (令和2年復元) を潜って、水戸城二の丸へ入ります。

大手門の瓦塀

ズームアップ
瓦と粘土を交互に積み上げて作られているとのこと。

二の丸隅櫓入口
YouTubeで内部の動画を視聴したら、特に変哲がなかったので、パス。

向かいのこのシイの大木は、戦国時代から自生していたと伝わるとのこと。

杉山門 (再生整備)

本丸跡 (水戸第一高等学校の敷地) に進むと、

水戸城で現存する唯一の門「薬医門」が姿を現しました。

門扉の金具

屋根裏

再び電車を乗り継いで笠間駅 (茨城県笠間市) に移動。時刻は12時半。

駅前の洋菓子店「グリュイエール」に入店。

モンプラン (951円) をテイクアウトして、笠間駅の待合室で、ランチ代わりに食べて見ました。
笠間産和栗のクリームは、特筆するほどではないが、まあまあ美味。土台がパイタルトなので、見た目以上に食べ応えがありました。

路線バスで笠間稲荷神社を訪問。

鳥居の先に見えるのは、楼門。

拝殿。

八重の藤
樹齢400年で、濃紫色の葡萄の房のような花を咲かせるとのこと。

大黒天

本殿

彫刻が見事

同上

笠間稲荷美術館の門

笠間稲荷美術館の建物

参拝を終えて、バスを待つ間、門前通りを散策。

趣のある土産物店や飲食店が連なっています。

同上

同上

突き当りにあった木造三階建ての建物。「かさま歴史交流館井筒屋」との標識あり。
ネットで調べたら、江戸時代天保年間(1830～1843)に創業した旅籠で、この建物は明治時代中期の建築だとのこと。
笠間は、歴史ある城下町だったようですね。

「かさま観光周遊バス」(100円)で笠間駅に戻り、15時29分発のJR水戸線の電車で帰路に着きました。

完