2025/05/21 - 2025/05/21
402位(同エリア551件中)
naoさん
京都府乙訓郡大山崎町一帯は、羽柴秀吉の軍勢と、本能寺の変で織田信長を討った明智光秀の軍勢が激突した「山崎の戦い(天王山の戦い)」の戦場として知られています。
山城国(京都)と摂津国(大坂)の境に位置するこの地には、京都伏見から出発する西国街道の最初の宿場町として、本陣、脇本陣、旅籠屋などを備えた山崎宿が置かれ、次の郡山宿(現茨木市)との間宿として賑わいました。
もともと大きな町ではなかった山崎は、幕末の戦乱によって神社仏閣や町家が焼失したことで歴史遺産の大半が失われてしまいましたが、JR東海道本線の山崎駅周辺にはわずかながらも古い町並みが残っていて、古い街道筋の面影をしのぶことができます。
京都府乙訓郡大山崎町から大阪府三島郡島本町山崎にかけては、古くは「水生野」と呼ばれた名水の地で、JR東海道本線の山崎駅前の妙喜庵には、「山崎の戦い」のあと天王山に城を築いた羽柴秀吉が、千利休に命じて作らせた二畳の茶室「待庵(たいあん)」が移築され、今も現存しています。
さらに、大正時代に寿屋(現在のサントリー)がウイスキー蒸溜所を建設した事からも素晴らしい名水であることがうかがい知れます。
なお、旅行記のタイトルは「大山崎散歩」としていますが、隣り合う京都府乙訓郡大山崎町と大阪府三島郡島本町山崎を通る西国街道を中心に歩いた内容を一編にまとめています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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京都府乙訓郡大山崎町と大阪府三島郡島本町山崎を通る西国街道にやって来ました。
JR東海道本線の踏切越しに見えるのは、大阪府三島郡島本町山崎にあるサントリー山崎蒸溜所になります。 -
大阪府三島郡島本町の汚水桝の蓋。
島本町のマスコットキャラクター「みづまろくん」がデザインされています。 -
西国街道の町並みです。
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現代的数寄屋と言うべき町家が新築されています。
瀟洒な美しさにあふれる良い町家です。 -
いかにも骨董品屋さんという趣が漂うお店です。
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瓦葺きの土塀をめぐらせた町家です。
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こちらが主屋のようです。
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カラフルな花々に彩られた町家です。
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虫籠窓や出格子のある、伝統的な様式の町家です。
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広い出入口や出窓などのある町家です。
かつて店舗だったのではないかと推察されます。 -
町角にたたずむお地蔵さま。
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町家の門前に松尾芭蕉の句碑が立てられています。
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『ありがたき 姿おがまむ 杜若(かきつばた)』
この句は、室町後期の連歌師・俳人で、室町幕府9代将軍足利義尚に仕えた山崎宗鑑を詠んだものです。
痩せこけて乞食のような山崎宗鑑がカキツバタを取っているのを見て、『宗鑑が姿を見れば餓鬼つばた』と揶揄されたのに対し、風狂の宗鑑こそ素晴らしい文化人であるとして、カキツバタに宗鑑の姿を写して詠まれたといわれています。 -
よく見ると、新しく建てられたと思われる町家にも虫籠窓が開けられています。
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こちらの町家は、先ほどの松尾芭蕉の句に詠まれている山崎宗鑑の旧居跡になります。
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邸内には「宗鑑井」と称される井戸が残されているそうです。
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こちらは関大明神社(せきだいみょうじんじゃ)です。
交通の要衝だったこの地に関所「山崎関」が置かれていたことが神社の名前の由来とされています。 -
山崎宗鑑の旧居跡は、関大明神社の境内の斜め向かいに位置しています。
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かつての山城国(京都)と摂津国(大坂)の境界に立つ「従是東山城国」の石標。
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標識にあるように、現在もここが大阪府と京都府の境界になります。
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大山崎町の汚水桝の蓋。
町の花「さくら」、鳥「うぐいす」、木「あかまつ」がデザインされています。 -
大山崎町に入ってすぐの所にある料理旅館さん。
この日はこちらで昼食を戴きました。 -
2階の窓に手すりを付けた町家です。
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西国街道から少し外れた所に、虫籠窓、出格子、外格子などを有する、伝統的な様式で建てられた町家があります。
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現在改修工事中のようですが、今後も永く残ってほしいものです。
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こちらは、荏胡麻(えごま)油発祥の地として栄えた離宮八幡宮です。
今も油の神様として親しまれています。 -
惣門をくぐって境内へ入ると、清々しい青モミジが迎えてくれます。
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離宮八幡宮の境内です。
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龍の吐水口がある手水舎。
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中門の前に鎮座する一対の常夜燈と狛犬。
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阿形の狛犬と・・・
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吽形の狛犬。
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中門の奥にある拝殿。
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寺社の雑役や力仕事をする神人(じにん)をモチーフにした油祖像です。
離宮八幡宮は荏胡麻油発祥の地として朝廷より「油祖」の名を賜ったそうです。
大山崎は、荏胡麻油の生産者でもある神人たちの活躍により、経済力のある活気に満ちた自治都市として繁栄することとなります。 -
離宮八幡宮境内の光景です。
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こちらは東門になります。
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離宮八幡宮東門の北側には、JR東海道本線の山崎駅があります。
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こちらは山崎駅前にある妙喜庵です。
妙喜庵には、羽柴秀吉の命を受けて千利休が作った二畳の茶室「待庵(たいあん)」が移築されています。 -
横長の虫籠窓のある町家です。
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瓦葺きの土塀をめぐらせた町家です。
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1階の下屋に晒葺きの屋根を架けた町家です。
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黒漆喰塗の壁に格子窓のある町家です。
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西国街道沿いに妙喜庵の石標が立っています。
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虫籠窓や出格子のある町家です。
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西国街道から少し外れた所にある町家です。
道路境界から控えた位置に塀がめぐらされています。 -
その町家の妻壁には焼杉が張られています。
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西国街道に戻って来ました。
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こちらの町家は、2階の窓全面に手すりが設けられています。
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4枚引き戸の付いた門を構えた町家です。
土塀の屋根には珍しい瓦が葺かれています。 -
長屋と思われる町家のひとつに、オレンジ色の暖簾を掛けたお好み焼き屋さんがあります。
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オレンジ色といっても落ち着いた色合いなんですが、この町並みではやはり目立ちます。
その意味では、店主さんがこの色を選んだのは正解だったかも知れませんね。 -
ベンガラ塗りの名残りが見える町家です。
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阪急京都線の大山崎駅が見えてきました。
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こちらは、古い町家を大胆に改装したカフェです。
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阪急京都線の大山崎駅です。
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大山崎駅の前に、大阪府三島郡島本町にある水無瀬神宮の石標が立っています。
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では、これで大山崎の町歩きを終わります。
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