2025/07/18 - 2025/07/19
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suzuka。さん
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揚輝荘という名前は今年になるまで聞いたこともありませんでした。ハーフティンバー様式の外壁で昭和12年に完成した迎賓館である聴松閣(ちょうしょうかく)、ならびに日本庭園を兼ね備えていて、松坂屋百貨店創業者、伊藤次郎左衛門祐民(いとう じろうざえもんすけたみ)氏の別荘だという事です。行ってみれば県外の人々に知られていないのは勿体ない、とても素敵なところでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝食は選べる名古屋めしとハーフビュッフェです。主にサラダが並べられています。一般的なビュッフェにありがちな焼き魚やベーコン・ウインナーなどはありません。
京の米老舗 八代目儀兵衛の厳選米コシヒカリって名前を聞いただけで凄そうです。ヴィアイン名古屋新幹線口 宿・ホテル
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本日の選べるメインはちょこっとひつまぶしときしめんの2択でした。私は迷わずひつまぶしをチョイス。
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夫はきしめんをチョイス。
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食べきれないほど大量に取らないようにと配慮してか、サラダビュッフェのトングはピンセットのように小さめです。豪華なメインがあるからね。
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薬味と添付の出汁を入れひつまぶし茶漬けにしたら臭みが消えて美味しくなりました。山葵全部入れたら鼻にツンときたので赤ウインナー入りのミネストローネと交互に食べました。
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ホテルの朝食でカプチーノが飲めるって良いですね。京都の老舗珈琲店、 小川珈琲の豆を使用だそうです。
パンコーナーに添えられたツナペーストと玉子ペーストも良かったです。
デニッシュパン専門店ANDEのパンとホテルの厨房で発酵させて焼き上げる焼き立てパン、どっちがどっちか? -
紙のカップもあるのでレモネードは部屋に持ち帰って飲みました。
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名古屋駅から市営東山線藤が丘行き覚王山で下車。
せっかく覚王山に来たら銘菓「鬼まんじゅう」の老舗・梅花堂へ。
鬼まんじゅうの販売は9時からと見ていたのでそれに合わせて来てみたら、すぐにお渡しできる在庫がないので10時以降のお渡しと貼り紙が。
では予約して揚輝荘を見学してから受け取りに戻りましょうか。梅花堂 グルメ・レストラン
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と思ったら2個だけなら即お持ち帰り出来ました。本日中にお召し上がりください。
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自宅に持ち帰って食べた鬼まんじゅう、美味しかったです。刻んだサツマイモに液状の小麦粉生地をかけて蒸し固めたものという解釈で合っていますか?
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覚王山にも八十八か所巡りがあるのですね。
千躰地蔵堂 名所・史跡
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覚王山という地名はこの日泰寺の事ですね。途中の参道にお洒落なカフェやら昔ながらの手焼きみたらし団子のお店やら美味しそうなお店が沢山あるのも、昔から参拝客を招き入れる茶店があった所に時代が移り入れ変わったのでしょう。覚王山だけでグルメ食べ歩きするのも楽しいかもしれない。
日泰寺 寺・神社・教会
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揚輝荘 北園の入り口です。聴松閣のある南園とは連絡通路で繋がっていますがマンションの横の道なので住人の方に配慮して撮影はご遠慮ください。しかし緑豊かな場所なので連絡通路を歩いて南園に辿り着く間にもう何か所かブヨに噛まれました。
南園の聴松閣は有料でも一見の価値あり by suzuka。さん揚輝荘 名所・史跡
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いとう丸 昭和5年竣工の伊藤銀行本店のビル正面に飾られていた銀行および百貨店の商標です。いとう丸と呼ばれているこの商標は、伊藤家を表徴する「藤」を、組織と団結を表す「井桁」と、完全を意味する「円」で囲んだものです。
伊藤銀行は昭和16年、「旧 愛知銀行」「旧 名古屋銀行」と合併し、「東海銀行」となりました。 -
聴松閣(ちょうしょうかく)です。
伊藤次郎左衛門祐民氏が作らせた、ハーフティンバーの外壁など山荘風の外観をした迎賓館です。 -
正面の虎の置物は祐民氏が中国で買ってきたと言われる南北朝時代の石像です。
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旧居間にある祐民氏の像。この部屋で資料映像も上映されています。
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旧サンルームの展示室にはかつての揚輝荘のジオラマがあります。現在よりもずっと広くてテニスコートやら屋外ステージやら施設も充実していたようです。
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お客様が晩餐会をした食堂です。暖炉の周りの壁には有名寺院等の古代瓦がはめ込んであります。
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食堂の床がデコボコしているのは傷んでいるわけではありません。手斧(ちょうな)を用いた名栗(なぐり)技法で無垢床材に彫りを入れ仕上げてあります。
この名栗技法が壁にも天井梁にも各室いたる所に細工されています。 -
旧食堂の窓から南庭園が眺められて素敵ですね。
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食堂の頭上には、いとう呉服店の店舗に掲げていた商標デザインを模した透かし彫りです。右から読むので「いとう」ですね、最初見た時「うどん」かと思いました。
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階段手摺にも手斧を用いた名栗や透かし彫りなど匠の技が見られます。
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2階では折り紙建築の企画展示が行われていました。
旧サンルームは斜めに張った床、斜めからの照明と「斜め」をテーマにした部屋です。 -
旧書斎の天井は船底天井、四隅の書棚はステンドグラス調のガラス戸が付いています。床は当時の新建材プラスチックタイルで市松模様に仕上げてあります。
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各部屋で床の貼り方まで違うのが手が込んでいますね。
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旧応接室
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一等船室のイメージでしょうかと推測されるようで、インド・ヨーロッパにも船旅で行ったんだぞと誇示したかったのかもしれません。
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旧寝室B
中国様式の装飾が施され来客用の寝室として利用されていました。 -
旧寝室B 床の雷紋も寄木細工です。スゴイ!
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天井の埋め込み照明と緻密な彫刻。
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旧更衣室
この建物で唯一の和室です。面皮付柱、べんがら色の壁、竹長押と数寄屋風に作られています。 -
地階では折り紙建築で聴松閣をつくるワークショップが行われていました。
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地階 石張りの下にある模様はインドのアークラ城で見られる模様。
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旧舞踏室 南側の窓ガラスにはヒマラヤ連峰のガラス彫刻が施されています。
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地階 旧舞踏室暖炉の上にはカンボジアのアンコールトムに見られる踊り子のレリーフ。
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暖炉左奥手の小スペース
壁面には綺麗なタイル模様と、中心にはインド砂岩と思われる女神像が取り付けられています。 -
朝は丸窓から朝日が差し込みます。
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まさか覚王山でアンコールワットが見られるとは思っていませんでした。
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地階ホールの左右の壁画はインドのアジャンタ石窟の写しと言われています。
旅に同行させたインド人留学生の描いた作品です。 -
地下トンネル入り口
地階ホールにはトンネルの南入り口が残されています。T字型で全長170メートルでした。作られた目的は不明ですが戦時中は防空壕として多くの近隣の人の命を救ったようです。 -
聴松閣の隣にある揚輝荘座敷(ようきそうざしき)
大正8年、矢場町五ノ切にあった屋敷を移築したもので、ベンガラ色の土壁と杉皮張りの腰壁には優雅な雰囲気が感じられます。(現在非公開) -
南庭園から見た揚輝荘座敷と聴松閣
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南庭園は毎週水曜日と土曜日の公開です。
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北園に行く前に旧食堂のカフェで水分補給しましょうか。
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夫が注文したのはホットコーヒー 300円
今日は暑いからと特別に冷たいお水をつけてくれました。 -
私は7月特別メニューのピンクグレープフルーツゼリー 300円
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とても良心的なお店ですね。
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さて、虫刺されを増やしながらまた北園側に戻って来ました。
ちなみにブヨの毒は熱に弱いらしく、患部を冷やすよりも温めるほうが早くかゆみが納まるようです。 -
伴華楼(ばんがろう)
昭和4年、鈴木禎次の設計により尾張徳川家ゆかりの座敷に洋室等を加えて建築しています。 -
豊彦稲荷社
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北庭園
京都の修学院離宮の影響を受けたと考えられる池泉回遊式庭園です。 -
白雲橋(はくうんきょう)
修学院離宮の千歳橋を模したといわれる廊橋で北庭園のシンボルです。 -
白雲橋(はくうんきょう)
龍の天井絵、手彫りの白木擬宝珠などに趣向が凝らしてあります。 -
三賞亭(さんしょうてい)
大正7年、茶屋町(現中区丸の内二丁目)の伊藤家本宅から移築した揚輝荘最初の建物です。煎茶の茶室で、竹のなげしなど東洋風のデザインが見られます。 -
昨日の豪雨のせいか水面がボコボコですが、北庭園から見える日泰寺逆さ五重塔
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