阿寒湖、天空スパでまったり月見

2025/07/12 - 2025/07/13

自分が大学生のころ、北海道旅行に行った同級生たちの間で道東の湖の中で阿寒湖は観光地として開けすぎているからということで評判が悪かった。手つかずの自然を求めると温泉街の賑やかさは余計なノイズに感じたんだろうな。いまでも阿寒湖温泉街はホテルやコンビニはもちろん、ドラッグストアや郵便局、バスターミナルもある地域で一番賑わうところだけれど、実は温泉街を一歩離れるとほとんど手つかずの湖岸がずっと続いている。今回宿泊したニュー阿寒ホテルは屋上にぬるめのお湯で水着で入る天空スパを設けているのだが、そこから観る阿寒湖はほとんど人工物のない原始の北海道の風景。湖岸も歩けば豊かな自然。昔観てもういいやと思った人も一度は見直してほしいところ。定番の観光船はチュールイ島でのマリモの鑑賞など昔のままのコースだけれど島の施設も半地下のような構造で外観も目立たないようにされており年代を経ただけ洗練された感がある。スパは写真撮れないので現地で体験してみてください。

エリア 阿寒(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ

帯広から高速経由で足寄の街へ。池北線の足寄駅の跡にある道の駅へ。
この町はどこでも千春さん推し

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

建物の中に池北線、ふるさと銀河線を記念する駅名版などがある。こうしていわれてみないとここが駅跡だったことなど伝わらないものね。建物の周囲をみてもここが鉄道駅だったことの面影はほとんどない。線路跡は遊歩道になっているのかな。

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

あしょろの駅名板

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

お土産コーナーはそこそこ広い

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

でっかいフキの関連商品推し

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

ここにも飲むヨーグルトがあるけど、今回はパス

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

ここで焼いているパン屋さん

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

食堂は人気のようでお昼時満席です。

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

メニューは普通のドライブインスタイルだね。
まあ、こういうのでいいんだよ的な。

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

街のヒーロー、千春さん。フキってこんなに大きいの？足寄特産のラワン蕗
大きいものは3mにもなるらしい

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

千春さん関係のトロフィー

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

ギターや衣装

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

このシャツとか

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

ジャンパー、よくみればLVマークのルイヴィトン謹製ですね。

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

ここで昼食、持ち込み商品はご遠慮くださいなのでとりあえずここのコロッケをいただく。

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

珈琲フロート、気温が高いのでおいしいね。
お店の店員さん。顔のちっさい双子みたいな女の子二人でまるで妖精さんみたいだたった。

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

ホテルで買ってきたパンは車で食べる。連れはすっごい美味しいとうなっていた。

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

猿回しをやっていたのだが、店内にいる間に終わってしまったようだ。いまは反省会？

道の駅 あしょろ銀河ホール２１ (旧足寄駅) 道の駅

阿寒の国道をひたすら走り、横道にはいってオンネトーへ。おなじみの展望所の手前にも小さい駐車スペースから湖が見えるところがあった。

こちらは木々の間から湖が見える。

オンネトー 自然・景勝地

こちらは広い駐車スペース。来るのは2回目だったか３回目だったか。

良く晴れて、雌阿寒岳と阿寒富士がくっきり。午後だと湖の色が青々という感じではないね。

オンネトーの解説版

岸辺にはなぜか蝶々がたくさん集まっている。産卵かなんか？

こちらにも蝶々

風で波打っているので水鏡とはいかないが、これだけ景色が見られれば御の字か。

ちょっと経つと雲が山にかかる

昼間の間に山からの水蒸気が多くなるからだね。

北海道三大秘湖のなかで水辺に近づけるのはここだけ。ただ動力のない船やカヌーも禁止されているので、これから先へはだれも進めない。

岸辺の蝶々

北海道らしくもう一部の葉が黄葉し始めている。

ニュー阿寒ホテルに到着。和室です。布団はあとで敷きに来てくれる。

ニュー阿寒ホテル 宿・ホテル

眺望指定じゃないので湖の反対側。阿寒湖の街なみです。このあたりはほとんど国立公園の原生林なのでこの湖の一角にだけ街がある。郵便局、小学校、コンビニ、ドラッグストアもあり、なかなか便利。

ニュー阿寒ホテル 宿・ホテル

湖越しに雄阿寒岳。

遊覧船に乗りますよ。

乗船券の券売所。各種電子マネー、カード使えます。

船がやってくる、実は最初の出発する桟橋は湖の右側にあった。

船が到着

でも最初の桟橋からはあまりお客がいません。

阿寒湖 自然・景勝地

出航

広々とした湖面を行く

湖には大きな島は４つある。

これが一番おおきい大島

滝口と呼ばれる狭い入り江にまず立ち寄ります。

周囲は手つかずの原生林

滝口のしずかな入り江に入ります。

ここが湖の水が流れ出すところ。この先に小さな湖が二つ

阿寒湖滝口 自然・景勝地

複雑な入り江に小島があります。

船の起こす波

火山周囲の地形らしく小島が残る景色。

この時期シャクナゲが咲いています。花が白くて目立たないので船のガイドがなければ気がつかなかった。

再び広い湖面へ、フップシ岳が見えます。

こちらがフップシ岳、釧路市と足寄郡足寄町の2市町にまたがる標高1,225.4mの山。

こちらは雌阿寒岳

雄阿寒岳、雌阿寒岳、フップシ岳の三つの山が見えるのは湖上からのみだそう。

チュウルイ島に到着。

ここの施設も周囲から目立たないような構造になっていました。

館内の展示。滞在時間は短いですが、簡潔な展示なのでまあ十分かと

マリモ展示観察センター 動物園・水族館

ここも時期によっては暑いのか、空調設備が。

マリモ展示観察センター 動物園・水族館

モニターに映る湖底の風景

マリモ展示観察センター 動物園・水族館

周辺の湖底にはマリモ。

マリモ展示観察センター 動物園・水族館

阿寒湖の四季の画像

マリモ展示観察センター 動物園・水族館

水槽のマリモ。展示が終わった時期には湖に戻されるらしい。

マリモ展示観察センター 動物園・水族館

大きな球体になったまりも

マリモ展示観察センター 動物園・水族館

おおきなマリモたち

マリモ展示観察センター 動物園・水族館

大きくなりすぎると崩れてしまう。宇宙の真理

マリモ展示観察センター 動物園・水族館

施設の外。阿寒湖の原始の風景

小さい島ですが森がある。

セミや鳥の声につつまれる短い散歩道

桟橋に戻ります。

船のむこうにもう夕日

桟橋ではマリモちゃんがお見送り。

帰りは二階の先頭に座れた。

雄阿寒に雲がかかり始める

宿泊しているホテルが見えてきた。

最初の桟橋でほとんど人が降りてました。

終着の桟橋。

阿寒湖遊覧船 乗り物

こちらにもマリモちゃん。

湖畔の夕暮れ

写真とれないけれどホテルの屋上の天空スパからは夕日がよく見えました。周囲にあまり人工的なものが目に入らないのですごい景観でした。大浴場に湯浴み着が用意されていて、天空スパは男女共用です。家族やカップルがのんびりするには最高。お湯は温め。ちょっと外が寒いので良く風呂とかサウナで暖まってから出ると快適。夜も屋上はあまり灯が目に入らないよう工夫されているので、星空もきれいでしょうね。この日は薄曇りでしたが、薄雲越しの月が見えて神秘的でして。

夕食はビュッフェ。品数とても豊富

ニュー阿寒ホテル 宿・ホテル

お飲み物はセルフで購入するスタイル。安いグラスワインは味もそれなり、せっかくだからワインはもうすこし高いのにすればよかった。

小さい固形燃料でつかうお一人様ジンギスカン。結構欲張ってとってしまいましたが、食べ切れた。肉汁のしみたキャベツの芯みたいなところが美味しいね。

デザートもいろいろ。

お汁粉までありました。

こちらは館内のエレベーター。

筒型の構造。

壁の絵画などのゴージャス感がリゾート法以降の時代の雰囲気

宿泊階からのパティオ

ニュー阿寒ホテル 宿・ホテル

朝食には海鮮丼もあります。

ニュー阿寒ホテル 宿・ホテル

デザートまでいろいろ

どこが空いた席かわかりにくいけど、店員さんに聞けばすぐ教えてくれます。

ホテルは１０時チェックアウト。本日は１時台の飛行機なのでそのまま釧路空港へ。１時間ほどかかります。いい天気でもったいない位ですが。

釧路空港（たんちょう釧路空港） 空港

丹頂鶴がお見送り

釧路空港（たんちょう釧路空港） 空港

便数は多くないけどロビーはひろびろ

周辺のご案内、女満別、中標津、釧路とけっこう空港は充実。

食事できるのは１店舗のみでした。こちらはラーメンもやってる時期もあるようだけど本日はおやすみ

北斗 グルメ・レストラン

釧路なら間違いのないホタテとイクラ丼

北斗 グルメ・レストラン

アイスコーヒーももらって出発まで時間つぶし

北斗 グルメ・レストラン

結局到着便が羽田の混雑で遅れて２０分ほど遅延。

帰りの便は小さいけど個人モニターがついていた。

行きと同じ映画も見られます。

釧路からは太平洋岸にそって飛行。音別町の上空

こちらは尺別周辺。今回は行かなかった「ハナミズキ」のロケ地の上空です。主人公の家もちょっと見えます。

浦幌十勝川の河口周辺

十勝川河口

襟裳岬上空から日高のえりも町方面が見えました。