2025年5月 1泊2日で道東に行ってきた③【ひがしもこと芝桜公園・道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠など】

2025/05/17 - 2025/05/17

2025年5月、1泊2日で釧路・弟子屈方面を軸に道東へ行ってきました。広大な北海道を1泊2日でとなると、どうしても欲が出てしまいがちなので、出来るだけ的を絞って計画を立てました。

2月の沖縄以来、どこか旅行に行きたくて色々ネットを見ていたところ、セールでもないのに「羽田‐釧路」で比較的安い便を発見。釧路周辺は6年前に訪問していますが、釧路空港は初利用であることや、前回とは季節やホテルも異なるからと名分をたて、今回の航空チケットとホテルを確保しました。

さて、実際2日間の天候は概ね晴天で、楽しい旅行を後押ししてくれました。前回とは異なるグルメや買物をチョイスし、カヌーツアーにも挑戦しました。また、釧路周辺では桜（ソメイヨシノ）を楽しむことが出来ませんでしたが、大空町でほぼ満開の芝桜を楽しむことができました。

旅行記は3部構成になっていて、こちらは2日目のひがしもこと芝桜公園の様子から羽田までの様子を纏めています。よろしかったら、お付き合いください。

エリア 女満別・美幌(北海道)

12:05　神の子池から約1時間、網走郡大空町のひがしもこと芝桜公園にやってきました。

私は芝桜をしっかり見学するのはかなり久しぶりだったので、とても新鮮な感覚でした。

しかも、計画当初から予定していたのではなく、直近の気温上昇により見頃のタイミングとマッチしたので、急遽ルートに盛り込みました。

こちらは無料エリアにある常設のショップ。

こちらで入場料700円を支払います。案内スタッフの指示が統一されておらず、少しイラッとしましたが、そこは大人の対応でスルー。

ひがしもこと芝桜公園の所在地は大空町ですが、遡ると東藻琴村が女満別町と2006年に合併して現在の大空町に至っています。

公園の歴史は60年以上前遡り、1人の地元農家さんが、自宅の庭に芝桜を植えたことから始まり、その後自治体が協力する形で整備されたのだそうです。

このエリアは9部咲きとのことでした。

藻琴山温泉 芝桜公園 公園・植物園

1週間前にHPを見たときは2部咲きで、1週間でどれだけ開花が進むかと思っていました。

その後、北海道を含む多くの地域で気温が高い状態が続いたおかげで、開花が進んだようです。

急勾配の階段の先に展望台があります。途中何度か休みながら、何とか登りきりました。

展望台からの眺め①。結構な急勾配を登ってきたことが分かると思います。

展望台からの眺め②。公園内の芝桜は見頃が集中しないように工夫されていて、画像奥のエリアの見頃はもう少し先のようでした。

展望台の奥にある山津見神社は、この地点を守護の場所と定めて鎮座された山の神様が祀られています。

展望台の様子。かなり賑わっています。この旅でここまであまり感じることがなかった、大陸系の旅行者が思いのほか多かったと思います。

展望台付近を十分満喫したので降りることに。登りよりは楽チンですが、下りも急勾配なので気を付けて降ります。

こちらの遊覧車に乗ると山の中腹まで行くことが出来ます。

昼過ぎだったことや、暑かったこともあり、売店は結構賑わっていました。

我々は芝桜ソフトをチョイス。もちろん芝桜の味はしません。

常設の釣り堀（大人1時間 1,800円）。HPによるとヤマメが釣れるとか。

2025年の「ひがしもこと芝桜まつり」は5月3日～31日まで開催され、期間中は土日祝を中心に各種イベントが催されていました。

ひがしもこと芝桜まつり 祭り・イベント

12:58　本来ならば芝桜公園の次は「道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠」に行く予定でしたが、スケジュールに余裕があったので「ひがしもこと乳酪館」に立ち寄りました。

昭和35年頃に使われていたトラクターが展示されていました。

ここは記念撮影スポットかな。

乳酪館の建物入口。

ここでは東藻琴産の新鮮な牛乳を原料とした乳製品の開発・製造だけでなく、チーズづくりを見学・体験し、さらに販売を通じて交流を図ることが施設の目的となっています。

物販コーナーでは要冷蔵の乳製品だけでなく、幅広な商品が並んでいました。

本来ならソフトクリームをチョイすべきですが、芝桜ソフトを食べたばかりだったので、瓶の牛乳をチョイス。

お土産にゴーダチーズカレーも買いました。

搾乳機などチーズ製造に使う機器などが展示されていました。

ひがしもこと乳酪館 グルメ・レストラン

タイミングが合うと、実際にチーズを作る工程を見学したり体験することができるようです。

13:44 「道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠（びほろとうげ）」に到着。天候が怪しげなので、まずは景色を見に行きました。

直径約20×26kmの日本最大のカルデラ湖、屈斜路湖。

屈斜路湖 自然・景勝地

疲労度を考慮し、先の展望台はスルーしました。

白い部分は雪もしくは雪が凍った氷のようです。

見学を終えて道の駅に戻ってきました。有名な「あげいも」を食べたかったのですが2個単位での販売で、1個ずつと思いましたが相方に振られたのでスルー。

ぐるっとパノラマ美幌峠 名所・史跡

こちらは「地域を食べる」道の駅として2022年4月にリニューアルオープンしています。

あのホリエモンの声から生まれたパン屋「小麦の奴隷」。

あのミシュランシェフが監修したカレーパンもあります。

悩んだ末、1番人気のホリエモン監修「ザックザクカレーパン」をチョイス。

小麦の奴隷で購入したパンを食べるため、道の駅の2階にやってきました。

2階は休憩室を兼ねた展望室になっていて、景色をみながらゆっくりすることが出来ます。

1階で購入した「ザックザクカレーパン」を二段階で温めて頂きました。パンの周囲全てにクルトンを付けて揚げるカレーパンで、食感が斬新な感じで、中身のカレーもしっかり美味しかったです。

14:54　ぐるっとパノラマ美幌峠から約30分、道の駅摩周温泉にやってきました。

道の駅 摩周温泉 グルメ・レストラン

観光案内所を兼ねたスペースは天井が高く開放感があります。

道の駅摩周温泉は弟子屈町にあるのですが、昭和の大横綱大鵬の出身地でもあることから、各種の展示物がありました。

こちらは道の駅の物販コーナー。

とりあえず人気ナンバー1の「摩周そば」を購入。

標茶町から釧路市街に向かう途中、北海道道1060号クチョロ原野塘路線を通り釧路湿原を抜ける途中、道を横断する鹿の親子に遭遇。

クルマを急停止し、横断し終わった鹿の親子を撮影しました。

16:16　道の駅摩周温泉から約70分、釧路市内の六花亭鶴見橋店に到着。

六花亭 鶴見橋店 グルメ・レストラン

店内は開放的な造りで、奥にはカフェスペースもあります。スケジュールに余裕がないのでカフェはスルー。

自分用にお菓子を単品でいくつか購入しました。

今回の相棒、日産キックス。前日の神の子池やこの日の釧路湿原など、未舗装道路を爆走したので、ご覧の通りの汚れっぷり。この後、クルマを返却する際は雨で綺麗になっていたので、写真を撮っておいて良かった。

六花亭から柳月の釧路愛国店にやってきました。北海道の有名菓子店をハシゴ。

北の自然菓 柳月 釧路愛国店 グルメ・レストラン

店内は落ち着いた雰囲気で、やはりカフェスペースもあります。

こちらでも自分用に単品でいくつか購入。

こちらは三方六の期間限定商品のコーナーですが、残念ながら対象期間外でした。因みに画像にあるABBAのベストアルバムのアナログレコードが、BGMとして店内に流れていました。

釧路限定商品もありましたが、気分的に甘いものが欲しかったのでスルー。

17:10　釧之助本店での買い物を終え、早めの夕食のため釧之助本店2階にある釧ちゃん食堂にやってきました。

17時過ぎということもあり、この時点では空席が結構ありますが、この後は観光客だけでなく地元客も加わわるので、混雑することになります。

くしろ港町 釧ちゃん食堂 グルメ・レストラン

6年前は釧路港の釧ちゃん食堂の海鮮丼に衝撃を受けたので、今回も旅の〆は釧ちゃん食堂の海鮮丼と決めていました。

相方は「新物時しらず定食」をチョイス。

単品でオーダーした鱈フライ（240円）。

私がオーダーした特選ではない海鮮丼（1,980円）。さすがに6年前ほどの衝撃はありませんでしたが、ホテル朝食の海鮮丼より美味しかったです。

相方の時しらず定食（1,500円）。味見させてもらいましたが、フワフワしていて美味しかったです。

18:20　日産レンタカー釧路空港店にレンタカーを返却。送迎車で空港まで送ってもらいます。

日産レンタカー 釧路空港店 乗り物

タンチョウが羽ばたく姿のネオンサインが外壁に設置されたのは2007年だそうです。

釧路空港（たんちょう釧路空港） 空港

シマフクロウのオブジェ。空港敷地内には他にヒグマやシカのオブジェがあるようでした。

シマフクロウは魚を食べることや、北海道に120羽ほどしかいないこと、このシマフクロウは実物の約2倍の大きさで制作されていること等が記されています。　

雨のため空港外の散策は早々に切り上げ、空港ターミナルビル内にやってきました。

いかに釧路の夏がCOOLなのかが説明されています。25℃は釧路的猛暑であるとか、夏でも10℃になることがあってストーブを焚くことがあるとか、35℃は観測史上未経験なのだとか。

事前に19:40のフライトが使用する機材の関係で遅れると通知が来ていましたので、空港職員に確認すると変更後のフライト時刻は未定とのことでした。

18:33　JALからフライトが19:40から20:25に変更する旨の通知がありました。搭乗するまで時間がたっぷりありましたが、お土産の買い物は完了していたので、機内で眠れるよう飲み過ぎに気をつけながら飲み始めました。

JALからのLINE通知が先で、その後に空港アナウンスやボードの時刻が変更されていました。

20:24　往路と全く同じエコノミーの最前列に着席。北海道なのでニッカのハイボールを機内に持ち込みました。

予定通り釧路から約2時間のフライトでしたが、出発が遅れたため羽田着は22時半近くなったことから、帰路の交通機関を心配する乗客は結構いたのでしょう。羽田に着陸するとシートベルトを外し出す客も結構いて、機内は多少殺伐とした感じがしました。

22:29　羽田空港1階の到着フロアに出て来たのは22:29でしたが、なんとか22:30発のバスに乗ることができて、可能な範囲で最速のルートで帰ることが出来ました。

これで、1泊2日の道東旅行の旅行記は終了です。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港