三たびの松山便で、初めての1泊2日<br />1日目は八幡浜、2日目は卯之町と宇和島で近代建築をめぐりました。<br /><br />往路中部国際空港 10:45 ⇒ 松山空港 11:50<br />復路松山空港 20:10 ⇒ 中部国際空港 21:15<br /><br />その1日目<br />八幡浜のたてものたち<br />・大正湯<br />・旧須川蚕種工場社屋<br />----------旧保内町----------<br />・旧東洋紡績川之石工場<br />・旧日進館<br />・内之浦公会堂<br />・カワイシ醤油（株）<br />・旧白石和太郎洋館<br />・旧宇都宮壯十郎邸<br />--------------------------------<br />・旧豫州銀行本店<br />・宇都宮理容舘<br />・浅井銃砲火薬店

《1泊2日のヒコーキ旅》三たびの松山便＊1日目＊八幡浜で近代建築めぐり

60いいね！

2024/05/31 - 2024/05/31

13位(同エリア143件中)

ちゅう。さん

三たびの松山便で、初めての1泊2日
1日目は八幡浜、2日目は卯之町と宇和島で近代建築をめぐりました。

往路中部国際空港 10:45 ⇒ 松山空港 11:50
復路松山空港 20:10 ⇒ 中部国際空港 21:15

その1日目
八幡浜のたてものたち
・大正湯
・旧須川蚕種工場社屋
----------旧保内町----------
・旧東洋紡績川之石工場
・旧日進館
・内之浦公会堂
・カワイシ醤油（株）
・旧白石和太郎洋館
・旧宇都宮壯十郎邸
--------------------------------
・旧豫州銀行本店
・宇都宮理容舘
・浅井銃砲火薬店

エリア

八幡浜・佐田岬(愛媛)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 4.0

グルメ: 2.5

交通: 5.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 1万円 - 3万円

交通手段: 高速・路線バス ANAグループ JR特急徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

利用旅行会社: 楽天トラベル

松山空港も3回目、2回目からリムジンバスは利用せず、路線バスで市内に
松山空港 12:05 ⇒ JR松山駅 12:27 路線バス @460

写真は旧JR松山駅改札
といっても改札は必要なく素通りします

数ヶ月後の昨年2024年9月末に高架になって新しいJR松山駅に変身、愛媛県初！の自動改札機が設置されたそうです

松山駅 (愛媛県) 駅
今回は特急利用
松山 13:25 ⇒ 八幡浜 14:12 特急宇和海15号 @2630

やなせさんは高知出身だけど、アンパンマン列車が走っているから？

特急宇和海 (松山駅 - 宇和島駅) 乗り物
地図を見る

JR予讃線八幡浜駅
2005（平成17）年八幡浜市・西宇和郡保内町が合併してできた現在の八幡浜市、佐多岬半島の付け根にあります

まずは宿にっと、Googleマップを開こうとすると、電波が入らなくて焦る(^_^;)
確かに移動中も繋がらないエリアの方が多かったし‥
待合室にいた高校生に、携帯繋がるかどうか聞くのも失礼かなと逡巡していたら、使えるようになりました

写真は、駅前ロータリーの左手の建物
左端にガラスブロックの床屋

八幡浜駅駅
互光電気
八幡浜市江戸岡1丁目3-6
電気屋さんとタバコ屋さんのコラボ
地図を見る

大正湯
大正4年創業の銭湯、2階は宿泊施設

大正湯宿・ホテル

中村質舗
八幡浜市浜田町1170-4

宿に向かって歩きながら、時間もないのに気になる建物を撮ります
八幡浜米穀（株）
八幡浜市昭和通1460-88

宿への道をちょっと行き過ぎちゃったところに、こちらの建物、ノーマークでした！
八幡浜米穀（株）
旅行記を書きながら調べまくると、
大正12年？築の旧須川蚕種工場社屋みたい
八幡浜米穀（株）
けれど、Googleマップのストリートビューを確認すると更地になっていました
ビジホを誘致して、その駐車場になるあたり

その隣りには、市民の要望に応えて、八幡浜市が誘致したマクドナルドがオープン済み
西日本のマックのパティは八幡浜で製造されてるのに今まで店舗がなかったんだって
宿に荷物を預けて「旧保内町の中心部」へ伊予鉄南予バスで移動、約6KM
新町銀座 14:49 ⇒ 保内庁舎前 15:11 @310

八幡浜市保内庁舎で情報収集してから、近代建築が集中している、明治期から昭和初期に紡績業で栄えた川之石地区に向かって宮内川河岸を歩きます！

写真は八幡浜市保内町宮内あたり、教会の跡地かも

宮内川
とても良い雰囲気
宮内川
画像検索したら、川鵜でした
宮内川
来た方を振り返ります
元紡績工場の守衛室かな、ただの勘
全長350mの木製遊歩道「もっきんろーど」を歩きます

宮内川
矢羽根積みの青石（緑色片岩）護岸
昭和初期
川向こうの民家に惹かれます
旧東洋紡績川之石工場原綿倉庫
構造：煉瓦造平屋建
経済産業省近代化産業遺産

1887（明治20）年に四国初の紡績工場、宇和紡績会社設立、1889（明治22）年同社工場竣工､四国初の自家発電による電灯が灯る
1905（明治38）年白石紡績所となり、1907年（明治40）年大阪紡績（株）川之石工場、1914（大正3）年三重紡績（株）と合併して東洋紡績（株）川之石工場、1960（昭和35）年に閉鎖

ちなみに日本で最初に稼働した紡績工場は、1867（慶応3）年に薩摩藩によって設立された鹿児島紡績所
何と言っても技師館が素晴らしい！

近代建築めぐり鹿児島編の表紙が技師館
https://4travel.jp/travelogue/11910647
美名瀬橋
竣工：1933（昭和8）年
施工：安藤松治
構造：RC造
美名瀬橋越しに
旧東洋紡績川之石工場原綿倉庫
全盛期は1928（昭和3）年で2,380名の方が働いていたそうです
八幡浜の第一猫

旧川之石浦庄屋二宮家住宅土蔵
1862（文久2）年築
旧川之石浦庄屋二宮家住宅石塀
八幡浜市保内町川之石3-13-2
江戸時代、石造、33m
国登録有形文化財（建造物）
旧日進館
八幡浜市保内町川之石3-70
玄関・事務室の竣工：明治後期
構造：木造二階建、鉄板一部スレート葺
第1蚕室・第2蚕室の竣工：1919（大正8）年
構造：木造三階建・二階建、瓦葺
国登録有形文化財（建造物）
旧日進館
1884（明治17）年、呉服商兵頭寅一郎さんが屋号「麓屋」として蚕種製造業創業
1905（明治38）年合資会社日進館、
1919（大正8）年株式会社日進館に改組、蚕室建設
1946（昭和21）年愛媛蚕種株式会社
旧日進館
玄関と窓にペディメント（二等辺三角形の飾り）
旧日進館
現在は、愛媛蚕種株式会社
西日本で唯一蚕の卵や幼虫を生産、販売
旧日進館
三階建ての蚕室
旧日進館
気配に気づくと、猫さんが佇んでいた
旧日進館
大人しい子
行きと帰りと二枚撮影していた「売り物件」
74.25坪、一部モザイクタイル貼り、手摺りも可愛い
八幡浜市保内町川之石3-61あたり

八幡浜市保内町川之石3-46-15あたり
こちらは賃貸物件
白い窓枠に茶色のモザイクタイル
住宅街のなかの段々畑
八幡浜市保内町川之石
川之石港
往時は四国の中心地だった川之石
あまり人も見かけず、ほんと静かなところでした
八幡浜市保内町川之石5-28あたり

1878（明治11）年愛媛県最初、このあと尋ねるお屋敷の当主、実業家の白石和太郎さんや宇都宮壮十郎さんらが株主となり、四国で二番目に設立された国立銀行、第二十九國立銀行があったのもここらあたり
内之浦公会堂
八幡浜市保内町川之石5-41-1
竣工：1937（昭和12）年
棟梁：那須喜八郎
構造：木造2階建
国登録有形文化財（建造物）
内之浦公会堂
玄関ポーチの上はバルコニー
内之浦公会堂
地元出身の実業家が寄付した土地と建築費5,000円で建築されたそうです
内之浦公会堂　
公会堂の文字の下は、アカンサスの葉

内之浦公会堂
外壁はセメントモルタル洗出し仕上げ
鉄枠？の上げ下げ窓、重たそう
八幡浜市保内町川之石
川向こうから見えた気になる民家
カワイシ醤油（株）
八幡浜市保内町川之石2-30-1
1919（大正8）年創業
旧白石和太郎洋館
（旧白石紡績所事務所）
八幡浜市保内町川之石2-9-10
竣工：1903（明治36）年頃

旧白石和太郎洋館名所・史跡
地図を見る

旧白石和太郎洋館
銀行を設立したり、鉱山業や紡績業で財を成した実業家

旧白石和太郎洋館名所・史跡
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旧白石和太郎洋館
1950（昭和25）から川之石ドレスメーカー女学校、東洋紡の女の子たちの人気の習い事だったそう

旧白石和太郎洋館名所・史跡
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旧白石和太郎洋館
日によっては内部見学できるようです

旧白石和太郎洋館名所・史跡
旧宇都宮壮二郎邸（二宮医院）
八幡浜市保内町川之石2-5-1
1901（明治34）年築

白石和太郎さんちのお隣り
宇都宮さんも鉱山経営で成功した方とか
旧宇都宮壮二郎邸
小屋組はトラス構造、暖炉もある和洋折衷のお屋敷のようです

旧宇都宮壮二郎邸
分かりにくいけど、むくり屋根
飯森薬局
保内地区はここまで
保内庁舎前 17:13 発、新町銀座 17:35 着のバスで戻ります
旧豫州銀行本店
竣工：1936（昭和11）年
設計・施工：清水組

1934（昭和9）年に第二十九銀行、八幡浜商業銀行、大洲銀行が合併して豫州銀行に
現在は、伊予銀行八幡浜支店
1941（昭和16）年に豫州銀行、松山五十二銀行、今治商業銀行の合併で伊豫合同銀行となり、1951（昭和26）年に伊豫銀行に
宇都宮理容舘
八幡浜市仲之町402
宇都宮理容舘
現役の床屋さん
宇都宮理容舘
「美」かな～と思ったけど、理容院だしなあー
櫛と鋏とか？
新町商店街
1丁目から5丁目まである約800mほどの長い商店街
新町商店街
着物と帯　まえがみ

天井近くまで模様つき
新町商店街
リボンみたい
帯のところかな

新町商店街
夕方だからか、ほぼシャッター下りてました
日本棋院八幡浜支部
近代建築風
帯状の模様も
竹内商店
八幡浜市新町四丁目283-6
竹内商店
なにげに洋風な意匠だけど、仏具かな
高橋邸
商店街からすこし横道に入ります
高橋邸
白壁の土蔵、商家が続きます
高橋邸
黄漆喰の戸袋が見どころだそうです
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新町商店街に戻り、夕ごはんが食べられるところを探します
18:30ごろだけど、飲食店がほとんどなく諦めかけたところ「ロンドン」さんが開いてました

ロンドングルメ・レストラン
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八幡浜ちゃんぽん
700円とか800円だった気が
何か練り物欲しかったなー
長崎に軍配上がりました！

ロンドングルメ・レストラン
浅井銃砲火薬店
八幡浜市矢野町5丁目