茨城どうでしょ！　ネモフィラの海に押し寄せる人の波編

2025/05/04 - 2025/05/04

いつの頃からでしょうか。春の季節に「ひたち海浜公園」のネモフィラが持て囃され始めたのは・・・。それまでネモフィラなんて、あまり聞いたこともなかったのに。人間とは調子のいい生物。知らなかった花でも人気になれば行ってみたい、見てみたい。思い焦がれて早何年、やっと行って来ました。広大な敷地に咲くネモフイラは"天晴れ"だったけど、その分人も多かった・・・。

エリア ひたちなか(茨城)

「ひたち海浜公園」、朝8時半ごろの西口。まだ早いのでこの程度の人出。通常は９時開園。GWド真ん中、この日は７時開園。

勝田駅から直行バス利用。駅前の特設テントでバスの一日フリー切符を購入。900円。直行臨時バスは９時からの運行。
GWの期間は公園が７時開園なのでバスの時間も早くなるかと調べてみた。バス会社のHPは、特にお知らせもなく通常通りの時刻表。観光案内所は閉まっていて確認できず。ホテルのフロントで聞いたら特設テントは８時頃から設置しているというので、当日８時前に行ったら、既にフリー切符の販売を開始していた。バスも運行しているという。バスの行列はできておらず、公園への入場も含めて、ここまでスムーズな流れ。

ゲートから"みはらしの丘"まではシーサイドトレイン(片道300円)を利用。少しでも歩く時間を少なくしたいので。こちらも待ち時間なしに乗車。

ウッヒョー! この旅の主役ネモフィラ登場!

原産地及び自生地は北アメリカ。花言葉は「可憐」「貴方を赦す」。

「ひたち海浜公園」のおかげで、すっかり有名になっちゃったわね。

「ひたち海浜公園」は国立。国立は他に"昭和記念公園"という立派な公園があるけど、それとはまた違ったイメージね。あちらは落ち着いた雰囲気。海浜公園はファミリー向けかな。子供向けの遊び場所が充実しているという印象。

先週"あしかがフラワーパーク"の藤の花を見に行った。どちらもこの時期、人気の観光スポットだけど、落ち着いて花を楽しめるのはフラワーパークかしらね。どちらも人が多いけど子供が少ない分ね。

「ひたち海浜公園」は、戦前に日本軍の"水戸東飛行場"があった場所。そのせいで戦時中は爆撃の標的になり、誤爆によって地元の方が被害を受けるということもあったそうだ。戦後はアメリカ空軍の演習場となる。今は子供たちの笑い声が響く公園だが、"戦争"と関係深い場所だったのだ。

1970年以降に米軍の演習場が日本に返還されたとき、地元民の強い要望で、平和の象徴である公園にしたいという話になった。小高い丘があり、不発弾などの処理も行った場所に何を植えるかということになったときに名前があがったのがネモフィラ。

「ひたち海浜公園」のネモフィラ、ただ可愛いだけの花じゃなかったのね。平和への願いが込められている。

広大なネモフィラの花畑。奥に菜の花。それを楽しむ人々。幸せな風景。

丘の上には、あの人だかり。標高58m。ひたちなか市の最高地点だそうです。

中央ゲートの観覧車が見える。広大な海浜公園には、他に砂丘エリアや草原エリアなど。樹林エリアを散策したかったけど、ネモフィラエリアだけでお腹一杯。とてもそんな元気は無いわよ。

広大な敷地に咲くネモフイラは確かに見応えあるけど、これだけ人が多いとね・・。

20年以上前、イギリスの湖水地方で出会った方と、その後も絵葉書の交換やSNSを通じて交流が続いていたのだが、なんとその方も同日の同時間にネモフィラを見に来られていたとか。でも、これだけ人が多いとすれ違っても判らないよね。その方曰く"人が多すぎて携帯の電波が入らなかった"とのこと。因みに中学時代の同級生は翌日訪問していたそう。この時期のネモフィラ、人を呼び寄せる力、強すぎ。

「みはらしの丘」を二周して「みはらしの里」に行きます。

「みはらしの里」は菜の花エリア。フォトスポットには列ができていた。

菜の花、いいわあ。人が少ないのでホッとする。

里には古民家も。

菜の花の向こうにネモフィラの海。最後に目に焼き付けて「たまごの森」のフラワーガーデンに向かいましょう。確かチューリップが咲いているはず。
フラワーガーデンへと向かう道、反対側から「みはらしの丘」へと向かう人、人、人の波。その多さにちょっとビビる。この時10時ぐらい。入場者が一番多い時間帯か。

人波を避け「記念の森散策路」へ。少し道を逸れるだけで、いきなり人が居ない。"散策路"と言うには、とても小さなエリアだけど。ネモフィラを見て、人の多さに疲れた皆さま、穴場です、こちらに回避くださいませ。

「たまごの森」
チューリップ、枯れてました・・・。咲いていればオランダのキューケンホフ公園を思わせるような造り。

こちらのエリアにも子供向けの遊具があり、お子ちゃまたちが楽しそうに走ったり叫んだりしてました。彼らにはチューリップより遊具の方が楽しいもんね。

唯一咲いてたチューリップ。

この子も、まだ頑張ってたわ。

ではでは、バスで勝田駅に戻ってJRで水戸に向かいましょうか。

この旅行記へのコメント （2）

• お黙り！さん 2025/05/26 07:52:09

  ネモフィラの海

  さるおさん、おはようございます。
  ひたち海浜公園へ行かれたのですね。恋焦がれていましたか？（笑）私も、3年前かな？行ったのですが、ネモフィラの海には少し早く、泳ぐことが出来ませんでした（笑）チューリップの絨毯が綺麗でした。昨日、KENZOさん、見に行ってきました。
  さるおさんの「姫路どうでしょう？」に触発されてHPをみてみると、隈研吾さんの講演があり、さっそくエントリーしていたら当選したんです。パリのKENZOハウスを、隈さんがリノベされたそうで。その話や隈さんの建築に対する思いや、なぜ、木（植物）を使うのかをお話してくださいました。私は富山の図書館を見て感動したので、今回は本当にラッキーでした。私をKENZO展に導いてくださってありがとうございました。マリー
  

  さるおさん からの返信 2025/05/29 21:11:52

  RE: ネモフィラの海

  マリーさん、今晩は。
  
  ネモフィラの海は泳ぎきるには人が多すぎました（笑）。
  
  KENZO展、行かれたのですね。それも隈研吾氏の講演付とは! そんなイベントがあったとは、露とも知りませんでした。さすが、マリーさん、相変わらずのリサーチ力です。
  富山の図書館も行かれたのですね。確かに、あの図書館は美しい図書館ですね。
  
  マリーさんの湖西の旅行記も楽しく拝見しました。青森のも。これからもマリーさんの素敵な経験を旅行記で私にもお裾分けしてくださいね。楽しみにしています。