台北市内～十分/九扮の旅（その１）

2025/03/25 - 2025/03/28

出張で台湾には２回行きましたが、工場所在地が新竹であったため空港から車で直行/直帰しており、台北市内や観光地には全く訪れたことはありませんでした。
今回、妻と娘の３人で台湾の王道コースを３泊４日で旅してまいりました。

途中、いくつかのトラブルがありながらも出来るだけ公共交通機関を利用することにこだわりました。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: スターラックス航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

成田発のスターラックス航空で桃園へと向かいます。
久々の海外旅行に胸が躍ってます。
初めてのスターラックスです。
大きなモニターで日本語対応の映画も多く楽しめました。
またシートの座り心地や足元の広さが良く、とてもリラックスできました。

桃園空港から台北に移動してきました。
ホテルの最寄り駅は萬華駅ですが、３日目に予定している十分や九扮への台鉄と特急チケットを確保しておきたく、台北駅で降りました。

窓口のある中央広場はとても広くてターミナル駅の風情がありました。

萬華駅の隣にあるシーザーメトロ台北ホテルにチェックインしました。
ロビーにあるチェックインパネルで数分でチェックインでき、列に並ぶことも無くノンストレスでした。

部屋は２８階のファミリースィートでリビングもベッドも快適でした。
何よりも　この景色をバスルームの大きな窓からも楽しめるのが最高でした。
中央に光っているのが龍山寺となります。

シーザー メトロ タイペイ ホテル

夕食を兼ねて街に出ました。
台北最初の観光地は龍山寺です。

ライトアップされた寺院や滝、池などが厳かな雰囲気をだしています。
右の階段が入口（龍門）で、出口（虎門）は左側にあります。

入口から入ると夜の九時を過ぎているのに、熱心にお祈りしている人が大勢いました。毎夜 たくさんの方がお祈りに訪れるとのことです。
夕食が未だでしたので、早々に退去し明日の朝に再訪することとしました。

龍山寺から出ると近くの交差点に夜市の看板が出ていました。
聞くと「モンガー夜市」というらしい。
この地区にある３つの夜市を総称した名前とのことで、歩いていくと我々が目指していた華西街夜市に着くと教えてもらいました。

ひと際　大勢の人が座って食べていたお店です。
待っている人も４～５人でしたので末尾にならんでみました。
並びながら何を売っているのか見ていると、おでんの様です。
辛味を少しだけ加えて美味しくいただきました。
あとで調べると結構 有名店だったようです。

この後、ラーメンとキノコスープを頂きホテルに戻ることにしました。

これ以外に魚系のスープ、台湾ラーメンを食べて帰路につきました。

ホテルに帰る道すがら、かき氷のお店を発見。ここは前総統の蔡 英文さんも来店された記事が壁に貼られてました。フルーツを乗せて豪華なかき氷を美味しくいただきました。

二日目の朝ごはんは、ホテル近くのご飯屋さん「阿萬油飯」です。
ネットで見つけて入りました。我々は歩道を挟んで写真の左側テーブルでたべました。
注文は日本語の写真メニューがあり指差し注文でした。あとは、イーガー、リャンガーとだけ^_^
おこわの上にお肉を乗せたご飯ものとスープに野菜炒めを食べました。
食べている最中も次々とバイクが横付けして地元の人達がお弁当として買っていくのを見ていました。人気店なんですね。

昨夜お祈り出来なかった龍山寺を再訪しました。
夜の雰囲気も良かったですが、朝のお祈り風景も印象的でした。
時間帯が良かったのでしょうか、大勢のお参りの人達が拝殿を囲むように立ち、読経をしていました。
その響きがとても心地良い気分になることができました。
ポエを使ったおみくじは、３回行いましたが揃わず断念しました。

2日目は台北市内の観光となります。
行きたい施設がたくさん有って悩みましたが、最初は國父記念館に来ました。
残念ながら当日は内装工事中で入場できませんでしたので、外観や敷地内の銅像の写真を撮るに留めました。

記念館の入口は工事用のフェンスで覆われています。
フェンスには台湾の歴史がわかるような絵が描かれていて見るだけでも面白かった。
長時間滞在する必要は無くなったので、徒歩で台北１０１を目指して移動です。

...ところが、１０１の開店時間は11：00からとなっており、１時間弱待つ必要が出てしまいました。ここで無駄な時間を費やすのも勿体ないのでタワーの根元で記念撮影をして、次なる目的地である故宮博物院を目指してMRTで移動します。

昼食を台北１０１の鼎泰豊にする予定が大きく狂ってしまい、車中で士林周辺のお店を調べてみると士林駅の１つ先 柴山駅にあるSOGOに鼎泰豊 天母店を見つけました。　故宮博物院の時間は余裕で確保できるのでこちらで昼食をとることにしました。
駅からSOGOに向かう途中にも緑豊かな素敵な路地を見つけました。

柴山駅から士林駅に移動し、駅から数分歩いた道路にいくつものバス停があり、やってきたバスに飛び乗り故宮博物院に到着しました。
チケット売り場には数人ほどの列、入場口は並ばずにすんなりと通過できました。
館内はすごく広くて、展示品も多く　最初は一点づつ鑑賞していたのですが、気力が無くなる前に有名なものに絞って見学する事にしました。
展示品の保護の為か冷房は結構低い温度設定になっています。半袖シャツのみだったので鼻水と頭痛がしだして外に退避しました。羽織るものは必須と思います。

展示品はたくさん有ります。陶磁器の他に絵画、書道、書物など。
全てのカテゴリに絞ってもその数がビックリするくらいの点数です。
ある程度、事前準備をしたつもりでしたが、もっと絞っておけばよかった。

彫象牙透花人物套球、旅行の直前にグッドモーニングで故宮博物院１００周年（百年新故宮）の特集があり、その際に紹介された親子３世代にわたり完成させたと言う彫刻品です。

桃紅珊瑚、５００年を要してこの姿になったようです。

有名な「肉形石」です。

同じく取り上げられる回数の多い「翠玉白菜」は残念ながら台湾南部の博物館に貸し出し中とのことで見ることはかないませんでした。

館内の冷房に身体が冷え切ってしまったので、外の園林に行ってみました。
結構大きな敷地に池や橋、東屋などが配置されています。
私は中国の蘇州で暮らしたことがあり、いくつもの世界遺産の園林に行っていますので規模や細工にはビックリするほどではありませんでした。
ただ人は殆どおらず、静かで温かい園林で１時間ほどのんびりさせてもらいました。

故宮博物院で閉館時間まで堪能し、玄関前のバス停から士林市場までやってきました。夕方のラッシュ時間で大渋滞となったため、途中で降りて徒歩で市場を目指します。スマホ地図を見ながら歩いていると親切なお姉さんが英語でヘルプしてくれました。どの国を旅しても困っていると親切な方が声掛けしてくれます。とても嬉しいです。（怪しい声掛けは一発でわかりますので無視します）

前夜の夜市とは雰囲気が全く異なり、規模は数倍、人出は数十倍でした。
平日でしたがお祭りでもやっているのかしらというくらい、通路は人人人で思うように歩けず、お店の前で止まるのも躊躇するほどです。
ゆっくり時間をかけて食べ歩きできず、残念でした。

イカ丸ごと焼きです。
大き目サイズのものを頼みました。焼きあがったイカを細かく切って紙の器に盛ってくれました。

イカ焼きとエリンギ焼きを買って、夜市内の神社の境内に腰を掛けて食べて早々に退去しました。
どうも座っていた場所は参拝者が線香をあげるために通る場所だったので、空いていたようです。

三日目の朝食は、昨日の龍山寺周辺散策で目をつけていた永和四海豆漿大王という揚げパンと豆乳のお店です。店の前にあるテーブルに先客と同席させていただきました。
こちらにも日本語対応の写真メニューがあり、指差しでオーダーできました。

少ないかなと思ってましたが、豆乳の中にも揚げパンが入っていてお腹いっぱいになりました。豆乳がとてもやさしい味です。

最寄り駅から中正記念堂まで来ました。
写真では知っていましたが、正面牌楼は想像以上に大きくてビックリしました。
記念撮影をするのに人と牌楼とのバランスが取れず、なんども立ち位置を変えて撮りました。

主堂も大きくて同じく驚かされました。
この階段の下で衛兵交代の儀式が行われていました。
牌楼を通り過ぎたところで人だかりが有るのに気づき、団体観光者がガイドさんの説明を聞いているのだろうと思ってました。
数十メートル歩いたところで儀式の様だと分かり時計を見たら９時になっていました。速足で歩きだすも数分で拍手が沸き起こり集団がばらけてしまいました。
この写真は9:06の履歴がありましたので数分で終わってしまうのですね。
牌楼前で何枚も写真を撮らずに向かえば間に合ったと思うとガッカリの瞬間でした。

蒋介石の像です。これも巨大です。
台湾の人にとって如何に尊い存在であるかが解ります。

主堂から庭園を見下ろしています。

この後、MRTで台北駅に向かい台鉄で瑞芳（ルイファン）駅に行き、十分や九扮を散策します。
台北市内～十分/九扮の旅（その２）を参照くださいませ。