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兵庫県加東市上滝野は、加古川中流域の川底いっぱいに広がる奇岩が作る景勝地・闘竜灘の西側(加古川右岸)に位置する町で、闘竜灘によって舟の運行が阻まれるため、上流域の舟運と下流域の舟運の船荷を一旦積み替えなければならないことから、江戸時代には船荷の中継地として滝野船座が設けられていました。<br /><br />そのため、丹波と東播磨の年貢米を中心とした物資を運んだ舟主や仲買人の住まいに加え、多くの荷宿が軒を連ねる町場が形成されました。<br /><br />なお、船荷積み替えの労力を減らすため、明治新政府の許可を得て長さ180m、幅8m、深さ4mの堀割水路の開削に着手し、明治6年(1873年)に完成しています。<br /><br />加古川右岸に並行する、かつての街道沿いに展開する上滝野には、今も白漆喰塗籠めの虫籠窓を備えた伝統的な町家などが建ち並ぶ、古い町並みが残っています。

2025 上滝野散歩

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2025/01/21 - 2025/01/21

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nao

naoさん

兵庫県加東市上滝野は、加古川中流域の川底いっぱいに広がる奇岩が作る景勝地・闘竜灘の西側(加古川右岸)に位置する町で、闘竜灘によって舟の運行が阻まれるため、上流域の舟運と下流域の舟運の船荷を一旦積み替えなければならないことから、江戸時代には船荷の中継地として滝野船座が設けられていました。

そのため、丹波と東播磨の年貢米を中心とした物資を運んだ舟主や仲買人の住まいに加え、多くの荷宿が軒を連ねる町場が形成されました。

なお、船荷積み替えの労力を減らすため、明治新政府の許可を得て長さ180m、幅8m、深さ4mの堀割水路の開削に着手し、明治6年(1873年)に完成しています。

加古川右岸に並行する、かつての街道沿いに展開する上滝野には、今も白漆喰塗籠めの虫籠窓を備えた伝統的な町家などが建ち並ぶ、古い町並みが残っています。

同行者
一人旅
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • JR加古川線の滝駅にやって来ました。

    JR加古川線の滝駅にやって来ました。

  • JR加古川線は、山陽本線と福知山線を結ぶ路線で、加古川に沿って全線単線で運行されています。<br /><br />では、上滝野の町並みへ移動します。

    JR加古川線は、山陽本線と福知山線を結ぶ路線で、加古川に沿って全線単線で運行されています。

    では、上滝野の町並みへ移動します。

  • 上滝野の町並みに着きました。

    上滝野の町並みに着きました。

  • 上滝野の町並みは、滝駅のすぐ南で県道17号線から分岐する旧道沿いに位置しています。

    上滝野の町並みは、滝駅のすぐ南で県道17号線から分岐する旧道沿いに位置しています。

  • 加東市と合併する前の旧滝野町の汚水桝の蓋。<br /><br />加古川の環境保護のシンボルとして誕生した旧滝野町のマスコット『アユッキー』をメインに、名勝・闘竜灘と、飛び跳ねる鮎がモチーフになっています。

    加東市と合併する前の旧滝野町の汚水桝の蓋。

    加古川の環境保護のシンボルとして誕生した旧滝野町のマスコット『アユッキー』をメインに、名勝・闘竜灘と、飛び跳ねる鮎がモチーフになっています。

  • ここは、景勝地・闘竜灘が最もきれいに見えるビューポイントに整備された『闘竜すくえあ』です。

    ここは、景勝地・闘竜灘が最もきれいに見えるビューポイントに整備された『闘竜すくえあ』です。

  • 川の流れが岩を乗り越える様を、闘う龍になぞらえて闘竜灘と名付けられたそうです。

    川の流れが岩を乗り越える様を、闘う龍になぞらえて闘竜灘と名付けられたそうです。

  • 加古川の川底いっぱいに広がる奇岩や怪石。

    加古川の川底いっぱいに広がる奇岩や怪石。

  • これだけの岩が川底いっぱいに広がっていると、舟の運行が阻まれるのもうなずけます。

    これだけの岩が川底いっぱいに広がっていると、舟の運行が阻まれるのもうなずけます。

  • 白波をたてて水が流れ落ちる闘竜灘。

    白波をたてて水が流れ落ちる闘竜灘。

  • 景勝地と言われるだけあって、川岸には闘竜灘を見下ろす料理旅館が建っています。

    景勝地と言われるだけあって、川岸には闘竜灘を見下ろす料理旅館が建っています。

  • 船荷積み替えの労力を減らすため、明治6年(1873年)に完成された堀割水路です。

    船荷積み替えの労力を減らすため、明治6年(1873年)に完成された堀割水路です。

  • 槌やノミによる掘削は不可能だったため、生野銀山のフランス人技師の指導のもと、当地方で初めてダイナマイトが用いられたそうです。

    槌やノミによる掘削は不可能だったため、生野銀山のフランス人技師の指導のもと、当地方で初めてダイナマイトが用いられたそうです。

  • 正岡子規に学んだ詩人・河東碧梧洞の「播州寝覚」の句碑。<br /><br />『跳びあへず 渦巻く鮎の ひねもすなる哉』<br /><br />闘竜灘を木曽川の「寝覚の床」に勝るとも劣らぬ風景だと褒め称えて詠まれたものだそうです。

    正岡子規に学んだ詩人・河東碧梧洞の「播州寝覚」の句碑。

    『跳びあへず 渦巻く鮎の ひねもすなる哉』

    闘竜灘を木曽川の「寝覚の床」に勝るとも劣らぬ風景だと褒め称えて詠まれたものだそうです。

  • 加古川の西岸から東岸までの川全体が上滝野村の漁場であると姫路藩が認める石標。<br /><br />当時の川の漁業権は、川の中央で左岸と右岸の村が平等に分けるのが普通だったようですが、ここは例外的に認められていたんでしょうね。

    加古川の西岸から東岸までの川全体が上滝野村の漁場であると姫路藩が認める石標。

    当時の川の漁業権は、川の中央で左岸と右岸の村が平等に分けるのが普通だったようですが、ここは例外的に認められていたんでしょうね。

  • 『闘竜すくえあ』のモニュメント。

    『闘竜すくえあ』のモニュメント。

  • 大空へ昇る龍のように見えます。

    大空へ昇る龍のように見えます。

  • 妻壁が板張りの町家です。

    妻壁が板張りの町家です。

  • 近辺の道路拡幅工事に伴って移設された道標。

    近辺の道路拡幅工事に伴って移設された道標。

  • 正面には「右 たんは 左 のま谷」の文字が刻まれています。

    正面には「右 たんは 左 のま谷」の文字が刻まれています。

  • これも道標のようですが、私の読解力では読めません。

    これも道標のようですが、私の読解力では読めません。

  • お正月に生けられたのか、今も葉ボタンが咲いています。

    お正月に生けられたのか、今も葉ボタンが咲いています。

  • こちらは、妻入り町家の染物屋さん。

    こちらは、妻入り町家の染物屋さん。

  • 石積の上に土塀をめぐらせた町家です。

    石積の上に土塀をめぐらせた町家です。

  • その土塀に接続して、晒葺きの屋根の架かった門が設けられています。

    その土塀に接続して、晒葺きの屋根の架かった門が設けられています。

  • こちらは妻入りの町家です。

    こちらは妻入りの町家です。

  • こちらの町家は、塀の前に車衝突防止用の石柱を設置しておられます。

    こちらの町家は、塀の前に車衝突防止用の石柱を設置しておられます。

  • これだけ重厚な門と塀ですから、衝突防止用の石柱は必要ですよね。

    これだけ重厚な門と塀ですから、衝突防止用の石柱は必要ですよね。

  • 瓦接合部の白漆喰がアクセントになっている町家です。

    瓦接合部の白漆喰がアクセントになっている町家です。

  • 重厚な土塀と対峙するような、銅板葺の屋根が架かった軽快な門が印象的な町家です。

    重厚な土塀と対峙するような、銅板葺の屋根が架かった軽快な門が印象的な町家です。

  • こちらも妻入りの町家です。<br /><br />上滝野の町並みでは妻入りの建物をよく見かけますね。

    こちらも妻入りの町家です。

    上滝野の町並みでは妻入りの建物をよく見かけますね。

  • 妻壁にも窓を開けた町家です。

    妻壁にも窓を開けた町家です。

  • その町家は、真新しい玄関戸に改修されています。

    その町家は、真新しい玄関戸に改修されています。

  • 石積の生垣をめぐらせた町家です。

    石積の生垣をめぐらせた町家です。

  • 厨子2階の窓を嵌め殺しの板戸でふさいでおられる町家です。

    厨子2階の窓を嵌め殺しの板戸でふさいでおられる町家です。

  •  朱色の屋根がもの凄いインパクトで迫って来ます。

     朱色の屋根がもの凄いインパクトで迫って来ます。

  • 一見した時は鉄錆のように見えましたが、ちゃんと朱色に塗装されています。

    一見した時は鉄錆のように見えましたが、ちゃんと朱色に塗装されています。

  • 以上、個性豊かな町家でした。

    以上、個性豊かな町家でした。

  • 「かけはし」と名付けられたモニュメント。<br /><br />上のアール部分はねじるような細工がされています。

    「かけはし」と名付けられたモニュメント。

    上のアール部分はねじるような細工がされています。

  • こちらは、加東市の姉妹都市であるアメリカ・カリフォルニア州ホリスター市がロデオで有名なことに因んで作られたロデオ像です。

    こちらは、加東市の姉妹都市であるアメリカ・カリフォルニア州ホリスター市がロデオで有名なことに因んで作られたロデオ像です。

  • 暴れる馬の表情がリアルです。

    暴れる馬の表情がリアルです。

  • こちらはJR加古川線の滝野駅になります。

    こちらはJR加古川線の滝野駅になります。

  • 平成7年(1995年)にギャラリー併設の駅舎に改築されたそうです。

    平成7年(1995年)にギャラリー併設の駅舎に改築されたそうです。

  • 結局、滝駅からここまでの一駅分を歩いたようです。

    結局、滝駅からここまでの一駅分を歩いたようです。

  • では、上滝野の町歩きを終わります。

    では、上滝野の町歩きを終わります。

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