【一人旅】雨の門司港・下関(少しだけ小倉)1泊2日

2025/03/27 - 2025/03/28

3月27日～28日、一人旅で門司港～下関に行ってきました。

1日目:
<門司港観光>
<下関観光⇒ヴィアイン下関泊>

2日目:
<下関観光>
<小倉観光>

ANAの期限切れ間近のマイルを使うため急遽行き先決定。
ギリギリで予約したので山口宇部空港行きも北九州空港行きも満席で取れず…
かろうじて福岡空港行きの便が予約できました。
実際に行ってみたら福岡からのアクセスも良く移動に不便は全く感じませんでした。
帰りは北九州空港からJAL便で。

エリア 下関(山口)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

小倉駅から在来線に乗って終点の門司港駅へ。
電車は20分に1本程度運行していて、思った以上に便が良いことに驚きました。(たしか通勤通学時間帯は更にもう少し本数があったはず)

降り立った門司港駅のホームは木造でめちゃめちゃ年季が入っている。
駅に到着するなりがっつりレトロな雰囲気がすごい。
駅員さんの制服も昔のデザインをそのまま採用しているらしく学ランのような形をしており、街をあげてレトロを推しているようです。

門司港駅 駅

こちらが門司港駅の外観。
クラシカルでとっても素敵な建物でした。

門司港駅 駅

10時30分ごろ門司港に到着したので、まだお昼にはだいぶ早い時間ですが朝早起きだったこともあり移動でかなりお腹がすいてしまい、10時から開いている駅前のミルクホール門司港さんへ焼きカレーを食べに行きます。

ミルクホール門司港 グルメ・レストラン

開店直後なのでまだほとんどお客さんがおらず、窓側のカウンター席をゲット。
私が行った日は朝から雨で景色が霞んでいたのですが、お天気が良かったら関門海峡が目の前なので見晴らしが最高のお席です。

まずは門司港ビールで一杯。サクラビールという昔ながらのラガーを復刻したビールと書いてありました。
苦みとコクがしっかりあるビールでした。

ミルクホール門司港 グルメ・レストラン

焼きカレーはスパイスがしっかり効いていてとっても美味しい！
卓上のスパイスをふりかけて辛さを足すことができます。
中に半熟卵も隠れています。

ミルクホール門司港 グルメ・レストラン

食後にプリンとコーヒー。
固さのあるタイプのプリンでした。まわりのお客さんもほとんどの人がこちらのプリンを注文しているようでした。

ミルクホール門司港 グルメ・レストラン

お腹も満たされさっそく門司港レトロ散策へ。
駅のすぐそばにある旧大阪商船からスタート。

北九州市旧大阪商船 美術館・博物館

お隣に旧門司三井倶楽部。
こちらは中にレストランがあって、団体客さんが焼きカレーを食べていました。
1階は無料で見学できました。内装がゴージャスで素敵でした。

旧門司三井倶楽部 名所・史跡

向かいにはすぐ港が。海峡プラザという商業施設があります。
広場にはテントをたくさん並べて何かのイベントの準備中でした。

門司港レトロ地区 名所・史跡

旧門司税関。

北九州市旧門司税関 名所・史跡

その向かいには大連友好記念館。
中に中華料理屋さんが入っているようです。

すぐ後ろのタワー最上階にある展望室に向かいます。
レトロハイマートというビルの最上階31階が展望室になっています。
近くに行って気づきましたが、展望室より下層の階はすべて住居になっていました。
黒川紀章さんの設計したビルらしく、展望室には直筆メッセージが飾られていました。

北九州市大連友好記念館 美術館・博物館

展望室からの眺めです。雨のせいでモヤッていますが関門橋が見えました。
橋のたもとのあたりが壇之浦だそうです。私は日本史に疎いので、壇之浦も巌流島も山口県にあるということを今回の旅で初めて知りました…

展望室から降りたら、タワーの向かいにあるお土産やさんをのぞいたりしてブラブラしました。

門司港レトロ展望室 名所・史跡

はね橋を渡ります。
恋人の聖地、と書いてあったんですが由来はよく分からずでした。

門司港レトロ地区は非常にコンパクトで徒歩でまわってもあっという間に観光スポットにたどり着けました。

ブルーウィングもじ 名所・史跡

はね橋からまっすぐ進んで駅の反対側へ。
駅から5分くらい歩いたところにある関門海峡ミュージアムへ向かいます。
館内は無料エリアと有料エリアに分かれていて、有料エリアでは関門海峡の歴史について知れるようでした。
チケットを買うか悩みましたが日本史に詳しくないので見てもあんまり理解できないかな～と思い今回は無料エリアのみ見ることにしました。

ところが無料とはいえ館内に大正時代の門司港の街並みを再現したエリアがあったりしてかなり気合いの入った施設でした。
上階には関門海峡を見渡せる広いカフェテリアや子供向けのアスレチック施設もあって、観光客だけでなく地元の人の憩いの場にもなっていそうな場所でした。

関門海峡ミュージアム 美術館・博物館

大正時代の門司港を再現した「海峡レトロ通り」は、昔お台場にあったヴィーナスフォートみたいな雰囲気でした。
路面電車の再現もあったりして撮影スポットとして人気なようでした。

建物のほかにも等身大の人形がところどころに展示されていて、近づくと音声が急に流れてかなりドキッとさせられました。
2階にも展示が続いているのですが、1階よりもさらに暗く細い路地のようなつくりになっていて、ビビりの私は怖くて中に入るのを断念しました。
全体的に証明が暗いので、暗いのが怖い方はこの施設は要注意かもしれません。

関門海峡ミュージアム 美術館・博物館

そろそろホテルのチェックイン時間が近づいてきたので、連絡船で下関へ向かいます。
お昼を食べたミルクホールの裏側に連絡船のりばがあります。
駅からも徒歩2分くらいで、交通の便が本当に良いです。

乗船は出発5分前からということで、しばらく外で待ちました。

雨だったのでデッキには出ずに1階の座席に座りましたが、結構揺れるし、床も滑りやすくてヒヤヒヤしました。

門司港旅客船ターミナル 乗り物

5分ほどであっという間に山口県上陸。
フグのオブジェを発見。下関はどこ行ってもフグ推しでした。

関門汽船 乗り物

連絡船降り場から10分程度歩いて赤間神宮へ。

赤間神宮 寺・神社・教会

竜宮城のような綺麗な門です。対岸の門司港展望室からもこの門が良く見えました。
本殿も水に浮かんだようなつくりになっていてとても美しい神社でした。
奥に行くと耳なし芳一のお堂と平家一門のお墓がありました。特に平家の墓は空気がぴりっと張りつめた感じがし、不思議なパワーを感じました。(特に霊感があるわけじゃないので気のせいかもしれないのですが)

お参りを済ませたら、ホテルチェックインしにいったん下関駅方面へバスで移動します。

赤間神宮 寺・神社・教会

ホテルにチェックインしてちょっと休憩したあと、夕食に唐戸へ戻ってきました。
下関駅～唐戸間は路線バスが10分に1本くらいのペースで運行しており乗車時間も10分程度なのでサクッと移動できて快適でした。

夕食はどうしてもお寿司が食べたかったので、カモンワーフ内の回転寿司「すし遊館」へ。

ふぐのちょうちんが並んでいて可愛い。
寿司やさんは2階にあがったところにあります。

カモンワーフ ショッピングモール

下関に来たのでまずはふぐを食べなければ。
バナナマンのせっかくグルメでも紹介されたというふぐ三昧セットを注文。
唐揚げがジューシーでおいしかった。お刺身はこれだけだと物足りないので後程追加注文します。

すし遊館 唐戸店 グルメ・レストラン

このお店で一番気に入ったのがこちらのあら汁。
手前のヒレはもしかしてフグのヒレですかね。

あら汁ってお店によっては骨ばっかりで全然食べるとこないみたいなこともあるけど、こちらのあら汁は身もたっぷりついてかなりボリューミーで、ダシもしっかり染みてとてもおいしかったです。

すし遊館 唐戸店 グルメ・レストラン

ふぐのお寿司を追加注文。

すし遊館 唐戸店 グルメ・レストラン

お店イチオシというマグロ。
脂が乗っていてとろける。

すし遊館 唐戸店 グルメ・レストラン

下関産のタコ。なかなか噛みきれず味も薄くてこちらはちょっと残念だったかな…

他にもいろいろ注文して、生ビールとハイボール2杯頼んだら、あっというまにお会計が8000円くらいになったので、まだもう少し食べれそうだったけど我慢して翌朝のいきいき馬関街に持ち越すことにしました。

すし遊館 唐戸店 グルメ・レストラン

すし遊館さんは、どうやら岡山を中心に中国地方でチェーン展開しているお店らしく、お醤油やお米も岡山産にこだわっているようでした。
お醤油は薄味と濃い味の2種類ありました。どちらも試しましたが、西日本のお魚にはやっぱり甘いお醤油のほうが合っているように感じました。気分的なものもあるのかもしれないけど。

チェーン店とはいえ下関産とか唐戸市場直送のネタもたくさん取り扱っていて、ちゃんと下関が味わえたのが良かったです。

すし遊館 唐戸店 グルメ・レストラン

お寿司を食べ終えてまだ時間が早かったので、ゆめタワーの展望台にのぼって夜景を見ることにしました。
ライトアップが綺麗です。

海峡ゆめタワー 名所・史跡

展望台には私の他に1組しかお客さんがおらずほぼ貸し切り状態でした。

海峡ゆめタワー 名所・史跡

展望室の1個下の階にいきなり縁結神社が現れました。せっかくなので恋みくじをひいてきました。東京大神宮にあるのと同じフォーマットのものでした。

夜景を楽しんだらホテルに戻り1日目終了です。

海峡ゆめタワー 名所・史跡

2日目の朝です。
この日は今回の旅最大の目的地といえる、唐戸市場のいきいき馬関街に行きます。

前日と同じように下関駅前から路線バスに乗って唐戸へ。路線バスの座席にもフグがいて可愛い。

この日は金曜日でした。
金曜日は土日に比べて寿司を出す店が少ないという口コミをネットで見たので、少々の不安を抱えながら市場の中へ。

唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街

入り口にでっかいフグ。

唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街

市場に入り2区画くらい進んだところからお刺身や海鮮丼などを提供する店が見えてきて、市場中央に向かうにつれてどんどん賑わってきます。平日なのにかなりの人が！

いきいき馬関街は、金曜日は10時開始とあったので、9:45くらいに市場に到着したのですが、もしかしたらもっと早くからもう開いていたのかな？と思うくらいすでに賑やかでした。

唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街

たくさんお寿司が並んでいて、どれを食べるか悩みます。

唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街

お寿司が輝いている…
しかも一貫100円から。安い！

唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街

ざーっと何件か見て特にネタが大きいこちらのお店でまずは買ってみることにしました。
どうやら人気店のようで、何件も先まで行列が出来ていて市場内で一番長かったのではないかと思います。15分くらい並びました。

唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街

お隣のお店の大きなアカエビも気になったので追加で購入。

唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街

別のお店でフグ汁200円も買って2階のテーブルのあるスペースへ移動し実食。

買ったのは、大トロ、マグロ脳天、アジ、トラフグ、カツオ、アカエビ、ブリ。(持ち歩いてる途中にネタが倒れてしまいました)
まだ朝なので量はちょっと控え目にしました。

どれもネタが大きくて新鮮でめちゃめちゃ美味しい！
シャリはロボットが握るので固めでちょっと臭いが気になりましたが、一番高いものでも300円くらいだし、ネタがとにかく美味しいのでぜんぜん許容範囲です。

ちなみに、市場内なのでお酒は厳禁だと思いこんでいたのですが、缶ビールを売っているお店もあったことに全部食べ終わってから気付きました。(さらに入り口入ってすぐの売店にはハイボールとかもあったことに帰り際に気づいた)
お酒と一緒ならもう一周して追加でお刺身とか食べれそうだな…と迷ったのですが、かなり混んでいて市場内の移動だけでも一苦労だったので、あきらめてそのまま出てきてしまいました。

唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街

もう少しお寿司を食べたい気持ちを抑えつつ、帰りの飛行機に乗るために北九州空港へ向かいます。
また連絡船に乗って門司港まで戻ります。

次は白子のおいしい時期にまたお寿司食べに来たいなあ・・・

関門汽船 乗り物

ちょうど雨が病んでいたので帰りの連絡船はデッキに出ました。
外に出ると意外とスピードがあって、めちゃめちゃ揺れました。あまりにも揺れるのでのんびり写真などを撮る余裕もなく...立っているだけで精一杯でした。
（デッキにはベンチもありますが雨上がりでびしょびしょだったので座れなかった）

唐戸市場で飲みそびれてしまったので、どうしてもビールが飲みたくなり門司港駅前の郵船ビルの1階にあるクラフトビアホールでまた門司港ビールを注文。
今度はヴァイツェンにしました。
すっきり爽やかフルーティーで飲みやすい。

おつまみに焼きカレーの小サイズも食べました。まさか2日連続で焼きカレー食べることになるとは。

門司郵船ビル (旧日本郵船門司支店) 名所・史跡

門司港はバナナも有名だということで、海峡プラザまで歩いて食後のデザートにバナナジュースをテイクアウト。
バナナジュースの中にバナナの身が丸ごと入ってて、飲む前に自分で身を潰して混ぜるスタイルです。
パウチに入っていて持ち歩きしやすい。

雨が降り始めたので駅の待合室に移動して飲みました。
熟しすぎ一歩手前くらいのバナナが癖になる甘さでおいしかったです。

海峡プラザ ショッピングモール

バナナジュースを飲み終えたら、そのまま電車に乗って小倉駅へ移動します。

門司港駅 駅

小倉駅へ到着。エアポートバス出発まで少し時間があるので駅周辺を散策します。
駅が大きくて駅前も大都会で驚きました。
駅ビルにモノレールが突っ込むスタイル。

小倉駅 (福岡県) 駅

10分ほど歩いて小倉城まで来ました。
小倉にお城があることを知らなかったのですが、広い公園があってかなり立派な雰囲気です。

お花見シーズンだからか、屋台やフードトラックがたくさん来ていました。あいにくの雨でお花見客はほぼいませんでしたが…

小倉城 名所・史跡

立派な天守閣と桜のツーショットだけ撮り、
寒いのですぐさま隣のリバーウォークに退散。軽くお茶をしてから小倉駅に戻りバスに乗って北九州空港に向かいました。

1泊2日の短い旅でしたがじゅうぶんに関門海峡を満喫できて楽しかったですし、博多からのアクセスの良さも想定外で良い発見ができました。
次は日本史を少し勉強して、唐戸市場に行く前にお酒もちゃんと買って、お天気の良い日にまた来たいと思いました。

小倉城 名所・史跡