2025/03/22 - 2025/03/22
23298位(同エリア49401件中)
amstrobryさん
- amstrobryさんTOP
- 旅行記266冊
- クチコミ6568件
- Q&A回答0件
- 668,702アクセス
- フォロワー8人
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
全国の都道府県の中で唯一未訪問だった地、沖縄。46都道府県訪問後、ラスト1つはいつかの楽しみにとっておこうと10年ほど未訪問の状態だった。
4月から職場環境が変わることが確定し、慌ただしくなりそうだったので、そろそろ行ってもいいかなと初めて訪れたのが1月。1泊2日の慌ただしい日程だったが、他県では味わえない温暖な気候や風景、歴史や文化に新鮮な気分が味わえ、料理もおいしかったので3月までに再訪したいと考えていた。新年度を控え、4日ほど日程を確保し沖縄旅行を決行することができた。
初日はゆいレールの1日乗車券を利用し、沿線の観光を楽しむ。首里城をはじめ、旧海軍の遺構や中国式庭園など1日乗車券の優待がある施設を中心に訪れたが、見どころはいっぱいだった。
【初日】
羽田空港6:45(ANA2421)→那覇空港9:45頃(5分遅延)那覇市内観光
※空港の観光案内所で沖縄路線バス周遊パス3日間(ゆいレール1日乗車券付き)購入
ホテルユクエスタ旭橋宿泊
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 自転車 ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
早朝の羽田空港。1月に人生で初めて沖縄を訪れて以来、温暖な気候と文化、食の魅力にひかれ2か月ぶりの訪問。
3泊4日の日程を組んだが、初日からしっかりと観光をしたいので6時45分発のANA(ソラシドエア共同運航)便にて那覇空港を目指す。羽田空港 第2旅客ターミナル 空港
-
空港利用の楽しみの一つラウンジ滞在。充電とフリードリンクサービスがありがたい。特定のクレジットカードで利用できるものだが、自分のカードはいつの間にか無制限利用から年度内2回までとなっていた。15分くらい滞在したのち、搭乗口に向かう。
パワーラウンジ サウス 空港ラウンジ
-
羽田空港出発から約3時間、那覇空港に到着した。天気は快晴。ヤシの木の植栽が南国らしい雰囲気。
1階にある観光案内所で明日からの「沖縄路線バス周遊パス3日間(ゆいレール1日乗車券付き)を6400円で購入。空港直結のゆいレール那覇空港駅へ。那覇空港 空港
-
駅窓口にて先ほど購入した周遊パスのモノレール引換券で24時間券と交換。路線バスとの観光を組み合わせる場合は、駅で単体の24時間券(1000円)を購入するよりも割安だった(600円相当で3回乗車で元が取れる)。
本日はモノレール沿線、那覇市内の観光を楽しんでいく。
ゆいレールは2003年に開業したモノレール路線。2両または3両編成で日中8分間隔で運行されていたが、空港利用者で立ち客が出るほど盛況ぶりである。ゆいレール 乗り物
-
那覇空港駅から2つ目の駅、小禄駅で下車。これから向かう旧海軍司令部壕までは3キロ近く離れているので、駅付近に設置してあるシェアサイクル(hello cycling)を利用。15分100円でレンタサイクル感覚で何時間も利用すると割高になってしまうが、目的地に設置ポートがあれば乗り捨て返却ができるので、点と点を結ぶような利用ができれば、利用価値が高いと感じる。
ということで海軍壕公園のポートに自転車を返却。17分経過してしまったため代金は200円。小禄駅 駅
-
最初の訪問地は旧海軍司令部壕。太平洋戦争関連の施設である。
沖縄県は主に2つの歴史があると感じている。一つは琉球王国という本土とは異なる歴史と文化が栄えていたこと、そしてもう一つは太平洋戦争から現在に至るまでの流れである。
沖縄県を理解していくうえで、太平洋戦争の悲劇を知らないわけにはいかないと感じた。旧海軍司令部壕 名所・史跡
-
施設は最初に資料館で太平洋戦争末期の沖縄戦の歴史を見ていき、次に実際に利用されていた防空壕を見学していく。
ゆいレールの24時間券の提示で2割引きとなる。 -
印象的だったのが大田實司令官の電文。昭和20年6月、すでに県の統治機構は壊滅的な状況になっている中、独自に海軍次官あてに残した県内の惨状を伝えたもの。この時点での県内の様子、県民の壮絶な被害状況を後世に伝える記録である。
言葉では表現が難しいが、いかに悲惨な戦争だったかが伝わってくる。 -
旧海軍司令部壕を見学した。施設は高台にある公園内にあり、このような見晴らしの良い眺めも得られる。
この次は徒歩で1.5キロほど離れた漫湖水鳥、湿地センターに向かう。 -
こちらは那覇市と豊見城市にまたがる漫湖という干潟にある施設。
亜熱帯地域ならではのマングローブ林が都市部にありながら見られるということで訪れた。漫湖水鳥 湿地センター 美術館・博物館
-
ビジターセンターで簡単に自然環境について勉強したのちは木道を散策していく。
湿地帯や水辺に整備されており、マングローブ林が身近に観察することができる。 -
木道には展望台も設置されており、少し高いところから湖の全景を見ることもできる。
マングローブ林は県北部などで見られるようだが、ここでも十分に満喫ができた。
水面に根を張る木々が特徴的な風景。 -
水に根を張っている木々の様子。何本も枝をもって根を張っているところも南国ならではの植物の特徴なのかもしれない。
木道のところどころには解説版もあり、さらに理解を深めることができます。 -
このような自然環境がありながら、近くには那覇市内のビル群なども見られる。
木道も適度な距離感で、手軽にマングローブ林の環境を体感することができ、なかなかおすすめの施設である。
木道散策の後は徒歩で1.2キロほどの奥武山公園駅へ移動。 -
ゆいレールに乗車し県庁前駅で下車。次は中国式庭園の福州園へ。
県庁前駅 (沖縄県) 駅
-
こちらも24時間券で2割引きで入園できる。21時まで開園しているため、夜間の観光も面白いと思う。ライトアップがされるようだ。
福州園 名所・史跡
-
那覇市制70周年と中国福州市の友好都市締結10周年記念事業により1992年に開設した公園。
琉球王朝時代、明国など中国との結びつきが強かった歴史的背景もあり、融合したような独特な雰囲気を感じられる庭園だった。ゆっくり散策して30分程度の時間を過ごす。 -
さて、庭園の後は駅とは反対方向に海を目指す。庭園から5分くらいのところにある波の上ビーチである。
沖縄の青い海を見るもの目的。小さな砂浜だが透明感のある海がみられた。
なお、明日以降も晴れれば、このような透明感のある海を見ることができると思う。波の上ビーチ ビーチ
-
そして波の上ビーチの側にある波上宮。ここは外国人観光客を中心にかなりの参拝客がいた。創建年代は不詳だが14世紀にはあったとの記録もあるらしい。
境内からの写真もいいが、反対側の道路上の端からも裏側からの神社が見られるようで、こちらも雰囲気がよさそうだった。波上宮 寺・神社・教会
-
波上宮から徒歩20分ほど県庁前駅より牧志駅で下車。
那覇随一とされる国際通りの最寄り駅。ヤシの木の街路樹が南国らしい商業エリア。人通りも多くにぎやかだった。国際通り 名所・史跡
-
駅から徒歩で10分ほど、壺屋やちむん通りを散策している。
石畳の道が味わい深い通り。300年ほど前、琉球王朝の時代、各地に点在していた陶窯をこの地に集めて以来、焼き物の街として栄えている。壺屋やちむん通り 名所・史跡
-
やちむん通り沿いにあるのが新垣家住宅。1974年まで陶業を営んでおり、当時の生活の様子を学ぶことができる。公開日時が限られているので見学の際は事前に調べておきたい。
そしてこのアングルの画像が昔ながらの沖縄らしい家屋の風景だと感じる。新垣家住宅 名所・史跡
-
赤い瓦屋根、石垣など沖縄らしい特徴を残した建造物。井戸や全長23メートルの登窯、豚小屋兼便所など独特の文化に触れることができた。
なお、母屋は現在も生活の場となっているため非公開。撮影不可も含め、マナーを守って貴重な施設を見学したい。 -
やちむん通りにある焼物博物館は改修工事により3月末まで休館中。こちらは次の沖縄旅行の時などいつか訪問したいと思う。
-
新垣家住宅からは徒歩10分くらいのところにある第一牧志公設市場。
2階に飲食店があり、外国人観光客を中心に混雑しているが、タイミングが合えば待たずに入れる印象。ここで昼食をとる。第一牧志公設市場 市場・商店街
-
あだんというお店に入った。こちらでラフテー定食とアーサー汁のハーフを注文。
沖縄はテビチやソーキといった独特の肉料理があるがどれも味付けや食感が自分好み。こちらも関東では角煮に近いと思うが、トロっとした食感と漬け込んだたれの味わいが良い。アーサー汁はヒトエグサと島豆腐を使った汁物。定食に味噌汁がついているためハーフで沖縄料理を味わう。あだん グルメ・レストラン
-
昼食の後は首里駅で下車。次の観光地は識名園。
駅から3キロ近く離れているため、再びシェアサイクルを利用する。
駅隣接のポートは全台利用中(モノレール駅周辺ではよくあるように感じる)。少し離れたコープ首里のポートでレンタルした。首里駅 駅
-
アップダウンのある道を約15分、識名園でシェアサイクルを返却。今回は100円で済んだ。識名園も24時間券で2割引。
余談だがシェアサイクルについて、レンタルから返却までスマホアプリから手続きするが機種のスペックの問題か、起動が遅く必ずフリーズする。またシステム障害で利用できなかった時もあるほか、自転車の設置台数、電動自転車のバッテリー残量の問題など、利用にあたっては全面的に信頼ができない面もある。ちなみに今回も予約した自転車が解錠できず、2回とも現地で予約操作しなおし。データ容量も結構消費する。識名園 公園・植物園
-
それでは園内へ。
園内には石垣の壁に沿った散策路があり、南国系の植物に囲まれ、なんとなく沖縄らしい雰囲気である。
さすが気候が温暖な沖縄。関東地方では熱帯植物園の温室などでしか見られない植物が普通に屋外でみられる。 -
識名園は琉球王朝のころからある琉球庭園の一つ。18世紀ごろからのものとされるが定かではない。
日本庭園とは一味違う、中国の影響を感じられる独特の風景。画像にある御殿(うどぅん)の中も見学ができ、当時の上流階級が暮らしていた屋敷を見ることができます。 -
熱帯系の植物、石を利用した構造物、中国の雰囲気が感じられる建造物などを感じながらゆっくりと散策ができる庭園だった。
-
識名園の次はメジャーな観光スポット首里城へと向かう。2キロくらいの距離だが、急な上り坂となるので徒歩が良いと思う。
途中画像のような、趣ある石畳の道を歩くことができる。これも沖縄ならではの風景だと思う。首里金城町石畳道 名所・史跡
-
途中、休憩所のようなスポットもあります。建物の前に生えるガジュマルの木も立派。亜熱帯から熱帯地方に自生する沖縄ならではの木である。
金城村屋 名所・史跡
-
識名園から2キロ、首里城からも近いが、先に玉陵(たまうどぅん)へ。
24時間券で2割引き玉陵 名所・史跡
-
琉球王国、第二尚氏王統の歴代国王が葬られている陵墓。先に資料館で概要を理解したのちに見学したほうが良い。
沖縄ならではの本土では見られないと思われる陵墓建築。石積みの建造物も特徴的。 -
さて、本日のメインというべきメジャーな観光スポット、首里城。
あいにく2019年に建造物は消失してしまい現在再建中であるが、再建中の様子はこの時期だけしか見られないといった面もある。首里城 名所・史跡
-
まず最初にくぐるのが守礼門。2000円札(知らない世代も多いかも)にも採用されている首里城の中では有名な門の一つ。
1500年代前半に創建されたようで中国の影響が強く感じられる建造物だと感じる。 -
そして奥へと進むと特徴的な石垣の壁と門がいくつも設けられていた。
-
どんどんと坂を上っていく。門を振り返ってみたところ。熱帯植物を石でできた門。本州など本土4島にはみられない雰囲気が感じられる。
-
中腹にある、広福門でチケットを購入。ここから有料エリアに入る。
画像は奉神門。正殿に至る最後の門である。ここから先が再建中のエリアとなる。 -
ということで中に入るとこれまでの石垣の風景から人工的な建物が現れる。
どんなふうに再建しているの?と感じたがすぐに納得した。 -
再建に向けた作業はこの建物の中で行われている。これは雨風を避けるための建造物。この保護するための建物を造るのにも費用がかかっていそうだ。
3階建て構造になっており、それぞれの階から再建中の建物を見学できる。 -
こういったプロセスを見ることができるのも貴重な機会かもしれない。
2026年9月の再建を目指し作業中。再建が楽しみでもあるが、訪れる観光客もすごそうだ。 -
さらに奥に進めば、やはり沖縄らしい雰囲気の石垣。
標高が上がっていき、眺めも良くなる。 -
突き当りは一番高い位置にある東のアザナというスポット。展望スペースのような施設となっている。
東のアザナ 名所・史跡
-
正面に見える建物が2026年9月に再建される首里城。現在は首里城を保護する建物にイラストが描かれている。再建されたらこのアングルから見る首里城も楽しめそうだ。
-
海方向の景色も見ておきたい。天気にも恵まれたがなかなかの絶景だった。
-
最後に参考まで、こちらは首里城ではないが徒歩5分くらいのところにある崎山公園にある展望台。起伏のある高台にあるので景色が楽しめる。
-
那覇市内と海まで見渡すことができる。時間があればついでに訪れたい。
-
さて、本日最後の観光はおもろまち駅下車、徒歩10分くらいの場所にある沖縄県立博物館、美術館。土曜日は20時まで開館しており、1日を有効に利用できる。
24時間券で約2割引。沖縄県立博物館 美術館 美術館・博物館
-
常設展と美術館、企画展でハローキティ展をやっていた。時間は18時30分。常設展のみとする。
-
常設展は歴史、生活文化、自然等に分かれておりまずは歴史から。
1月の訪問とあわせてここまでの自分の沖縄県に対する理解としては、琉球王国時代のグスク時代と三山統一、中国との朝貢関係、海に囲まれた立地を生かした諸外国との関係、そして琉球処分から太平洋戦争などがキーワード。
常設展示は撮影禁止の展示も多かったので、画像は撮影自由は生活文化のコーナーより。 -
古代からの時系列をたどりながら興味深い歴史展示にだいぶ時間を要してしまい間もなく閉館時間になってしまったため生活文化と自然科学はざっと見学した。1時間30分ほどだったが、興味があれば常設展だけでも3時間くらいは見ておきたい。理解を深める映像資料も豊富。
さらに美術館や企画展を入れるとかなり充実した博物館だと感じた。
それでは本日の観光はこれにて終了。天気にも恵まれ十分楽しめた。 -
21時ごろ、那覇バスターミナル近くにあるホテルにチェックイン。
明日は6時前のバスで名護方面に向かうため、便利な立地であるホテルを選んだ。ホテルユクエスタ旭橋 宿・ホテル
-
ホテルに入る前に小禄駅前のイオン、壺川駅近くにあるかねひででお刺身を購入。
以前から旅行先で関東では購入できないお刺身にあこがれており、今回は自宅から割りばしと醤油のパックを持参した。
琉球すぎはスズキ系の魚でコリコリした食感と脂身を感じる白身魚。ガーラはアジ科の魚。とんぼマグロはまあマグロの味でした。
オリオンビールも追加し、腹を壊しそうだが、初日から天気に恵まれテンションが上がり気味。
明日からは路線バスの旅。明日も晴れるようで県北部の海と世界遺産を満喫していきたい。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
沖縄 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 沖縄旅行2025
0
55