2025/02/23 - 2025/02/23
1726位(同エリア1760件中)
ちふゆさん
2025年2月23日(日・天皇誕生日)午後、いつもは城陽の文化パルクに聴きに行ってる墨染交響楽団の定期演奏会に出掛けた。墨染交響楽団は2006年に結成された京都市伏見区に活動の本拠に置くオーケストラ。
https://www.sumizomeorchestra.com/
定期演奏会はこれまでも秋に城陽で、冬は丹波橋の呉竹文化センターで開かれていたが、冬はなかなかタイミングが合わず、今回の呉竹文化センターには初見参。
呉竹文化センターは1990年に開館した施設で、京都市が「地域における文化活動の拠点」となる施設として運営している文化会館の一つ。他には山科区椥辻西浦町の東部文化会館、西京区上桂森下町の西文化会館ウエスティ、北区小山北上総町の北文化会館、右京区太秦安井西裏町の右京ふれあい文化会館がある。
呉竹文化センターは鉄骨鉄筋コンクリート造、地下1階、地上3階建てで、600人収容のホールの他、小規模の音楽会などに利用できる創造活動室や3つの会議室、2つの和室などがある。
呉竹の名は三国志時代の中国の呉から渡来した竹に由来しており、古くから伏見の地に植えられていたと云い、竹には節があると云うことから伏見の枕詞として使われており、伏見には「くれたけの伏見」とか「くれたけの里」という呼び名がある。
京阪の丹波橋駅を西に出たところすぐにあるが、丹波橋に付いては以前に書いたものがある。
https://4travel.jp/travelogue/11707482
今回も40分前からのプレコンサートから参加。
(1) チェロ四重奏 ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」
(2) 木管五重奏 久石譲の「あの夏へ」~千と千尋の神隠し~より
(3) 木管五重奏 木村弓の「いつも何度でも」~千と千尋の神隠し~より
(4) 木管五重奏 和泉宏隆「宝島」
1曲目のドビュッシー(Claude Debussy)はフランス人で、19世紀後半から20世紀初頭に掛けて最も影響力を持った作曲家の一人。1862年8月にパリ郊外のサン=ジェルマン=アン=レー(Saint-Germain-en-Laye)生れで、パリ音楽院で学ぶ。当初はピアニストを目指したが、17歳以降はピアノ伴奏から作曲家に転身する。
1884年に芸術を専攻する学生に対してフランス国家が授与した奨学金付留学制度であるローマ賞(Prix de Rome)を作曲で受賞。1900年に代表曲となる「夜想曲」(Nocturnes)を発表。さらに1905年には同じく代表曲となる「海」管弦楽のための3つの交響的素描(La Mer, trois esquisses symphoniques pour orchestre)を発表。1918年3月に55歳でパリで直腸癌で亡くなった。
「亜麻色の髪の乙女」(La fille aux cheveux de lin)は1910年に完成した「前奏曲(Preludes)集 第1巻」の第8曲。若年期に書かれた未発表の歌曲からの編曲であるとされる。タイトルは19世紀のフランス高踏派の詩人のルコント・ド・リール(Leconte de Lisle)の詩の一節から取られている。優しい旋律による叙情美溢れる曲。ヴィレッジ・シンガーズや島谷ひとみが歌った同名曲(橋本淳作詞)とは題名の一致以外には何の関係もない。
チェロ4本による演奏だったが、いまいちパッとしなかったなあ~
2曲目からはフルート、オーボエ、ファゴット、クラリネットとホルンによる五重奏。ホルンは金管楽器だが、慣習的に木管五重奏と呼ばれている。2曲目と3曲目はいずれも2001年7月公開の宮崎駿監督作品の「千と千尋の神隠し」の挿入曲。
「あの夏へ」は宮崎駿監督作品でお馴染みの久石譲の作品(作曲)で、映画の冒頭場面で使われている。久石譲は1950年生れ、長野県中野市出身の音楽家。長野県須坂高校から国立音楽大学卒業。芸名はあのクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)にあやかってつけたもの。
「いつも何度でも」は木村弓が歌ったこの映画の主題歌。元々はお蔵入りになった映画「煙突描きのリン」のために制作された。作曲も木村弓で、彼女は1968年生れ、大阪出身。16歳で単身渡米、カリフォルニア州立大学に進学しピアノを専攻。この曲で日本レコード大賞金賞を受賞し、日本アカデミー賞主題歌賞等を受賞した。
最後の曲も同じメンバーによる木管五重奏。和泉宏隆は1958年東京都生まれのジャズ・フュージョンピアニスト。1982年からT-SQUAREのキーボーディストとして活躍。1998年の退団以降はピアニストとしてT-SQUAREメンバーも含めた様々なミュージシャンとの活動を続けていたが、2021年4月に急性心不全で急逝した。
「宝島」は1986年発表のTHE SQUARE11枚目のアルバム「S・P・O・R・T・S」に「TAKARAJIMA」として収録された曲で、スクェアのライブでの定番曲となると共に、多くのテレビやラジオ番組でバックグラウンドミュージックとして使用されている。また、自身も2010年に発表したセルフカバーアルバム「宝曲 ~T-SQUARE plays THE SQUARE~」に「宝島」として収録している。
今回の演奏会の指揮者やコンサートミストレス、セットリスト、曲目紹介、メンバーについては今回のアルバムの資料参照。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.28817122151264435&type=1&l=223fe1adec
セットリストを再掲するが今回は交響曲が2曲。
<前半 約25分>
モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart) 交響曲第31番 ニ長調(31. Sinfonie in D-Dur) K.297/300a 1778年
(20分休憩)
<後半 約50分>
ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven) 交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」(„Eroica“ 3. Sinfonie in Es-Dur, Op. 55) 1804年
<アンコール 約3分>
ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven) 6つのメヌエット(Menuette für Orchester)から第2番「ト調のメヌエット(Menuette in G) WoO.10-2} 1795年
モーツァルトの「交響曲第31番」は初めて聞いたような気がする。ベートーヴェンの「英雄」は昔からよく聴いていた曲の一つ。「のだめカンタービレ」や「ルパン三世」など多くの作品にも使われている。私も第1楽章の主題はハミングできるわ。でも。聴いたのは久し振り。
アンコールの「ト調のメヌエット」も聞き覚えのある曲で、メヌエットって分かったわ。と云うことで、2時間足らずで演奏会は終了。今回もいいコンサートだった。
以上
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