冬のヨーロッパ周遊その２（ハイランドでウイスキー醸造所めぐり）2025年2月

2025/02/03 - 2025/02/05

念願の英国の寝台列車カレドニアンスリーパーに乗ってスコットランド北部のインバネスに着きました。ここからは大好きなスコッチウイスキーの里であるハイランド地方をレンタカーを使って醸造所巡りをし、ネッシーで有名なネス湖を観光し、エディンバラに向かいます。

エリア インバネス(イギリス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 3.5

• 交通手段: レンタカー 徒歩

インバネス駅から普通電車でレンタカーを借り受けるためインバネス空港にいきました。空港駅からターミナルビルまではなんと徒歩で１KM以上歩きます。今回借りるレンタカー会社（SIXT)はバジェットレンタカーなので連絡バスでかなり離れている営業所に行くことになります。空港案内所の女性担当者がすごく親切で電話をしてくれてすぐに迎えのバスが来たので助かりました。手前のSUVが借りたクルマなんです。後で解ったことですが、調子のいい係員の提案のアップグレードは有償だったんです。結果的にはSUVにして正解でしたが…。

インバネス空港 (INV) 空港

予約不可だったハイランダーインに、ダメもとで飛び込みで行きました。1室空きがあり幸運にも宿泊できました。

趣のあるロビーと食堂です。

スタッフのM君の推奨の新進気鋭の中堅醸造所であるGLENALLACHIEにまず行きました。

女性スタッフが館内施設を紹介案内してくれます。約30分くらい見学して、小瓶の詰め合わせをお土産にもらえるミニツアーは一人25￡と良心的なお値段でした。

ここは小規模の醸造所ですが、最近人気がでてきているとのは、ハイランダーインの主任バーテンダー（Whisky Procurement Specialist)のM君の弁。

陽がでている内に回れるのは、もう一カ所くらいなので、これもM君がご推奨の名門醸造所であるＣARDHU醸造所に行きました。スコッチウイスキーの有名ブランドであるジョニーウォーカーの原酒を提供している名門で、大繁盛して数ある醸造所の中でも最も立派な施設です。趣が違います。

看板にジョニーウォーカーのロゴが表示されています。ここはスコッチウイスキーのコングロマリットの中核施設なのでした。

案内所＆記念館は渋い石造りの館でした。中で試飲できるのですが、今回私は運転手なので家内しかテイスティングできません。

ウイスキー長者一族の歴史が展示されています。

道に迷いながら、何とか陽のあるうちにホテルに戻れました。しばらくして夕食の時間になりました。

今夜は思いっきりいろんなウイスキーを飲めます。

この棚は鍵がかかっています。高価な年代物のストックで、１杯数万円のものがごろごろしていました。値段を聞いてから注文しないと、とんでもないことになりますので要注意です。

オーナーＭ氏とアシスタントのM君とバーカウンターで記念写真。この日はウイスキー愛好家グループが同宿していて賑やかでした。それにしてもウイスキー本場で活躍している二人の日本人はすごいバイタリティーある方々でした。

宿泊費とセットになったいる典型的なスコットランドの朝食をゆっくりいただきました。

超人気の高級ウイスキー（マッカラン）の醸造所は大人気で、事前予約しないと見学できません。日本出発時にネット予約できたので、休業日でしたが、ゲストハウスは見学できました。それにしても豪華な施設です。実は40年以上前に、米国人の友人がプレゼントしてくれて、初めて飲んだシングルモルトがマッカランでした。20年以上前にロンドン出張で買ったマッカラン25年は自宅ですぐ飲んでしまったのですが、今持っていれば優に100万円は超えているそうで、残念でした。

ザ マッカラン蒸留所 散歩・街歩き

この案内嬢が付きっ切りでお世話してくださいました。この日は予約客も少なく、ほぼ独占貸し切り状態でラッキーでした。

ザ マッカラン蒸留所 散歩・街歩き

マッカランはスコッチウイスキーの最高級ブランドになった秘密が、このゲストハウスでわかりました。ブランド戦略と製品開発のお手本になる超優良企業でした。

ザ マッカラン蒸留所 散歩・街歩き

ソファー席でお茶のおもてなしもあるんです。しかも入場料は無料。太っ腹です。ないも買わずに帰れませんね。私が18年ものと家内が12年ものと記念のグッズをお土産に買いました。もっと欲しいものがあるんですが、まだ先の旅程が長いので、これが限度でした。

ザ マッカラン蒸留所 散歩・街歩き

敷地内に創業者の居住した記念館がありました。内部には入れません。入口で従業員の方と談笑しばし。ここではいろいろなツアーが企画していて、食事付きのタイプは宿泊先に専属のベントレーで送迎してくれるそうです。

ザ マッカラン蒸留所 散歩・街歩き

さて醸造所めぐりは3か所でおしまいにし、インバネス市内に戻り、市内中心部のホテルに宿泊することにしました。ホテルの駐車場の飛んできたかもめさんは人が近づいても逃げません。

メルキュール インバネス ホテル ホテル

ゆっくり休んで朝食ビュッフェに行きました。中級ホテルだけあって、メニューは豊富です。

メルキュール インバネス ホテル ホテル

スコッチウイスキーの本場だけあって、朝シャンペンの代わりに地元産のウイスキーがありました。朝ウイスキーは見たことがありません。今日は運転なので残念ですが、飲めません。

メルキュール インバネス ホテル ホテル

レストランからは街を流れるネス川が眺められます。

ネス川 滝・河川・湖

午前中はインバネス市内から約1時間のドライブで行けるネス湖の古城（アーカート城）に行きました。

アーカート城 城・宮殿

ネッシーで有名なネス湖は北海道の湖に似た雰囲気でした。古城が冬の荒涼とした風景に似合います。

アーカート城 城・宮殿

中世に建立した古城です。入場料を払わないとアクセスできません。

オフシーズンなので見学客は私たちと他数名しかいませんでした。

ゲストハウスではネス湖とアーカート城の短編映画を見ることができ、終了するとスクリーンがあがり、ネスとアーカート城が正面に出現する粋な演出です。

アーカート城 城・宮殿

アーカート城の見学を終え、エディンバラに向かいます。途中にアトラクション（有料）があるのですが、結構な距離があり先を急ぐので今回はパス。

ネス湖 エキシビジョン センター 博物館・美術館・ギャラリー

３００キロ以上の旅程なので、途中休憩にハイウエイをはずれ途中の集落に立ち寄りました。偶然にもここはその昔夏目漱石も立ち寄ったスコットランドの景勝観光地ピトロッホリーという村でした。

トイレ休憩を兼ねてお茶とケーキをこの町のカフェでいただきました。

さて陽のあるうちにエディンバラに着きました。ナビの通りに走ってもレンタカーの営業所がみつかりません。何と地下駐車場の中だったのです。ぐるぐる同じ個所の狭い道を数周まわってやっと返却できました。

今夜泊まるホテルの真向かいの商業施設の地下駐車場がレンタカーSIXTの営業所だったのです。帰りのエレベータにはレンタカー会社の印がありました。借りる場合には目立つけど、返すだけの客には不親切。

陽が暮れる前にレンタカーを返却し、無事チェックインできました。

ホリデイ イン エクスプレス エディンバラ シティ センター バイ IHG ホテル