空旅short （秋の安芸路は黒鉄の、鎮魂慰霊と牡蠣の味）呉・安芸群島・広島の旅【１３】２日目⑤ 帰路、錦帯橋にはまたいつか

2023/10/07 - 2023/10/07

一泊二日の「空旅short」、第3弾は広島地区としました。まずは初訪問となるかつての鎮守府所在地、今は自衛隊の地方総監部という重要な施設がある呉を「大和ミュージアム」を中心に歩き、続いてレンタカーを走らせ、大戦末期の大空襲で犠牲となった多くの軍艦が眠るその周辺の島々を訪問しました。翌日は久々の訪問となる広島市内や多くの観光客で賑わう宮島へ。かつて観光したことのあるこれらの地も既に10年以上ご無沙汰しており、ほぼ初訪問のような感じで回ることができ、色々新鮮な発見がありました。また、今回立ち飲み屋で地のものを食べるという新たな旅のスタイルを楽しむことができ、充実した旅をすることができました。

日程は以下の通りです。

1日目（10/6）羽田 ⇒ 広島・・・呉市内・・・倉橋島・江田島・・・広島・・・ホテル
2日目（10/7）ホテル・・・広島市内めぐり・・・宮島・・・岩国 ⇒ 羽田

エリア 大竹・廿日市(広島)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 ANAグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

宮島桟橋前の広場に戻って来ました。揚げもみじと焼き牡蠣は食べましたが、お腹はまだ満たされていません。ここで宮島口駅前で買った「あなごめし」を食べようと思います。

こちらが「あなごめし」。復刻版でしょうか、古風な包にくるまれています。なかなかいいです。

蓋を開くとこんな感じ。一面あなごが敷き詰めてあります。確かに不味くはありませんがやはりホカホカご飯の出来立てをお店で食べるのがよいかと。それでもこれが1,500円くらいならコスパも悪くないのですが、なんと2,700円！値段を考えると味との釣り合いは取れていないと言わざるを得ません。

清盛公の隣で食べるのも申し訳ない気がします。

さてお腹も満たされたところで宮島観光終了、本土へ戻ります。

帰りは行きの船と異なりJR西日本フェリーで帰ります。
（宮島桟橋13:57 ⇒ 14:06宮島口桟橋）

船上から厳島神社が遠く見えます。

出航しました。いいアングルで大鳥居と本殿が見渡せます。今度は青空の元、水に満たされた神社を見に来たいです。

船旅は僅か10分ですがいい気分転換になります。遠く牡蠣の養殖場のようなものが見えました。牡蠣もまた食べに来たいなあ。

宮島口桟橋に到着しました、時刻は13:54。相変わらず予定より20分ほど遅れています。宮島観光が思いのほか楽しく時間を忘れてしまっていましたがようやく船内で遅れていたことを思い出しました。予定ではこれからもみじ饅頭の元祖「高津堂」に寄り、14:12の列車で岩国着。バスで錦帯橋を往復・観光してから岩国空港へという予定です。このまま駅へ急げば14:12の列車には間に合いますが、その場合「高津堂」は行けなくなります。「あなごめし」を食べないで、もしくは船内で食べればよかったと後悔しました。

この場合定石なら「高津堂」を諦めて急いで岩国・錦帯橋を目指すべきです。ただ欲張りな私は予定を組み直し両方行けるか調べてみました。そうしたところ、「高津堂」へ寄った上で1本後の電車でも時間的にかなりキツくなりますが、何とか錦帯橋への往復観光は可能（僅か1時間弱ですが）なのでそれに賭けてみることにしました。
ちなみに写真は広電宮島口駅、そういえば広電でも来ることができますし、値段は高いですが広島港から高速船で来るという選択肢もあります。
（宮島口桟橋14:06 ⇒ 14:13高津堂）

というわけで到着しました「高津堂」。駅前からは逸れたところにあって行くのにちょっと時間がかかります。
（高津堂14:13～14:21）

店内は広くはありませんが綺麗に商品が並べられています。

元祖というのは伊達ではなく、最初にもみじ饅頭を売り出したのがこちらの初代だったそうです。ただ2代目がいったん店を閉じ、商標の権利更新を行わなかったため、他社でも同名のもみじ饅頭が売られるようになったとのことです。こちらが昔の焼き型だそうです。

何を買おうかと眺めていると「どうぞ」とお茶と試食品をいただきました。皆さんにされているようですが、嬉しいサービスです。

無事高津堂でもみぢ饅頭を買うことができ、駅へ戻りました。荷物預所では預け時のような混乱は無くスムーズに返却されました。何とか次善の策で行けそうです。
（高津堂14:21 ⇒ 14:29宮島口駅）

とまあここまでは良かったのですがホームに立つと放送が入り、次の14:49は6分程遅れるとのこと。組み換え後の予定では宮島口を14:49に出て岩国には15:13着。15:20のバスで錦帯橋バス停に15:35着。錦帯橋を40分間で観光して16:15錦帯橋発、岩国には16:30着で空港行きバス16:48に間に合うという算段だったのですが、かなり難しくなってきました。

ようやくやって来ました岩国行き。14:55発、案内通り6分の遅れです。

途中で挽回してくれればと思ったのですがそんなことはなく、岩国に15:19着。バスは20分発なので万事休すです。錦帯橋行きは頻発しているので次のバスも調べましたが20分後の15:40発。これではさすがに無理なので諦めるしかありません。キツキツの予定を組むと得てしてこういうことになります。まあわかってはいるのですがギリギリを攻めたくなるのは性分でしょうか。
（宮島口14:54 ⇒ 15:19岩国）

念のため錦帯橋行きバスが出る西口に降りてみました。しかし始発のバスが遅れるはずもなくバス停は蛻の殻でした。

仕方なく空港行きバスの出る東口へ回ります。

早めのバスで空港へとも思ったのですが、空港行きバスは基本出発機に合わせて出ているようで、当初予定の16:48のバスまでありません。とりあえず再び繁華な西口に戻ることにします。

跨線橋からは岩徳線の今時珍しい真っ赤なDCが停まっていました。

繁華といっても比較の問題で、西口も静かなものです。荷物もあるし宮島観光で疲れたこともあって連絡通路にあった喫茶店で時間を潰すことにしました。

1時間ほど時間を潰し東口の空港行きバス乗場へ。既にバスは来ていて迷わず乗ることができました。
（岩国駅16:48 ⇒ 16:55岩国錦帯橋空港）

岩国駅から10分かからず岩国錦帯橋空港に着きました。見回しても空港内で時間を潰せる施設はあまりありません。ここは海上自衛隊と米海兵隊が共同使用する基地でその一部を使用している関係で便数も制限されているようですし、集客施設も作り辛いのでしょう。

搭乗開始はやや遅れましたが無事離陸し、羽田にはほぼ予定通り到着しました。岩国に行ったのに錦帯橋へ行けなかったのは返す返すも残念ですが、宿題ができたと考えて次への楽しみにしたいと思います。
長い旅行記見ていただいてありがとうございました。
（岩国18:00 ⇒ 19:06羽田）