
2023/06/02 - 2023/06/02
158位(同エリア289件中)
piglet2017さん
- piglet2017さんTOP
- 旅行記54冊
- クチコミ2693件
- Q&A回答4件
- 307,739アクセス
- フォロワー3人
この旅行記スケジュールを元に
バーゼル観光後半は、町のシンボル、赤い大聖堂と赤い市庁舎を見学しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
-
昨夕、ライン川の対岸から眺めた赤いバーゼル大聖堂にやってきました。入口で、大聖堂を献堂した神聖ローマ皇帝ハインリヒ2世夫妻が出迎えてくれます。
大聖堂(バーゼル) 寺院・教会
-
西正面入口から大聖堂内に入りました。15世紀ゴシック様式の説教壇です。
大聖堂(バーゼル) 寺院・教会
-
説教壇の下の方をよく見ると、骨を口に加えた犬の彫刻がありました。ロマネスクとは違い、まじめな印象のゴシック期作品なのに、人目に付かない隠れたところに犬の彫刻を置くとは意外な展開です。
大聖堂(バーゼル) 寺院・教会
-
右側廊の壁には、鉄格子の上で生きたまま焼かれた聖ヴィンセントの殉教を描いた11世紀のレリーフがありました。3人がかりで焼いています。
大聖堂(バーゼル) 寺院・教会
-
翌2024年に見た5世紀のラヴェンナのモザイクにも同じ主題がありました。殉教してからあまり時が経過していないからか、鉄格子に向かって歩いて行く勇敢な聖ヴィンセントの姿となっています。
-
地下聖堂の天井には、保存状態のよい14世紀のフレスコ画がありました。聖母マリアのご両親が黄金門での再会を喜んでいます。絵本のようにほのぼのとした作風です。
大聖堂(バーゼル) 寺院・教会
-
翌2024年に見たスクロヴェーニ礼拝堂内、ジョットによる同主題のフレスコ画です。こちらの方が少しだけ古い作品なのに、世界遺産指定されているだけに、西洋美術史初のキスシーンを映像で見ているかのような仕上がりです。
-
聖堂内は一見ゴシック様式ですが、よく見ると愉快なロマネスク様式の柱頭彫刻もかなり残されていて見逃せません。
大聖堂(バーゼル) 寺院・教会
-
聖堂内の見学を終え、北側のファサードに残る12世紀ロマネスク様式のガルス門を見に行きます。ぱっちりと大きな目を見開き、最後の審判に備えているキリストです。
大聖堂(バーゼル) 寺院・教会
-
天使のラッパの音を聞いて死の眠りから目覚め、墓から出てくる死者たち。棺の中に最後の審判時に身につける衣服を準備していたようで、着替えの最中です。
大聖堂(バーゼル) 寺院・教会
-
大聖堂の建物の後陣側には、外だというのに、12世紀のロマネスク彫刻がたくさん残っていて、見ごたえがありました。
大聖堂(バーゼル) 寺院・教会
-
左側の彫刻は、ヒエロニムス・ボスの絵で見かけるような怪物です。こちらの方が古いので、ボスの絵に見られる不思議な生き物は、ボスひとりのアイデアというわけでもなく、中世の人々に共有されていたイメージだったのでしょうか。
大聖堂(バーゼル) 寺院・教会
-
ユニークなロマネスク彫刻をたっぷり楽しんだ後にライン川の方を振りかえると、このような美しい眺めも楽しめます。バーゼルの人気ビュースポットのプファルツ展望台&大聖堂後陣外壁を飾るロマネスク彫刻、どちらも見逃せないおすすめのスポットです。
Pfalz 建造物
-
回廊になっている大聖堂南側にあった13世紀の窓は、六芒星のデザインとなっていました。
大聖堂(バーゼル) 寺院・教会
-
大聖堂の見学を終え、マルクト広場までやってきました。青空に、市庁舎の鮮やかな赤色が映えています。
マルクト広場 広場・公園
-
市庁舎の壁には、ミュンスターを左手に持つハインリヒ2世の姿も見えます。
市庁舎(バーゼル) 建造物
-
1511年の時計の上にも、金色の大聖堂を持つハインリヒ2世像がありました。
市庁舎(バーゼル) 建造物
-
市庁舎の向かいに、バーゼル最古の老舗菓子店Confiserie Schiesserがありました。18時までの営業ですが、ティールームは17時閉店と言われ、目の前をトラムが行き交うテラス席で、赤い市庁舎を眺めながら一休みしました。
Confiserie Schiesser カフェ
-
ラズベリーケーキ
Confiserie Schiesser カフェ
-
スイス人お気に入りのスイーツ、カラック。こちらのお店は、レモン色、チョコレート色、ピンク色と、色とりどりのアイシングがあり、選ぶ楽しみがありました。
Confiserie Schiesser カフェ
-
バーゼルの地ビールUeli Bier
Confiserie Schiesser カフェ
-
かつての魚市場にある14世紀の噴水です。現在は周辺に、コープやミグロの店舗がありました。
魚市の噴水 建造物
-
Spalenbergを歩いていると、壁画が描かれた噴水がありました。グーグル地図表示によれば、「洗礼者ヨハネの噴水」で、かつてバーゼルの人々はこちらで洗礼を受けていたらしいです。
-
さらに進むと、ホルバインの噴水がありました。てっぺんにバグパイプ吹きの姿が見えます。
-
ホルバインのデッサンによる農民たちの踊りです。
-
かつてのバーゼル市門のシュパーレン門をくぐり抜けました。白い花柄の屋根が印象的です。
シュパーレン門 建造物
-
バーゼル大学方面へ向かいます。Spalengrabenには、木組みの家々が並んでいました。
-
スイス最古の大学、バーゼル大学入口のモザイク画です。お花畑の上を蝶が舞っています。
-
大学の前の緑の広場に面して建つSt. Peter教会です。教会脇の階段を下り、マルクト広場に戻りました。
-
皮なめし小路Gerbergasseには素敵なデザインの家が並んでいます。
-
おいしそうなビールを飲んでいる看板もありました。14世紀のギルドハウスが、現在はレストランになっているようです。
コロナ前までは、有事の避難先に選ばれる通貨はスイスフランと円でしたが、コロナ後は円だけ凋落してしまったので、海外ではコロナ前のように気軽に外食できなくなり、残念です。 -
壁画が描かれた家もありました。
-
バルフュッサー広場に建つ教会は、現在はバーゼル歴史博物館として利用されています。
歴史博物館(バーゼル) 博物館・美術館・ギャラリー
-
こちらの壁画が描かれた建物は、ビアホールになっているようです。 バルフュッサー広場からトラムに乗って、バーゼル駅に戻りました。
-
バーゼル駅構内にあったBrezelkönigで、ブレッツェルを買って帰ります。スイスの伝統料理レシュティのブレッツェル。
Brezelkönig Bahnhof Basel スイーツ
-
ローストしたかぼちゃの種がぎっしり張り付いていて香ばしいプレッツェル
Brezelkönig Bahnhof Basel スイーツ
-
Läderachで、看板商品の作りたての新鮮なフレッシュチョコレートも購入しました。チョコレート大国スイスでは鮮度を競っていて、本来はチョコレートも作った当日が一番おいしいと考えられているようです。本物のスイスチョコレートは、スイスに足を運ばないと味わえないということでしょうか。今日は、strawberry quark whiteを選びました。
レダラッハ ショコラティエ スイス (バーゼル店) スイーツ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
バーゼル(スイス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
37