2025/01/16 - 2025/01/28
2位(同エリア4件中)
youさん
モロッコのカサブランカからセネガルのダカールまで、大西洋岸沿いにかってのパリ・ダカールラリーのコースを一部含んで縦断する、S社13日間ツアーで行ってきました。
日程は下記。
1月16日夜 羽田→イスタンブール乗り継ぎ
1月17日午後 カサブランカ着→マラケシュ(泊)
1月18日 マラケシュ→アガディール(泊)
■1月19日 アガディール→西サハラのライユーン(泊)
■1月20日 ライユーン→ダクラ(泊)
■1月21日 ダクラ→モーリタニアのヌアディブ(泊)
1月22日 ヌアディブ→ヌアクショット(泊)
1月23日 ヌアクショット→セネガルのサンルイ(2泊)
1月24日 サンルイ観光
1月25日 サンルイ→ダカール(2泊)
1月26日 ダカール
1月27日 ダカール→イスタンブール乗り継ぎ
1月28日 21時 羽田着
この旅行記は上記日程の■印のところで、西サハラのライユーンからダクラを経てモーリタニアとの国境までを掲載しています。なお旅行記の説明は、現地ガイドやS社TDのKさんの旅日記を参考にしています。
表紙の写真は、サハラ砂漠で採取したリン鉱石を運ぶベルトコンベアと処理工場の風景。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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アフリカ大西洋岸をダカールまで走る旅(1)----モロッコからのつづきです。
1月19日 17時過ぎ 地図上の西サハラ地域に何らの制約なしに普通に入国してきました。素通りなので入国手続はなく、スタンプも押されません。
道路の周辺は風力発電用の風車や鉄塔が多数見えています。 -
西サハラの地図です(S社資料転載)。
西サハラは黄色で示される領域で、北から時計回りにモロッコ、アルジェリア、モーリタニアに直線で引かれた国境で接しており、かってはスペイン領の地域でした。現在はモロッコが実効支配していますが、それは多くの国により支持されていません。地図内の赤い線は、モロッコ軍が築いた砂の壁で、2000Kmに及んでいます。
西サハラは主権国家ではないため国連に加盟できておらず、また日本政府も独立を認めていません。しかし、自主独立を宣言したポリサリオ戦線の自主政府「サハラ・アラブ民主共和国」は、26か国が加盟するアフリカ統一機構(OAU)や中南米諸国により国家として承認されています。
西サハラ地域は、外務省の海外安全情報によれば、幹線道路沿い周辺は、レベル1、砂の壁の東側はレベル4、西側はレベル3となっています。砂の壁周辺やサハラ砂漠地帯には地雷が未撤去のまま残っている地域もあるようです。
ツアーは、幹線道路をドライブしますので問題ないと思います。 -
18時30分 かっての西サハラの首都だったライユーンの街のゲートが見えてきました。
直線道路沿いにヤシと街路灯が並び、整備された街との印象です。 -
こちらも。
モロッコが実効支配を確かなものとするために、近代的な街づくりを推し進めているのでしょう。 -
ライユーンの街中を通過しています。
斜めに突き出ている支柱は街路灯で~す。 -
こちらも。人口約22万人の西サハラ最大の都市ですが、夕暮れの時間帯なのか、街中に人気はほとんどありません。
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19時 今宵のホテル SAHARA LINEに到着。 いくつか旗が掲げられていますが、この中に米国の旗はあっても日本の旗はありません。このホテルにお泊りになる日本人・・・ほとんどいないのでしょう。米国はモロッコが西サハラを実行支配していることを認めています。それは、モロッコがパレスチナの一部を実効支配しているイスラエルと国交を結んだことを評価しての様です。。。
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ホテルの部屋はこんな感じで清潔です。隣に広いリビングがついています。
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夕食前にホテルの周辺を散策します。
ヤシの木と街灯が並び、小奇麗な街の雰囲気です。車は時々通り過ぎますが、歩いている人は見当たりません。 -
こちらも。
マラケシュでも見かけたヤシの木の様な携帯電話用アンテナの支柱が建っています。 -
カフェのお店が開いていました。中に談笑中の第一町人発見・・・覗き込むとインターネット・カフェみたいで、画面を囲んでいた数人の男の子が振り返り、話しかけてきました。
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英語を勉強中という男の子たちです(写真掲載了承)。
西サハラの夕方の街は、人が見当たらないけどどうしてなのぅ~と聞けば、
ここは西サハラでなくモロッコだよぅ~日没の時間帯はお祈りの時間なので、モスクか家にいるのだよぅ~と・・・なるほど納得。。。。 -
SAHARA LINE HOTELのレストランでの夕食です。
シーフード・ミックスフライで、使われている魚はホウホウ、カレイ、アジです。TDのKさん持参の醤油をかけて美味しく頂きました。 -
21時過ぎ ホテル部屋からメインストリートを眺めています。この時間帯も通りの街路灯は光っていますが、通りに人影は見当たりません。モロッコが街を整備したおかげで、そこに住む人たちは住みやすく平和に暮らしているように見受けられます。治安も問題ないようです。人気が無い。。何か不思議な西サハラの町ですww。。。
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イチオシ
1月20日 8時45分、ライユーンのホテルを出発、この日は西サハラの都市ダクラまで、約540Kmを走ります。
町から土漠エリアを少し走ると、鉄塔の下に大きなリン鉱石の処理工場が見えてきました。西サハラはリン鉱石の埋蔵量が世界有数で、モロッコが実効支配する理由の一つなのでしょう。。。 -
イチオシ
こちらは奥の工場にリン鉱石を運ぶベルトコンベアで、道路の下を横切ってサハラ砂漠内の鉱山に繋がっていおり、長さが100Kmあるそうです。
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道路の東側の風景。サハラ砂漠の地平線から朝日が昇ってきました。
道路を横切って砂漠奥にベルトコンベアが延びています。風力発電用の風車や鉄塔が並び、発展途上の広大なコンビナートかぁ~と思うような風景デス。 -
幹線道路沿いのガス・スタンドでガソリンを入れます。
西サハラ領域でのガソリン価格は、1L当たりおおよそ200円~他の物価と比較するとややお高いみたいです。西サハラ地域に移住した住人には、モロッコ政府から各種の生活補助費が出ているようです。
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ガソリンスタンド付属のモスクが建っています。
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ガソリンスタンド脇に大勢の人達が見えます。どこかに移動するために車かバスを待っている様です。
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再び土漠地帯に建つ風車や鉄塔を眺めながら南下して行きます。
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灯台とダチョウ、カジキマグロの巨大オブジェのゲートが道路両脇に建っています。
車がほとんど通らない道路ですが、ボジャドール(Bojador)と言う町の入口です。
この町は、マグロが撮れる漁村で、かってはダチョウが沢山生息していたとのことで、これらがシンボルなのでしょう。 -
町中を通過してボジャドールの海岸に来ました。海に向かって整備されたテラスが造られています。
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テラスの先に広がる大西洋で~す。白波が立って波が荒いみたいですが、更にその向こうにはカナリア諸島があります。
こちらのボジャドール海岸先の海域は、15世紀ころは魔物が住む海域として、船乗りらから恐れられていました。このため、当時ポルトガルのエンリケ航海王子が、この海域を越えて南進せよ・・との命令を出していましたが道が開かれませんでした。しかし、1488年にバルトロメオ・ディアスがこの海域を越えて喜望峰に到達、1498年にはヴァスコ・ダ・ガマがインドへの新航路を発見、1522年にはマゼランが世界一周に成功するなどして、ポルトガルは世界一の海洋国家になりました。 -
ボジャドールの青空マーケットに立ち寄ります。
こちらはラクダの頭部がぶら下がっている肉屋さん。本日中に売り切らないと肉は傷んでしまいますww。 -
オレンジが一杯~
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衣類も豊富~
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布団や毛布も~
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上下お揃いのジャジー~
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ブージ・ドゥール広場に来ました。
ここにはボジャドールの海を照らしていた灯台や、モロッコの旗を掲げているラクダがあります。。。 -
海岸沿いに広がる南国雰囲気の公園です。
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立派なモスクも建ってます。。
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12時過ぎ 公園沿いのこちらのDAKARと言うレストランでランチ・タイム。
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ただ今、こちらの兄さんが白身の姿煮やイカやエビのフリッターなど海鮮料理を準備中です。完成まではまだ時間がかかりそうです。
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料理が出来上がる間、周辺のお店を覘きます。
こちらのお店は、カラフルなスカーフ、左側の床に並んでいる多数のペットボトル入り食用油、右側に積み上がっている段ボールは中国産の緑茶と、面白い組み合わせ商品を扱っています。店主が出て来て説明して下さいました。 -
レストラン前の通りの向こうにあるのは、モロッコ軍の駐留基地みたい・・・
西アフリカの領地を実効支配しているモロッコとしては、この地に軍を駐留させることで反対勢力を牽制しているのでしょう。 -
ランチの後は、左右に土漠が広がる幹線道路をダクラを目指して南下して行きます。
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16時 ダクラまで175Kmの標識のある検問所で停車しています。このような検問所は要所要所にあって、不審者の通過をチェックしています。
私共は日本のパスポートを持つ紳士淑女なので、モロッコのまじめな警察官や役人さんらも笑顔で通行させてくれます。私たちがこうして、危険レベル3~4の西アフリカ地域を安心して旅することが出来るのも、彼らのお陰と感謝します。 -
途中から幹線道路を外れ、ダクラが位置するリオ・デ・オロ半島に向かいます。
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イチオシ
リオ・デ・オロ半島の付け根にあるダグラ・ラグーン・キャンプのある浜辺に来ました。おお~浜辺と言ってもその向こうには、断崖絶壁の絶景が見えています。
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イチオシ
こちらも。
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浜辺にゆったりと寛ぐ老人がいました。近隣のキャンプ地で長期滞在しているヨーロッパの人の様です。
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イチオシ
こちらも老人と海~~かぁ。
ビーチに何もしないでぼ~とする贅沢な暮らしをしているのでしょう。。。。貧乏暇なしのyouにはとても真似は出来ませんけどネ。。。 -
丘の麓付近にキャンプ地が見えています。
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土漠地帯にはキャンピングカーなども並んでいます。やがてこの地域はヨーロッパ人らのリゾート地として開発・発展するのかも知れません。
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こちらのビーチにも、モロッコの旗が立てられている軍の派出所があります。
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ビーチを見下ろせる高台に登ってきました。
奥に向かって広大なビーチが延びています。 -
沖合には島も見えています。
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19時過ぎ リオ・デ・オロ半島の先端にあるダクラのホテルALBARAKAに到着しました。ホテルの玄関前に駐車している白いマイクロバスが、カサブランカからここまでドライブしてきた車です。
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こちらがホテルの部屋です。普通のビジネスホテルの感じで、薄型のTVが壁についています。
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日没前にダクラのホテルに到着しましたので、夕食前の時間に街中を散策します。
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ホテルから少し歩くと海岸線に出るようなのでウロウロするとモロッコの政府機関の建物がありました。
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こちらは城壁の様な塀に囲まれた軍の施設の様です。ゲート前の赤い星マークのモニュメントは、この地がモロッコであることをアピールしているのでしょう。
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Google Mapを見ながらの街歩きです。mapによればドーム屋根が見える建物は、カトリック教会デス。西サハラのこの町に教会が・・・スペイン統治時代に造られたものが残っているようで、現役で地元のキリスト教徒の祈りの場所となっているようです。
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教会の脇に広場があります。Mapによれば、プレイス・ハッサン広場と呼ばれており、モロッコの旗が付けられたモニュメントが建っています。
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日が暮れて人気がなくなったダクラの街並みです。
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20時 大西洋が見通せるホテルの屋上にて夕食となります。
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大皿に載せられた丸ごと1羽のチッキングリルを取り分けて食しました。
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1月21日 7時15分 ダクラのホテルを出発。この日は、ダクラからモーリタニアとの国境まで約380Km、国境からモーリタニアのヌアディブまで約70Km、合わせて450Kmを走ります。国境通過に時間がかかるかも、と言うことで早めの出発です。
10時過ぎ 左右に土漠の風景を眺めながら南下し、本日の観光ポイント、北回帰線を通過します。こちらは道路脇の看板。 -
こちらも。
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こちらの看板によれば、夏至の日に太陽がこの線上の真上に達し、やがて南に去って行く・・この北回帰線は、モロッコ、バハマ、台湾、中国、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、リビア、アルジェリア、モーリタニアを通過していると説明されています。
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土漠が広がっている脇で青空トイレ休憩。時々風が吹き抜けるので、風向きを注意する必要がありますww。
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こちらも。
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イチオシ
ラクダの隊列を眺めながら南下しています。
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道路脇にポツンと水資源庁が建てた看板があります。
ビル・ガンドゥーズと言う町まで、31Kmの場所です。 -
13時 砂漠の中にポツンと建つHotel Lamhariz に来ました。ここのレストランでランチとなります。ホテル前は、巨大テントで覆われた温室の様な空間があり、緑の木々が生い茂ってオアシスみたいです。
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ランチはラクダのタジンと途中で仕入れたオレンジでした。
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イチオシ
15時 モーリタニアとの国境に到着。
こちらは西サハラ領側に建つ建物で、その壁には、黒メガネのオジサンと、西サハラに相当する領地が赤く塗られ、そこに☆マークが付いてここはモロッコの領地であるかのような地図が描かれています。
アフリカ大西洋岸をダカールまで走る旅(3)---モーリタニア編につづく。
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この旅行記へのコメント (2)
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- gontaraさん 2025/02/17 07:56:24
- 政府の無い国
- 何だか不思議な国ですね。
モロッコが実効支配しているとはいえ、この幹線道路沿いはいたって平和な雰囲気。
敵対勢力の活動地域が危険情報レベル4って事ですね。
その辺りも少し気になりますが、近づかないに限りますね。
降り気になるのがインフラはモロッコが維持管理してるって事ですね。
GONTARA
- youさん からの返信 2025/02/17 22:11:52
- Re: 政府の無い国
- gontaraさん
こんばんは。
今回のツアーでは、実効支配しているモロッコ領域を通過しただけで、本当の意味での西サハラには行っていない感じです。砂の壁の東側、つまり危険レベル4の地域まで入らないと、西サハラと言う国に行ったことにはならないかも知れません。
最初に立派な道路を作り、インフラを整備し、自国民を移住させ、軍を配備してと既成事実を積み上げ、実効支配を確かな形にする・・この地域に実際に来て見て、国が実効支配すると言うことはこういうことか・・・と知ることが出来ました。
ただ、西サハラ地域には資源も豊富にあるので、隣国もそれらを狙っており、この実効支配がず~と続くかは分かりません。
なので、gontaraさん、この地域への旅を計画するなら、やっぱし、行けるうちに行く・・・がポイントになると思います。
you
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旅行記グループ 西アフリカ大西洋岸をダカールまで走る旅
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