2025/01/16 - 2025/01/26
2位(同エリア4件中)
youさん
モロッコのカサブランカからセネガルのダカールまで、大西洋岸沿いにかってのパリ・ダカールラリーのコースを一部含んで縦断する、S社13日間ツアーで行ってきました。
日程は下記。
1月16日夜 羽田→イスタンブール乗り継ぎ
1月17日午後 カサブランカ着→マラケシュ(泊)
1月18日 マラケシュ→アガディール(泊)
1月19日 アガディール→西サハラのライユーン(泊)
1月20日 ライユーン→ダクラ(泊)
1月21日 ダクラ→モーリタニアのヌアディブ(泊)
1月22日 ヌアディブ→ヌアクショット(泊)
■1月23日 ヌアクショット→セネガルのサンルイ(2泊)
■1月24日 サンルイ観光
1月25日 サンルイ→ダカール(2泊)
1月26日 ダカール
1月27日 ダカール→イスタンブール乗り継ぎ
1月28日 21時 羽田着
この旅行記は上記日程の■印のところで、かってフランス領西アフリカ時代に首都だった世界遺産の街サン・ルイ観光を掲載しています。なお旅行記の説明は、現地ガイドやS社TDのKさんの旅日記を参考にしています。
表紙の写真は、世界遺産の街サン・ルイの風景。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
-
アフリカ大西洋岸をダカールまで走る旅(3)---モーリタニアからの続きです。
1月23日 18時 国境を越えて、セネガルのサン・ルイ島手前まで来ました。
左側にセネガル川にかかる橋が見えています。あの橋を渡った川向こうの島が世界遺産の街サンルイとなります。 -
サン・ルイの航空写真(Google Mapから抜粋)。
世界遺産となっているサンルイ島は、本土側新市街のサン・ルイの北から南に流れているセネガル川河口に浮かぶ島で、セネガル川が運んだ土砂が堆積して造られた長さ約2500m、幅約300mの細長い三角州です。
19世紀半ばまでフランス統治下時代の首都がありました。
サンルイのあるセネガル共和国は、国土が日本の約半分、人口が約1730万人、1960年にフランス領から独立し、農業や漁業、牧畜、リン鉱石の生産等が盛んです。 -
本土からセネガル川にかかる橋を渡ってサンルイ島の旧市街に入って来ました。
島を渡ってすぐの左側は、郵便局、右側が今宵の宿となるHotel de Posteです。 -
こちらはそのホテルの中庭。ヤシの木が3階建て建物の上まで延びています。
このホテルは、100年以上前のフランス植民地時代に建てられた老舗ホテルで、フランスのトゥールーズからアフリカ大陸に、郵便物を運ぶ飛行機のパイロット達の定宿でした。小説「星の王子さま」の作者サン・デグジュペリもパイロットの一人で、彼もここに泊まっていたという由緒あるホテルです。 -
彼らが宿泊していた216号室は、お客様も宿泊できますが、博物館としても公開されています。
こちらは、1918年~1930年間の航空郵便の飛行ルートです(掲示ポスター撮影)。ヨーロッパ~アフリカ~南米を結ぶ文化と連帯のライン・・・・だったようです。当時の飛行機は、航続距離が短いので西アフリカの大西洋沿岸にいくつも中継基地が設けられています。 -
彼らがお泊りになっていた2階のお部屋です。
-
当時使われていた飛行機とパイロットらの写真。
ずいぶん貧弱な機体です。砂漠に墜落したり不時着するのは想定内のことだったのでしょう。 -
こちらはyouがお泊りの3階303号室のお部屋デス。ここに2泊します。
どちらも100年以上使い続けている部屋だと思いますが、現在はTV、Wifi、湯の出るシャワーが付いています。ただ、エレベータが無いので、荷物運びも部屋へのアクセスも、中庭に設けられている屋外階段を上り下りする必要があり少し大変です。 -
1月24日 サンルイの朝です。3階部屋の窓から眺めるサンルイの風景・・・フランス植民地時代やそれ以前に造られたオレンジ色屋根が広がっています。
-
こちらは部屋の外廊下から見下ろした街の風景。奥に大西洋が見えています。
-
こちらはセネガル川方向の風景。右側建物が郵便局です。
この日は、終日サンルイの観光となります。 -
朝食前の時間帯に、ホテル周辺を散策します。
人気の無い古い街~ぼ~と眺めながら歩く・・・旅情を感じて好きなんです。。 -
フランスがここを植民化した1659年当時に町の歴史が始まり、碁盤の目のように配置された道路に沿って建造物が建てられたようで、奴隷貿易を含むサハラ交易の拠点として発展しました。
-
こちらも。
-
こちらも。
-
中庭から垂れ下がっているブーゲンビリアの花が綺麗~
-
9時 ホテル前から馬車2台に分乗して、サンルイの街を巡ります。
-
大通りに日本メーカーの名前が並ぶ建物があります。歴史ある小さなサンルイ島まで日本のビジネスが浸透しているwww。ちょっと嬉しくなります。。。
-
歴史ある古い建物を見上げながら、狭い通りをパッカ・パッカ~
-
何じゃ~これは~アンティークの人形みたい・・・
-
中庭のあるお宅。中庭からバウバウの木が延びています。
-
フランス統治下時代に教会として造られた建物ですが、その後に改装されて現在はグランドモスクとなっています。ミナレット風の2つの塔には、鐘がかけられています。
-
壁面に柔道をしている大きな写真が見られます。
写真下の説明によれば、2020年東京オリンピックの柔道63kg級で金メダルを獲得したフランスの選手です。
セネガルは柔道が盛んで、日本が柔道大会などを支援しています。 -
セネガル川に突き出した蒸気で動くクレーンです。
-
張り出したステージ上に蒸気を発生するボイラーが備えられています。世界最古の蒸気クレーンで、1880年~1954年まで使われていました(現地説明版)。
-
サンルイ島の一番北の端まで来ました。セネガル川対岸は反対側が大西洋に面したラングド・バルバリー砂州にある集落の建物です。
-
セネガルの国旗がなびいています。サンルイの警察署デス。
何故か警察署の前には、ボロイ車が多数駐停車あるいは放置されています。 -
板根が通路にはみ出たような巨木やバウバウの木が見られる通りを通過。。。
-
こちらはフェンスに島の有名人(推測です~) が描かれた通りを通過。。。
-
橋を渡って、ラングド・バルバリー砂州側にある集落に行きます。
-
ラングド・バルバリー砂州側は、漁民の方々が多く暮らしており、貧困層が少なからずいて、少し雑然としたエリアの様です。
-
派手に彩色されたボートを運搬している男衆・・・
-
カラフルな洗濯物が道端を飾っています。
-
イチオシ
ワンコ、ヤギ、ペリカンと共に住民の方々が仲良く暮らしていま~す。のどかな風景です。
-
道路に羊やヤギさんが溢れています。家畜の居場所は砂地の道路上みたい・・・
-
道路上には子供達も座り込んでいます。このエリアの住宅は、狭くて家屋内に十分なスペースが無いために、人も家畜も洗濯物も道路上に出てくるようです。
通過する馬車を見上げる子供達・・・どんな気持ちで私達を見ているのでしょうか・・・何か格差社会を感じて心が重くなりました。。。。 -
馬車を降りて大西洋岸に出てきました。
-
大西洋に面して建っていたこちら側の家々は、津波や強風で破壊されてしまったとのこと。家を失った多くの人々は、どこかに移住しなくてはなりませんでした。このような災害が、このエリアで貧困層が発生する一因となっているのでしょう。
-
そんなの関係なく、僕たちは元気に頑張っているよぅ~と。。。
子供達の笑顔がありました。 -
再び馬車に揺られて街中を移動します。
-
漁港を通過。
魚を載せた大型コンテナー車が行き来しています。 -
漁船が出入りするセネガル川沿いの船着き場を歩きます。
-
こちらも。
-
水揚げされた魚を漁師から買い付けたおばちゃんらが商売しています。お客さんは来るのかしら。。。
-
こちらも。
-
漁を終えたボートが浜辺に並んでいます。
船首に日の丸が描かれているボートがありました。 -
馬車に乗って街中を再び移動中。。。
-
馬車に乗って街中を移動中。。。
-
馬車の上から人間ウォッチング。。。。
-
こちらも。
-
サンルイ島側に戻ってきました。
南国風のリゾート雰囲気のセネガル川沿いをパッカ~パッカ~ -
こちらも。
-
看板に注目・・・・何のお店なのか~
客待ちのオジサンたちがのんびり~してます。 -
セネガル川上流に、本土からサンルイ島に渡るフェダルベ橋が見えてきました。
-
11時30分 正面に泊まっているホテルの建物が見えてきました。
約2時間半かけて、サンルイ島と漁民らが住む地区とを一周しました。
この後、ホテルにて小休止となります。 -
13時 旧市街の中にある La Residence Hotel まで徒歩で行き、こちらのレストランにてランチとなります。
こちらのホテル、youらが泊っているラ・ポスト・ホテルよりも、雰囲気は良いし、このようなレストランを備えていて一見高級みたい。。ラ・ポストは、レストランが無くて、朝食はフロント横のソファーか入口横の屋外テラスですから・・・ -
ランチ・メニューは、セネガルの国民食チェプジェンです。チェプはお米、ジェンは魚の意味で、お味は微妙~量が多くて完食できませんでした。
-
14時30分 ランチの後は、近くのカフェにて食後のコーヒーブレイクをとります。
ツアーも後半となり、打ち解けたツアー仲間と歓談し盛り上がりました♪。 -
この後は、フリータイムとなり、旧市街地を一人散策します。
午前中に馬車で廻った地区でない所をぶらぶら。。。。
壁にシラサギやフラミンゴやペリカンの絵が描かれています。近くの海辺に出没するのかも・・・ -
こちらも。
2階部分にバルコニーが設けられた家・・・ -
壁に芸術的な人物画が描かれた家・・・
-
漁民らが暮らす地区の手前まで来ました。
ビニール詰められたピーナッツが売られています。この島の名物品で~す。 -
道路脇に広げられた靴たち~どれも売り物ですが、自分サイズを見つけるのが大変そう。。。
-
テントで覆われたバザール会場を覗きます。
-
島で一番立派な建物・・・・州政府の建物です。
-
18時 島と本土とを結ぶフェダルベ橋を渡って、本土側にあるサンルイのソール地区に行きます。
正面のレンガ色の建物は、サンルイの旧駅舎で、その周辺がソール地区の市場になっています。 -
ソール地区の市場に来ました。
漁村で仕入れたお魚をおば様方が売っています。写真OKですかぁ~と聞けば、うんうん~と返事してくださいました。でもオバさんの目が鋭~いwww。 -
路上市場ですが、整然としている感じです。
-
19時前 フェダルベ橋の奥にちょうど夕陽が沈みかけています。子供を見守る若夫婦がいい感じで、平和な時間が流れていま~す。
-
フェダルベ橋の歩道を歩いてホテルに戻り、近くのホテルのレストランにて夕食となります。
アフリカ大西洋岸をダカールまで走る旅(5)---セネガルのラック・ローズとダカール編につづく。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
サンルイ(セネガル) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 西アフリカ大西洋岸をダカールまで走る旅
0
70