2025/01/09 - 2025/01/09
36位(同エリア286件中)
かっちんさん
房総半島の木更津と内陸部の上総亀山を結ぶ「JR久留里線(くるりせん)」。
終点に近い久留里~上総亀山間は乗車人数が極端に少なく赤字区間です。現在地元自治体と鉄道からバス転換等の協議が進められています。
上総亀山には亀山湖・笹川湖などがあり、秋になると紅葉が美しいところです。
この旅行記では、木更津から終点まで久留里線の列車に乗り、途中久留里の町並みも紹介します。
また、18年前(2007年)に訪れた久留里線の「キハ37・38気動車」と「タブレット交換風景」「美しい紅葉」などの思い出も紹介します。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・JR東日本の列車たち「キハE130系」
・ポッポの丘「キハ38 1の塗装が終了しました!」
・木更津市のHP
・横浜西部急行の備忘録2「久留里線2012~個性派気動車の楽園」:タブレット閉塞
・万葉歌碑マップ探訪「千葉県木更津市馬来田 うまくたの路」
・千葉の県立博物館「鎌鍛冶の発達」:久留里鎌
・大戸見の家「MIFUNEYAMA COFFEE」:珈琲コトノ
・門司港地ビール工房「サクラビール-門司港地ビール工房」
・チイコミ「名水で有名な久留里に酒ミュージアムがリニューアルオープン」
・亀山温泉ホテル「千葉県最後の秘境奥房総の場所と範囲」
・のりてつウェブ「JR東日本久留里線」:トンネル名
・ウィキペディア「久留里線」「国鉄キハ38形気動車」「東清川駅」「上総清川駅」「清川村(千葉県)」「馬来田村」「下郡駅」「小櫃駅」「久留里駅」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
「房総半島の地図」
「JR久留里線」は、房総半島の木更津から南西部の上総亀山までのローカル線です。 -
「久留里線のE130系気動車」(木更津駅)
「E130系」は、キハ28・58形などの車両取替に伴い、キハ110系に続く新型気動車として開発された車両で、久留里線には2012年に導入されました。
JR東の気動車としては初のステンレス車体で、朝夕混雑に対応するため片側3扉です。
これから乗る12:06発の久留里行きです。 -
久留里線の車両たち(木更津駅構内)
停車している構内の名称は「幕張車両センター木更津派出」。 -
<ここで、18年前の「久留里線車両」(2007/12/2)>
キハ38とキハ37の2両編成。
塗装のデザインは「2代目久留里線色」です。
青のストライプは旧久留里線色で使用していた東京湾アクアライン(1997開業)のイメージを引き継いでいます。 -
<上総亀山から戻って来た列車(2007/12/2)>
1両目は平成8年(1996)から運用を開始した「キハ38 1001」。
その後、2014年にミャンマー国鉄に譲渡されました。 -
<ちょっと顔付きが違う「キハ37」(2007/12/2)>
昭和58年(1983)から運用を開始した「キハ37 1003」。
この車両は水島臨海鉄道に譲渡し2014年から運用開始。 -
<車体側面の「たぬきステッカー」(2007/12/2)>
木更津には狸ばやしで有名な證誠寺があります。
ステッカーには、久留里線が通る君津市の花「ミツバツツジ」、木更津市の「タヌキ」、袖ケ浦市の花「ゆり」がデザインされています。 -
<おやっ、「タブレットの受渡し」(2007/12/2)>
2007年当時は、単線区間をタブレット(通票)を持った1列車だけが通れる「タブレット閉塞」でした。
現在はタブレットを使わない「特殊自動閉塞」です。 -
「久留里線の路線図」(車内)
久留里行きの車内に入りました。
木更津から終点まで14駅、32.2kmのローカル線です。
ここは木更津市。 -
<49年前(国鉄時代)の「車内補充券」(昭和51年2月21日(1976))>
久留里線の車内で記念に購入した「車内補充券」です。
左側が都区内まで含み、右側が久留里線内専用です。
じっくり見ると、久留里線上総清川・横田間にまだ「東清川駅」がありません。
調べてみると、「東清川駅」は2年後の昭和53年(1978)に開業しています。 -
久留里行きを出発~(車窓)
木更津駅を出ると、右に曲がり東の方向に進みます。
線路の脇にある4つの白い「ゼンマイねじのつまみ」みたいなものは、線路の下に水路を示す注意標識です。 -
最初の駅は「祇園」
周りは住宅地です。 -
次は「上総清川」
大正元年(1912)開業からある駅で、当初は千葉県営鉄道「清川駅」。
駅名の由来は地名の「清川村」から。
大正12年(1923)国鉄になると「上総清川駅」に改称します。
「清川駅」はすでに国鉄「陸羽西線」にあったので。 -
次は「東清川」
昭和53年(1978)国鉄の臨時乗降場として開設。
その後、JRとなり駅に昇格します。 -
周りの風景は田園地帯(東清川-横田間)
-
まもなく「横田駅」
線路が二手に分かれ、信号が赤になっている左側の線路に入ります。
ここから袖ケ浦市です。 -
反対列車と行き違いができる「横田駅」
-
<18年前の「タブレット交換」(2007/12/2の横田駅)>
木更津から所持してきた「タブレット」を駅係員が左手で受け取ります。 -
イチオシ
<次に右手の「タブレット渡し」(2007/12/2の横田駅)>
線路の右側に停車している木更津行きの列車から受け取った「タブレット」をこの列車に渡しています。
「タブレット」があれば久留里駅までこの列車だけが走れます。 -
冬枯れの田園風景を走行中(横田-東横田間)
一直線に伸びる線路を走ってます。 -
次は「東横田」
ホームは南面を向いています。
風が強いのか、風を遮断する透明なアクリルの壁があります。 -
次は足が短い駅名標「馬来田(まくた)」
東横田駅を出ると列車は南に向きを変え、再び木更津市に入ります。
駅名の由来は明治時代に「馬来田村」があったことから。
近くの郵便局名はなぜか「富来田(ふくた)郵便局」。
これは昭和30年(1955)に「馬来田村」と「富岡村」とが合併し「富来田町」になったことから。
現在は木更津市に編入されています。 -
次は隣の地名が由来の「下郡(しもごおり)」
ここは君津市山本。
駅の出入口を出るとすぐに木更津市下郡。
地名から山本駅にならなかったのは、昭和12年(1937)に君津市山本に2つの駅が開業することになり、その一つが上総山本駅だったためと思われます。
でも、上総山本駅はその後廃止されてしまいました。 -
「せ~んろは続く~よ 鉄塔へ」(下郡~小櫃間)
送電線の鉄塔の下をくぐると思い、ワクワクしてましたが・・・
鉄塔の手前にカーブがあり実現せず。 -
まもなく「小櫃(おびつ)」
大正元年(1912)開業からある駅で、当初は千葉県営鉄道の駅で読みが「おひつ」。
大正12年に国鉄となり、読みを「おびつ」に変更しています。
線路の右側の敷地はかつて列車交換ができた跡地です。 -
次は「俵田」
短いホームの先の線路の先端が見えず、下り坂でしょうか? -
まもなく「久留里」
右側の線路に入ります。 -
「久留里」に到着
大正元年(1912)開業時、「久留里」が終着駅でした。 -
「久留里止まり」の列車
ここで一旦降り、終点の「上総亀山行き」まで1時間ほど待ちます。 -
構内踏切を渡り改札口へ(久留里駅)
-
有人改札口(久留里駅)
-
久留里線時刻表(久留里駅)
昼間の時間帯は、木更津から上総亀山まで行く列車が8本中2本しかありません。 -
木造の駅舎(久留里駅)
ここは君津市久留里市場。 -
久留里の地図(久留里市場)
ここは江戸時代に久留里藩の城下町です。
これからお昼の食事処を探しに行きます。 -
「久留里街道の商店街」(久留里市場)
駅前の坂道を下ると「久留里街道」に出ます。 -
イチオシ
「木村屋金物店」(久留里市場)
重厚な蔵造りのお店。
久留里では、江戸時代から全国に知られた「久留里鎌」が作られていました。
片刃で刃裏に溝がなく嶺が厚く、刃元でゴミとの境に段を作り、草などを根元から短く刈るために勾配を付けていることが特徴。刈り取った草が鎌にのってきます。 -
喫茶「コトノ」
偶然見つけた古民家風のカフェ「コトノ」。
昼食はここにします。 -
「土間のある玄関」(コトノ)
玄関の引き戸を開けて入ると土間があり、その奥の部屋にテーブル席があります。
ここはかつて割烹旅館「大島屋」だったところです。 -
「ランチメニュー」(コトノ)
酒粕入きのこのクリームパスタ生ハム添えのセットを選びます。 -
こだわりの「コーヒー」(コトノ)
「Bの苦味よりの珈琲ー」にします。
ニカラグアのコーヒーで、さわやかな果物の香りが広がり、渋みの少ないクリアな味。 -
食事のできるテーブル席(食事部屋)
以前は畳だったところを板の間にリフォームしています。 -
帳場だった面影がします(食事部屋)
-
床の間にあるソファー(食事部屋)
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「ナショナルのラジオ」(食事部屋)
マジックスーパー BL-280は、懐かしい真空管ラジオです。 -
「板天井」(食事部屋)
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「割烹旅館 大島屋の玄関」(コトノ)
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長い廊下(コトノ)
奥行きのある建物です。 -
「裏庭に佇む祠」(コトノ)
トイレを利用した時に見かけました。 -
昔の板看板「割烹旅館 大島屋」(コトノ)
-
「サクラビールの大鏡」(コトノ)
「サクラビール」は、大正2年(1913)九州初のビール工場(現在の旧サッポロビール九州工場)である帝国麦酒が醸造し誕生しました。
昭和17年頃まで、醸造されていたラガータイプのビールです。 -
「火災報知機」(コトノ)
旅館だったので各部屋の火災感知器を集中監視している「火災報知機」です。
信号機メーカー「日本信号」製です。 -
イチオシ
「彩りのあるサラダ」(コトノ)
-
イチオシ
「酒粕入きのこのクリームパスタ生ハム添え」(コトノ)
酒粕のせいかコクのあるクリームパスタで、生ハムの塩味がパスタを引き立たせています。 -
貯水槽かな??(コトノ前)
食事を終え、駅に戻ります。 -
石造りの倉庫「観光交流センター」(駅近く)
農協の米蔵に使われていた建物が「観光交流センター」となっています。
観光案内や地元名産品の展示、地酒を紹介する「生きた水 久留里酒ミュージアム」もあります。
1杯(30ml)200円で15種類を試飲ができるのですが、まだ旅が続くので今回は立ち寄っていません。 -
名水百選(駅近く)
地下600mから自噴する水を自由にくめる「水汲み広場」です。 -
「久留里駅」に戻りました
駅入口ののぼり旗は「千葉県最後の秘境 奥房総」。
「奥房総」は久留里から上総亀山あたりのようで、名水の里、濃溝の滝、開墾場の滝などがあります。 -
「たぬき親子のベンチ」(久留里駅)
待合室のなごやかなベンチ! -
「上総亀山行き」が到着(久留里駅)
13:53発まで、7分ほど停車。
2両連結です。 -
イチオシ
「木更津行きのお見送り」(久留里駅)
1時間前に久留里まで乗ってきた車両が木更津行きとなり先に出発。
その後に乗車している上総亀山行きが発車。 -
カーブする橋梁(後方窓、久留里-平山間)
2両目後方の窓から眺めています。
まだ里山風景ですが、これから山あいに入ります。 -
次は「平山」
久留里~上総亀山間9.6kmは昭和11年(1936)に延伸開業し、最初の駅が平山駅。 -
イチオシ
ジェットコースターみたいに下る線路(後方窓、平山-上総松丘間)
-
「第四小櫃川橋梁」(後方窓、平山-上総松丘間)
久留里線と並行している小櫃川(おびつかわ)の蛇行が多くなり、鉄道はショートカットルートの橋を渡ります。 -
「第五小櫃川橋梁」(後方窓、平山-上総松丘間)
再び蛇行する小櫃川を渡ります。 -
イチオシ
「三本松トンネル」(後方窓、上総松丘-上総亀山間)
上総松丘駅を過ぎると山深くなり、短い「三本松トンネル」を通過。 -
「名殿トンネルに入る」(後方窓、上総松丘-上総亀山間)
2つ目の「名殿トンネル」は下り坂の途中にあります。 -
「名殿トンネルを出たところ」(後方窓、上総松丘-上総亀山間)
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終点「上総亀山」に到着
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終点のホーム(上総亀山駅)
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行き止まり(上総亀山駅)
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スレート瓦の駅舎(上総亀山駅)
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寂しげな終着駅「上総亀山」
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櫛型の駅名板(上総亀山駅)
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イチオシ
<初冬に見られる奥房総の美しい紅葉(2007/12/2の思い出)>
上総亀山駅から行ける笹川湖の紅葉です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- rinnmamaさん 2025/02/20 14:22:42
- この路線、良いですね
- かっちんさん。こんにちは
ノスタルジックな路線で乗って見たくなりました^^
愛知県から房総半島までの旅・・老体に向かって行きますので、実現は分かりませんが。
廃止されない様に祈っています。。
乗り鉄ではありませんが、計画するのが好きなので、かっちさんの旅は好みです^^
楽しませて頂きました。
rinnmama
- かっちんさん からの返信 2025/02/20 15:44:16
- Re: この路線、良いですね
- rinnmamaさん こんにちは。
房総半島には、久留里線と共に小湊鉄道、いすみ鉄道などノスタルジックな路線があります。
いずれ訪れる機会ができればいいですね。
鉄道とともに、町歩きも楽しめます。
かっちん
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