2025/01/06 - 2025/01/13
1737位(同エリア2850件中)
Jakeさん
年始早々にリスボンへ出張。行きは羽田からフランクフルト経由でリスボン,帰りはリスボンからヒースロー経由で羽田に戻る出張で現地で5日間でお仕事をする計画だった。ホテルは,とにかく安宿を探して,結局はibis Styles Lisboa Centro Liberdade NEに泊まった。Marques de Pombal駅に近く,仕事に便利だったけど,食事の選択肢や夜の賑わいを求めるならBaixa- Chiado駅ぐらいにしておけばよかったかなとも感じた。ただし,私は出発前にギックリ腰でカウンターパート側の晩ご飯の誘いも断ったりする羽目になり,ひとりひっそりと晩ご飯を楽しむには,中心部ほど選択肢が少なく混んでいないこのホテル周辺のほうがよかった。
私はポルトガル初心者。何がうまいのかも知らずに飛んできた。とりあえずホテルに荷物をおいて,ものすごくお腹が減ったのでとりあえずのお昼ご飯をマクドナルドで食べた。ポルトガルのビッグマック。オーロラソースが別にカップについてきて,自分でバンズの間に塗り込む。なんだ,どういうことだ,ポルトガルの人はオーロラソースが嫌いな人がいるのかな?最初の食事から戸惑う。
晩ご飯,食事の誘いもギックリ腰のため断り,ひとりでホテル近所のレストランを探す。O Cacho Douradoというお店を見つけ,直感的に入店。陽気なウエイターがテーブルに誘う。リスボンは初めてなんだ。うまい魚料理が食べたい。そういうと,これなんかどうだとFlatfishを薦められた。それでいいよ。それと本日のスープとビールね,っていう感じで注文。お店の雰囲気が庶民的でよい。庶民的だけど,ちゃんとしている。そこがいい。安く飲んでいるお役もいれば,しっかりディナーを楽しんでいる客もいる。地元のお客が入ってくるたびに,ウエイターは笑顔で立ち話したり,ハグしたりして,にぎやかだ。
Flatfish,ヒラメだな。揚げて,ソースをかけた感じの料理。味が濃い。ビールが進む。でかい。ジャガイモも食べたら,もう満腹になった。デザートを勧められたが,いらないというと,それはとても残念だ,是非試すべきだとウエイターは主張する。いや,お腹いっぱいだよ。
翌日,仕事が終わって,コメルシオ広場にあるWines of Portugalに行った。ポルトガルワインを楽しまなきゃもったいないぜ,旦那!って感じで連れて行かれた。天井が高く,倉庫のようで,良い雰囲気のお店。お客がほとんどいなかったので,お店の人もじっくりポルトガルワインの説明をしてくれて,チョイスをサポートしてくれた。リスボンいいなぁ!
コメルシオ広場から歩いてクルシフィゥソ通りにあるRestaurante O Chiadoで晩ご飯を食べることになった。ここうめぇんだよ,旦那!って連れてこられた。鱈のクロケット,ケーキって言ってるけど,クロケットじゃんと思いながら食べると,むちゃくちゃおいしかった。連れてきてくれた人はにんまり。だろ,旦那!で,メインは何が食べたい?と聞かれ,回りのテーブルを眺めると,ごっついステーキを食べている人,タコの足焼いたのを食べてる人,いろいろ。せっかくだからタコ料理かな,というと,それならタコのリゾットがおすすめですぜ,旦那!と言われ,早速注文。これがたまらん。たまらん,たまらん。こいつはいけねぇ,口のなかがタコのうまみでいっぱいだ!そいつはよかったぜ,旦那!リスボン,いいところだろ!にんまり自慢げに笑う仕事仲間。ギックリ腰も忘れて,夜の街を彷徨う。壁の落書きに"Are U alive or just breathing?"とのあやしい文字。リスボンのあやかしにまんまと術に絡め取られた気分だ。
調子に乗りすぎたか,それともリスボンのあやかしに当てられたか,次の日は仕事が終わると連れ回そうとする仕事仲間が声をかける間もなく退出し,一人ホテルへ。今日は軽く済ませようと,ホテルの近くでご飯にすることにした。Balcão do Marquêsというカフェ。夜も遅く,客はほとんどいない。まだ大丈夫と訊くと,もちろんどうぞって店の奥に誘われた。メニューを見ながら,「カルドヴェルデ(緑のスープ)ってある?」「あるわよ」「ビファーナ(肉挟んだサンドイッチ)ある!」「あるわよ」「じゃ,ビールと一緒にお願いします」と注文。お店の気の良いおばちゃんが,木箱をもってきた。「これね,ビールに合うわよ。いかが?」チーズだった。確かにうまい。カルドヴェルデにもビファーナにも大満足。お店の人が掃除を始めた。もう終わりのようだ。お会計に向かったが,ショーケースのエッグタルトがどうしても気になる。「まだこれ食べてもいい?」「もちろん,席に戻りな」ということでエッグタルトとエスプレッソを頂く。至福だ。健康度外視したら毎日食べたい。
次の日,やっぱりギックリ腰がひびく。仕事をなんとか済ませてホテルに帰らせてもらった。ホテルの食堂で何か食べられるかなと思ったが,食堂は閉じられていた。仕方なしに最初の日に行ったO Cacho Douradoに再び向かう。「おや,旦那。また来てくれたのかい。うれしいね!」と握手されながら店に入る。メニューで適当に鱈料理を指さして,これくださいと言うと,陽気なウエイターは,「旦那,その料理はいつ来ても食べられる。今日のスペシャリテも鱈で,こっちは今日しか食べられない。こっちにしなよ。」と言うので,じゃそれで,ビールもね。やや胃には重い鱈料理を食べながら,メニューにある蒸し海老が気になり,追加で注文。さすが港町。レモンを搾って食べたら,磯の香りが口のなかに広がり,リスボン最高と叫びたくなった。
仕事最終日。午前中で仕事を収めて,午後は少しのんびり。夜までぶらあるき。ファド博物館で素敵なファドの実演を楽しみ,夜のリスボンを高台から眺め,「街の明かりがとてもきれいねリスボア~」と口ずさむ。昔,妻がリスボンで仕事しにきたときに口ずさんだそうな。帰国後にいしだあゆみが亡くなった。
リスボン,ワインも肉も魚もうまい。出張メシが存分に楽しめるところでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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O Cacho Dourado:Rua Eça de Queiroz 5, 1050-095 Lisboa
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O Cacho Dourado ナプキンがかわいい。皿もかわいい。
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本日のスープ ガルドヴェルデですかと尋ねると,いや違うと言われた。
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お店は良い雰囲気
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カウンターに座って飲むこともできる。
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ヒラメ。味が濃い。ひとちで食べるといろいろ頼めない。
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コメルシオ広場にあるWines of Portugal
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コメルシオ広場にあるWines of Portugal,お店のなかも良い感じ。
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お店の人は,ワインに詳しい。
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Restaurante O Chiado:R. do Crucifixo n° 104, 1100-185 Lisboa
鱈のクロケットと肉クロケット。うまい! -
Restaurante O Chiado タコのリゾット。お鍋ででてくる。
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Restaurante O Chiado お皿にとって,ハフハフ食べる。
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Balcão do Marquêsというカフェ。カルドヴェルデとビファーナとチーズとビール。最&高なり!
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食後のエッグタルトとエスプレッソ。至福である。
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エッグタルト,毎日食べたい。
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目移りする。でもエッグタルトが最高。
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再びO Cacho Dourado 今度は鱈料理。ここはやっぱり味濃いめ。
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蒸し海老。これがとても旨かった!
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やっぱりこのお店,良い感じ。
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ぶらあるき
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ファドとポルトガルギター博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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街の明かりがとてもきれいねリスボア~
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Café Luso Tv. da Queimada 10, 1200-365 Lisboa
ファドを聴きながら食事ができる。ちょっとお値段が高すぎて,あまり楽しめない。私は庶民的なお店のほうがいいな。カフェ ルソー 地元の料理
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