2006/03/10 - 2006/03/10
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リュックさん
以下の記事は旅行記ではありません。
平成18年(2006年)ダン・ブラウン著越前敏弥訳の
ダ・ヴィンチ・コードが角川文庫から出版され、
映画化にもされ当時の話題作になりました。
今までただ「観てきた!」と単純に観賞してきた歴史的建造物、
美樹作品、絵画などがダ・ヴィンチ・コード」を読んで
旅行時に新たな興味がわきました。
本書に登場する。
パリ、ロンドン、ミラノを訪れる際に
このような見方で歴史的絵画を鑑賞されたら
このような見方もあるのだと別な興味がわきました。
-
聖杯は何処に、聖杯の謎を追って
「ダ・ヴィンチ・コード」に登場する
歴史的建造物、美術絵画・彫刻などを
別な角度から観賞してみたい。
単なる美術品としての見方から、
これら美術品に纏わる背景、謎などを思い出しながら接すれば、
一層興味深い観賞が出来るのではないかと。
以下登場する歴史的建造物、美術絵画・彫刻などのコメントは
ダン・ブラウン著、越前敏弥訳の記述を一部抜粋引用させていただいた。 -
・ルーブル美術館
パリ・セーヌ川沿いにある壮大なルネッサンス様式の宮殿が
ルーブル美術館。
館内に展示された数万点に及ぶ作品を全て観賞しようとすれば
5週間かかるそうだ。
見学するときは硬い靴ではなく、
足にやさしいスポーツシューズがお勧め。
ルーブル美術館を訪れて最初に目に入るのは
巨大なガラス張りのピラミッドで、
この製作にミッテラン大統領が後押ししたという。
見学者はここのピラミッドから地下に下りて入館する。
見学者に殆どが省略コースを取る。
モナ・リザ・ミロのヴィーナスなど数点の作品を大急ぎで見て回る。 -
・ヴィトルウイルス的人体図
当時最も解剖学的に正しい図と看做された
レオナルド・ダ・ヴィンチのヴィトルウイルス的人体図。
完全な円に内接した男の裸体で手足を大きく広げている。
女性の保護本能を表す円が男性の裸体を
囲むことでダ・ヴィンチが意図したメッセージガ完成する。
それは男女の調和。 -
モナ・リザ
モナ・リザは誰なのか?
ルーブルを訪れた観光客はモナ・リザやミロのヴィーナスを
観ないで帰ることは無いであろう。
モナ・リザは分厚い防護壁の小さな窓から
小さなモナリザの絵を観賞する。
見学者が多い為、ゆっくり観賞することはまず不可能。
「観た!」で満足する観光客が大部分だろう。
エジプトの神、アモン(男の豊饒神)と
イシス(女の豊饒神、古い象形文字はリサと呼んだ)を
並べて書くと....「AMON L'ISA」。モナ(MONA)・リザ(LISA)。
「モナ・リザ」は男とも女ともつかない顔をしているうえ、
名前もエジプトの神の名を合わせて並び替えた。
ダ・ヴィンチのささやかな秘密であり、
モナ・リザも意味ありげに微笑んでいる。 -
・最後の晩餐(NHKがCGで再現した画像)
ミラノに近いサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会にある。
「イエスが弟子たちに
向かってこの中に自分を裏切る者が居ると
語った場面が描かれた歴史上最も有名な壁画の一つ。
この壁画にダ・ヴィンチがこめた謎とは?
1)聖書に「主はぶどう酒の杯をとり弟子達に分け与えられ...」とあり
このときに「聖杯」が誕生した瞬間と述べている。
が...壁画にはキリストを含めた全員の前にワイングラスがあり、
13個。聖杯らしきものが見当たらない。 -
2)イエスの横の女性は?
美しい赤髪を持ち、物静かな顔に信心深い表情を浮かべ手を組んでいる。
3)イエスとマグダラのマリアの服の色は正反対
この配色によりダ・ヴィンチは二人の関係を示したのでは? -
最後の晩餐
・イエスの横の女性はマグダラのマリア。
彼女は娼婦などではなく、
イエスとマグダラのマリアは夫婦であった?
・謎の手
ペテロと他の弟子たちの間から一本の手が出て
短剣が握られている。
CG画でよく見ると
第三の謎の手をペテロの右手が抑えているようでもあるし、
ペテロ自身の右手のようにも見える。
・ペテロの嫉妬?
・イエスとマグダラのマリアの関係を嫉妬しているかのように
ペテロが脅かしつけるようにマリアに迫り、
刀の形をした手を首に突きつけている。 -
・東方三博士の礼拝
塗り重ねた絵の具の下に邪悪な秘密を隠しておいた云う説。
赤外線やX線で撮影すると
ろくでもない画家が下絵に色をつけたらしい。
フィレンツェのウフィッツィ美術館は直ちに絵を
倉庫に片付けてしまったという。 -
・岩窟の聖母(パリ・ルーブル)
岩肌がむき出しになった岩窟を背景に
幼子イエスとそれをあやすぎこちない姿勢がえかれている。
ミラノのサン・フランチェスコ・グランデ聖堂の祭壇を飾る
三連画の中央の絵としていた。
題材として「聖母マリア、
そして幼き洗礼者ヨハネ、大天使ウリエル、
そして幼子イエスが洞窟内で身を潜める様子を
描くようにヴィンチに求め、
ダ・ビンチはそのとおりに描いた。
しかし、依頼した教団は猛反発。
絵には論議を招きかねない不穏な表現がちりばめられていた。
・イエスがヨハネに祝福を与えるところで
ヨハネがイエスに祝福を与えていて、
イエスはそれを押し頂いている。
・マリアが幼いヨハネの頭上に片手をかざし
威喝の姿勢に見える。
・ワシ鉤爪のようなマリアの指が目に見えぬ頭を握っている。
・マリアの曲がった指の真下でウリエルが手で
何かを切るしぐさをしている。
マリアの鉤爪に掴まれた目に見えぬ頭部を
喉元辺りまでかき切るしぐさ。 -
岩窟の聖母
・岩窟の聖母 (ロンドン・ナショナル・ギャラリー)教団の怒りを
静めるためにダ・ヴィンチは型どおりに人物を配した
手抜きの岩窟の聖母を改めて描いた。
・エジプトの太陽神の頭上にある円盤はキリスト教で使われる
カトリック聖人の光輪と化したが、
マリア、イエス、ヨハネの頭上に光輪を描き、
幼子イエスに十字架を描き、
鉤爪の指やウリエルの手を描きあらためた。 -
ダ・ヴィンチ・コードの謎解きの旅は
フランスからイギリスに移り、そして再びルーブルへ。
ロンドン・ウエストミンスター寺院
・サン・シュルピス教会
パリ・セーヌ川左岸、サンジェルマン・デ・プレに近い。
観光コースから外れ、静かなところであった。
小生もパリ散策コースにこの教会は入っていなかった。
しかし、最近は謎解きに仕掛けられた教会内の子午線を
確かめるために多くの観光客が訪れ、賑やかになったらしい。
サン・シュルピス教会は17世紀に建築開始。
その後百年以上の建築期間に大きな変遷があった。
聖堂内はがっしりとした天井、
力強い彫刻・壁画は見る者を圧倒させるらしい。
そして、オベリスクと子午線(ローズライン)がある教会は珍しい。 -
・ウエストミンスター寺院
ロンドンを訪れた観光客はまず、
テムズ川、ビッグベン、ウエストミンスター寺院等を
見学するであろう。
ウエストミンスター寺院は歴代の
王、科学者、詩人、音楽家など三千をこえる墓や記念碑がある。
エリザベス一世の墓は最も荘厳。
質素な墓は床のタイルに刻まれた墓碑が
数百年にわたり人の足に踏まれすり減り、
誰の墓碑かわからなくなっている。
また、ウエストミンスター寺院は
大聖堂でも教区教会ではなく、
君主だけに属する「王家の特別な教会」となっている。
この大聖堂にアイザック・ニュートンの墓があるが、
シオン修道会の歴代総長のリストの中に
レオナルド・ダ・ヴィンチ(1510~1519)や
ニュートン(1691~1727)の名があることは知らなかった。
何故、教皇の逆鱗にふれ全員処刑されたテンプル騎士団を率いる
シオン修道会の総長であったニュートン墓が
この大聖堂にあるのか?
このことは事実ではないのだろうか? -
・テンプル教会
大英博物館やシャーロック・ホームズ邸や
マダムタッソーの蝋人形館などをミーハー的に訪れたが、
近くにあるテンプル教会は訪れていない。
クリーム色の石で作られ、
ものものしいファザード、中央の小塔、
片側に張り出した身廊は礼拝の場というより要塞の様相。 -
シオン修道会が組織した武装集団、テンプル騎士団が建てた教会!
?謎?!
1)テンプル騎士団は聖杯をある場所から
別の場所に移す途中、一夜だけこの教会に保管したと言われる。
教会内の円形の間には悪魔・怪物や怪しげな人間の顔が
一様に中央を見つめている。
下方には石のベンチがあり円形の空間全体を囲んでいる。
2)等身大で十体の騎士の石の彫刻。
仰向けの安らかな姿勢で床に横たわっている。
眠っている騎士をそのまま石膏で固めたような
リアルさで不気味な印象を与える。霊廟?墓? -
・ロスリン礼拝堂
スコットランドのエジンバラノ南にあり、
かつてミトラ教の神殿跡に建てたと言われる
ロスリン礼拝堂は15世紀にテンプル騎士団によって建てられた。
暗号と謎の多いとロスリン礼拝堂は興味深い。
1)礼拝堂内にはユダヤ教の星、キリスト教の十字架、
フリーメイソンの紋章(現代の秘密結社)、
テンプル騎士団の正十字、古代エジプトの豊饒の角・ピラミッド、
占星術の星座、五芒星そして薔薇など異教の伝承に基づく
象徴が数多く刻みこまれている。
2)-1
礼拝堂のある場所は南北子午線の真上を通る。
この子午線(ローズ・ライン)は
アーサー王のアヴァロン島の所在を示す目印(Rosslyn)といわれ、
イギリスの神聖な地形の中心をなす柱とも云われている。
また、ロスリン(Rosslyn)は元来Roslinと綴られ、
聖なるローズ・ライン(Rose・ Line)を名前の起源としている。
2)-2
薔薇の血筋(Line of Rose)-マグダラのマリアの血統に由来する?
3)
礼拝堂のアーチには五弁飾りの薔薇の彫刻ー女神の子宮? -
4)
礼拝堂はテンプル騎士団が
ソロモン神殿を精巧に模して設計したと言う。
そして、ソロモン神殿の頂上に立っていた二本の柱
(職人の柱(ボアズ)と徒弟の柱(ヤキン、花形模様の螺旋が
めぐらされている)が目を引く。 -
・ルーブル美術館
ダ・ヴィンチ・コードの謎解きは再びここルーブルに戻る。
この上下に相対したピラミッドは何を意味するのか?
長い歴史の中で現代まで延々と伝承された
事柄・伝説・謎などを考えながら
絵画、彫刻、遺跡、建造物を見学・観賞し一層深みのあるものにしてみたい。
上下のガラスのピラミッドは男女を意味し、探し求めた聖杯は
ここにあるとしている。
完
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