最後の紅葉を求めて、埼玉郊外をドライブ

2024/12/06 - 2024/12/06

２０２４年は季節外れの暖かい日が秋になっても続いて、紅葉の見ごろの時期が短くなった気がします。
１２月の上旬、最後の紅葉を求めて、夫婦で埼玉県郊外（日高市・飯能市あたり）をドライブしてきました。

エリア 飯能(埼玉)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー

関越自動車道を練馬ＩＣから乗って、川越ＩＣで下車、最初に向かったのは、日高市にあるサイボクハム。
豚を育てていた牧場から始まり、ちょっとした観光スポットになっている場所です。
「豚のテーマパーク」と称しています。

サイボク(旧:埼玉種畜牧場) 名所・史跡

こちらはミートショップ。
精肉をはじめ、隣の工場で作った加工食品が揃います。

サイボク(旧:埼玉種畜牧場) 名所・史跡

ミートショップ内部。
その昔、「どっちの料理ショー」というテレビ番組で紹介された、ブランド豚「ゴールデンポーク」がイチ押しです。

サイボク(旧:埼玉種畜牧場) 名所・史跡

ミートショップの隣にあるレストランサイボク。
牧場産直のサイボクのブランド肉を使った、さまざまな料理が楽しめます。

サイボク(旧:埼玉種畜牧場) 名所・史跡

ミートショップの向かいにあるサイボクキッチン＆カフェテリア。
テイクアウトでもスペアリブやトンテキ、フランクフルトなどを楽しめます。
店の近くにはベンチも多いので、こちらで肉を購入して外で食べている人も多いです。

サイボクハム キッチン＆カフェテリア グルメ・レストラン

こちらは「楽農ひろば」。
地元の朝採り野菜が多く揃う直売所です。

サイボク(旧:埼玉種畜牧場) 名所・史跡

「楽農ひろば」内部。
今回、サイボクハムを訪れた目的は、肉ではなく、こちらの野菜でした。
新鮮な野菜を安く仕入れられたので満足でした。

サイボク(旧:埼玉種畜牧場) 名所・史跡

店舗群の裏手にある「サイボクの森」。
天然芝の中にアスレチック遊具や遊歩道があり、小さな子を遊ばせることができます。
１５０円～４００円の入場料がかかります。

サイボクの森 テーマパーク

サイボクハム、肉とともに人気のスポット、敷地内にある日帰り温泉「花鳥風月」です。
天然温泉で、男女別の広い露天風呂があります。
中にレストランもあります。
料金は大人平日９８０円、土日祝１，１８０円。

花鳥風月 温泉

サイボクハムを後に向かったのは、２０㎞ほど西、西武秩父線吾野駅近くにある東郷公園。
東郷公園は秩父御嶽神社の境内を公園にしたものです。
東郷平八郎の業績を讃えています。

秩父御嶽神社 東郷公園 公園・植物園

入口の鳥居をぬけて少し行くと、そこからは石段で、結構疲れる上りです。

秩父御嶽神社 東郷公園 公園・植物園

石段の途中、少し脇にずれた場所にある乃木希典の銅像。
像の周囲は紅葉が綺麗でした。

秩父御嶽神社 東郷公園 公園・植物園

メインルートの上りの石段の途中も紅葉が見れました。

秩父御嶽神社 東郷公園 公園・植物園

石段の途中にあった砲弾と水雷。
砲弾はバルチック艦隊主砲々弾、水雷は旅順港口に浮設されたものです。
日本軍が引き上げたものを後に海軍省から下賜されました。

秩父御嶽神社 東郷公園 公園・植物園

公園の中央に立つ、東郷元帥銅像。
こちらも周囲を紅葉に囲まれています。

秩父御嶽神社 東郷公園 公園・植物園

こちらは東郷像の近くにあった、戦艦三笠の被弾甲板。
ロシア戦艦の攻撃を受けた戦艦三笠の一部です。
被弾してボコボコになった鉄板が生々しいです。

秩父御嶽神社 東郷公園 公園・植物園

東郷像の真上あたりから下を見下ろした写真。
このあたりが一番美しいかった気がします。
山全体が燃えているよう。

秩父御嶽神社 東郷公園 公園・植物園

前の写真の場所で、下から見上げた紅葉。
光の加減もあり、見事でした。

秩父御嶽神社 東郷公園 公園・植物園

東郷公園の次に訪れたのは、飯能市街地にある能仁寺。
曹洞宗の古刹です。
幕末には旧幕府軍と新政府軍の間で勃発した飯能戦争の舞台にもなりました。

能仁寺 (能仁寺庭園) 寺・神社・教会

山門を入ってすぐの参道の光景。
紅葉と竹林のコラボが楽しめます。

能仁寺 (能仁寺庭園) 寺・神社・教会

能仁寺本堂。

能仁寺 (能仁寺庭園) 寺・神社・教会

能仁寺大書院。
「日本名園百選」に選ばれている庭園の入口にもなっています。

能仁寺 (能仁寺庭園) 寺・神社・教会

庭園へのルート（室内）の最初にある小さな庭園。
こちらが「日本名園百選」かと思ってがっかりしましたが、違いました。

能仁寺 (能仁寺庭園) 寺・神社・教会

庭園へのルートの廊下。
見事に磨かれていたので、写真を撮ってしまいました。

能仁寺 (能仁寺庭園) 寺・神社・教会

こちらが「日本名園百選」の庭園。
能仁寺本堂北庭として保存されている『池泉鑑賞蓬莱庭園』で、面積３２４坪あります。
天覧山の南急斜面を巧みに取り入れて、背後に枯滝を組み、下部を池泉とした上下二段式庭園の典型的なものです。

能仁寺 (能仁寺庭園) 寺・神社・教会

庭園の前は本堂になっており、本堂からも境内の紅葉が見られます。

能仁寺 (能仁寺庭園) 寺・神社・教会

能仁寺の庭園と紅葉を堪能したあとは、そこから徒歩で行けるセカンドキッチンハマでランチ。
ステーキ丼やハンバーグが人気の店です。
飯能市名栗にあるレストランｈａｍａの２号店ということで、セカンドキッチンです。

セカンド キッチン ハマ グルメ・レストラン

こちらがハンバーグセット。
何度かテレビでも紹介されているそうです。

セカンド キッチン ハマ グルメ・レストラン

食後、お土産を買いに訪れた、能仁寺の隣にあるOH!!!。
発酵食品をテーマにしたスポットです。

OH!!! テーマパーク

こちらが発酵食品のセレクトショップ、「八幡屋」。

OH!!! テーマパーク

「八幡屋」内部。
なかなか見ない発酵食品の商品も多く、楽しめます。
こちらでオリジナルのキムチなどを購入しました。

OH!!! テーマパーク

こちらは自家製天然酵母を使用した本格ベーカリーショップ「POCO-POCO」。

OH!!! テーマパーク

ちょっとお高いですが、おいしいパンが揃います。
広いイートインスペースもあります。

OH!!! テーマパーク

車道を挟んで建つ、薪火と発酵のレストラン、「Ｆｅｍｙ＿」。
見た目レストランらしくありませんが、結構混んでいました。

OH!!! テーマパーク

最後に訪れたのは、飯能市市街地のから少し東、加治丘陵の麓にある、トーベヤンソンあけぼの子どもの森公園。
ムーミンの生みの親として知られる童話作家、トーベ・ヤンソンとの手紙のやり取りから生まれた公園です。
やはり飯能市にあるムーミンバレーパークと違い、無料で、ムーミンやその仲間はいません。
ムーミン谷を彷彿とさせる水の流れと数軒の建物があるのみの公園なのですが、とても人気があり、なぜか癒されます。
メタセコイアの紅葉でも有名です。

トーベ ヤンソンあけぼの子どもの森公園 公園・植物園

メタセコイアの手前にあるのは「きのこの家」。
１階は暖炉がある「いこいの広間」、２階には不思議な空間が広がっており、子供に人気です。

トーベ ヤンソンあけぼの子どもの森公園 公園・植物園

こちらは不思議な形の「子ども劇場」。
樹齢１００年を超えるヒノキの丸太を使用したドーム状の屋根や、窓、照明の形がユニークです。
トイレと管理事務所があります。

トーベ ヤンソンあけぼの子どもの森公園 公園・植物園

「森の家」と名付けられた建物。
１階はトーベ・ヤンソンに関する資料展示コーナー、２階は図書コーナーで自由に読書を楽しめます。

トーベ ヤンソンあけぼの子どもの森公園 公園・植物園

公園内で唯一飲食できる「カフェブイスト」。
プイストとはフィンランド語で公園という意味です。
レストランがあり、テイクアウトメニューもあります。

トーベ ヤンソンあけぼの子どもの森公園 公園・植物園

公園の一番人気、水辺にある「水あび小屋」。
ムーミンの親友で、自由人の旅人スナフキンが釣り糸を垂れていそうな佇まいです。
小屋と色づいたメタセコイアの並木が絵になります。

トーベ ヤンソンあけぼの子どもの森公園 公園・植物園

あけぼの子どもの森公園の一番奥。
公園は、紅葉の季節は１６時半くらいからライトアップされます。
この場所は、その撮影に絶好の場所らしく、ライトアップの１時間以上前からカメラを抱えた人がどんどん集まってきていました。

行った時期が１２月に入ってからだったので、紅葉は終わりかなと思ってもいたのですが、東郷公園、能仁寺、トーベヤンソンあけぼの子どもの森公園ともに見どころのある秋景色を楽しめ、なかなか良いドライブになりました。

トーベ ヤンソンあけぼの子どもの森公園 公園・植物園