2024/8/16-2024/8/23<br /><br />夫が30数年前に住んでいたテニアン島。<br />夫ヒストリーを辿る旅

2024 テニアン島2

5いいね！

2024/08/16 - 2024/08/23

73位(同エリア156件中)

エリア

テニアン島(北マリアナ諸島)

プルメリアの木の下にカラフルなウェルカムボードがかわいい！
夫のスーツケースが後便で来るのと送迎をお願いしていたのでそれまで空港カフェで待つことに。
カウンターとテーブルが少し、空いたスペースでお土産を販売している小さなカフェ。
小柄な女性が1人で切り盛りされていて、ローカルの人達がパラパラとお弁当や飲み物を買いに来る。
私たちは入ってくるお客さんを眺めながらコーヒーを待つ。
夫がこの女性、見たことあるか当時からいた人かもしれないなぁと呟く。
マグ、どれか好きなので選んで！とお姉さんに言われたけど、あなたが選んでくれる？とリクエストしたらネイビーのマグを選んでくれた。多くの軍人さんがテニアン島を仕事や休暇で訪れているみたいだからその人たちがお土産でここに持ってきたのかもしれないマグ。店内にたくさん飾られている。

夫が、自分はここで30年くらい前に***で働いていたんだけど、〇〇で働いてませんでした？と切り出したらお姉さん「***の日本人!?ああぁ！名前はわからないけど覚えてる！」と当時交流はなかったけどお互い認識してたみたいでそれから一気に話が弾む。
彼女はVivianさん。夫は名前を聞いて思い出したようで、一緒に仕事をしていた人はどうしたか？とかを彼女に尋ねていた。

そんな中でカフェに入ってきた男性2人のうち1人が夫がいた当時からいた人らしく「***の日本人」と言うとおおぉーとなりハグ！観光業以外の仕事をしていた日本人は珍しかったのかちょっとした有名人みたい笑

コーヒーにたっぷりミルクとお砂糖入れて飲んでねとVivianさんが勧めてくれる。かわいい笑顔で言うからブラック派の私、断れない。

夫の懐かしい話を聞いているうちにいつの間にか後便での夫のスーツケースが届き、送迎も来てくださっていた。
送迎とツアーを日本人のミホさんにお願いしていた。ホテルチェックインまでの間をツアー。
寄る予定がなかったのかな。夫ここで働いていたと言うと寄ってくれた場所。

旧日本軍の通信基地、その後は夫が働いていた牧場の屠殺場、肉加工場として使われていたとのこと。

台風で天井が落ちてしまったとミホさんが説明してくれた
さすが通信基地。窓が重厚、壁も分厚い。
廃墟となっても80年前の建物がそのまま残ってる、いろんな思いが巡る。
夫はここには何があってね、ここで作業してたんだよとあれこれ教えてくれる。
テニアン唐辛子をミホさんのご主人が見つけて教えてくれた。
第二次世界大戦当時の物が今でもあちこちに落ちている。
隠れていたと思われる洞窟。火炎放射器の焼き後もあった。
そのままではないと思うが戦争の跡地が残されている。この貴重な場所を後世に伝えなければならないと感じる。
テニアン島は縦断できる道路が日本しかなく1本はブロードウェイ。ブロードウェイ沿いにある日の出神社の鳥居は倒れてしまっている。
雨がいつの間にか上がり、車内から外へ出るととても蒸し暑く、蚊の餌食となった笑
日の出神社の鳥居の近くにはホウオウボクがあちこちに見られた。鮮やかなオレンジが美しいホウオウボク。花弁の一部が白くてかわいい。サイパンの空港でもホウオウボクが満開の写真が飾られている。
ブロードウェイを北上し、潮吹き海岸へ行くと見事に潮が吹き上がっている！

こんなゴツゴツした岩場の足元にもたくさんの戦争の残骸らしきものが未だにあり、戦地であったことを感じられる。

サイパンを離れる時に海がきれいだなと思ったけどテニアン島はもっともっと海がきれいなのでずーっと景色を見ていられる。
神秘的に見える気のトンネルをくぐり抜けて奥へ行く。