霞ヶ丘町（かすみがおかまち）は、東京都新宿区にある町名・地名。<br />新宿区の最南部に位置し、明治神宮外苑が町域の大部分を占める。町域の東及び南は港区北青山に接している。町域の西部は、渋谷区神宮前及び千駄ヶ谷に接する。<br />町域の主要部分を明治神宮外苑と都立明治公園が占め、明治神宮外苑内の国立競技場、明治神宮野球場、聖徳記念絵画館などが当町域に属する。<br /><br /><br />国立競技場（英: Japan National Stadium）は、東京都新宿区霞ヶ丘町10番1号に所在する陸上競技場兼球技場。<br />独立行政法人日本スポーツ振興センターが管理・運営を行っている。<br /><br />2020年東京オリンピック・パラリンピックにおいてはオリンピックスタジアム（英: Olympic Stadium）の名称で、メイン会場として使用された。<br /><br />1958年（昭和33年）に開場した国立霞ヶ丘競技場陸上競技場の老朽化対応と、東京オリンピック・パラリンピックの主会場とすることを念頭に、旧・国立競技場の全面改築により建てられた施設。<br />2019年7月3日に開場後の正式名称が『国立競技場』となることが発表され、2019年11月に竣工。2019年12月21日に施設の開場式が開催された。<br /><br />正式な所在地は新宿区霞ヶ丘町だが、競技場の敷地の一部は渋谷区にまたがっている。明治神宮外苑に隣接するが、神宮外苑の施設には含まれていない。<br /><br />明治神宮外苑の一角にあり、西には東京体育館、北東には重要文化財の聖徳記念絵画館、南には明治神宮野球場、秩父宮ラグビー場などがある。新宿御苑にも近い。敷地はおよそ南北方向に縦長。土地に高低差があり、低い西側を一部人工地盤で嵩上げしている。<br /><br />8方向に入場ゲートがあるが、主な入口は西側の「中央門」、南側の「外苑門」、東側の「青山門」、北側の「千駄ヶ谷門」の4つ。<br /><br />隈研吾によるデザインは、周辺（明治神宮外苑）との調和を目指した『杜のスタジアム』のコンセプトを掲げ「自然に開かれた日本らしいスタジアム」を提案。屋根や軒庇などを鉄骨と木材のハイブリッド構造とし、最大高さを47.4mと比較的低く設定することで、水平ラインを強調した構造となっている。<br />使用する木材は47都道府県から集められた杉材およびカラマツ約2,000立方メートル分を使用、塗装により本来の木材よりやや白みがかったものとなっている。屋根の下には法隆寺五重塔からヒントを得たといわれる三層の庇が水平さをより強調している。<br /><br />約350m×約260mの地上5階・地下2階のスタンドがフィールドを囲む。スタンドは3層式で、1階が最下層の上端、2階が中間層の中段、3階が中間層の上端、4階が最上層の中段となっている。<br />約6万席の観客席は全てカップホルダー付きの個別席で、木漏れ日をイメージした5色の『アースカラー』をモザイク状に配置している（上層に淡色を多く、下層に濃色を多く配色）。この配色は遠方から見た際に空席を目立たせない効果もある。<br /><br />スタンドの傾斜は1層が20°、2層が29°、3層が34°となっており、同様にトラックを有する大規模スタジアムの横浜国際総合競技場（日産スタジアム）より勾配が立てられており、陸上競技場兼球技場としては見やすさに配慮されている。<br /><br />屋根は鉄骨と木材のハイブリッド構造で、全周にわたって屋根をスタンド背面で支える片持ち梁とすることで、スタンドから視界を遮る柱が一切ない。<br /><br />フィールド<br />トラック：全天候舗装、400 m×9レーン<br />107m×71m（天然芝ピッチ）<br />フィールドは地下2階部分に当たり、トラックと天然芝ピッチが配置。<br /><br />全天候型トラックはイタリア・モンド社のもので、「高速トラック」として知られる反発力の高い合成ゴム材が用いられている。カラーは近年流行の青色系ではなく、全体の暖色系に合わせた赤茶色が採用された。<br />天然芝は、芝生メーカー・チュウブが鳥取県で生育したものが採用された。<br /><br />大型映像装置は場内のデジタルサイネージ600枚、照明設備（LED投光器約1,300台、屋根先端に設置）、音響設備及び諸室の空調設備と合わせてパナソニックが一括して納入しており、9m×32mのものが南北に取り付けられている。<br />また、2層目スタンドの先端には日本電気 (NEC) 製の、国内最大級となる全長640m（縦1m）の360°全周形リボンボードが設置されている。<br /><br />

霞ヶ丘-1　国立競技場a 《杜のスタジアム》外側周回　☆主入口は4つ　屋根/三層の庇は木材

1いいね！

2024/10/30 - 2024/10/30

464位(同エリア514件中)

マキタン２さん

霞ヶ丘町（かすみがおかまち）は、東京都新宿区にある町名・地名。
新宿区の最南部に位置し、明治神宮外苑が町域の大部分を占める。町域の東及び南は港区北青山に接している。町域の西部は、渋谷区神宮前及び千駄ヶ谷に接する。
町域の主要部分を明治神宮外苑と都立明治公園が占め、明治神宮外苑内の国立競技場、明治神宮野球場、聖徳記念絵画館などが当町域に属する。

国立競技場（英: Japan National Stadium）は、東京都新宿区霞ヶ丘町10番1号に所在する陸上競技場兼球技場。
独立行政法人日本スポーツ振興センターが管理・運営を行っている。

2020年東京オリンピック・パラリンピックにおいてはオリンピックスタジアム（英: Olympic Stadium）の名称で、メイン会場として使用された。

1958年（昭和33年）に開場した国立霞ヶ丘競技場陸上競技場の老朽化対応と、東京オリンピック・パラリンピックの主会場とすることを念頭に、旧・国立競技場の全面改築により建てられた施設。
2019年7月3日に開場後の正式名称が『国立競技場』となることが発表され、2019年11月に竣工。2019年12月21日に施設の開場式が開催された。

正式な所在地は新宿区霞ヶ丘町だが、競技場の敷地の一部は渋谷区にまたがっている。明治神宮外苑に隣接するが、神宮外苑の施設には含まれていない。

明治神宮外苑の一角にあり、西には東京体育館、北東には重要文化財の聖徳記念絵画館、南には明治神宮野球場、秩父宮ラグビー場などがある。新宿御苑にも近い。敷地はおよそ南北方向に縦長。土地に高低差があり、低い西側を一部人工地盤で嵩上げしている。

8方向に入場ゲートがあるが、主な入口は西側の「中央門」、南側の「外苑門」、東側の「青山門」、北側の「千駄ヶ谷門」の4つ。

隈研吾によるデザインは、周辺（明治神宮外苑）との調和を目指した『杜のスタジアム』のコンセプトを掲げ「自然に開かれた日本らしいスタジアム」を提案。屋根や軒庇などを鉄骨と木材のハイブリッド構造とし、最大高さを47.4mと比較的低く設定することで、水平ラインを強調した構造となっている。
使用する木材は47都道府県から集められた杉材およびカラマツ約2,000立方メートル分を使用、塗装により本来の木材よりやや白みがかったものとなっている。屋根の下には法隆寺五重塔からヒントを得たといわれる三層の庇が水平さをより強調している。

約350m×約260mの地上5階・地下2階のスタンドがフィールドを囲む。スタンドは3層式で、1階が最下層の上端、2階が中間層の中段、3階が中間層の上端、4階が最上層の中段となっている。
約6万席の観客席は全てカップホルダー付きの個別席で、木漏れ日をイメージした5色の『アースカラー』をモザイク状に配置している（上層に淡色を多く、下層に濃色を多く配色）。この配色は遠方から見た際に空席を目立たせない効果もある。

スタンドの傾斜は1層が20°、2層が29°、3層が34°となっており、同様にトラックを有する大規模スタジアムの横浜国際総合競技場（日産スタジアム）より勾配が立てられており、陸上競技場兼球技場としては見やすさに配慮されている。

屋根は鉄骨と木材のハイブリッド構造で、全周にわたって屋根をスタンド背面で支える片持ち梁とすることで、スタンドから視界を遮る柱が一切ない。

フィールド
トラック：全天候舗装、400 m×9レーン
107m×71m（天然芝ピッチ）
フィールドは地下2階部分に当たり、トラックと天然芝ピッチが配置。

全天候型トラックはイタリア・モンド社のもので、「高速トラック」として知られる反発力の高い合成ゴム材が用いられている。カラーは近年流行の青色系ではなく、全体の暖色系に合わせた赤茶色が採用された。
天然芝は、芝生メーカー・チュウブが鳥取県で生育したものが採用された。

大型映像装置は場内のデジタルサイネージ600枚、照明設備（LED投光器約1,300台、屋根先端に設置）、音響設備及び諸室の空調設備と合わせてパナソニックが一括して納入しており、9m×32mのものが南北に取り付けられている。
また、2層目スタンドの先端には日本電気 (NEC) 製の、国内最大級となる全長640m（縦1m）の360°全周形リボンボードが設置されている。