2024/09/14 - 2024/09/14
126位(同エリア260件中)
元杜鉄工さん
この旅行記スケジュールを元に
存在は知っていてちょっと行ってみたいなと思っていたところに連れて行ってあげるよと言われたので遠慮なく同行させていただいたドライブ旅。
ミリタリーに詳しい人と航空宇宙専攻出身の人が同行となり非常に愉快な見学ができました。
岐阜県南部の各務原は戦前に航空産業が根付き、現在も川崎重工をはじめとする一大工業地です。
そこにあるのが、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館。戦時中に活躍した戦闘機や戦後に開発された実験機など貴重な機体が展示されていてファン大興奮間違いなしの空間でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ドライブ旅、最初の目的地は藤原俊成公が立つこの場所。
藤原俊成像 名所・史跡
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過去にJRの駅で下車まではしたことがあったけど訪れることができていなかった蒲郡。竹島まで橋を往復してきました。
さて、気を取り直して岐阜へ。竹島 自然・景勝地
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途中でちょっと遅めのおひるごはん。
各務原は愛知県との県境。というわけで、 -
ひつまぶし!
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店内おしゃれでパーテションで席が区切られていて、ゆっくり食事ができました。
地図アプリで営業中のお店を探して適当に選んだのですが、大正解でした。
(普段の一人旅ならあまり気にしないのですが、同行者がいるとお店選びはちょっと緊張)うなぎの味栄 グルメ・レストラン
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県境の木曽川を渡ってしばらく走ると
(意外と道が細く若干わかりづらかった) -
到着!
各務原は「かかみがはら」と読みますが、JRの駅名は「かがみがはら」、ほかにも「かかみはら」とも呼んだりして揺れが激しい地名。
ゆるキャン△の子は「かがみはらなでしこ」。岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 美術館・博物館
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屋外展示は無料で見られます。最初はヘリコプター。
川崎航空機工業(川崎重工)の製品。やっぱり土地柄、この会社の製品を最初に持ってこなければならなさそうな裏事情を感じる。 -
そのとなりはYS-11でしたが、整備中で囲われていて見られず。
3つ目の機体はUS-1A。現在は後継のUS-2が活躍中の飛行艇。洋上に離着水できる優れもので、縦長の胴体の下半分はボートみたい。 -
博物館玄関に近いのはP-2J。
ここ各務原で量産された対潜哨戒機。翼下に付くエンジンが2種類あるのはなぜだろう。 -
屋外展示だけでもだいぶ時間を食ってしまったので、慌てて中へ。
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サルムソン2A2。
一番最初に出迎えてくれるのは、各務原で最初に量産された飛行機。1922年の出来事。向かいの壁に投影されている豪華な映像にも見入ってしまう。これは復元模型だけれど、一部分の本物も展示されている。 -
次の部屋に進む前に立体地図にプロジェクションマッピングで地域の変遷を解説してくれるコーナー。
これがかなりわかりやすかった。 -
戦前・戦中は航空機産業が大忙し。それを同一スケールの模型とともに展示解説してくれる年表。各務原で初飛行を行った機体は60種類もあるんだとか。
模型があると大きさ・形の変化が分かるので助かる。この年表を右に進んでいくと「日本の航空活動が全て禁止」と書かれた1945年で終わる。 -
年表が終わる直前、ゼロ戦の後に登場する機体の本物がここにいる飛燕だ。
80年前に作られたとは思えない精悍な戦闘機。 -
スマートな胴体、尖った鼻先を実現したのが横に置いてある水冷エンジン。
どれも本物だ。戦後に米軍に接収されたものの奇跡的に保存されていた機体。 -
当時は空冷が主流だったものをドイツのダイムラー・ベンツからライセンスを買って国産化したエンジン。スマートな胴体を実現できたが、故障が多く整備が大変だったとか。
日本とドイツの工業技術の差は大きく特にこのベアリングを日本はうまく作れなかった。その反動なのか、現在の日本のベアリングは非常に高い水準にあるらしい。エンジンの細かい部品までバラして展示してあるのは他ではあまり見られませんね。 -
当時の設計で使用していた道具たちや書籍なんかも展示してありました。
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さて次の部屋に入ると、めちゃくちゃ広い。そして戦後の航空機たちが所狭しと並んでいる姿は圧巻。
1950年代に再び動き出した日本の航空産業を見ていくことができる。 -
二代目ブルーインパルスのT-2。日本初の超音速ジェット機。
他にもいろいろありましたが、詳しい人が一緒じゃないとわからん! -
そして一番奥にいる一番大きいヤツ。やたらデカいエンジンが主翼上に4つも付いているのは、なかなか変だぞ。
低騒音短距離離着陸実験機「飛鳥」。JAXAの前進NALが開発した機体で1985年に初飛行。エンジンも純国産。 -
風洞試験モデルもあった。
戦後にリセットされたものの国内で航空機を作る技術が復活してきたのは、素晴らしいことだと思いますが、それだけに先日のMRJの凍結は寂しいですね。 -
航空機の部品、アルミ合金やハニカムパネル、CFRPを手に持ってみることができるコーナーがありました。
マニアックだなぁ。 -
星型エンジンのカットモデル。ゆっくり回っているので放射状に並んだピストンが順番に動く機構が見てわかるのですが、フクザツ。
この横にジェットエンジンも置いてあって作動原理の解説などもありました。 -
そしてその先に登場したのがロケットエンジン。
ここから2階に上がると宇宙コーナーが始まります。 -
ロケットの模型がずらり。NASAやJAXAだけでなくSpaceXのロケットもあるのは面白いですね。
人工衛星もちょこっとおいてありました。 -
はやぶさ2もいました。一緒にリュウグウに行ったミネルバ2やマスコットの模型もあってニッコリ。
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本当にすごかった。一つ一つ見て行ったらキリがない。気づけば閉館時間ギリギリでした。
お土産もいろいろありました。オリジナルグッズもたくさんあって、やっぱり飛燕や自衛隊戦闘機が多めでしたね。 -
大満足でした。来れてよかった。
公共交通でも来られなくはないんだけど、駅は滑走路の反対側で結構面倒なんだよね。 -
帰りは浜松SAで餃子!
お疲れさまでした。ネオパーサ浜松 (上り) 道の駅
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