2022/03/13 - 2022/03/13
337位(同エリア2204件中)
やまたまさん
この旅行記スケジュールを元に
古い街並みが残り小江戸と称される川越は、日本100名城にも数えられる川越城があった城下町です。
その川越城跡には、東日本では唯一となる本丸御殿が現存しており貴重です。
一方、本丸御殿以外の川越城の痕跡って、あまり聞いたことがなかったんですね。
ですが実際に歩いて探してみると、いくつか城の面影を残す場所やゆかりのスポットに出会うことができましたよ。
川越城本丸御殿周辺へ、川越城ゆかり地めぐりに出かけましたのでお付き合い下さい。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
本日の川越城跡めぐりは、川越市役所前からスタートしました。
ここはかつて大手門があった場所で、歩きはじめにふさわしい場所ですね。
さらに市役所の駐車場は比較的大きいので車を停めやすかった、という理由もあったりします(苦笑)。
いや実際、川越での休日の駐車場探しは一苦労なもので(苦笑)。
大手門跡には石柱碑のみが残ります。太田道灌像 名所・史跡
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イチオシ
大手門碑の背後にドンと構える銅像は、川越城を築城した武将・太田道灌。定番の狩装束でポーズを決めています。
訪問時に市内各所で「太田道灌をNHK大河ドラマに!」という署名活動がおこなわれていました。
署名してきましたが、太田道灌で大河ドラマ1本分の物語って作れるのかなあ。。。 -
市役所前にある、かつての川越城の縄張り図です。
こう見ると多くの水堀に囲まれた城郭だったようですね。
市役所前に通る初雁城(川越城)通りは、東に向かうと本丸御殿跡に通じています。
この道沿いにかつての城中心部に向かって歩いてゆきます。 -
市役所から通りを隔てた程近い場所にあったのが、「川越城中ノ門堀跡」。
「中曲輪」にあった中ノ門は、大手門からの敵に対し三ノ丸への侵入を阻止する役割でした。
当時は2階建ての櫓門があったようです。
綺麗に整備された場所で、チラホラと訪問者も見うけられます。川越城中ノ門堀跡 名所・史跡
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おお、川越城跡にこんな見事な空堀が残っていたとは知りませんでした!
空堀&土塁好きにはたまらないスポットですな(笑)。
元々の堀は、深さ7m・幅18m程の規模があったとのこと。
城の外側(西側、写真右側)の勾配は35度で、城の内側にあたる東側は60度あった。
しかも底面は断面がV字形の薬研堀っぽいので、一度落ちたら上がれなさそうだなあ。
ここは旧川越城内に残る唯一の空堀の遺構だそうですよ。 -
次にやって来たのは、市役所から500m程の場所にある「川越市立博物館」です。
白壁姿で蔵造りのイメージの外観となります。
博物館のあるこの場所は、かつての二ノ丸跡です。川越市立博物館 美術館・博物館
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二ノ丸跡では井戸跡が多く見つかっており、博物館前にも井戸跡がありました。
これは不思議な伝承を持つ「霧吹きの井戸」。
~ 普段は井戸にフタをしているが、敵に攻められ危険が迫った時にフタを取る。
すると井戸から霧が吹きだし、周囲を濃霧が包み城を隠してしまったという。
これにより川越城は、別名「霧隠城(きりかくれじょう)」とも呼ばれています。~
ふ~む、不思議な話ですねえ。 -
博物館東側には「川越城蓮池門跡」の石碑。この周囲には池があったようですね。
霧吹きの井戸の謎は、この辺が湿地帯だったことと関連しそうな気がします。
そんなことを考えつつ、川越の歴史を吸収しに博物館館内へ。 -
入場料は一般200円でした。
展示室中央には幕末期の城下町の1/500スケールの大きなジオラマ模型があり、見どころの一つとなっています。
中央の建物が密集している場所が本丸。
その右手の四角い曲輪が博物館のある二ノ丸で、その上に三ノ丸があります。 -
川越藩の家系に伝わる鎧兜の展示。
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木造の太田道灌像(複製)は、道灌が仏門に入った姿を伝えます。
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そして旧川越城跡めぐりの最大の見どころといえば、やはりこちらの現存「川越城本丸御殿」ですね。博物館から通り隔てた向かいにあります。
建物は入母屋(いりもや)造り。
正面中央の入口に掛かる、2間(約3m60cm)の大唐破風が特徴的です。
きらびやかさは無く、質実剛健な大きな武家屋敷といった佇まいです。川越城本丸御殿 名所・史跡
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イチオシ
現存御殿の数って、現存天守閣の数と比較しても案外少ないんですよ。
現存御殿は高知城と川越城に本丸御殿が、二条城と掛川城にはニの丸御殿がそれぞれ残っています。
明治時代に廃城令が出たとき、城は陸軍の管理下になりました。
軍は兵営地確保の観点から、場所を食う御殿は邪魔っ!とばかりに、真っ先に目を着けられた存在だったんですね。
ということでこちらは、全国的に見てもとても貴重な遺構となります。 -
大人入場料100円で御殿内の見学ができます。
入口には日本100名城スタンプが設置されています。
川越城は明治時代に廃城になります。
ですが、本丸御殿は江戸時代後期築の比較的新しい建築物だったため、廃城後も再利用される形で一部が解体をま逃れました。
御殿の一部は県庁として使用され、その後も官庁や学校の施設として利用されたため、現存に繋がっています。 -
現存御殿で一番広い座敷「広間」は、36畳の広さを誇ります。
城主との対面は「大書院」でおこなわれ、広間はその待機所でした。
長い廊下に挟まれており、左手からも右手からも出入りができる造り。
なお、大書院は現存しません。 -
広間にある杉戸絵。
幕末期に川越藩の御用絵師として活躍した、舩津蘭山(ふなつらんざん)によるもの。 -
御殿内には枯山水の庭園がいくつかあります。
いにしえの訪問者たちも、庭園を眺めつつ城主のお出ましを待っていたことでしょう。 -
この棟には広間のほか、使者ノ間や詰所など7つの間が連なって配置されていました。
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別棟には「家老詰所」があります。
こちらは、御殿に勤務する家老たちが詰めていた建物です。
家老詰所は明治初期に解体され、ふじみ野市の商家で再築して使用されてました。
昭和62年に川越市に寄贈され戻ってきました。 -
別棟は廊下まで畳敷になっており、庶民的な雰囲気です。
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イチオシ
部屋に入ると。。。誰かいる!?と思いちょっとびっくり。マジで(笑)。
リアルな3体の人形により、家老たちが藩政を論じる場面が再現されています。
広げている地図はどうやら砲台の図面のようです。
幕末にペリーの黒船艦隊ほか、外国船の襲来対抗策として品川に砲台が造られました。
川越藩は、そこの第一台場の警備を担当していました。
「う~む、黒船どうする?」そんな深刻な内容の話だったんでしょうねぇ。 -
本丸御殿見学後は、本丸御殿から南に5分くらい歩いた場所の「川越城富士見櫓跡」に来てみました。
櫓台となる台地の高さは約12mで、その10mが江戸時代に盛り土されたもの。
当時の形をはっきりと残している遺構として貴重ですが、ここ、あまり知られてない気がします。
城内では「八幡曲輪」にあたり、現在は県立川越高校の裏手にあたります。富士見櫓跡 名所・史跡
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台地の頂上付近には平らな空き地があり、ここに櫓が建っていたようです。
川越城には天守はなかったので、こちらにあった三重櫓が天守の代わりの役割でした。 -
その先には神社があり、左手が御嶽(おんたけ)神社、右手が浅間(せんげん)神社です。
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更に台地のヘリには富士見稲荷大神もあり、山の神様づくしですね。
富士見櫓と呼ばれるだけあって、かつては富士山が望めた場所とのこと。
現在は木が茂り眺望は望めません。 -
最後に本丸御殿の向かいにある、「三芳野神社」に立ち寄ります。
三芳野神社はかつて城内に鎮座していた神社です。三芳野神社(お城の天神様) 寺・神社・教会
-
神社は大きくないですが、社殿は結構立派で綺麗に整備されている感じがうかがえます。
それでもってこちらの神社、童唄「通りゃんせ」発祥の地といわれています。
この言い伝えは、神社が川越城内にあったことと関係してました。
三芳野神社は平安時代の創建とされる古い神社で、川越城以前よりここに鎮座する神社でした。 -
後に川越城ができた結果、神社は「天神曲輪」内に取り込まれてしまったんですね。
三芳野神社は「お城の天神さま」と呼ばれる、城内の神社となりました。
そうなると一般人の参拝者も南大手門から城内に入り、いくつかの門を抜けて参道に至ることになります。
城内に入るため、帰りの際に密偵などの不審者が混じっていなかったか?確認がおこなわれたそうです。
それが「帰りはこわい」という歌詞につながった、とされます。
なるほど。なにやらそれっぽいエピソードですね。 -
以上で川越城周辺めぐりは終わりです。
最後にお土産スポットを一軒紹介。
本丸御殿見学の帰りに立ち寄りたいのが、本丸御殿から通り越しの直ぐ近くにある「川越菓舗 道灌」。
大正10年創業の老舗の和菓子屋で、定番商品の丁稚芋や道灌まんじゅう、芋クリームどら焼きなど、どれも美味しいですよ。和菓子が好きな人にはお土産にお勧めです。
店の前にベンチもあるので休憩がてら、そちらでさっそくパクつくのも良いですよ。
■参考ブログ記事
https://tokitabi.blog/remains/kawagoe2204-kawagoejo/川越菓舗 道灌 グルメ・レストラン
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