2024/10/12 - 2024/10/18
63位(同エリア408件中)
ちびりんさん
「海の挽歌」は私の好きな作家、阿刀田高さんのチュニジアが舞台の小説だ。内容的には恋愛小説なのだが、テーマはハンニバルとカルタゴで、30年近く前に初めてこの本を読んだ時、いつかチュニジアに行ってみたいと思った。
久しぶりに本を読み返し、小説にあるように遺跡を中心に世界遺産を巡ってみようと旅行社のパッケージツアーを調べてみるが、「スターウォーズのロケ地へ」と謳っているものが多く、フェニキアの遺構ケルクアンを訪れるものは少ない。フェネックと砂漠には惹かれるけれど、スターウォーズシリーズは観たことがないので、そこにあまり時間を割きたくはない。
そこで、フランス語圏ということもあり、自力で行く勇気も体力もない私は、地中海エリアに特化している旅行社のスペースワールドさんにお願いすることにした。パッケージツアーよりは少し費用はかかるけれど、専用車で日本語ガイドさん付き、青と白のコントラストが美しい街シディ・ブ・サイドにも宿泊し、世界遺産を中心に北部、中部を巡る4泊7日というスケジュールでお願いすることにした。
さあ、いざ「海の挽歌」の世界へ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
ボン岬に近いケリビアの要塞へ。
高台にあるので街を見下ろすことができる。 -
少し色褪せているが、見取り図。
ガイドさんいわく、チュニジア政府はお金がないから発掘や修復が進まない遺跡が多いんだとか。 -
6~7世紀頃に造られたという要塞、今はひっそりとしている。
ガイドブックには人が住んでいると書いてあったが、今も住んでいるのかな。 -
城壁から見るケリビアの街。
人気のビーチなので夏はとても混み合うそうだが、今はオフシーズンなので静か。
マスカットワインの産地としても有名らしい。 -
この大砲で街を守っていたのだろうか。
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チュニジアで一番きれいと言われるエル・マンスーラのビーチへ。
水は透き通っているが、お天気が今一つなのが残念。 -
数少ないフェニキアの遺跡、ケルクアンへ。
まずはケルクアン博物館へ。
当時の街の模型を見ると、小規模で整然とした印象。ケルクアンの古代カルタゴの町とその墓地遺跡 史跡・遺跡
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遺跡からの出土品が展示されている。
ペンダントヘッドや指輪など、細かい細工がされている。 -
紀元前6世紀に造られ、職人と商人の街だったと言われるケルクアン。
これはスフィンクスの家、大きな2階建てだったようだ。 -
モザイクは赤と白でシンプルなものだったようだ。
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タニトを表した白いモザイク。
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お風呂、ちゃんと排水もできるようになっている。
お風呂付の家も少なくないようだ。 -
神殿の横にある公衆浴場。
神殿に入る前に体を清めたのだろうか。 -
海沿いに整然と並んでいる住居跡。
カルタゴに関する遺跡は殆どなくなってしまったので、ケルクアンはとても貴重な場所なのに発掘があまり進んでいないそうだ。
遺跡の発掘は時間も費用も掛かるけれど、少しずつでも進むといいな。 -
ランチはエル・ハワリアのレストラン、ラ・ドラードで。
地中海に面した眺めの良いレストラン。
お野菜の味が濃くて美味しい。ラ ドラード シーフード
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名前の通りタイが有名だそうなので迷ったのだが、シーフードのオジャをいただく。
ムール貝、タコ、イカ、エビなどをトマトソースで煮込んであり、卵も入っていて美味しい。
ごちそうさまでした。 -
シーフードの香りがしたのか、可愛いネコちゃんがこんにちは。
チュニジアではネコちゃんたちとよく遭遇する。
可愛いネコちゃんとお別れしてチュニスへと向かう。 -
チュニスに到着。
10月15日がフランス軍撤退記念日ということで、あちこちで国旗が掲げられている。 -
フランス門、旧市街の入り口だ。
ここでドライバーさんとはお別れ、3日間お世話になりました。
いつも優しい笑顔をありがとう。フランス門 (バブ バハル) 建造物
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お世話になるホテル、ロイヤルヴィクトリアに荷物を預けて旧市街へ。
英国大使館があった1600年代の建物を利用したホテル、旧市街と新市街の境目にあってどちらに行くのも便利。便利です by ちびりんさんロイヤル ビクトリア ホテル
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チュニスの旧市街へ。
タイルの案内図がオシャレ。チュニス旧市街 旧市街・古い町並み
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トルコスタイルの八角形のミナレットが特徴のシディ・ユセフ・モスク。
シディ・ユセフ・モスク 寺院・教会
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奥に見えるのが、オリーブの木のモスクという別名を持つグランド・モスク。
チュニジアでは2番目に古いモスクだ。ジャーミア ズィトーナ モスク (オリーブモスク) 寺院・教会
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旧市街のレストラン街。
昔は帽子屋さんが多かった通りだそうだ。 -
旧市街を散策、いろいろなお店があって楽しい。
お土産にファティマの手のキーホルダーを購入。 -
旧市街から新市街へと向かう。
ここでガイドさんとはお別れ、3日間ありがとうございました。
「私のヒーローはハンニバル!」という、知識が豊富で明るくて楽しいガイドさんだった。
明日から3日間砂漠方面へのアテンドだそうだ、頑張ってね~。 -
ハビブ・ブルギバ通り沿いのチュニス大聖堂へ。
イスラム教徒が多いチュニジアでは数少ないカトリックの教会。セントビンセントデポール大聖堂 旧市街・古い町並み
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美しい礼拝堂。
入口がわからなくてキョロキョロしていたら、おばあさんが案内してくれた。 -
やはりチュニスでもスーパーマーケットに行かなくては、ということでモノポリへ。
お土産にチョコレートとクッキーを購入。モノプリ (シャルル・ド・ゴール通り) スーパー・コンビニ
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スーパーマーケットのハシゴ、マガザン・ジェネラルへ。
オリーブオイルとクッキーを購入。マガザン ジェネラル スーパー・コンビニ
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デーツのお菓子で有名なデイマへ。
デーツにナッツなどが挟まっていてパッケージもオシャレ。
ちなみにスーパーマーケット、デイマ、ともにクレジットカードが使えました。デイマ 専門店
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荷物が増えたのでホテルに戻って一休み。
ホテルのエレベーター、見た目は可愛いのだが自分で扉を開けるということにビックリ。
こういうタイプ、映画でしか見たことなかった~。 -
広くはないけれど快適なお部屋。
しかし、汗をかいたからとシャワーを浴びたら気が緩んでしまったのか、寝落ちしてしまった。
目が覚めたら午後8時半を過ぎていて、それから身支度を整えて出かける体力はオバサンには残っていなかったのだった...
仕方ない、おとなしく寝よう、おやすみなさい。 -
帰国の日、朝のお散歩。
夜の様子も見てみたかった... -
トラムが走っている。
-
時計台。
人も車も行き交っている。
ガイドさんが迎えに来る時間も近づいてきた、そろそろホテルへ戻ろう。 -
最終日は日本人のガイドさんがバルドー博物館を案内してくれる。
2021年から約2年間閉館していて昨年やっと再開、モザイクが有名な博物館だ。
開館当時はアラウイ博物館と呼ばれていたそうだ。
帰国便はチュニス発13:55なので、滞在時間は1時間半ほど。
短い時間でもいいからとスケジュールに組み込んでもらった。バルドー博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ネプチューンの勝利。
入口から入ると真正面に飾られていて、その大きさに圧倒される。 -
オデュッセウスとセイレーン。
ホメロスの「オデュッセイア」の中でオデュッセウスがセイレーンの歌を聴いても惑わされないように、船の帆柱に自分を縛り付けている場面。
ちなみにセイレーンは半人半魚ではなく、半人半鳥。 -
ネプチューンと四季の女神。
4つの角には春夏秋冬の女神が描かれている。 -
ウェルギリウスと詩神。
左に歴史の神、右に悲劇の神がウェルギリウスの功績を讃えている。 -
12星座と7つの曜日が表現されているモザイク。
私の星座、獅子座は欠けていて残念。 -
ヴィーナスとケンタウロス。
美の女神ヴィーナスを祝福する半人半馬のケンタウロスたち。 -
洗礼盤、洗礼式の際に用いられる水を入れる容器。
曲線の部分まで細かいモザイクが美しい。 -
ジェンス・アウグスタの祭壇。
バルドー博物館にはモザイク以外にも展示物がたくさんあるので、ガイドさんがポイントを押さえて案内してくれた。
名残惜しいが、そろそろ空港へと向かう時間だ。 -
チュニス・カルタゴ空港に到着。
オンラインチェックイン済にもかかわらず、エミレーツのカウンターで怖いおねーさんが訳のわからないことを言い出しビビったが、何とか発券してもらった。
ガイドさんとお別れし、保安検査を通りゲートへと向かう。チュニス カルタゴ国際空港 (TUN) 空港
-
定刻より少し遅れて搭乗、往路よりも空いていて4席を一人で使えた。
寂しいけれどチュニジアともお別れだ。
日本に興味があるというCAさんが、私が日本人だと言ったら日本語で「チョコレートだよ!」などと言いながらちょいちょいお菓子を持ってきてくれた。
おかげでドバイまでの5時間のフライトは快適だったかも。 -
ドバイから関空へのフライトは、オファーが来たのでプレエコにアップグレード、座席にはレッグレストとフットレストがあって、ビジネスクラスほどではないが快適。
ウェルカムドリンクはレモンミントジュース、機内食はお皿で提供された。
でもやはり機内は寒い、再度フル装備となる。
2回目の機内食を食べたら大阪も近い、旅も終わりだ。 -
チュニジアに行くと言ったら、「それどこ?」、「何があるの?」と言う人もいたが、「カルタゴですね。」、「ハンニバルだ。」、「スターウォーズだね。」と言う人もいた。
日本人のガイドさんには、「なぜチュニジアにいらしたんですか。」と聞かれ、30年近く前に読んだ本に導かれてと言ったら、「それはすごい、30年越しなんですね!」、そして「でもそれでチュニジアに1人でいらっしゃるって変わってますよね!」と言われた...
小説「海の挽歌」に出てきた場所に立つことができて楽しい旅だった。
ハンニバルや阿刀田高さんと同じ風景を見られたかな。
旅っていいな、次はどこにいこうかな。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- Tripにこちゃんさん 2025/10/06 00:57:47
- こんばんは。
- ちびりんさま
チュニジアは、良い所ですね。
私は、もっと怖い場所だと思っていました。
観光客も多くて、日中は比較的安全だとは知りませんでした。
主人にエルジェムの円形劇場の写真を見せました。
ローマのコロッセオに行ったことがありますが、それより保存状態が良いのが
よくわかります。行きたくなりました。
旅行の参考になります。ありがとうございました。
- ちびりんさん からの返信 2025/10/09 22:24:28
- Re: こんばんは。
- Tripにこちゃんさま
メッセージ&いいねをありがとうございます。
チュニジア、とてもいいところでしたよ。
物価も高くないし、一人で歩いていても危険な感じはしなかったです。
エルジェムもそうですが、遺跡好きな私は楽しかったです。
ちなみに、旅行記を読んでくださったヨルダンも皆さん優しくて、危険な感じはありませんでした。
職場では少し変わったところに行く人扱いですが、チュニジアもヨルダンもオススメします!
-
- maiさん 2024/12/01 15:50:27
- 素敵な国ですね!
- ちびりん様、こんにちは!
我が日記にコメントくださり、ありがとうございました!
チュニジア、私も行ってみたい国のひとつです。ですが、アフリカ大陸遠いしなぁ~、、、となかなか重い腰を上げられず笑
でもこちらの日記を拝見して、やっぱり行きたい気持ちが強くなりました。
チュニジアは、ギリシャのような遺跡と、アラビア文化が融合したような魅惑的な国ですね。
どうせならモロッコと組み合わせて行ってみたいな。
コロナ禍では国内旅行メインでしたが、そろそろ海外メインに戻そうと思っています。
また訪問させていただきますね!
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旅行記グループ チュニジア へ行こう! 〜小説「海の挽歌」の世界へ〜
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