七尾・のとじま水族館・和倉温泉

2024/10/06 - 2024/10/07

2024年1月1日に能登地方を襲った大震災から9か月経過するので、輪島市をそろそろ訪れようと考えていた矢先に、今度は水害が発生した。復興応援の旅は難しい。

エリア 石川

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス ANAグループ 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

9月20日、私は10月6，7日の羽田ー能登空港往復の航空券を購入し、和倉温泉の宿を手配した。1月1日の能登半島を襲った大地震から9か月が経とうとし、そろそろ復興応援の旅に行ってもよい時期だと思ったからだ。しかし、9月21日、輪島を中心に能登半島の北部は豪雨に見舞われ、再び大きな被害を受けた。輪島に行っても、道路や水道がどうなっているか分からない。
和倉温泉の宿を予約していたこともあり、能登半島の中程なら水害の影響は少ないだろうと判断して、七尾方面を回ることにした。
能登行きの航空券は安く、プレミアムクラスでも往復3万円以下だった。羽田空港のラウンジで朝からビールをいただく。

プレミアムクラスなのでお弁当もついている。1時間もしないフライトで、能登半島は結構近いと思った。

能登空港からバスで穴水駅まで向かう。

穴水駅 駅

ここから七尾までは鉄道の旅。
能登半島地震後の1月下旬に金沢を訪れた。その時は鉄道が復旧した七尾駅まで金沢から向かった。その時の旅行記『2024.1 行くぜ、石川』↓
https://4travel.jp/travelogue/11883603

七尾駅から食祭市場方面に向かう。1月に訪れたときは食祭市場は休館中だった。
歩道の石畳は1月に訪れた時より修復されていたが、それでも地震によるひび割れは何か所か残っていた。

歩道は大体修復されている。

倒れた石碑はまだそのままだった。

能登食祭市場。

能登食祭市場 グルメ・レストラン

大鍋でカニ汁が作られていた。

早速、蒸し牡蠣とカニ汁をいただく。

週末は海鮮バーベキューも楽しめる。

食祭市場からは遊覧船も出ている。

そんなわけで船の旅。
カモメが寄ってくるのはエサのスナック菓子がお目当て、

能登半島と能登島を結ぶ橋が見える。

食祭市場に戻ってきた。食祭市場の建物は魚の形をしていて、背びれと尾びれがついているのだそうだ。

食祭市場。

今度は館内で香箱ガニのお寿司と海鮮串焼きをいただく。

バスで和倉温泉に向かう。
宿に荷物を預けて、散策する。
写真は中心部にある総湯。

高級旅館加賀屋の建物。

加賀屋の外壁は筋交いに沿って大きなひび割れができていた。
筋交いによる耐震構造がなければ、建物が押しつぶされて多くの犠牲者が出たかもしれない。

能登ミルク本店でソフトクリームをいただく。

能登ミルク本店 グルメ・レストラン

またバスに乗って、今度はのとじま水族館を目指す。

のとじま水族館。
アシカやイルカのショーがお休み中なので入館料が特別料金の1000円だった。
訪れた10月6日はジンベイザメが戻ってくる直前だった。

のとじま水族館 動物園・水族館

のとじま水族館も震災で大きな被害を受け、7月からようやく営業再開できた。

まだ一部しか再会できていないが、それでも十分楽しめた。

10月ということでハロウィンのディスプレイもあった。

クマノミ。

クラゲ。

ウミガメ。

ペンギン。

ペンギンの行進。

アザラシ。

カワウソ。

地震で配管が壊れて、水槽に給水できなくなった。
修復したところが分かるようになっている。

その説明。

のとじま水族館の震災当時の被害の様子など。

この辺りも4月か5月頃まで断水が続いていたと思うので、水族館の復旧工事も大変だったろう。

のとじま水族館を後にして和倉温泉に向かう。

和倉温泉は大きな旅館、ホテルは震災の被害で休館中だったり、復興関係の作業員の宿泊のみだったりするが、いくつかの宿は一般客の受け入れも再開している。この日の宿、宝仙閣さんもその一つだ。

和倉温泉　味な宿　宝仙閣 宿・ホテル

お部屋。
食事の前に温泉につかる。

夕食。カニが丸々一杯付いている。
客は私一人だけだった。

能登牛の陶板焼き。
給仕をしてくれた女性に聞いたところ、この辺りの断水は4月まで続き、このような豪華な食事が提供できるようになったのは7月からだそうだ、
しかし、地震からようやく立ち直りかけた時に、追い打ちをかけるように豪雨の被害。「心が折れて能登を離れる人々が増える」とも言っていた。和倉温泉も多くの旅館が再開し、観光客が戻ってくるのは何年も先だろうとも。

デザート。

これは朝食。
朝食会場には復興関係の方たちもいた。

源泉かな。温泉卵を作れるらしい。

地震によるひび割れ。
帰りの飛行機は午前出発なのであまりゆっくりはできない。

乗合いタクシーで空港に向かう。

のと里山空港 空港

1日一往復のみの飛行機。震災前は1日に往復だったらしい。
午前便のみだと、どうしても回れる範囲が限られる。
次回こそ輪島を訪れたい。

帰りもプレミアムクラスなのでお弁当がついていた。行きとほぼ同じサンドイッチだが。

終わり。