2024/09/02 - 2024/09/13
5位(同エリア191件中)
ロムルスさん
※2024年夏、秘境ザンスカール(インドラダック)の最新情報です
(航空券)
・ベトジェット航空ニューデリー往復6万円
・インディゴ航空レー往復2.3万円
(通貨)
・1ルピー=約1.8円
・1VND=約0.006円
(ルート)
ホーチミン → ニューデリー → レー → 《下ラダック》 → 《ザンスカール》 → 《パンゴンツォ》 → 《上ラダック》 → ニューデリー → ハノイ → 東京
(旅行スタイル)
・航空券はLCCをNetで、宿はBooking.com。
・ラダック ⇄ ザンスカールはシェアジープ。
・ゴンパ巡りは現地旅行社で交渉。
・高山病に配慮し往路はなるべく体力を温存。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- ベトジェットエア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
-
6日目、9月7日、グルビュー・ゲストハウス
今日も北インドラダックのピピティン村はいい天気です。部屋からも雪を冠ったメントーサ(6443m)が見えます。 -
ピピティン村
宿の屋上に登ると、360°の田園風景が広がっています。下の畑では宿の方が、牧草を刈っていました。https://youtu.be/eSs9Lxxs_nU?si=Zvm_pXWxz2bp-czi -
グルビュー・GH
ゲストハウスの裏では、朝早くから牛の世話をしていました。冬の間の牧草は、牛小屋の屋根の上で乾燥させています。 -
子牛
宿のご主人が、まだ小屋から出していない、数日前に生まれたばかりの子牛を見せてくださいました。 -
クプタル・ゴンパへ出発(8:00)
日帰可能になった、ザンスカール奥地の僧院を訪ねます。車で2時間走り、そこから徒歩で1時間半。帰路も同様に戻る予定です。(1日7500Rs) -
パドゥムの街
パドゥムの街から、昨日のサニとは反対側、南東から流れてくるツァラップ川を、上流へ遡っていきます。 -
パドゥム・ゴンパ
街外れのパドゥム・ゴンパです。黄金の仏像が朝日に輝いていました。この先の道沿いには、ゴンパが点々と連なっています。 -
バルダン・ゴンパ
10分ほど走り、左手岩山の上に見えます。17世紀、レーに近いスタクナから来た高僧が建てたそうです。時間の関係で、帰路に立寄ることにします。 -
ムネ・ゴンパ
ここは、15世紀にパドゥムの王の助けで、チャンセム・シェラブが建てと言われ、小さいがとても美しい僧院だそうです。 -
ムネ村
ムネ村は長閑な風景が広がっていました。ここで対向車から、次のアンモ村の先の左岸の道が崩れで通れないとの情報が入ります。 -
ツァラップ川
ドライバーさんと検討し、アンモ村の手前で右岸に渡り、先のカルギャク川を20km上流の橋まで迂回することにしました。 -
プルネへの道
左岸が通行止めのため、ツァラップ川の右岸を、カルギャク川が合流するプルネ村まで進みます。 -
プルネ村
眼下にプルネ村が見えます。正面がプクタルから流れてくるツァラップ川、右がマナリへ至るシンゴ・ラ峠から流れるカルギャク川です。 -
マナリへの道(迂回路)
いったんカルギャク川を上流方向へ20km進みます。ドライバーさんは、悪路だと恐れていましたが、意外と道は良いです。 -
カルギャク川
テサ村を過ぎ、ダングズ村の手前で谷底へ下り、カルギャク川を渡り、そして対岸をまた戻ります。 -
ダングズ村(10:10)
道が良かったため、1時間ぐらいのロスでグプタルに到着できそうです。ひとまず、村外れの茶店で休憩します。 -
マナリからシンゴ・ラ峠の道
対岸も良い道でした。後で調べると、マナリからトンネルを掘り、通年レーへ行けるよう道を改良中とのこと。完成後は激変するかもしれません。 -
テサ村
対岸から眺めると、今通ってきたテサの村は、かなり崖の上にあるのがわかります。 -
テサ村
雄大な自然の中で、畑を切り開き、家畜を飼って暮らす人々の力強さを感じます。 -
馬のキャラバン
こちら側には、馬に荷物を括り付け移動中のキャラバンが休憩をとっていました。 -
プルネ村
先ほど対岸の崖の上から見たプルネ村まで戻ってきました。ここには食堂や宿泊施設もあります。 -
チャ村(11:30)
車道はチャ村の先で途切れ、目下開削中(右上)のようです。いよいよここから歩きです。 -
ツァラップ川
本来歩く道が、車道工事で道が一部埋まってしまっていたため、一度崖を河原まで下りなければなりませんでした。これが結構難路でした。 -
プクタル・ゴンパへの道
本来の道に戻ればあとは1本道、ということで、ドライバーさんはここで待機!?だそうです。 -
グプタル・ゴンパへの道
右岸をひたすら歩きます。修正無しで本当にこんな色。茶色の岩山に、何故か水色をした川の水がとても綺麗です。 -
巡礼のグループ
途中で、ゴンパに行く地元の巡礼の方のグループに出会い、同行させて頂くことになりました。心強いです。 -
グプタル・ゴンパへの道
ゴンパまでの道は、急な崖の下の河原を通ったり、淵に迫り出した岩の上を越えたりと、かなり起伏があります。 -
ツァラップ川を渡る
やがて、上高地にある河童橋のような吊橋が見えてきました。これを渡るともうすぐだそうです。 -
ツァラップ川を渡る
タルチョが風に美しくはためいています。思った以上にに、しっかりとした橋です。 -
グプタル・ゴンパへの道
最後の登り坂です。地元の方のグループには、小学生ぐらいの子供や、おばあちゃんも一緒ですが、誰一人遅れず。みんな元気です。 -
通ってきた道を振り返る
坂の上から、渡って来た橋の方を振り返ると、箱庭のような風景が広がっていました。 -
グプタル・ゴンパの門(12:30)
ここまで1時間とちょっと、4km弱の道のりを歩き、標高3940mのグプタル・ゴンパの門に到着しました。 -
クプタル・ゴンパとゲストハウス
ゴンパの門をくぐると、正面遠くに僧坊群が見えました。右手前にはゲストハウス、ここで昼食です。 -
ゲストハウス
入口の上に、プクタルゲストハウスと看板があります。情報では、宿泊は、水シャワー食事付、ひとり1500Rsだそうです。 -
グプタル・ゴンパ全景
ゲストハウスの少し先で、ゴンパの全景が見渡せました。接近すると見えなくなるので、この辺がベストアングルです。 -
グプタル・ガデン・サンポリン・ゴンパ全景
プクタルとは、平らな洞窟という意味だそうです。左上の洞窟の所、オレンジ色のお堂の奥に本堂があります。 -
グプタル・ゴンパ
この垂直に近い崖の上つゴンパは、15世紀頃にチャンセム・シェラブ・サンボによって建てられ、少年僧達の学校も兼ねているそうです。 -
ゴンパへの入口
学校の建物の前のチョルテンを通り抜け、ついにグプタル・ゴンパの入口に到着しました。 -
プクタル・ゴンパ
扉を抜けると、中で僧侶の方が温かく迎え入れてくれました。細い通路を抜け奥へ進みます。 -
プクタル・ゴンパの内部
ゴンパの壁は石を積み上げるチベットの伝統的な建築様式で、天井は木材で支えられています。 -
プクタル・ゴンパ上部へ
主要な建物は、上部の洞窟の部分に集中しています。ここから、急な階段を上部まで登っていきます。 -
プクタル・ゴンパ上部へ
洞窟の下からは建物の中に入り、内部の階段を登って本堂まで登ります。 -
本堂の前からの眺め
はるか下にツァラップ川が流れています。ここで地元の巡礼の方と再合流し、鍵を持った僧侶の方と諸堂を巡っていきます。 -
洞窟と本堂
大きな洞窟の中に建つのが本堂です。左脇の扉の鍵を開け入ります。祭壇には諸仏と高僧の像が並んでいましたが、残念ながら内部は撮影禁止でした。(寸志50Rs) -
経蔵
本堂の上のお堂が経蔵です。洞窟の岩壁の部屋の中に、経文がたくさん納められていました。 -
聖なるチョルテン
本堂左脇を奥に進むと、聖なるチョルテンがあります。巡礼の方は1列で時計回りに一周し、その後、チョルテン前で集合写真を撮っていました。 -
洞窟の奥の部分
聖なるチョルテンの奥の洞窟はこんな感じです。聖水が湧く立入禁止の場所が有るそうが、この奥の建物がそれかは不明でした。 -
洞窟と諸堂
続いて、本堂の右手にある黄色い建物へ。瞑想の修行をする部屋がある建物だそうです。 -
瞑想の洞窟
梯子を登り、屋根を伝い、いちばん上の部屋まで登ってきました。そして茶室のような小さな入口から中へ入ります。 -
瞑想の洞窟
小さな仏像が祀られた、畳1畳分ぐらいの洞窟の部屋がありました。壁には一面に美しい仏画が描かれています。 -
本堂前から来た道を望む
本堂前の洞窟の中から、歩いてきた道の方向を見ると、ジブリのアニメにでてきそうな、絵のような風景でした。https://youtu.be/GuOYAiudob0?si=YkmRrKUO_aytjRqt -
厨房
本堂前のテラスにもどり、次に本堂の左側の建物の中に入っていきます。 -
厨房
突き当たりには、洞窟の厨房がありました。巡礼の方たちは、たぶん日本でお線香の煙を浴びる?的な意味か、ここの墨を額につけあっていました。 -
チョルテンの部屋
さらに厨房前の階段を上へ登ります。そこには、数基のチョルテンを納めた小部屋がありました。 -
チョルテンの部屋の壁画
部屋が薄暗くよく見えないのですが、チョルテンを包む壁には、一面に美しい壁画が描かれていました。 -
チョルテンの部屋の壁画
近寄って見ると、仏様ごとの表情も異なり、かなり細かく描き込まれているのがわかります。また、一部には金が貼られているようです。 -
チョルテンの部屋の壁画
これは、水牛の頭を持ったヴァジュラバイラヴァ(ヤーマンタカ)。大威徳明王とも呼ばれ、ゲルク派開祖ツォンカパの守護尊だそうです。 -
洞窟から川向うの村を望む
ここは本堂のさらに上、洞窟の天井に近い部分にあたります。外を見ると、川の向こうにはユーガー村が見えます。 -
ユーガー村
ちょうどゴンパの対岸にある村で、宿泊も可能らしいのですが、村へ渡る吊橋はロープを伝うようなかなりスリリングな橋でした。 -
勤行堂
チョルテンの部屋の隣りには、勤行に使う太鼓や、ラグドゥンと呼ばれるラッパなどが並ぶ、勤行堂があります。薄暗さもあり神秘的な雰囲気です。 -
勤行堂
勤行堂のさらに奥の扉の先には、ヴァジュラバイラヴァ(大威徳明王)などの像置かれていました。パワーが強いため顔を布で隠しているそうです。 -
地元の巡礼の方々(14:30)
偶然にも巡礼の方々と一緒に回らせていただいたため、ゴンパの奥のお堂まで拝観させて頂くことができました。感謝です。 -
チャ村までの帰路
帰路、少し曇ってきました。チャ村の外れのドライバーさんの待つところまで、また来た道を戻ります。 -
チャ村までの帰路
巡礼の方々も皆さん戻ってきました。地元の人たちの健脚ぶりには、つくづく驚かされます。 -
地元の巡礼の方々(15:40)
巡礼ツアーの方は、こんなミニバスでいらしていました。お礼を伝え、待っていたドライバーさんと合流しました。 -
プルネ村
帰路の情報収集も兼ね休憩です。道はまだ通行止めとのことなので、往路と同じ迂回路を通って帰ります。 -
パドゥムまでの帰路
帰路の途中、飼い葉を運ぶ女性とすれ違いました。彼女は何処からどこまで歩くのでしょうか。 -
パドゥムまでの帰路
迂回路を通ったことで、バルダン・ゴンパの閉門時間が気になります。ドライバーさんは、安全運転で急いでくれています。 -
パドゥムまでの帰路
途中の険しい山肌に、山羊と羊の中間、バーラルの子供を発見。岩山を軽々登って行きました。 -
バルダン・ゴンパ(18:30)
ちょうど夕日が沈む頃、バルダン・ゴンパに到着しました。外観は、朝見たパドゥム側の方がいいですね。 -
バルダン・ゴンパ
こごは比較的新しいゴンパで、17世紀にスタクナから派遣された高僧のデーバ・ギャムツォによって建てられたそうです。 -
ドゥカン
時間的にもう閉まっているかと思いましたが、閉門は19時だそうです。他の拝観者もいないのでゆっくり鑑賞できます。 -
ドゥカン
六道輪廻図の描かれた極彩色の入口から堂内へ入ります。ここは本堂にあたるドゥカン内部の撮影もOKとのことです。 -
ドゥカンの内部
内部は2階まで吹き抜けで天井が高く、上下2層に諸仏が祀られています。(寸志50Rs) -
ドゥカンの内部
左側には、スタクナリンポチェも兼ねるバルダンリンポチェの少年の写真が飾られていました。先代の転生として、数年前に認定されたそうです。 -
ドゥカンの内部
灯明の捧げられた正面の祭壇には、諸尊と高僧の像が祀られています。 -
ドゥカン内の経蔵
正面の祭壇の右脇には、経典が納められている棚があり、その前に緻密に装飾されたチョルテンが置かれていました。 -
左側の壁画
堂内を囲む壁画も緻密に描かれています。左側の壁にあるのが祖師の肖像。こちらはやや傷みが目立ちます。 -
右側の壁画
右側の壁は、曼荼羅が並んで描かれています。こちらはまだ状態がよく、美しい色彩を保っていました。 -
夕食(200Rs)
宿に戻ると、明朝のレー行きは3:30宿でピックアップとの連絡がありました。予想外の早朝に驚きながらの夕食、今日の献立はカレーと野菜の和物です。 -
7日目、9月8日、ザンスカールからレーへ
結局シェアジープのピックアップは3:50に来ました。その後カルシャ村付近を回り、7席が満席になってレーに向かったのは5時でした。(2000Rs) -
崖崩れに遭遇(6:30)
ところが・・来た時と同じニュラク村の手前付近で崖崩れが発生していました。 -
崖崩れに遭遇
状況はというと、復旧作業は始まっていますが、おもいっきり土砂が崩れていて、おまけに大きな岩も転がっていて、少し時間がかかりそうです。 -
ニュラク村外れの茶店(10:00)
結局開通まで2時間半かかりました。ザンスカールの悪路、半端ないです。崖崩れを抜けた所で、みんなで茶店に集まって休憩です。 -
ニュラク村外れの茶店
今日は水曜日なので、週2回のザンスカール川沿いのレーへの最短路が通れる日です。それでか、崖崩れがあっても余裕を感じます。 -
ニュラク村側ゲート(10:30)
シンゲラ峠への道と分かれ、ニュラク村の外れのゲートからザンスカール川沿いの新道に入ります。 -
ザンスカール川沿いの最短路
往路のシンゲラ峠から下る途中に、遥か下に見えた道です。この道を行けば、2時間ちょっとでアルチの近くに着くらしいです。 -
ザンスカール川沿いの最短路
いよいよ日本出発前には全く情報が無かった、ザンスカール川沿いの最短路に入っていきます。 -
ザンスカール川沿いの最短路
ところが、入った途端にこれが道ですか?というレベルのクオリティ(左下の先行車をみての通り)です。 -
ザンスカール川沿いの最短路
無理矢理に川を埋めたか、崖をくり抜いたような道の連続です。 -
ザンスカール川
ザンスカールから流れ出す川はこの1本のみで、他は急峻なザンスカール山脈を越える必要があるため、この地は昔から秘境とされてきました。 -
ザンスカール川沿いの最短路
先行車が奥の坂を登りきれず止まってしまいました。前後の車から応援に駆けつけ、なんとか脱出していました。 -
ザンスカール川沿い最短路
酷い悪路と2時間近く格闘していると、突然きれいな舗装道路に変わりました。ニュラク~チリン間の1/3程度は、舗装道路が完成しているようです。 -
ザンスカール川沿いの最短路
舗装区間は快適に走れます。この道が完成すると、レーまで2~3時間、さらにマナリからの峠のトンネルができれば、ラダックは激変するがしれません。 -
チリン村側ゲート
舗装道路に入ってからは、スムダチュン・ゴンパに近い、チリン村の近くまであっという間に到着しました。 -
チリン村近くの茶店(12:45)
ほぼ一団となって渓谷の悪路を抜けて来た車は皆、ここで車をチェックしたり、洗車したりしながら休憩です。 -
レーの街
3日ぶりにレーの街に戻ってきました。ザンスカールへ向かう前より都会に見えます。 -
レーのバスターミナルへ到着(14:10)
崖崩れの影響で、5時間の予定が結局10時間かかりましたが、ザンスカールから無事に戻ってきました。
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旅行記グループ 天空の村々 ラダック12日間
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